海外への旅行や留学、移住生活をする中で、ホテルやレストラン、その他様々なサービスの予約をする機会がある方も多いでしょう。
対面でも電話でも、予約はなるべくスムーズに、且つ確実に済ませたいもの。
一般的な英語学習だと、「予約で使える英語」を学ぶ機会は少ないのではないでしょうか。
また、日本では英語で予約をすることがほとんどないため、実戦で覚えられる機会もありません。
しかし、予約で使う英語はそこまで難しいものではありません。
ある程度必要なフレーズを覚えてしまえば、誰でも英語で予約ができるようになるでしょう。
そこで、今回は予約に使える英語表現を、シチュエーション別フレーズでご紹介したいと思います!
「予約」って英語でなんて言う?
予約に使える英語フレーズを学ぶ前に、「予約」や「予約する」は英語でなんて言うかご存知ですか?
ここでは、「予約」を意味するいくつかの異なる単語をご紹介します。
reserve
「reserve」は「予約する」という意味の動詞です。
「reserve 〜」で「〜を予約する」となります。
例えば、「reserve a table」という形であれば、「1卓を予約する」になります。
他にも
「使わずに残しておく」
「留保する」
「見合わせる」
という意味もあり、広く使われる単語です。
また、「備蓄」という意味での名詞でも使えます。
一般的によく目にするのは、サイト上にある「All Rights Reserved.」という表記です。
「このサイト上の全てのコンテンツは所有者に著作権がある」という意味で使われています。
また、スターバックスのブランドの1つ「Starbucks Reserve」にも使われています。
質が高く、貴重なコーヒー豆を、限定的に提供している店舗なので、「reserve」の意味が当てはまることがわかりますよね!
reservation
「reservation」は「予約」という意味の単語で、動詞「reserve」の名詞形です。
「make a reservation」という形にすることで、「予約する」というように動詞として使うことができます。
具体的な日時を入れたければ「make a reservation for 〜」とすることで表現ができます。
また、「have a reservation」で「予約している」という意味になります。
「予約している(名前)です」と言いたい場合は、「have a reservation under 〜」とすることで表現ができます。
book
「book」という単語を見たときに、「本」をイメージする方も多いと思いますが、実は動詞で「予約する」という意味にもなります。
一見、「本」と「予約」は全く関係ないように思えますが、本を「書き残されたもの」、予約を「名前を書いておくこと」と捉えると、関連性が少し見えてきます。
「reserve」と同様、「〜を予約する」と言いたいときは「book 〜」と表現します。
また、「book 人 もの」の語順にすることで「人に〜を予約してあげる」と言うこともできます。
「reserve」と「book」の意味合いにほとんど差異はありませんが、駐車場のようなスペースを確保するような意味であれば「reserve」が好ましいでしょう。
booking
「booking」は動詞「book」の名詞形で、「予約」という意味の単語です。
「reservation」と同様、「make a booking」という形にすることで、動詞として「予約する」と表現することができます。
また、「have a booking」とすることで「予約している」と言うこともできます。
ちなみに、予定を重ねて入れてしまったときに日本語で「ダブルブッキング」と言いますが、これは英語の「double-booking」から来ています。
「ダブルブッキングをする」という動詞は「double-book」となるので、ついでに覚えておきましょう。
appointment
「appointment」も「予約」という意味の単語です。
「reservation」や「booking」と同様、「make an appointment」で「予約する」、「have an appointment」で「予約している」という意味になります。
違いは、「appointment」は「人に合う予約や約束」として使うということです。
例えば、病院や歯科クリニックでの診察予約について言うときは、
make an appointment with my doctor 〜病院の予約をする
have an appointment with my dentist 〜歯医者の予約がある
のように、会う人の前に「with」を付けます。
「reservation」「booking」「appointment」の違いを見てみよう
ここでは、「reservation」「booking」「appointment」の違いをネイティブの感覚で理解するために、ケンブリッジ辞書ではどのように説明がされているかを見ていきましょう。
reservation
"an arrangement that you make to have a seat on a plane, a room in a hotel, etc."
飛行機やホテルの部屋などの席を確保するための手配
booking
"an arrangement you make to have a hotel room, tickets, etc. at a particular time in the future"
ホテルの部屋、チケットなど、未来の特定の時に必要な手配
appointment
"a time that you have arranged to see someone"
誰かに会うための手配
上記から、「reservation」と「booking」はほぼ同じ説明がされており、「appointment」に関しては「someone(誰か)」という単語もあるように、「人に会うための予約」であることがわかります。
ここで少し余談!
