英検3級の面接試験に一発合格しよう。

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英検5級、4級と段階を踏んでチャレンジしてきた学生の皆さんにとっては初めての面接試験となります。

英語でインタービューなんて絶対無理!と思っている皆さん、ぜひこの記事を読んで前向きにチャレンジして頂きたいと思います。

英検3級面接試験には対策とコツがあります。しっかりと内容を理解し、あとはトレーニングすれば合格間違いなしです。順を追って説明していきたいと思います。

英検3級二次面接試験の流れや試験内容を知ろう

1. 面接室へ入る

試験官:Hello. May I have your card, please?
受験者:Sure. Here you are.
試験官:Please have a seat.
受験者:Thank you.

2.名前と級の確認、挨拶

1)名前の確認
試験官:My name is Michael Green. May I have your name,please?
受験者:My name is Yuki MacFionmhacain.

2)級の確認
試験官:Ms. MacFionmhaicain, this is the Grade 3 test, OK?
受験者:Yes.

3)挨拶
試験官:Ms. MacFionmhaicain, how are you today?
受験者:I’m good, thank you.

3.質疑応答

1)問題カード(イラスト入り)の受け取り
試験官:Let’s start the test. This is your card.
受験者:Thank you.>

2) 20秒間の黙読
※タイトルや英文の内容、単語の発音やアクセントなどを確認します。

試験官:Please read the passage silently for 20 seconds.

3)音読
※タイトルから読みます。英文の意味のまとまりで区切り、強弱をつけながら読みます。

試験官:Please read it aloud.

4)質問
音読の後は質問に移ります。質問は全部で5つあります。

試験官:Now, I’ll ask you five questions.

a)英文についての質問(1問)
※質問文の主語を正しい代名詞に置き換えて、例)What does Tom play~? Yes, he does. 疑問詞に対して正しい文で答えます。

試験官:Please look at the passage.

b)絵についての質問(2問)
※質問文の疑問詞と主語を正しく聞き取り、絵に描かれている人(もの)の様子を文で答えます。

試験官:Please look at the picture.

c)自分自身についての質問(2問)
※問題カードを使ったやりとりの後は、カードを裏返して自分自身についての質問に移ります。

例)What time do you usually go to bed?
What do you like to do in your free time? etc

4.退室

5つの質問が終わったら、問題カードを試験官に返し、挨拶をして部屋を出ます。

試験官:This is the end of the test. May I have your card back, please?
受験生:Sure. Here you are.
試験官:You may go now. Have a nice day.
受験生:Thank you. Yoo, too.

Point!
次のような場合、以下のように質問します。
わからないとき:I beg your pardon? (もう一度おっしゃってください)。

評価の基準について

音読、Q&A、アティチュードの評価点の合計が19点以上が合格ラインです。(33点満点)

アティチュードの評価点は、5点→3点、4点→2点、3点以下→1点として計算されます。

①音読の評価

評点/評価の基準

5
評価項目を十分に満たし、パッセージの意味内容を正確に伝えている。

4
評価項目は満たしていないが、パッセージの意味内容をほぼ正確に伝えている。

3
評価項目に不満はあるが、パッセージの意味内容を一応伝えている。

2
評価項目にかなり不満があり、パッセージの意味内容を伝えるには不十分。

1
評価項目をほとんど満たしておらず、パッセージの意味内容を全く伝えていない。

②Q&Aの評価

Question No.1~No.3

評価/評価の基準

5
質問に即した正しい内容である。必要な情報量を満たし、表現方法も自然である。

4<br> 質問に即した正しい内容である。情報量も満たしているが、表現方法において不満足な点または小さな誤りは若干認められる。

3
質問に即した内容であるが、情報量に過不足がある、または表現方法において不正確な点があるが、応答として一応まとまりがあり答えにはなっている。

2
質問に関連した応答ではあるが、内容が誤っている。または、表現方法に大きな誤りが認められる。

1
質問とは全くかけ離れた内容である。または、答えられず無言である。

Question No.4、No5

評価/評価の基準

5
質問に即した正しい内容である。表現方法も自然で正確である。

4
質問に即した内容である。表現方法において不満足な点または小さな誤りは若干認められる。

3
質問に即した内容である。表現方法において不正確な点があるが、応答として一応まとまりのある答えになっている。

2
質問への対応が十分とはいえない。または、表現方法に大きな誤りが認められる。

1
質問とは全くかけ離れた内容である。または、答えられず無言である。

Point!

1.応答は、原則としてフルセンテンスで答えていないと「5」はもらえない。

例えば、「Where are you from?」に対して、「I’m from Yamagata.」と答えれば5点だが、「Yamagata」と答えると4点となる。また、質問文の主語を代名詞に置き換えて答えていないと「5」はもらえない。Tom→he、You and I→we, these pencils→theyと正しい代名詞に置き換えて答えます。

2.自然な聞き返しは1回はOKです。しばらく黙ったままで聞き返したり、2回以上聞き返すと減点となります。注意してください。

③アティチュードの評価

受験者の「コミュニケーションを取ろうとする態度・意欲」を次の項目で判定します。

1.積極性
自分の言葉(フレーズ)を理解してもらおうと自己表現し、コミュニケーションを持続させようとする意欲を評価します。

2.音声の明瞭さ
声の大きさが適切で、明瞭に音読/応答しているかを評価します。

3.反応の自然さ
自然な流れを損なわずにスムーズな応対ができているかを評価します。

評点/評価の基準

5
評価項目を十分に満たし、自然な態度でコミュニケーションをとろうとしている。

4
評価項目を満たしてはいないが、ほぼ自然な態度でコミュニケーションをとろうとしている。

3
評価項目に不満はあるが、なんとかコミュニケーションをとろうとしている。

2
評価項目にかなり不満があり、ほとんどコミュニケーションが成立しない。

1
沈黙が多く、全くコミュニケーションが成立しない。

Point!

