コーヒーの英語表現いろいろと世界のコーヒー事情

Coffee

淹れたてのコーヒー、ちょっとした隙間時間を過ごすカフェでのひととき。

あ~ 考えただけでも、良い香りがしてきそうです!

海外旅行に行けば、その国のコーヒーチェーン、インディペンデントカフェ、歴史のある有名カフェなどでのカフェ体験が楽しいですね。

カフェは入りやすいですし、観光の合い間に疲れた足を休ませ、ブレイクを取るのに最適です。

世界中で愛されるコーヒー

英語でコーヒーを頼むシーンも大いにあり得ることだと思います。

そこで今回は、コーヒー・カフェ大好きな私が「コーヒー」をテーマにお送りします。

ラテ?アメリカン?エスプレッソ?

さて、みなさんはカフェで何を注文しますか?

まずは、様々なコーヒーの種類を英語の表現でどう言うか紹介します。

コーヒー好きのみなさんには、ご存知のものばかりかもしれませんね!

Coffee/コーヒーと言えば?

「レギュラーコーヒー」と「ブレンドコーヒー」があります。

レギュラーコーヒー
…コーヒーミルなどで挽いた豆を使い抽出したコーヒー。

ブレンドコーヒー
…ブラジルやコロンビアなど、複数のコーヒー豆を配合(ブレンド)して抽出し、豆の特徴を活かしたコーヒー。

※ホットコーヒー用・アイスコーヒー用にブレンドしたものがある。

ただし!レギュラーコーヒーブレンドコーヒーとも“和製英語”です。

海外では、シンプルに coffee
hot coffee
などと表現しましょう。

アイスコーヒーは日本ほど浸透していない国も多々ありますが、注文するときはiced coffeeになります。

なお、coffeeの発音は”コォーフィー”または”カーフィ”です。

ミルクなしのコーヒーは?

ミルクを入れないコーヒーには、 エスプレッソ/espresso
アメリカーノ/americano があります。

エスプレッソの聖地は南イタリア・ナポリと言われています。今年10月のナポリ旅行の際、毎日何杯も飲みましたが、これがやみつきになる美味しさでした。

アメリカーノはエスプレッッソに水を足したコーヒーです。

渡英直後、アメリカンと思ってアメリカーノを頼んだら、すごく濃いコーヒーがでてきてビックリしました!

ということで、アメリカーノも和製英語です!

ミルク入りのコーヒーは?

ミルク入りコーヒーには、いろいろな種類がありますね。

使われるミルクによってコーヒーの種類が違うことをご存知ですか?

・スチームミルク
→スチーマーの蒸気で温め、泡・液体が混ざったもの

・フォームミルク
→温かい状態で泡立て、泡と液体と分離させたもの

カフェラテ/cafe latte:
エスプレッソ+スチームミルク+フォームミルク

カプチーノ/cappuccino: エスプレッソ+スチームミルク+フォームミルク

※カフェラテのほうがカプチーノより、スチームミルクが多くなります。

カフェモカ/cafe mocha:
エスプレッソ+スチームミルク+ホイップクリーム+チョコレートシロップ

エスプレッソマキアート/espresso macchiato:
エスプレッソ+フォームミルク

フラットホワイト/flat white:
エスプレッソ+スチームミルク

このようにミルクの種類や混ぜる量の違いで、いろいろなコーヒーができるのです。

カフェイン無しのコーヒーは?

コーヒーのカフェインを気にする人には、カフェイン無しのコーヒーもあります。

カフェインを摂りすぎると、依存症になったり頭痛に悩まされるなど症状が起こる場合があります。

そういったもの避けるためのコーヒーの摂取量は、
1日に3杯程度までと言われています。

3杯じゃ足りないというコーヒー好きの人、そんな場合はカフェイン無しのコーヒーが便利です。

カフェイン無しのコーヒーは デカフェ/decaf です。

発音は、”ディーカフ”といった感じです。

インスタントコーヒーは?

自宅でコーヒーを淹れるとき、カプセル式のコーヒーメーカーを使う人が増えています。

しかし、気軽にコーヒーを飲むときに、スプーン1杯をマグに入れてお湯を注ぐだけのインスタントコーヒーはいまだ健在と言えるでしょう。

インスタントコーヒーは英語でも、instant coffeeで伝わります。

”瞬間”まさにその時”といった意味のinstantを使った、うなづけるネーミングですね。

インスタントコーヒーを美味しく淹れるコツ、ご存知ですか?

