世界中からの旅行者が集まり、更に日系企業などの進出により、ビジネスも盛んなシンガポール。
一体治安はどうなのでしょうか?
旅行者にも人気で、多くの企業が進出しているとあって治安は良いイメージですよね。
今回は、そんなシンガポールに焦点を当ててご紹介していきます。旅行の計画をする際に参考にしてみてください!
シンガポールってどんな国?
シンガポールはマレーシアの南に位置する国で、気候は熱帯気候に属し、国内には多様な文化が存在しています。
数多くの国から、シンガポールへ足を運ぶ観光客が年々増えています。
そんなシンガポールの魅力をご紹介します!
エンターテイメント・金融・イノベーション・ロジスティクス・製造・技術・観光・貿易・輸送 etc…
シンガポールは様々な分野の国際順位で格付けされるほどの国なのです。
世界で最も投資する価値が高い国とか、世界で最もイノベーションが進んでいる国とか・・・
今思えば国際順位にそんなカテゴリーがあるのかと思ってしまいますね。
シンガポールと言えば、あの船型のホテルですね。
あのホテルは5つ星のラグジュアリーホテルで、船の部分はプールになっているのは皆さんご存じのはず。
暑い国ならではの発想で面白いですね!
そういったラグジュアリーなホテルを建て、世界から数多くの旅行者が訪れている国ということで、豊かで面白みのある国という事が分かります。
アジア系・マレー系・インド系など様々な人種の方々が住んでおり、外国の方々が多く住む国です。
公用語は様々な言語をそれぞれ使っていますが、良く聞こえてくるのは英語と中国語ですね。
こうして、多種多様のダイバーシティ国であるシンガポールの治安をもっと詳しく見ていきましょう!
シンガポールの治安
シンガポールは、面積が小さい国ながら世界遺産もあり、有名な観光地がたくさんある国です。
多くの観光客が訪れる一方、犯罪や治安といった面はどうなのでしょうか?
発展している都市がある面、犯罪や安全という面からシンガポールという国を見ていきます。
世界平和度指数ランキング
貴方は、世界平和度指数ランキングというランキングがあるのを知っていますか?
これは、その名の通り世界の国々がどれだけ平和な国なのかを数値化してランキングにしたものです。
シンガポールはなんと7位(2019年)と世界TOP10に入るほど平和な国なんだとか。
日本は9位(2019年)と日本よりも平和だとランキングされているのです。
しかし、注意が必要なのはこれはあくまで目安であり治安の良し悪しでは無いという事を覚えておくようにしましょうね。
シンガポールには、危険エリアはあるの?
どの国にも犯罪は存在します。
日本でもどこでも、危ないエリアというのは存在しますよね。
近づかない方が良いエリアなども、もちろんどの国にもありますのでシンガポールにも比較的治安がよくない場所というのは存在しています。
今回は2つ、旅行者は近づかない方が良いエリアをご紹介しておきます。
ゲイラン地区
ゲイラン地区はシンガポールの中心エリアから東にあるエリアで、俗にいう売春地区として栄えている地区です。
治安が良いと謳ってはいますが、比較的に女性の外国人労働者が多いエリアなので夜になると世界各国の旅行者を呼び込んだりしています。
繁華街とは違い、下町情緒が残っているエリアなので夜は地元の人もおり、賑わっています。が…旅行者は要注意。
スリや置き引きが多発しているエリアでもあるからです。
日本とは違うので、席を立つ際は必ず荷物は持ち運ぶこと、そしてバッグの口は閉めておくこと。
これを徹底してくださいね。
リトルインディア
そしてもう1つ、近づかない方が良いエリアとしてあげるのは
“リトルインディア”
と呼ばれているエリアです。
その名の通り、インディアンの方々が多く住んでいるエリアです。
だからといって、治安が悪いという訳ではありません。
昔ながらのインドの文化や食事が楽しめるので、観光スポットとして栄えており有名なエリアですが、夜は控えましょう。
2013年にシンガポールで約40年ぶりに暴動が起こったそうです。
その舞台となってしまったのがこのリトルインディアでした。
きっかけは、出稼ぎ労働者による低賃金と扱いによる不満と、1人のインド人が中国人が運転するバスに轢かれてしまったことを皮切りに起こってしまった。
もともと、シンガポール国籍を持っている人々は今の人口の割合でとても少ないのです。
シンガポールにも、出稼ぎ労働者が多くいるという事も背景にあるという事ですね。
そういった暴動にいつ巻き込まれるかわかりません。
必ずしも起こるという訳ではないですが、夜のこのエリアへの観光は控えるようにしましょう。
ここでも、スリ・置き引き・痴漢が多発しているエリアなので女性は特に気を付けましょうね。
バックパッカーを経験したい女子必見!おすすめの国や情報をご紹介します。
シンガポールで気を付けておきたいことは?