1.「積極性」は、アイコンタクトが取れているか、適切な単語が思いつかないときに、それに近い意味の単語で代用したり、ジェスチャーなどでなんとか相手に理解してもらおうとしているか、などが含まれます。

2.服装、髪型など外見的なものは評価の対象になりません。

4. 面接トレーニングをシミュレーションしよう。

実際に過去問を使って繰り返しトレーニングをしましょう。できれば、先生やお友達、家族にお願いして試験官役になってもらい、スムーズに解答できるか一緒にみてもらいましょう。あなたはBさん役です。

A: 試験官 B:あなた

①面接室へ入る。
A:Hello. May I have your card, please?
(こんにちは。カードを頂けますか?)
B:Sure. Here you are.
(はい。こちらです。)
A:Please have a seat.
(どうぞおかけください。)
B:Thank you.
(ありがとうございます。)

②名前と級の確認、挨拶。
A:My name is Michael Green. May I have your name,please?
(私はマイケルグリーンです。お名前をお伺いしてもよろしいですか?)
B:My name is (あなたの名前).
(私は         です。)
A:Ms. (あなたの名前), this is the Grade 3 test, OK?
(   さん、3級の試験でよろしいでしょうか?)
B:Yes.
(はい。)

③挨拶
A:Ms. (あなたの名前), how are you today?
(   さん、調子はいかがですか?)
B:I’m good, thank you.
(はい、元気です。ありがとうございます。)

④質疑応答

1)問題カードの受け取り
A:Let’s start the test. This is your card.
(それではテストを始めましょう。こちらがあなたのカードです。)
B:Thank you.
(ありがとうございます。)

2) 20秒間の黙読
※タイトルや英文の内容、単語の発音やアクセントなどを確認します。
A:Please read the passage silently for 20 seconds.
(パッセージを20秒間で黙読してください。)
B:Yes.(はい。)

3)音読
※タイトルから読みます。英文の意味のまとまりで区切り、強弱をつけながら読みます。
A:Please read it aloud.
(音読してください。)
B:OK. 「Listening to the Radio. There are many kinds of radio programs. People often enjoy listening to sports or their favorite songs. People can learn English and other languages from the radio, so it is very useful.」
(はい、わかりました。)

4)質問
音読の後は質問に移ります。質問は全部で5つあります。
A:Now, I’ll ask you five questions.
(では、私から5つ質問をします。)

設問1
A: Please look at the passage. What can people learn from the radio?
(パッセージをみてください。人々はラジオから何を学ぶことができますか?)
B:They can learn English and other languages (from the radio).
(彼らは英語や他の言語を学ぶことができます。)

設問2
A:Please look at the picture. What is the man going to do?
(絵を見て下さい。その男性は何をするつもりですか?)
B:He’s going to read (the newspaper).
(彼は新聞を読むつもりです。)
 
設問3
A:How many cups are there on the table?
(テーブルの上にはいくつカップがありますか?)
B:There are two (cups) (on the table).
(2つあります。)

設問4
A: What do you like to do on weekends?
(週末何をすることが好きですか?)
B: I like to play basketball.
(私はバスケをすることが好きです。)

設問5
A: Have you ever been to a foreign country?
(あなたは今までに外国に行ったことがありますか?)
B: Yes, I have.
(はい、あります。)
A: Please tell me more.
(もう少し教えてください。)
B: I’ve been to America.
(私はアメリカに行ったことがあります。)

5)退室
5つの質問が終わったら、問題カードを試験官に返し、挨拶をして部屋を出ます。
A:This is the end of the test. May I have your card back, please?
(これでテストは終わりです。カードを返して頂いてもいいですか?)
B:Sure. Here you are.
(はい。こちらです。)
A:You may go now. Have a nice day.
(退室して結構です。良い1日をお過ごしください。)
B:Thank you. Yoo, too.
(こちらこそ、ありがとうございます。)


ここで少し余談!

下記に、英検に役立つ記事を記事をピックアップしました!これから英検に挑戦しようと思っている方は、ぜひ参考にしてみて下さい♪♪


まとめ

全体の流れや、評価基準についてしっかりと理解できましたか?

3級の面接試験は発話になれてくれば決して難しいものではありません。質問の意味が理解できれば、あとは自分自身がわかる簡単な英語表現で完結に答えられればOKです。

特にパーソナルクエスチョンは中学校で習った基本文型をもとに出題されます。

最後に英語検定協会の公式ホームページで紹介されている英検3級面接試験のCAN-DOリストをご紹介します。

ポイントをしっかりと押さえ、自分の言葉で伝えられるようトレーニングをして合格を勝ち取りましょう。

<参考:3級面接試験 Can-do リスト>
https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/cando/pdf/can-do_3kyu.pdf

話す
身近なことについて簡単なやりとりをしたり、自分のことについて述べることができる。

・自分の好きなことについて、短い話をすることができる。(趣味、クラブ活動など。)
・物事の「好き」「嫌い」とその理由を簡単に述べることができる。(動物、食べ物、スポーツなど。)
・日常生活の行動について言うことができる。(例:I got up at seven./ I ate some bread for breakfast.)
・自分の予定を簡単に言うことができる。(例:I’m going to meet my friends.)
・簡単な頼みごとをすることができる。(例:Can you open the window, please?)
・身近なことで相手を誘うことができる。(例:Let’s go to a movie tonight.)
・簡単な相づちをうつことができる。(例:I see./ Really?)