「〜しながら」の英語表現は?日常で使えるフレーズと例文

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私たちが普段生活していて無意識にたくさん使っている日本語の言語表現として、「〜しながら」という表現がありあます。

例えば、「車を運転しながらケータイをいじってはいけないよ。」だとか、「食べながら仕事を片付けちゃおう。」など、「〜しながら」という表現は無限に思いつきますよね。

これは、英語でも同じ。実は「〜しながら」という表現を英語で使いたいときは、中学英語や高校英語で習うような簡単な英単語や英語表現を用いて表現することが可能なんです!

表現の方法は複数あるのですが、どれも覚えやすくベーシックなたんごのため、きっとすぐに日常生活で応用できること間違いなしです。上手く使えたら、英語力の高い人と思われること間違いなしです!

この記事では、もっとも多く使われるベーシックな「〜しながら」という英語表現の紹介を具体的な例文とともに紹介した後、その他にも覚えておくと便利な表現を複数紹介したいと思います。

留学先や学校、大学の英語の授業、そして簡単なメールやチャットのやりとりなどどこでも使える表現なのでぜひ覚えていきましょう!

「〜しながら」の日常的に使う表現4選

まずは、日本の中学校の英語の授業で必ず扱われるベーシックな英単語を用いた「〜しながら」の表現方法を紹介していきます。

その1:when

一つ目の表現方法は「when (いつ)」という単語を使ったもの。

基本的に「When」は、時間やいつなのかを問うときに使われる単語ですよね。ですが、「〜しながら」という表現にも応用可能なんです。

I met my husband when I was working at this coffee shop.
私が以前このコーヒーショップで働いていたときに夫に出会ったの。

この場合、「コーヒーショップで働きながら」と訳すのではなく、「コーヒーショップで働いていたときに」というニュアンスで解釈すると良いでしょう。

I often brush my teeth when I take a bath.
私はよくお風呂に入りながら歯磨きをするよ。

My sister used to sing when she was doing her homework.
私の妹は宿題をやりながら歌を歌っていたものだった。

その2:~ing

次に紹介する「〜しながら」という英語表現は、中学校英語で必ず習う、動詞の進行形「〜ing」を使用します。

「〜しながら」と言いたい動詞の形を「〜ing」をつけて変えてあげるだけでいいんです。

Let me explain the details by sharing my slides on the screen.
スクリーンの方に私のスライドを共有して、詳細を説明させていただきますね。

「スクリーン上のスライドを共有しながら」と言いたいので「共有しながら」の「Share」を進行形に変えるだけ。

All of the members of this community can join the meeting staying at home.
この組織のメンバーは全員、家にいながらミーティングに参加できます。

「家にいながら」と言いたいため、「家にいる」の「stay at home」という動詞を進行形に変えてあげるだけで大丈夫です。

「〜ing」を使った「〜しながら」の表現は比較的簡単ですね。

その3:as

さて、次の「〜しながら」の英語表現は「as」を用いた表現方法です。

実は「as」 という英単語ってとっても便利な単語なんです。「as」には様々な意味があり、状況によって使い分けることができます。

例えば、物事の理由を説明するときや、「〜と同様に・〜のように」と言いたいとき、そして今回のように「〜しながら」と言いたいときなどに用いることができます。

では一体どうやってasを用いれば「〜しながら」と言えるのでしょうか?

She told me what happened to her as she cried.
彼女は泣きながら、彼女に何が起こったのかを話してくれました。

「話してくれた」のと「泣きながら」は時間的にいうと同時に起きていますよね。なので、asの前と後ろの動詞「told」と「cried」は同じ過去形で揃っています。

She is talking on the phone as she is taking notes.
彼女はメモをとりながら電話で話しています。

上記の例のように、「as +主語+動詞」の部分が、「〜しながら」を表しています。

asを使って「〜しながら」という文章を作る際は、asの前と後ろのS+Vの自制を一致させるよう、注意して文を作りましょう。

その4:with

最も基本的な「〜しながら」の英語表現、最後に紹介するのは「with」を使ったものになります。

「with」ときいてピンと思い出す意味は、「〜と一緒に」という意味ですよね。この、「〜と一緒に」という意味が応用され、「〜しながら」という意味でも使うことができるんです。

She is listening to the lecture with her eyes closed.
彼女は目を瞑りながら講義を聞いているよ。

He and I were talking for a long time with the doors open.
彼と私は長い間ドアを開けっぱなしで話していた。

上記の例のように、「with + 主語 +述語」の順で「〜しながら」と表すことができます。ちなみに例1でいうと、主語は「her eyes」、述語は「closed」となります。

「〜しながら」の他にも覚えたい表現2つ

食べている時・飲んでいる時に使える表現:Over

その他、「〜しながら」と表すよく使われる表現として「over」という単語を用いたものを紹介します。

食べている時・飲んでいる時に使用されるということで、「食べながら〜する。」や「飲みながら〜する」という表現を指します。

We can discuss this issue over a cup of coffee this afternoon.
この課題は今日の午後、コーヒーでも飲みながら議論しましょう。

Isn't it a nice idea that we can talk about our plan for this weekend over dinner?
夕食を食べながら、今週末の予定について話すのって、いいアイデアだと思わない?

上記の例のように、overのすぐ後に食べ物や飲み物を持ってくることで、「コーヒーを飲みながら」や「夕食を食べながら」という表現にすることができるんです。さらっと使えると、かっこいいですね。

「同時に」というカジュアルな表現とフォーマルな表現:at the same timeとsimutaneously

 「〜しながら」と似たような意味で使うことのできる、「同時に」という英語表現も紹介しましょう。まずはカジュアルな表現方法から。

He always eats lunch and reads his favorite book at the same time.
彼はいつもランチを食べながらすきな本を読んでいる。

You should watch your steps and head at the same time.
足元と頭上の両方に注意してください。

これを、もう少しフォーマルな言い方に直してみましょう。全く同じ意味で、「simultaneously」という単語を用いることができます。

This band's performance will be broadcasted simultaneously on TV and their official Podcast.
このバンドのパフォーマンスは、テレビと彼らの公式ポッドキャストで同時に配信される。

I studied for studying abroad and highschool entrance exam simultaneously.
私は留学と高校入学試験のための勉強を同時に行った。

at the same timeとsimultaneouslyを使用する際の文章のニュアンスとしては、「〜しながら」と訳すよりも「同時に」と訳す方が自然ですね。

意味的には大きく変わることはありませんが、用いる際は文脈や状況にあった表現を選ぶようにしましょう。

上手に「〜しながら」の表現を使えるようになろう

ここまで、「〜しながら」という英語表現を、中学や高校の英語の授業で必ず習う単語を用いたベーシックなものと、もう少しレベルの高い言い方のものの二種類を紹介してきました。いかがでしたでしょうか?

特に、最初に紹介したベーシックな4つの表現:when, ~ing, as, withは、海外の日常生活でもとっても多く耳にする表現ですし、自分自身が英語の環境で生活することになると、本当に頻繁にアウトプットする表現でもあります。

まずは基本の4つを習得し、流暢に使えるようになったなーと思えてきたらその後に紹介した、その他の表現もどんどん使ってみてください。