コロナウイルスの影響でこれまでとは違った生活が続いています。また、世界中で起きている出来事なので海外の人と会話をする際にもよく話題に出てくるかと思います。
今回はそんな中でも、感染予防に重要な「うがい」を英語でどのように表現するか紹介していきます!
コロナウイルスだけではなく、風邪予防に関連する日常会話も紹介するのでぜひ参考にしてください。
うがいは英語でなんていう?
手洗いうがいは毎日当たりまえのようにしますが、学校の英語の授業などで必ず学習する内容ではありません。今回は、うがい・手洗いうがい・うがい薬の表現方法を学んでいきましょう。「うがい」は「gargle」
うがいは「gargle」という動詞で表現できます。「gargle throat」のように後ろに「のど」を意味する単語を付け加えて、より具体的に表現できます。例文をいくつかご紹介します。・I gargle my throat every morning.
私は毎朝うがいします。
・Gargling is really important to prevent catching a cold.
うがいをすることは風邪予防にとても大切です。
「prevent」は「~を防ぐために、避けるために」を表現したいときに良く使われます。
「手洗いうがい」は「Wash hands and gargle」
日本語では「手洗いうがい」とセットで使われることが多いと思います。英語でもセットで表現できるのですが、欧米諸国では「手洗いうがい」の考え方が日本よりも浸透していないことが多いです。理由は、うがいが風邪予防につながるという考え方がそもそも存在しなかったり、水道水でうがいをすることが定着していないことが挙げられます。
英語の場合も日本語と同じように「手洗い→うがい」の順に表現し、「Wash hands and gargle」となります。例文をいくつかご紹介します。
家に帰ってきたら手洗いうがいを忘れないで。
これは親が子どもたちによく使う表現です。
手洗いうがいをお願いします。
この場合は、最後に「please」がついているためお客さんをお家に招いたときなどに使える表現です。
「うがい薬」の表現方法は3つ
のどが痛くなったときや風邪予防で使われるうがい薬は、3つの表現方法があります。gargle
「gargle」は「うがいをする」の動詞の意味の他に「うがい薬」の名詞の意味もあります。しかし、「gargle」だけの場合は、薬用とは限らず「うがい液」も意味します。うがい液と、病院で出してもらったうがい薬を区別したいときは「medicated gargle」と表現してもよいでしょう。
「medicate」は「投薬する」という意味を持つ動詞で、過去分詞形「medicated」の形にすることで後ろに名詞がつけられます。
私は病院でうがい薬をもらいました。
mouthwash
マウスウォッシュと言えば口内の殺菌や口臭予防で使われるイメージを持つ人が多いと思います。しかし英語では、「口内の殺菌兼うがい薬」の意味を持ちます。実際、アメリカではマウスウォッシュとして売られている製品を使うときにうがいをするように説明が書いてあるものもあり、日本とは考え方が少し違うので注意しましょう。
新型コロナウイルスがパンデミックになってから、うがい薬で口とのどをすすいでいます。
「rinse」は日本語の場合「リンス」と書き、髪の毛をシャンプーで洗った後に使う「リンス」を思い浮かべる人も多いかと思います。しかし英語では「すすぐ」の意味があり、「mouthwash」とセットで使われることが多いです。
よく出てくる疑問として「gargle」と「rinse」の違いがあげられます。
どちらも液体を口に含み洗浄する動作ですが、「gargle」は顔を上にあげて「ガラガラ」とうがいするイメージです。「rinse」は顔を上げずに「グチュグチュ」と口をすすぐイメージを持つと区別しやすいです。
collutorium
こちらもうがい薬を意味するのですが、基本的に日常会話で使われることはありません。処方箋に記載されたり、医療業界で使われるような専門用語です。ここで少し余談!
下記記事では、「しんどい」の英語表現をご紹介しています!しっかりと自分の気持ちを表現できるようにこういった表現も覚えていきましょう♪♪
感染防止対策に関連する表現を場面別にチェック!
