ネコに関する英語表現!猫にまつわるイディオムや呼び方など

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今回の記事は、ネコが大好きな方必読「ネコに関する英語の表現」特集です!

それにしても、私たちの生活にとって猫や犬など動物は大きな存在ですね。普段の会話でよく話題になりますし、ネコや犬にまつわることわざなどの表現も多くあります。

そこで、ネコ派の皆さんに限定せず犬派の皆さん、また英語を学習している方のため猫に関する様々な英語表現を紹介します。外国人とのコミュニケーションアップにも役立つネコ談義、ぜひお役立てください♬

あなたは犬派?それとも猫派?

「犬派?ネコ派?」こんな会話ってありますね。

筆者の住むイギリスは動物好きな人がとても多いため、犬より猫が好きだな、やっぱり犬でしょう的なことが英会話で繰り広げられます。英語でどうやって猫派か伝えるのかは、覚えておきたい必須の表現と言えます。

それではどう言うのでしょう。これがdog(犬)、 cat(猫)を使った、とってもシンプルな言い方です。

犬派 a dog person
猫派 a cat person

使い方も例文で確認します。こちらもとっても簡単、すぐに使えます!

I’m a cat person.
私、ネコ派だよ。
She is a cat person.
彼女って猫派なんだ。
I’m not a dog person but definitely a cat person.
僕は犬派じゃなくて間違いなく猫派だ。
Are you a dog person or a cat person?
あなた犬派?それとも猫派?

こんな会話をすると、「私も!僕も!」と同じ派の人たちが話に乗ってきます。

さて、一般的に猫派と犬派では、その人の性格や生活のスタイルにはっきりとした違いがあると言われています。

犬派🐶

犬派と言えば志村けんさんを思い出す人も多いでしょう。

犬を飼うと散歩に連れていくという行動が生活に加わります。そういった場面で知らない人と交流をすることがあり、犬派の人はアウトドアが好きで社交的などと言われます。

こういった面を踏まえると、英語ではこのような説明ができます。

Dog people tend to be more social and outgoing.
犬派は社交的で外向的な人が多いという傾向があります。

※tend=傾向がある、徐々に進む
※outgoing=外向的な

猫派😼

一方で猫派です。

集団行動より単独行動を好み、お一人様で気ままに過ごすのが大好き。インドア派であり、個性が強い人が多いと言われています。

英語でも説明してみましょう。

The typical cat people are thought to be more intellectual, controversial and introverted.
典型的な猫派はより知的で、論争好き、そして内向的だと思われています。

※intellectual=知的、聡明な
※controversial=論争好きな、議論好きな
※introverted=内向的な

犬派か猫派かという会話をすることは、性格に関する英単語まで習得できるというメリットがあることが分かりました。

上で紹介したものがご自分の性格に合っていれば、この際、犬派・猫派そして性格を自己紹介の場面で話せるように覚えてみませんか?

「Cat」以外でネコを表現するには

猫たちのことを言うとき、cat以外の表現があることをご存知ですか?日本語でも子猫、メス猫、オス猫などがあります。

以下、英語の表現を紹介します。

子猫 kitten, kitty, baby cat
母猫 mother cat
メス猫 female cat
オス猫 male cat

さらに毛の色の違いなどでも表現できるようにしましょう。

黒猫 black cat
白猫 white cat
三毛猫 calico cat
野良猫 street cat
飼い猫 house cat
野生のネコ wildcat

ここで、猫のお題でひとつイギリスの話を披露しましょう。

Number 10(No. 10)と言えば、イギリスの首相が住む官邸の所在地です。正式な住所は10 Downing streetです。No. 10にはラリーという住人が住んでいます。このラリーは首相官邸のネズミをやっつけるという役目を持つネズミ捕獲長です。もうお分かりですか?

猫のラリーは第12代Chief Mouser to the Cabinet Officeなんです。もう10年も官邸で政治的パワーを持っています。ちなみにmouserは「ネズミを捕る動物」を意味します。

正式なChief Mouser to the Cabinet Officeという役職をつけるところがイギリスらしいなぁ!と感じます。

猫の種類を英語で表現!

ミュージカル「CATS キャッツ」には24匹の猫が登場すると言いますが、猫にもいろいろな品種がいますね。

日本の人気ランキングからTOP10の英語表現も紹介していきましょう。猫の種類は英語と日本語でほぼ同じです。

TOP1 Scottish Fold
スコティッシュ・フォールドは折れた耳が特徴。賢く人懐っこく、人と触れ合い注目されることが大好き。

TOP2 Munchkin
足が短いことが大きな特徴のマンチカン。歩き方がと独特の容姿が可愛いと爆発的に人気に。

TOP3 Mixed cat
2種類以上の種から生まれた純血でない”混血猫”は寿命が長いと言われる。

TOP4 American Shorthair
賢く活発なアメリカン・ショートヘア。かつて食料品店からネズミや害虫を捕るために飼われていた。

TOP5 Norwegian Forest
気品あるノルウェージャン・フォレスト。名前の通り、ノルウェー出身で体が大きく運動能力が高い。

TOP6 British Shorthair
ブリティッシュ・ショートヘアはイギリスの猫代表。好奇心旺盛ですが抱っこは嫌い、ソファで飼い主の横に寄り添うことを楽しむ。