いきなりお湯を一杯に注ぐのではなく、コーヒーの顆粒を少量のお湯で練ってからお湯を注ぎます。

これで味わいが柔らかくなります。試したことのない方はぜひ!

ここまで、様々なコーヒーの種類をご紹介しました。

次に、実際に海外のカフェなどでコーヒーを注文する場面を想定した英会話のフレーズをみていきましょう。


国によってさまざまな文化の違いがあります!日本ではとても有名な「駅伝」海外の方はその存在を知っているのでしょうか?また同じようなイベントは行われているのでしょうか?下記記事で解説していきます♪♪

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使える!カフェでの英会話フレーズ

入りやすいカフェではありますが、英語で好みのコーヒーを注文したようとすると少し緊張することもありますね。

しかし、定番フレーズを覚えれば大丈夫!
現地の人に混じって、コーヒーを楽しみましょう。

コーヒーを注文するには、 ・コーヒーの種類
・サイズ
・店内で飲むのか、持ち帰りか
この3点がベースになります。

コーヒーを注文するのに、長い文章は必要ありません。

とりあえず、コーヒーの種類さえ伝えれば、あとはバリスタ(コーヒーを淹れる店員)がサイズなどを質問してくれます。

You: Hi, can I have a cappuccino, please?
カプチーノをください。

Barista: What size would you like?
サイズは何にしますか?

You: Small/medium/large one, please.
小/中/大のサイズにします。

Barista: Ok, would you like to drink in or take away?
店内でお飲みですか?持ち帰りですか?

You: Dine in, please.
店内です。

Barista: Here you are. How would you like to pay?
はい、どうぞ。お支払いは?

You: Card, please.
カードでお願いします。

Barista: Have a nice day!
良い1日を!

You: Thank you! you, too!
ありがとう。そちらも!

⭐︎店内で飲む場合の英語表現

”dine in”の他に、
”for here”も使えます。

⭐︎持ち帰りの英語表現

”take away”はイギリスの表現、
アメリカだと”to go”が使われます。

また、カプチーノであれば、チョコレートをふりかけますか?などの質問が予想されます。

Barista: Would you like chocolate powder on top?
チョコレートをかけますか?

You: Yes, please./No thank you.
はい、お願いします。/いいえ、結構です。

このように、コーヒーを注文するときの英会話はとってもシンプルです。

さて、カフェに入ったものの、何を飲むか決まらないときは店員に聞くのも手ですね。

Barista: What would you like?
何にしますか?

You: What would you recommend? I prefer a non-milky coffee.
何がおすすめですか?ミルキーなコーヒーはイヤなんですが。

Barista: Well, how about an americano?
ではアメリカーノはいかがですか?

You: Ok, I’ll take it.
はい、そうします。

Barista: Would you like anything else? Panini? Muffin?
何か他にいかがですか?パニーニ?マフィン?

You: Yes, a blueberry muffin please./No thank you.
ブルーベリーマフィンください。/いいえ、結構です。

好みのコーヒーを表現する他のフレーズもリストアップしましょう。

I like strong/weak coffee.
濃いめ/薄めのコーヒーが好きです

Can I have extra milk?
ミルク多めにしてくれますか?

Can I have a double espresso?
エスプレッソをダブルでいただけますか?

Just milk, no sugar please.
ミルクだけ、砂糖は結構です。

お店の人とのやり取りには、”please””thank you”を使うことを意識しましょう。

気持ちいい会話ができます。

コーヒーの種類や注文の仕方が分かったところで、ここからはコーヒー事情についてご紹介しましょう。

コーヒーチェーンの有名どころスターバックス

コーヒーチェーンといえば、まずスターバックスでしょう。

アメリカ・シアトル発祥の超有名チェーンですね。1971年に開業して以来、今では世界規模でビジネスが展開されています。

スタバブランドのタンブラーや新感覚のドリンクを誕生させたり、カウンターで注文するときに名前を聞かれるなど、続々と面白いアイデアを打ち出しています。

銀座に初上陸したのが1996年8月です。
もう23年も前の話なんですね!