下記記事では、ラスベガスのおススメの楽しみ方やホテルをご紹介しています!今回の記事で予約の仕方を覚えて、実際に予約してみましょう♪♪
予約するときに使える英語フレーズ
予約する際の英語はそこまで難しくなく、フレーズを覚えれば簡単に予約することができます。
また、英語で予約対応をする場合も同じです。
ここでは、実際に予約する/予約を取るときに使えるフレーズをいくつかご紹介します。
レストランの予約
I would like to make a reservation.
予約を取りたいです。
Can/Could I make a reservation?
予約できますか?
I would like to book a table for 2.
2名用テーブルの予約をお願いします。
Can/Could I reserve a seat by the window?
窓際の席を予約できますか?
I would like to make a reservation for tomorrow at 8 pm, for 4 in the non-smoking section.
明日の午後8時、4名で禁煙席で予約をとりたいです。
ホテル
I would like to book a single room for 2 nights.
2泊ぶん、シングルルームの予約を取りたいです。
Do you have any rooms available for tonight?
今夜空いている部屋はありますか?
Do you have a room with a sea view?
海の景色が見れる部屋はありますか?
What time is check-in?
チェックイン時間は何時ですか?
Is there Wi-Fi in the room?
Wi-Fiは部屋にありますか?
I have a reservation under Suzuki.
鈴木の名前で予約しています。
歯医者
I would like to make an appointment.
予約を取りたいです。
When is the earliest day I can make an appointment?
予約を取れる日で一番早いのはいつですか?
Do you have any earlier time available?
もっと早い時間帯に空きはありますか?
I have a toothache. I need to make an appointment as soon as possible.
歯が痛いです。一番早い時間で予約したいです。
I would like to make an appointment for my first visit.
初診の予約を取りたいです。
これらのフレーズは、他の状況でも応用して使うことができます。
今はインターネットが普及し、電話をかけなくても、予約フォームから簡単に予約をできるケースが多いですが、もしそのようなシステムを導入していない場所であれば、ぜひ積極的に使ってみてください。
ちなみに「I would like to 動詞」は「I want to 動詞(〜したい)」を丁寧にした言い方です。実際に話すときは「I'd」と略されることが多いですが、慣れないうちは「I would」と言っても問題ないですよ!
ここでまた少し余談!
下記記事では、海外旅行に行くなら必ず通らなければいけない、空港。慣れていないとかなり時間もかかって緊張する場面ですよね。。ただもう安心してください!下記記事で詳しく空港で使える英会話をご紹介しています♪♪
まとめ
では今回の記事のまとめです!
・「予約する」は英語で「reserve」「make a reservation」「book」「make a booking」「make an appointment」
・「予約」は英語で「reservation」「booking」「appointment」
・「予約をしている」は「have a reservation」「have a booking」「have an appointment」
・「appointment」は「人に会う予約/約束」の意味で使われる
いかがでしたでしょうか?
「reservation」
「booking」
「appointment」
の違いや、予約をするときの簡単なフレーズが学べたと思います。
英文自体の難易度は高くないので、暗記して、自分で練習して見ましょう。
また、日本に住んでいるとなかなか英語で予約する機会はないと思いますが、海外に行ったときのために、今のうちからネイティブキャンプのレッスンでレストランスタッフとお客様のシュミレーション練習をしておきましょう!

◇経歴
・コールセンターでの日英バイリンガルオペレーター(3年)
・外資系企業(製薬業界)でのテクニカルサポート(2年)
・副業でオンライン英会話の講師(2年)
・東京にて通学型の英会話スクール経営(4年)
・英会話スクールをオンラインに切り替えて運営(現在で約4年)
・英会話講師歴は合計で10年
◇資格
・英検1級
・TOEIC990点
◇海外渡航経験
・イギリス(3ヶ月、短期留学)
・タイ(6ヶ月)、マレーシア(3ヶ月)、台湾(3ヶ月)の滞在歴あり(海外ノマド)
・海外旅行:韓国、マルタ、ベトナム、インドネシア、アメリカ
◇自己紹介
バイリンガル英会話コーチのBobです!ほぼ日本国内で英語を習得してバイリンガルになりました。たまたま始めたオンライン英会話講師の仕事が天職だと悟り、自らの英会話スクールを開校。これまでに200人以上の英語学習者に教えてきました。多くの人たちに英語を好きになってもらい、思いっきり英会話を楽しんでもらえるよう日々活動しています!