meetとseeの使い分け方は簡単!ニュアンスの違いを確かめよう!

see meet、オンライン英会話、ネイティブキャンプ

面識がない方と初対面した時、あなたならなんと挨拶しますか?

おそらく、「Hi. Nice to meet you.」と言っていると思います。

この表現は、とても日本人の私たちには馴染みのある英語表現ですよね。なぜなら、中学校で初めて英語を習う時、これを言いなさいと習ったのではないでしょうか?

教科書にも載っている定型文といったような挨拶の言葉です。

しかし、英語を勉強していくとあるところでぶつかると思います。

英語では同じ意味でも英単語が違うという壁にぶつかった経験はありませんか?

例えば、see/watchなど両方とも意味は「みる」なのですが使い分けることが必要となってきます。

この壁には誰しもがぶつかると思いますが、今回も同じ意味をもつ英単語の中の1つをご紹介したいと思います。

さて、冒頭の挨拶の話題に戻ります。

英会話をしていると、ときどき「Hi. Nice to see you!」と聞こえたことありませんか?

もしくは言われたことはありませんか?

そう。今回はseeとmeetについて掘り下げていきます。

meet seeの違い

まずは、こんなシチュエーションを思い浮かべてみましょう。

”あなたは、外国人の友人と街を歩いています。

すると向こうから1人の男性がこちらに近づいてきました。

どうやらあなたの友人は顔見知りのようで、笑顔で挨拶しています。

友人「Hi, Akira!!  Nice to see you!!

あきら「Hi. Nice to see you, too!!

あなたはふと、「あれ?Nice to~ときたら、 meet youじゃないの?」と疑問に思いました。”

思い浮かべられましたか?

この状況でポイントになる部分を太字にしてみましたので、見直してみましょう。

あなたの友人は向かってくる男性とは顔見知りで、笑顔で挨拶をしている。

この「顔見知り」というところがポイントです。

このシチュエーションでは、あなたの友人と男性は顔見知りで合った=初対面では無かったということです。

完結にseeとmeetの違いを述べると以下のようなポイントです。

前もって約束をしているときの「会う」は meetを使う

 / 「会う」ことよりも、会う以外の目的に重点が置かれる場合は seeを使う

meetを使う時には、初対面というニュアンスもある

以上の違いから、最初のシチュエーションの中でポイントであるのは「初対面ではない」という所ということです。

最初のシチュエーションでは、バッタリ会うという状況にしましたがそれ以外でも基本的には初対面ならmeet、2度目以降に会うならseeと覚えると良いでしょう。

Nice to meet youとNice to see youの違い

では、Nice to meet you と Nice to see you の違いについて少し解説していきます。

前項で、meetとseeの違いについて解説したので既にお分かりの方も多いと思います。

Nice to meet you / 初めまして!

Nice to see you / また会えてうれしいよ!

こんなニュアンスが含まれています。

ちなみに。

1度会って会話もした方に会った時、Nice to meet youと行ってしまうと相手に「覚えてないのかな?」と思わせてしまうこともあるので注意しましょう。

meet を使う場合

meetとseeの違いを知ったところで、ここからは個別に詳しく使い方・意味について掘り下げてみます。

まずはmeetについて。

定型文として教えられた挨拶は、Nice to meet youと冒頭でお伝えしていました。

この定型文以外に使えるmeetのシチュエーションはどんなシチュエーションが考えられるでしょうか?

meetを使う時のシチュエーション例

初めて会う

約束して会う

誰かを紹介する

以上の3つがmeetを使う際の代表的なシチュエーション例です。

初めて会うというシチュエーションは、前項で紹介したので省きます。

2つ目の約束して合うというシチュエーションですが、前もって時間・場所が決まっていてさらに「会う」ことに重点を置いた場合に使います。

例文をいくつか挙げてみます。

I am going to meet a friend who is arriving at Haneda Airport tomorrow at 19:00.

明日の19時に羽田空港に到着する友人に会いに行く。

What time do you want to meet next month?

来月、何時に会う約束する?

おそらくここが今回のトリッキーなところかもしれません。

meetには、「接触する・対面する」という意味があるように「意識して相手に会う/相手に接触する」というニュアンスが強いので会議も「meeting(会合や会議)」ですので、meetを使っています。

こうした、意図的な目的があって会う場合や更には形のない抽象的な出会いについてもmeetを使います。

形のない抽象的な出会いの例文を挙げてみると

I am meeting difficult challenges in my new workplace.