先ほど挙げた、スリ・置き引き・痴漢・ひったくりなども、もちろん気を付けたいことなのですが、国が違えば法律も違いますよね。
今回は、日本では大丈夫でもシンガポールでは違法な事などをご紹介しておきます。
“郷に入っては郷に従え” ということわざがあるように、その国に入ればその国の法律を守らなくてはいけません。
うっかり、現行犯逮捕されて罰金!なんて事にならないように前もって調べておきましょう。
喫煙のルール
日本でも、最近は受動喫煙という言葉が話題になるように、シンガポールでも、とても厳しくなってきています。
日本と同様、喫煙が出来るのは許可されているエリアのみとなっていて、喫煙してはいけない場所で喫煙すると、最高で$1000ドル(=約10万円)の罰金が科せられます。
せっかくの旅行資金が罰金資金にならないよう気を付けたいところ。
ガムのルール
やっぱりシンガポールはマナーに厳しいようで、ガムにも厳しい法律があるのです。なんと、タバコより厳しい。
実は、シンガポールではガムの持ち込み・外で食べる事自体が禁止されているのです。
屋内での飲食に対しても、ガムの持ち込みとガムを食べることは罰金を科せる対象になるので、うっかり持ち込んでも対象になりますよ!気を付けて!
このルールが出来たのは、長年ガムによるいたずらが多発していたという事情があったそうで政府が科した苦肉の策というところでしょうか。
ガム=治安?と“?”が浮かんでしまうかもしれませんが、秩序を守るという平和の意味ではガムは秩序を乱す物だったという事です。
車優先の文化
シンガポールは、車優先の文化です。
車の税金は、他の国に比べて比較的お高めなのがシンガポール。
購入時に支払われる約7割程度が税金というから驚きです。
そもそも、政府が税金をかけて購買意欲を抑えようという方針があるからなのだそう。
なぜシンガポール政府はそうしたのでしょうか?
実は、シンガポールも面積が小さい国という事で道路の交通量は多かったようです。
そのため、交通事故が多発したり渋滞や混雑が多かったために政府は税金を高くし、公共交通機関を整備したという裏事情があるのです。
今現在のシンガポールでも、自動車税は高いので、車を持っているのはある程度の富裕層という訳。
横断歩道がないところで横切ると、歩行者が違反とされますのでキチンと横断歩道を渡りましょう。
在住者によれば、運転が荒くウィンカーを使わずに曲がってくることも多いので、交通事故は今でも多発しているとの事でした。
ポイ捨て厳禁
シンガポールは本当にマナーに厳しい国。そのせいか、街は綺麗で清潔を保っています。
日本以上に厳しいので、ポイ捨ては罰金が科せられます。
ゴミ・タバコ・唾も該当するので旅行資金を罰金資金に変えないように。
お金は大量に持ち歩かない
シンガポールは、色々な世界の中心として位置していますと説明しました。
そのため、物価が比較的高いのです。
だからお金をいっぱい持って行かないといけない!と思って用意して両替して持ち歩く。
これはなるべく避けましょう。
どこの国に行ってもそうですが、現金は極力最低限に抑えてクレジットカードやプリペイドカード、更にはキャッシュカードでも購入できますのでキャッシュレスを取り入れましょう。
いくら治安のいい国とはいえ、スリはあり得ますよ。
気を抜かないようにしておきましょう。
公共の場ではお酒が飲めない時間がある
23時~7時の間は、飲食店・家など屋内以外での飲酒は原則禁止。
公共の場で飲むことは厳禁とされていますので、気を付けましょうね。
シンガポールに限らず、日本人の常識が意外と非常識だということは多々あります。こちらのブログで確認してみましょう!
まとめ
いかがでしょうか?
シンガポールは、犯罪発生率や犯罪件数はとても低く安全な国と位置づけられている国です。
しかし、どこの国にも危ないエリアや怖いエリアがあることを頭に入れておきましょう。
最近では色々な情報はネットでも手に入りますが、出来れば旅行のプロである旅行会社や旅行雑誌などを参考にしてみてください。
女性同士で行く場合も、気を付けることが大事。
いくら楽しい思い出を作るために旅行をしても、何かあっては台無しになってしまいます。
警察のお世話になりたくないのは、皆同じのはず。
訪れる国の文化やマナー、ルールをしっかり下調べしてその国へ訪れましょうね。

◇経歴
高校卒業後にオーストラリアへ単身渡豪。
当初は1年で帰国するはずが、留学生活がとても充実していたため結果的に3年滞在。
その後は、外資系アパレルで英語を使う仕事に就き英語を活用し働く。
現在も英語のラジオやスポーツ実況などは英語で聞きつつ、英語力の維持に努めながら仕事に活かす。
◇海外渡航経験
オーストラリア3年留学。
現地のアパレル・レストランのアルバイト
その他、バリ・香港などの経験
◇自己紹介
高校卒業後にオーストラリアへ単身渡豪し3年滞在。
当初1年で帰国する気満々で渡豪するも現地の生活があまりにも楽しく、結局3年滞在するという自由人。
現地に永住するか悩んだ末、日本での社会人経験を積むべく帰国。
その後は英語を活かし、外資系アパレルなどで仕事をしつつこのコラムを執筆中。
邦楽より洋楽が好きで、留学の3年間で染みついた海外志向は抜けないねと友人に指摘される程わりと思考は海外向け。
美味しいもの・楽しいことが大好きな関西人で、人と喋ることも好きなくせに割と家にいるのが好き。