最近は特に感染防止対策の話題が出ることも多いかと思います。同じ話題であったとしても病院や学校、自宅などの場所によって話す内容も若干変わってきます。特に病院などでは、普段あまり使わないような単語が多いです。病院で使える表現
病院では医師や看護師に自分の症状を見てもらい、適切な薬を処方してもらいますよね。さっそく病院で良く使う英単語をいくつか紹介します。・prescribe 処方する
・prescription 処方箋
・vaccination/shot 予防接種
・fever reducer 解熱剤
これらの単語を使った例文を以下に紹介します。
医者が私に抗生物質を処方してくれました。
「prescribe」は「処方する」の意味の動詞なので、主語の後に使われています。
私は抗生物質の処方箋が欲しいです。
「prescription」は「処方箋」を意味する名詞なので、この例文では「I want」の後に続く目的語として使われています。
インフルエンザの予防接種をもう受けましたか?
予防接種は「vaccination」と「shot」などの言い方がありますが、インフルエンザの予防接種は「flu shot」と表現されることが多いです。
解熱剤が欲しい時はいつでもおっしゃってください。
解熱剤は「fever reducer」の他にも「antipyretic」が使われることがあります。
学校や職場で使える表現
学校や職場では、消毒液を設置して感染防止に取り組んでいることも多いです。いくつか使える単語を紹介します。・hand soap 手洗い石鹸
例文も合わせて紹介します。
私はいつもお昼ごはんの前に消毒液を少量手につけてすりこみます。
ちなみに、消毒液はドロッとした液体タイプとスプレータイプがあるかと思います。液体タイプの場合は「put hand sanitizer」、スプレータイプの場合は「spray hand sanitizer」と使う動詞が異なるので注意しましょう。
「rub」はこすったりするときに良く使われる表現方法で、ここでは「すりこむ」の意味で使われています。
私たちはたいてい液体タイプの手洗い石鹸を使います。
ハンドソープは和製英語ではないかと思う人も多いですが、英語でも「hand soap」と表現します。ただ、「hand soap」のみだと固形石鹸と液体石鹸の両方を意味します。下記のように、どんな石鹸なのか具体的に表現してもよいでしょう。
・liquid hand soap 液体手洗い石鹸
・foam hand soap 泡手洗い石鹸
自宅で使える表現
自宅で使える単語を紹介します。・surgical maskマスク
例文も合わせて紹介します。
私は帰宅したら洗面所で手洗いうがいをします。
・Don’t forget to wear a surgical mask when you go out.
外出するときはマスクを忘れないでね。
海外でマスク文化は存在するの?
日本人は、特にインフルエンザが流行る時期などは多くの人がマスクをして外出していますが海外でも日本のようなマスク文化は存在するのでしょうか?実は欧米諸国では、マスクは基本的には医師が手術中につけるものという認識があります。
コロナウイルスの影響により欧米諸国でも日常的にマスクを着用するようになりました。しかし以前は、日常的にマスクをしていると「不審な人・体調がとても悪い人」というイメージを持つ場合もあるそうです。
マスクは医療用で使われるイメージが定着していることから、「surgical mask」と表現する必要があります。「mask」だけでは「お面」の意味になり、通じない場合もあるので注意しましょう。
ここでまた少し余談!
下記記事では、「しゃっくり」の英語表現についてご紹介しています!皆さんを苦しめる「しゃっくり」。英語では一体どのように表現するのでしょうか?
まとめ
それでは今回の記事のまとめです!・手洗いうがいは「Wash hands and gargle」
・うがい薬は「medicated gargle」「mouthwash」「collutorium(医療用語)」
・海外ではマスクは手術中に着けるものという認識があるので、「surgical mask」と表現する
いかがでしたでしょうか?うがいや風邪予防などに関連する表現方法が学べたのではないかと思います。海外の人とコロナウイルスについて話すだけではなく、将来海外に行って万が一体調を崩してしまったときにも使える表現も紹介したのでぜひ参考にしてください。
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