留学に限りなく近いロゼッタストーンで英語学習。母国語は一切禁止!

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ロゼッタストーンと聞いて、真っ先にロンドンの大英博物館を頭に浮かべた方がいるのではないでしょうか?

もしかして実際に博物館を訪れて実物を見た人もいるかもしれませんね。

今回はロゼッタストーンについて紹介するのですが、この歴史的石碑についてではありません。

「言葉の壁をなくす」ことを目的に考えられた言語学習プログラムのロゼッタストーンです。1992年以来、英語学習に活かすために、世界中でこのプログラムが利用されています。

この記事ではロゼッタストーンの特徴や内容の解説をし、皆さんの英語学習の選択肢になる可能性について紹介しましょう。

ロゼッタストーンとは?

言語学習のプログラム「ロゼッタストーン/Rosetta Stone」のネーミングは石碑ロゼッタストーンと関わりがあります。

まずは、ロゼッタストーンという石碑について少し触れていきましょう。

紀元前196年という時代、エジプトにプトレマイオス5世という王がいました。王はメンフィスという地において乱れた内政を建て直すために、免税の措置などをとるといった勅令を発します。その内容が刻まれたものが石碑・ロゼッタストーンです。

ロゼッタストーンはエジプト語のヒエログリフ、民衆文字のデモティック、そしてギリシャ文字という3つの言語で書かれています。

1799年、ナポレオンがエジプト遠征中、ロゼッタストーンを発見します。学者を同行していた遠征だったからこそ、この発見があったと言われています。

しかし1801年9月、フランス軍がイギリスに降伏。フランス軍が持っていたロゼッタストーンを含むエジプトの文化財はイギリスにすべて引き渡されることになったのです。

大英博物館にロゼッタストーンがあるのはこのような経緯があってのことでした。

正式な返還要請はないと言われるものの、エジプトから「ロゼッタストーンを返して」という声は上がっています。

2021年4月4日、BBCニュースではファラオのミイラを乗せた幾つもの車が新博物館「エジプト文明博物館」へ大掛かりなパレードをしたことがトップニュースでした。この博物館にロゼッタストーンがディスプレイされる、そんな日はくるのでしょうか?

歴史的石碑であるロゼッタストーンは、解読のパイオニアと呼ばれたトーマス・ヤングと、そのライバルでフランス人のジャン=フランソワ・シャンポリオンによってその解読が進みます。

シャンポリオンに至っては解読に40年以上もの年月を費やしたということですから、素晴らしいとともに、そこには「言葉の壁」があったのも事実でしょう。

さて、ここからは今回紹介する言語学習プログラム「ロゼッタストーン」の話しに移っていきます。

ロゼッタストーンの使命は「言葉の壁をなくす」ことです。

言語学習プログラム「ロゼッタストーン」とは?

ロゴにはロゼッタストーンを表わすモチーフも使われているRosetta Stone。

1992年の誕生以来、43,000以上もの企業・官公庁または教育の現場でこのプログラムが採用されています。

日本国内でもANA、アウディジャパン、資生堂、野村証券、トヨタ自動車や官公庁など800以上に利用されています。

ロゼッタストーンは外国語を習得しようとしたものの挫折した青年が、その国に住むしか方法はないと気づいたことから、留学に限りなく近いプログラムを開発しました。

そのため、ロゼッタストーンは母国語を一切使わないというコンセプトに至ったのです。

英語圏の人たちが英語で生活をすることが当然であるように、ロゼッタストーンの利用者は母国語無し、英語だけで物事を考え発するように鍛えられます。

このように、英語だけでなく24言語もの言語の学習の機会を提供し、言葉の壁をなくし、人と人がコミュニケーションを取ることが可能になるバックアップをします。

ここで、オフィシャルサイトから有名メディアがロゼッタストーンをどのように評価しているのか紹介しましょう。

CNN

“Rosetta Stone TOTALe may be the next best thing to living in a country.”

- ロゼッタストーンTOTALeは海外に住んでみることの次に良いことだろう。

The Wall Street Journal

“I love Rosetta Stone’s software and I think the approach to learning languages works.”

- ロゼッタストーンのソフトウェアは良い。そして言語学習方式は効果がある。

引用元:ロゼッタストーンオフィシャルサイト

https://www.sourcenext.com/product/rosettastone/about/

大手メディアからも絶賛ですね。期待が膨らんできたところで、ここからもう少し具体的な特徴について紹介します。

「まるで留学」ロゼッタストーンの特徴

ロゼッタストーンの学習メソッドは、以下の4つです。

1. 日本語ゼロの環境

留学に限りなく近い学習プログラムとして開発されたロゼッタストーンでは、日本語は「禁止」です。

日本人がついつい陥りやすい「日本語に翻訳して考える」クセがありますが、その作業をしていると英語の速度についていけません。

日本語に置き換えることなく、習得したい言語でそのまま考え、話す習慣をつけます。

2. 音とビジュアルで記憶するメソッド

文字だけの効果より、音とビジュアルを重ねることで直感的に理解することが可能になる「ダイナミック・イマージョン」が採用されています。

日本語ゼロの環境にこのメソッドが効果的に働き、外国語のまま脳に定着させます。

3. 通じる発音が身につく認識テクノロジー

「スピーチ認識テクノロジー」という技術を使うことによって、学習者の発音をネイティブスピーカーと比較したときの判定が瞬時にされます。

4. どこでもできるレッスン

パソコンやスマホ、ありとあらゆるデバイスで利用できるため、学習する時間を確保することが容易になり、継続が可能になります。


ここでまた少し余談!

