「Fair」ってどういう意味?「Fair enough」もあわせて意味や使い方をご紹介!

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日常会話の中でよく使われる単語のひとつである「fair」。英会話を話す時に使ったことはあるでしょうか。

もしも使ったことがなかったり、使い方がわからなかったりするなら、「fair」の使い方をマスターしておけば英会話表現の幅が広がりますよ。

また、ネイティブスピーカーが日常的によく使う「fair enough」という英語表現も併せて覚えておけると良いですね。

この記事では「fair」および「fair enough」の意味や使い方を例文を用いながらご説明していきます。英会話表現の幅を広げたい人や、自然な英語が話したい人は、ぜひ参考にしてくださいね。

「Fair」の基本的な意味

「Fair」にはいくつかの意味があり、文脈によって意味が異なる場合があります。

まずは「fair」に含まれる意味をみてみましょう。日常会話でよく使われる「fair」は形容詞が多いため、ここでは形容詞のみをご紹介します。

•公平な、公正な、偏りのない

•快晴の、晴れの

•正しい、規則に従った

•かなりの(数量・程度)

•まあまあ

•肌が白い、色白の、金髪の

•美しい、魅力的な

どうでしょうか。「Fair」というと日本語でも「フェア」という言葉が使われていますから、「公平」「公正」といったイメージがあるでしょう。

しかし実は「fair」にはこんなにもたくさんの意味があるんですね。しかも、「かなりの」という意味だったり「まあまあ」という意味だったり、天気の話をしていたりとちょっと捉えづらいかもしれません。

しかし上記でご紹介した「fair」の意味は、日常会話の範囲でよく使われる表現ばかりです。そのため、どのように使われていたらどの意味になるのかを捉える必要があります。

「Fair」の使い方を例文フレーズで覚えよう!

ここからは、上記でご紹介した「fair」の意味別に例文をご紹介します。こちらを参考にすれば、どんな文章の時にどの意味になるかがわかるようになるでしょう。

ここでは上記でご紹介した中でも、日常的に非常によく使われるものをピックアップして解説していきます。

公平な・公正な・偏りのない

He is a fair person.

彼はフェアな人(=公平な人)です。

Mr. Robertson didn’t get angry with you? That’s not fair! He always gets angry with me.

ロバートソン先生は君に怒らなかったの?そんなの不公平だよ!彼はいつも僕には怒るんだ。

日本語でもフェアという言葉を使うため、こちらの使い方は捉えやすいでしょう。否定形にすれば「不公平」という意味になります。

快晴の・晴れの

The weather forecast said the weather would be fair all day.

天気予報では、一日中天気がいいと言っていた。

天気予報などを聞いていると、よく出てくる表現です。天気の話で「fair」と言っているときは、カラッとした晴天のことを指しています。

ちなみにですが、この表現にちょっと関係する「a fair-weather friend」という表現があるのですが、こちらは「都合の良い時だけの友達」「頼りがいのない友達」というネガティブな意味を持ちます。

かなりの(数量・程度)

We have had a fair amount of snow this week.

今週は結構な量の雪が降りました。

This house has a fair-sized kitchen.

この家には、なかなかの大きさのキッチンがあります。

この数量や程度に関する「fair」は少し捉えづらいかもしれません。日本語では「かなり」と紹介されていることが多いのですが、ニュアンス的には、「結構な」という感じです。

たとえば①だと、「かなり雪降ったねー」。②だと、「ここのキッチン、結構大きいね。」「ここのキッチン、なかなかいいサイズだね」のような雰囲気です。

究極に多い・大きいわけではないけれど、結構多い・大きいという感じのニュアンスなので、理解する時には注意しましょう。

ちなみに「まあまあ」という意味の「fair」はこの「かなりの」とほぼ同じです。

②だと、「この家には、まあまあな大きさのキッチンがあります。」と訳すこともできるでしょう。「まあまあな大きさ」というと、すごく大きいわけではないけど、十分というイメージではないでしょうか。

そんなちょっとふわっとしたニュアンスを持つのが数量や程度について語る場合の「fair」なのです。

日常会話でよく使われる「Fair enough」の意味と使い方

ここからは、日常会話で本当によく出てくる口語表現である「fair enough」についてもご紹介していきます。

こちらも「fair」と同様にニュアンスが若干捉えづらいところがあるので、たくさん聞いて、たくさん使って覚えていきましょう。

「Fair enough」の意味とは?

「Fair enough」を辞書で引くと、下記のような意味が出てきます。

•十分に公平な

•君の言う通りだ

•同意するよ

•文句ないよ

•この条件で結構・取引成立

参考:英辞郎 on the WEB(https://eow.alc.co.jp/search?q=Fair+enough

「Fair」に含まれる「公平」という意味とは離れたものもありますが、実は「fair enough」は、これらの「公平」とは一見関係ない意味で使われることが多いのです。

「Fair enough」の使い方を会話例文で汲み取ろう

「Fair enough」のニュアンスを掴むためには、会話から覚えるのが一番です。そこでここでは、「fair enough」を使った会話例文をいくつかご紹介します。

A: Can you give me a hand, please?

B: Why are you always asking me for help? I’m busier than you!

A: Fair enough. I’ll do it alone then.

A: 手を貸してくれない?

B: なんでいつも私に助けを求めるの?私の方が忙しいのに。

A:そうだね。じゃあ、一人でやるよ。

こちらの例文の場合は、「fair enough」の言い方でAさんがBさんの返答にイラついているのか、それともちょっと悪いなと思っているのかが変わります。

意味としては「そうだね」「あなたの言う通りですね」という感じですが、言い方次第でニュアンスが変わる点がポイントです。

A: I think I should leave now. I’m getting a headache.

B: Fair enough. I’ll tell the manager when he’s back.

A:そろそろ帰った方がいいと思うんだ。頭が痛くなってきてて。

B:そうですね。マネージャーが戻ったら言っておくよ。

こちらの「fair enough」は、「頭が痛いなら帰った方がいいだろうね。」と、相手の言い分に同意をしている感じです。

こちらも「あなたの言う通り」という意味ですから、(会話例文1)と意味自体は共通しています。

A: I think we should talk to the boss. The work environment here is horrible!

B: Fair enough. However, maybe we should remember that our boss is much busier than us. He might not be able to do much about it at the moment.

A: 上司に相談した方がいいと思うんだ。ここの職場環境は最悪だよ。

B: その通りだね。でも、上司は私たちよりもずっと忙しいということを覚えておいた方がいいかもね。彼は今、それについてあまり構っていられないかもしれないよ。

このように「fair enough」を使って「その通りだね」「確かにね」と同意を示しつつも、「でもね・・・」と反対することもできます。

まとめ

今回ご紹介した「fair」にはたくさんの意味や使い方がありますが、非常によく使われる言葉ですから、比較的覚えやすいはず。

よく使われる口語表現の「fair enough」と共に、使う練習をしていれば、すぐに感覚が掴めるはずです。

ネイティブキャンプを受講している人は、講師を相手にたくさん練習してみてくださいね。

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