/ 新しい職場で困難な課題に直面しています。

非常にトリッキーな表現ではありますが、覚えておくと会話のボキャブラリーが広がります。

どうでしょうか。meetを使うシチュエーションのニュアンスを掴めたでしょうか?

seeを使う場合

一方のseeはどんなシチュエーションがイメージできますか?

こちらのseeは、2度目以降に会った事がある場合に使うと解説してきましたがそれ以外にも使えるシチュエーションがいくつかありました。

会うこと以外の具体的な目的がある場合

この場合はどんなシチュエーションが思い浮かびますか?

事前に約束している場合はmeetを使うと解説しましたが、その事前の約束のなかでも「医者の診察を受ける」「弁護士に会う」「付き合っている」「(恋人と)付き合う」など具体的に会う人や目的に重点が置かれる場合はseeを使います。

Maybe you should see a doctor about that.

/ それ、お医者様にみてもらった方がいいんじゃない?

I saw Ellie and John yesterday, are those two seeing each other?

/ 昨日、エリーとジョンを見かけたんだけどあの2人付き合ってるの?

see a doctorは定型文として覚えておくと使えますので忘れずチェックしておきましょう!

seeを使うシチュエーションをまとめると

一度でも会った事がある

恋人と付き合う・付き合っているという意味を伝える

医者に診てもらう・弁護士などに会う

このような場合にはseeを使います。

seeには「会う」以外にも「目でみる」「目に映る」という意味がメインなのでそこから「面会する」「見届ける」「見かける」「理解する」と発展している言葉です。

「会う」というシチュエーションにおいても、「見る」「目に映る」というイメージが主になります。

seeを使う場合には、街で知り合いを見かけたという一方的な「会う/会いに行く」という感覚で使うことができるという訳です。

例文をいくつか挙げてみます。

I saw Emily on Long Street yesterday.

/ 昨日、ロングストリートでエミリーを見かけたわよ。

Going to see the panda next week!

/ 来週、パンダに会いに行くの!

seeを使う場合は、「見る」という感覚を「会う」というシチュエーションに結びつけて考えると分かりやすいかもしれませんね。

関連表現

ここでちょっと番外編です。

meetには単独で使えますがいくつか関連表現もありますのでご紹介します。

meet up

まずは、meet upですがこの表現はmeetよりも、もっとカジュアルな表現です。

例えば学生時代の友達や仲の良い友達グループに会う時に使うことが多い表現でとても使いやすい表現です。

meetと「会う」という意味は変わりませんが、「会って何かを一緒にする」というニュアンスが込められているので、親しい友人間ではmeet upを使うとより自然な会話になりますよ。

Do you wanna meet up tonight?

/ 今夜、会いたい?

How about meeting up with your regular friends for a BBQ?

/ いつもの仲間とあってBBQしない?

meet with

続いては、meet withです。

この表現はmeetよりも少しフォーマルな言い方となりますので、ビジネスシーンではこちらを使うことが多いです。

ビジネス以外にも、目上の方に会うとか先輩に会うなどにも使えますので使い分けをすることで会話に差をつけることができます。

Yesterday, I met with my boss from my old job.

/ 昨日、前の職場の上司に会いました。

I will meet with Ray today to discuss the assignment.

/ 今日、レイに会って課題について打ち合わせします。

meet seeの違い まとめ

今回は、meetとseeの違いをご紹介してきました。

少しトリッキーな使い方をすることができるということも知ることができたと思います。

ですが、まずは単純なmeetとseeの違いを覚えておけば英会話にたくさん使うことができますよ!

基本的な違いは、meetは「初めて会う場合」seeは「一度でも会ったことがある場合」です。

この意味と英会話フレーズをしっかり覚えて、英会話をネイティブスピーカーの方と会話してみましょう。

もし、慣れてきたらあのトリッキーな使い方をおさらいして英会話の中に取り込んでいくことで必然と覚えていきます。

いざmeetとseeを使えるシチュエーションになったとき、パッと会話に出せるように知識と英語フレーズを覚えてみてくださいね。

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