TOP7 Ragdoll
ぬいぐるみという意味のラグドール。愛情深く、膝に座ったりベッドで添い寝をしたりと人間に愛情を示す。

TOP8 Minuet
ミヌエットはペルシャ猫とマンチカンの混血。ペルシャのような柔らかくフワフワの毛、マンチカンの短い足を特徴に持つ。

TOP9 Bengal
ヒョウのような模様が美しいベンガル。見た目とは違い、人懐こい性格なのと運動量が多いのが特徴。

TOP10 Siberian
ロシア原産のサイベリアンは美しい毛並みが特徴。膝の上に乗り、毛を整えてもらうのが好き。

引用:人気の猫種ランキングTOP20
https://www.anicom-sompo.co.jp/nekonoshiori/3079.html

日本語の「猫」にまつわる表現を英語で

Your cat is so adorable.
君の猫って本当に愛らしい♡
We will go to see a breeder this Sunday. I can’t wait to welcome our cat.
今度の日曜にブリーダーに会いに行くの。猫ちゃんをお迎えするの待ち切れないなぁ
What kind of toys do cats like to play with?
ネコはどんなおもちゃが好きなのかな?

ネコ好きなら会話はエンドレスでしょう。加えて、猫が使われた様々な表現って色々ありますね。それらを英語に翻訳するとどうなるのかみていきます。

「猫を被る」「借りてきたネコ」

=普段はそうでないのに、誰かの前でおとなしくなること。

He is fake.
He is hypocrite.

fakeは「ふりをする・偽造する」、hypocriteは「本心を偽って善行を行なう人」という意味。これらの意味から、本性を隠してうわべだけよく見せるというウソが表わされています。

「ネコ目」

=少しつり上がっているものの、くりっとしていて大きい魅力的な目。

She has a cat’s eyes.

見た目も人間に用いられるほど、猫の眼は美しいですね。ネコ目にするようメイクを頑張る人もいるようです。

「猫っぽい性格」

=気まぐれ、こびを売らない、好き嫌いがはっきりしているなど、犬に比べても猫っぽい性格ははっきりしています。

She is moody/capricious.
彼女って気まぐれだな。
She doesn’t butter up.
彼女ってお世辞言わないんだよ。

猫派の性格から、気ままな感じや必要以上の社交辞令をしないイメージが英語の表現になっています。

猫が使われる熟語・イディオム

最後は、猫が使われる熟語やイディオムの紹介になります。

「猫に小判」

=どんなに立派なものでも、その価値が分からない人にとっては何の値打ちもない。

→ Cast pearls before swine
cast=投げる、swine=豚であることから、豚に真珠を投げる=”豚に真珠”となります。猫に小判も豚に真珠も同じ意味です。

I explained the beauty of art to her but it was cast pearls before swine.
芸術の美しさを彼女に説明したんだけど、猫に小判だったな。

「猫に鰹節」

=危険な状態。好きなものを近くに置くと危ない、過ちを犯しやすい。

→ Set the wolf to guard the sheep
“狼に羊番をさせる”という意味です。天敵オオカミに羊の番をさせたら、、、格好の餌食となる羊、オオカミにとってこんなラッキーなことはありません。

Letting your son stay at home with a cake on a table is just setting the wolf to guard the sheep.
テーブルにケーキを乗せたまま、息子に留守番させるなんて猫に鰹節だよ。

「猫の手も借りたい」

=非常に忙しく人手不足でどんな手伝いでも欲しいこと。

→ be desperate for any help
猫のヘルプでさえも欲しいほど多忙ということから、desperate(必死の、自暴自棄の、やけくそになった、捨て身の)を使って状況を表現しています。

A shop owner was desperate for any help for a sale season.
店のオーナーはセールのシーズンに猫の手も借りたかった。

さらに、英語のことわざも3つほど紹介しましょう。

While the cat’s away, the mice will play.
→ 鬼の居ぬ間の洗濯
気兼ねする上司や怖い人が留守をしている間に大いに寛ぐという意味。猫がいない間にネズミが大盛り上がりでパーティをしているということわざです。
My boss is on a business trip so it is while the cat’s away, the mice will play, I can have a little break.
上司が出張だからさ鬼の居ぬ間の洗濯だよ、少し休憩取れるわ。
Cat got your tongue?
→ 黙りこむ
猫に舌を盗まれたと訳せるこの表現は、通常疑問形で使われ「なぜ黙ってるの?」という意味で使われます。
Tell me about the girl, cat got your tongue?
あの子について話してよ。何で黙ってるの?
Let the cat out of the bag
→ 秘密を漏らす
意図をせずに秘密を暴露してしまうことを意味します。家畜売買がされていた昔のイギリスで、猫を入れているのに「豚が入っている」と嘘をついて売ろうとしたところ、それがバレたという由来があるようです。
My friend accidentally let the cat out of the bag.
友達がうっかり秘密を漏らしてしまった。

猫愛を英語で表現しよう

猫も犬も家族の一員、可愛がっている猫のことであれば、話題に事欠かないはずですね。

英語での会話も「I’m a cat person.」で始めれば、思いの外盛り上がるかもしれません。面白いことわざも含めて猫について会話を楽しめるようにしてはいかがでしょうか?