下記記事では、AIを使用した英語学習アプリ「abceed」をご紹介しています!人気英語教材の中から自分に最適な単語や問題を提示してくれるアプリなので、どんな教材を選ぼうか迷っている方にも、英語上級者の方にもおススメですよ♪

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カリキュラムのラインナップは4種類

ロゼッタストーンではカリキュラムが以下の4つに分かれています。

- 初・中級編(難易度⭐︎)

語彙、発音、文法、会話からなるコアレッスンに加え、マイルストーンといってネイティブスピーカーの発音を聞いてマッチするイメージを反射的に選択するトレーニングがあります。それぞれがレベル1~5に分かれています。

英語で考え、英語でとっさに答えられ、日常生活に差し支えないレベルまで力を伸ばします。

語彙のセクションで実際に使われる文章を少し紹介しましょう。

We will be able to play with this tomorrow. It will be windy.

The singer is not ready to sing.

Are you ready to ride your house?

こういったレベルの文章をそれを表わす写真、そしてネイティブスピーカーの音声を聞くことのセットとして繰り返し学習していきます。

- 中・上級編(難易度⭐︎⭐︎)

初・中級編と同じメソッドでさらなる英語力アップを目指します。プライベートとビジネスの両方が用意されています。

プライベートではあいさつのレベルを超え、話し相手との途切れない日常会話を、ビジネスではプレゼンや電話対応など、ビジネスシーンで求められるニュアンスや表現を習得します。

ビジネス英会話のほうから、実際に使われる文章を一部紹介します。

ライティングではまず聞き取りをし、次に聞いたものをタイピングをして回答します。

The office clerks start work at ten.

I will explain my ongoing project to my boss.

- Dramatic20(難易度⭐︎⭐︎)

ドラマ仕立てでアメリカおよびイギリスの英語を学ぶユニークな英会話ソフトです。

1日20分、ロールプレイ形式の会話を中心に見る・学ぶ・使うという3つのレッスンが用意されています。ロールプレイではアメリカまたはイギリスから講師を選択できます。

高度な音声認識技術による発音判定を用い、自分の発音を正しい発音に近づける練習が可能になります。話すけれどその発音をそのままにしない練習がテクノロジーによってサポートされます。

- TOEIC L&R TEST対策(目標スコア500~990)

ロゼッタストーンではTOEIC対策をすることができます。

英語への瞬発力を鍛えるメソッド、そして目標のスコアごとに攻略ポイントをマスターする2本立てとなっています。

英語への瞬発力を鍛えるメソッドでは、瞬時に反応できる語彙トレーニングや1日30分、TOEIC8回分の問題量を有します。

ロゼッタストーンの利用方法とコスト

すべての教材はインターネット上の語学プラットフォーム「ロゼッタストーン・ライブラリー」にあり、様々なデバイスからいつでもどこでもレッスンが受けられます。

詳細を参考に、ロゼッタストーン・ライブラリーから利用したいものを選びましょう。

ロゼッタストーン・ライブラリーには英語だけでなく各国の言語が選択できるようになっています。

ここで、いくつかのコスト例をみてみましょう。

初・中級編 英語(アメリカ)5,478円

中・上級編 英語(アメリカ)ビジネス 5,478円

中・上級編 英語(アメリカ)プライベート 5,478円

テスト攻略500~ TOEIC L&R TEST 5,478円

テスト攻略800~ TOEIC L&R TEST 5,478円

またAmazonでも「英語アメリカ レベル1,2,3,4&5 TOTALe」など購入可能です。

ロゼッタストーンは「効果保証サービス」つきで購入することになります。

効果保証サービスとは30日以内なら返金するもので、効果を期待できそうにない場合に使える制度です。

無料版が多くある現代、有料サービスはこのようにして保証をつけることで利用者が安心してスタートできるように考えています。

なお、3つの問題を試すことができる「体験版」(パソコンのみ)があります。さっそく、今からでも試しに体験してみませんか?

ロゼッタストーン体験版:

https://www.sourcenext.com/product/rosettastone/?i=navi_logo


ここでまた少し余談!

下記記事では、「SANTA TOEIC」というAIを使用したTOEICの学習アプリをご紹介しています!苦手なパートの分析や難易度調整、スコア予測も全自動でAIが行ってくれるアプリです。収録されている問題も非常に多いため、TOEIC学習者にはおすすめのアプリですよ♪

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ロゼッタストーンで留学に限りなく近い英語学習

ロゼッタストーンは「言葉の壁をなくす」ため、母国語を一切使わない環境を提供し留学に限りなく近い状態で英語の学習をサポートします。

学習期間ですが、1レベルのレッスン終了をさせるのに最低60日間、すべてのレベルを完了させるのに300日間という計算になります。

これだけの長丁場を留学に限りなく近い状態にして学習を継続したとき、英語レベルは?英会話の力は?、、、

今回は言語学習プログラム「ロゼッタストーン」の紹介でした。皆さんの英語学習の選択肢になる可能性はありますか?