私も当時、銀座店に早々に行ってみましたが、それまでのコーヒー店と違うメニューやサイズの呼び方に戸惑ったことを覚えています。

最近では、イタリア初上陸のスタバは世界に3店舗しかない高級店「リザーブ・ロースタリー」として大注目を浴びました。

急成長のコーヒーチェーン、国内・海外事情

日本でも海外でも、コーヒーカルチャーが浸透しています。

自宅で気軽に美味しいコーヒーを淹れたり、デートでカフェに寄ったり。

コーヒーを飲む習慣や、カフェに行くのは気軽さが魅力なのに加え、コーヒーの香りにリラックス効果があることも科学的に分かっています。

国内で全国展開するコーヒー店

・スターバックス
・タリーズ
・星乃珈琲店
・椿屋珈琲店
・コメダ珈琲店
・丸福珈琲店

みなさんも、よく通うカフェがひとつふたつあるのではないでしょうか?

店内に座ってひとときを過ごす、これがなんとも幸せなんですよね♬

日本のコーヒーチェーンは、美味しい食事やデザートを提供しているところが特徴でしょう。

ここで、海外のコーヒーチェーンに目を向けてみましょう。

北欧フィンランドは、
世界で最もコーヒーを愛す国として有名です。

カフェは昼夜問わず、多くの人のコミュニケーションの場になっていて、コーヒー消費量が世界一

これは、フィンランドの人が大切にしている”リラックス”の時間にコーヒーが最適とされているからです。

”Fika(フィーカ)”と呼ばれるお茶の時間があるくらいですが、なんと労働法で、コーヒー休憩を必ず取るようにという法律まであります。

コーヒーサウナ、これはフィンランドの人たちにとって、大変大切な習慣なんですね。

国民的コーヒーチェーンとしては”Robert’s Coffee(ロバーツコーヒー)”、日本にも都内で、千歳烏山店が2019年4月にオープンしています。

さて、空前のコーヒーブームを迎えている中国では「瑞幸珈琲(ラッキンコーヒー)/luckin coffee」というコーヒー店が急成長しています。

スタバが市場の50%以上を占める中国で、ラッキンコーヒーはテクノロジーを使ったユニークなシステムで市場を拡大しています。

注文から決済はアプリ、店頭はあくまでもピックアップで持ち帰りのみです。また30分以内のデリバリーサービスも提供しています。

デジタル駆使により、スタバで500円のラテがラッキンコーヒーなら380円と価格競争にはすでに勝利しています。

イギリスではなんと言っても、 Costa Coffee
Caffe Nero が二大コーヒーチェーンです。

ハイストリート、ペトロールステーション、空港などあらゆる場所にこれらのカフェがあり、いつも多くの人で賑わっています。特に朝は、子どもを学校へ送ったあとのママたちの溜まり場と化しています。

運営する剣道道場のミーティングも、コーヒーや軽食が美味しく、居心地のよいCosta Coffeeを使うことがよくあります。

イギリスでは「coffee morning」といって、子どもを学校へドロップした保護者、企業や各施設でコーヒーや紅茶を飲みながらおしゃべりをする時間が設けられています。

紅茶の国と思いきや、コーヒーが大好きなイギリス人を証明するかのように、2019年、とんでもないアイテムが誕生しています。

それが、コーヒーメーカーと目覚まし時計がひとつになった、その名も
「the Barisieur Coffee Alam Clock」

寝る前に準備をしておくと、淹れたてのコーヒーの香りで目覚められるという、前代未聞の目覚まし時計です。

ちなみに価格は、約400ポンド(約57,000円)です!

最後に、コーヒーイベントをご紹介しましょう!

コーヒー好きならぜひ行きたい
The London Coffee Festival

毎年4月にロンドン・ブリックレーンで開催されるThe London Coffee Festivalは、イギリスで最大のコーヒーイベントです。

世界トップレベルのバリスタを迎え、実演をみながら様々な種類のコーヒーをテイスティングできたり、美味しいコーヒーを淹れるワークショップなどをライブミュージックと楽しむ、コーヒー好きには外せないイベントとなっています。

スキルと知識を競う大会には、日本人バリスタもエントリーします。

この時期、私は日本への一時帰国が多いのでまだ一度も行ったことがありませんが、ぜひ参加したいイベントのひとつです。


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お気に入りコーヒーを英語で表現まとめ

海外のカフェなどでコーヒーを注文するときは、コーヒーの種類・サイズ・店内で飲むのか、持ち帰りかを伝えましょう。

自分のタンブラーを持参すれば、割引をしてくれるカフェも多いですね。

それぞれの国のコーヒーカルチャーや、お気に入りなど、コーヒーにまつわる話題で海外の人とおしゃべりを楽しみましょう(ぜひ、コーヒーを飲みながら)!