有名企業のキャッチフレーズや偉人たちの名言で英語を学ぼう!

Catchphrase

英語を学ぶ手段はたくさんあります。

オンライン英会話、ラジオ、参考書、そして映画まで・・・さまざまなシーンで英語を学ぶことができるのですが、より楽しく気軽に学ぶ方法があります。

それは、

英語のキャッチフレーズで学ぶことです。

キャッチフレーズとは企業の広告やスローガンであったり、そのブランドのメッセージであったりします。

有名企業や好きな企業のキャッチフレーズであれば、すぐに思い浮かぶのではないでしょうか。

また、過去の偉人たちの名言でも学ぶことができます。

この記事ではそんな有名企業のキャッチフレーズや印象に残りそうな単語を翻訳しながら、紹介していきたいと思います。

キャッチフレーズを英語で言うと?

そもそも「キャッチフレーズ」は英語ではどのように表現するのでしょうか。

ウィキペディアでは以下のように書かれています。

”キャッチコピーは和製英語であり、英語圏ではアドヴァタイジングスローガン (英: Advertising slogan) と言って[1]主に消費者に向けた商品の宣伝文句を指すものであり、キャッチフレーズ (英: Catchphrase) と言う場合には特定の人物・集団が掲げる標語や、フィクションに於ける名台詞などを指す事が多い。また、後者で特定の人物の台詞の引用ではなくストーリー全体を象徴する惹句を指す場合はタグライン (英: Tagline) と言う。”

よく日本人が使う

「キャッチコピー」

というのは和製英語で、英語でキャッチフレーズと言いたいときには、
”Advertising slogan”
”Catchphrase”
”Tagline”
がそれに相当します。

有名企業のキャッチフレーズであれば、

”Advertising slogan(企業スローガン)”

有名人や偉人によるキャッチフレーズは、

”Catchphrase(名言)”

となるでしょう。

ウィキペディアの書き方は少し難しいですね。どうやら、これら3つには厳格な区別はなさそうですが、キャッチフレーズの英語はそれぞれ覚えておくと良いと思います。


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有名企業のキャッチフレーズ

英語のキャッチフレーズから英語を学ぼうとする時、ご自分がよく使っている製品やサービスのキャッチフレーズをみていきましょう。

特に外資系企業のキャッチフレーズはシンプルでありながらメッセージが強く印象的な物が多いですよね。キャッチフレーズの英語からかっこいいフレーズを得る機会になります。

以下、キャッチフレーズの英語の一覧になります。みなさんは、どのキャッチフレーズがお気に入りでしょうか。

Apple

「”Think different.”」

一つ目の英語のキャッチフレーズのコピーは、1997年のアップルコンピューターのキャッチフレーズです。現在でも新鮮に感じるこのキャッチコピーの英語を直訳すると

「違う考えをする」

となりますが、強いメッセージが込められています。

アップルの意図は

「ものの見方を変えよう」

「固定概念をなくして発想を変えよう」

ということだと思います。

コマーシャル動画では、クレイジーと言われてきたアインシュタインガンジーなどの偉人たちが世界を変えてきたことを紹介しながら、アップルも同じように世界を変えていくという強いメッセージが伝わってきます。

Google

「”Don't be evil”」

evil=悪い、邪悪な

「悪になってはいけない」

Googleの行動規範として有名です。

Googleは世界で最も影響力のある企業の一つ。社会的責任を負っている企業は、悪に基づいた行動は避けるべきであるという考えによるものだと思います。面白い英語のキャッチフレーズとして記憶に残りやすいでしょう。Google好きの外国人との話題にも良いですね。

Mastercard

“There are some things money can’t buy. For everything else, there’s MasterCard.”

everything else=それ以外のもの

「お金で買えない価値がある、買える物はマスターカードで」

アメリカのクレジットカード会社、マスターカードのキャッチフレーズです。これは日本でも非常に有名ですね。ぜひ、ご自分が使っているクレジットカードやデビットカードのブランドのキャッチコピーを調べてみてください。

L'Oréal(ロレアル)

“Because You're Worth It”

worth=価値がある

「あなたには価値があるから」

フランスの世界最大の化粧品会社、ロレアルのキャッチフレーズです。これはスキンケアやメイクアップを通じて美しくなりたい女性の気持ちに寄り添ったものですね。価値がある=魅力があると解釈することができます。

BMW

“The Ultimate Driving Machine”

ultimate=究極の、最終の

「究極のドライビングマシン」

1970年代に発表されたBMWのキャッチフレーズです。ファンたちがワクワクするほどの興奮を掻き立てるようなフレーズですね。

McDonald’s

“I’m lovin' it”

「私のお気に入り」

2003年に発表されたマクドナルドの有名すぎるキャッチフレーズです。”lovin'”は”loving”と同じことですので、現在進行形が使われています。

文法的にいうと、”love”という単語は通常は現在進行形(I am loving...)として使われることはありません。

しかし、企業のキャッチフレーズというのは必ずしも正式な文法に従うというよりも、ターゲット層によって変わってくるものです。

この場合は若者たちを意識していると思われ、ややスラングのような崩れたフレーズになっています。企業がターゲットにしている層を考えて生み出されるキャッチフレーズ、面白いですね。共感すれば、それこそ英語に触れる機会になります。

そして、この場合のlove「愛している」というより「お気に入り、大好き」のニュアンスになります。

Disneyland Resort

“The Happiest Place on Earth”

The happiest=happyの最上級

「地球上で一番ハッピーな場所」

1995年、アメリカのカルフォルニアにオープンした最初のディズニーランドのキャッチフレーズです。ディズニーファンたちの中では有名すぎるフレーズですね。

ちなみに、「夢の国」と表現する場合は”Magic kingdom”と言うことができます。

もちろん”The land of dream”でもOKですが、夢の意味が、目標というよりもファンタジー要素が強い場合は”Magic”と表現することもありますよ。

M&M

“Melts in Your Mouth, Not in Your Hands”

melt=(熱で)溶ける

「口の中で溶けて、手では溶けない」

カラフルなチョコレートで有名なM&M。ご存知のように周りはコーティングされているので、手が汚れずにチョコレートを食べられることが伝わるキャッチフレーズです。

Expedia

“Where You Book Matters”

book=(部屋・座席などを)予約する

matter(s)=物事、事態

「どこで予約するかが大事」

世界有数のオンライン旅行代理店の一つ。海外旅行好きであれば利用した方もいるのではないでしょうか。

直訳すると

「あなたが予約する場所」

です。

せっかくの旅行も予約にトラブルがあったら台無しになってしまいます。Expediaは予約時の顧客体験を重要視しており、どこで予約しても同じではないというメッセージを送っているのだと思います。

心に響く偉人たちの名言

ここまで、企業のキャッチフレーズの例を挙げてみてきました。それでは、次に心に響く偉人たちの名言をいくつか紹介します。こちらもシンプルで簡単な英語で構成されているので、単語を一つ一つ拾って理解してみてくださいね。

マハトマ・ガンディー

“Live as if you were to die tomorrow. Learn as if you were to live forever.”

forever=永遠に、永久に

as if=まるで〜のように

「明日死ぬかのように生きよ。永遠に生きるかのように学べ。」

仮定法(実際はそうじゃないけど・・・というニュアンス)のas if につづく動詞は過去形になることに注意ですね。

スティーブ・ジョブズ

“Your time is limited, so don’t waste it living someone else’s life.”

limit=制限する、限る

waste=浪費する、無駄にする

someone else=他の誰か、他人

「あなたの時間は限られている。だから、誰かほかの人の人生を生きることで無駄な時間を費やしてはいけない。」

アップルの創業者であるスティーブ・ジョブズの数ある名言の一つです。自分の生き方を周りから批判されたときに、思い出したいキャッチフレーズですね。

マイケル・ジョーダン

“Everybody has talent, but ability takes hard work.”

talent=才能(のある人)、手腕

ability=能力、手腕

「誰もが才能を持っている。でも能力を得るには努力が必要だ。」

talentとabilityは類義語ですが、talentは潜在的な才能や能力を指しています。abilityは実力と解釈した方がシックリするのではないでしょうか。

ウォルト・ディズニー

“Disneyland will never be completed. It will continue to grow as long as there is imagination left in the world.”

complete=完璧な、完成した、完了した

as long as〜=〜する限り

imagination=想像、想像力

「ディズニーランドが完成することはない。世の中に想像力が残されている限り進化し続けるだろう。」

ウォルト・ディズニーの言うとおりにディズニーランドは常に新しい物を作り続けています。”never”と表現しているので、「想像力がある限り、決して完成しないだろう」という強いメッセージを感じますね。

リチャード・ブランソン

”A business has to be involving, it has to be fun, and it has to exercise your creative instincts.”

involve=巻き込む、関与させる、熱中する

instinct=本能、直感

exercise=練習、訓練、運動する、鍛える

「ビジネスは熱中させるものでなければならない。楽しくなければならない。そして、創造的な本能を鍛えるものでなければならない」

ヴァージン・グループはレコードショップからスタートし、航空会社をはじめ関連会社は40社ほどあると言われています。2021年には宇宙旅行を成功させていますし、クリエイティブそのものですよね・・・。

創造的な直感(your creative instincts)に素直に従ったら楽しめるというメッセージが込められていると思います。


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英語のキャッチフレーズまとめ

いかがでしたでしょうか。強く印象を与えられるようなフレーズが見つかりましたか。

キャッチフレーズは直訳すると非常にシンプルですが、背景やその意図を探っていくと深い意味が分かってきます。

単に単語の意味を覚えるよりも、単語のニュアンスや気持ちを理解してみてアウトプットすると楽しいと思います。

ぜひ、チャレンジしてみてくださいね。