肌寒い季節になってきましたが、みなさまはどのようにお過ごしでしょうか?
このブログをご覧になっている方でカナダへ英語留学や、ワーホリ、または観光を検討中の方もいらっしゃることでしょう。
本日は、寒いカナダの東に位置する、ケベック州についての豆知識や、オススメ観光情報まで様々なことをご紹介させていただきたいと思います。
- ケベックについて
- ケベックのフランス文化について
- ケベックのおしゃれな街モントリオールについて
- モントリオールオススメのホテル
- 世界遺産に登録された街、ケベックシティ旧市街
- ケベックのオススメのお土産
ケベックについて
カナダに来たなら、必ずいってみてほしいところがケベックです。
ケベックはカナダの東に位置します。
ちなみに、カナダの面積はとても広大で、ケベック州だけでも日本の5倍の面積を誇っています。
ケベックへは数年前、トロントへ留学していた際に、3日ほど旅行で行っただけですが、本当に美しい街並みと、観光スポットも多く見所がたくさんあり、またぜひ訪れたい地域です。
観光スポットについては後ほどお伝えいたしましょう。
ところで、ケベックでは英語ではなくフランス語が公用語だということはご存知でしたか?
簡単にケベックの歴史背景をざっくり探ってみましょう。
歴史的な背景(ざっくり版)
・1500年代
フランスの探検家によりフランスの領有地となる
・1756年
イギリスとの7年戦争によりイギリス領となる
・1774年
ケベック法制定 フランス系住民は追放されず、文化も守られた
・1700年代後半
アメリカ独立戦争の影響でイギリスからの移民もどんどん盛んになる
・1791年
立憲条例を制定
現在のオンタリオ州「アッパーカナダ」と現在のケベック州「ロウアーカナダ」に分けられる
・1867年
英領北アメリカ法により、自治領カナダとなりロウアーカナダはケベック州として確立する
・保守的な政治や様々なことが原因でカナダの中でも近代化が遅れていた地域であるが、近年、一気に近代化が押し進んだ。
ケベックのフランス文化について
ケベックに入ると、人々がフランス語を話します。
ケベックで公用語として認められているのが、フランス語のみだからなのですが、同じカナダなのにトロントから数時間、東にいくだけで、いきなり言語が変わるというのは不思議な体験でした。
「hello」が「bonjour」に。
実は私の専攻はフランス語だったので、幸いなことに言葉は通じましたが、ケベックの住民はカナダ人であるにも関わらず(まさかの)英語が苦手な人も多い印象でした。
噂には聞いていましたが、カナダなのに本当に英語があまり通じない現実に驚いたことを今でも鮮明に覚えています。
ちなみに、ケベックに住んでいる人や、ケベック語(ケベックのフランス語)をケベコアと言います。
ケベックで使用されるフランス語は、フランスで使用されているフランス語とは少し違います。
方言のような感じの違いであると言ってしまえば簡単ですが、使用されている表現や言葉も全然違う場合があり、イントネーションも違うので、フランス人でも場合によっては聞き取れないこともあるんです。
アメリカ英語とイギリス英語くらいか、それよりもうちょっと差があるような気がします。
ちなみにフランス人の友人はケベックの映画は半分以上聞き取れないと言っていました。そのくらい差があるんですね。
ところ変わって時間も経つと、使用される人や文化的背景によって言語は発達するので、不思議ではないのかもしれないですね。
カナダに行く前に知りたい!カナダの治安についてはこちら
ケベックのおしゃれな街モントリオールについて
ケベックの中にも大きな街がいくつかありますが、一番近代的で栄えているのはモントリオールです。
特にアートが盛んで、モントリオールを街歩きしているだけでなんだか洗練された気分にさせてくれるんです!
北米のパリという異名を持つのも納得できます。
では、ここでモントリオールのオススメスポットを紹介しましょう。
1、ノートルダム聖堂
このノートルダム聖堂は北米最大の聖堂を持つ、ローマ・カトリック教会です。
ぜひ中まで入っていただき、細かい彫刻やステンドグラスの美しさや内装の素晴らしさをじっくり楽しんでください。
教会という概念を覆してくれる美しさです。入場には6ドルかかります。
また、この聖堂のすぐ近くに、「Tommy」というカフェがありますが、とてもおしゃれで人気のカフェです。
メニューも豊富でブランチにも良さそうなカフェですので、ぜひ立ち寄ってみてください。
2、モントリオール旧市街
目的もなく、ぶらぶら歩いても楽しいのがこの地域です。
歴史的な建造物が立ち並び、中世ヨーロッパの雰囲気がありつつ、近代的でおしゃれなレストランやカフェ、あるいは教会や博物館も点在しており、寒さに耐えられる季節に行くのであれば、絶対に外して欲しいくない観光スポットです。
旧市街でのインスタ映えポイントはたくさんありますが、中心にある「国際会議場」は特にカラフルで、奇抜なのでオススメです。
1階のフロアは無料で解放されており、お土産などを購入することもできます。
この旧市街にもレストランは数え切れないほどあり、また種類も豊富です。
旧市街でスタンダードなカナダ料理をアレンジしたフレンチを食べる場合は、Le Club Chasse Et Peche(ルクラブシャッセ・エ・ペシェ)がオススメです。
3、「モントリオール国際ジャズフェスティバル」
このフェスティバルを見に、モントリオールへ行く方もいらっしゃるのかもしれないですね。
何がすごいって、このモントリオール国際ジャズフェスティバルは、世界最大規模のジャスフェスティバルなんです。
毎年、6月下旬から7月上旬にかけて約10日間ほど600を超えるライブが開催されています。
開催日の長さもさることながら、驚くことに、半分のライブは無料なんです(寛大ですよね)!
要するに300のライブが無料で見られるんです。
ライブでは、ジャズフェスティバルと謳いながらも、ジャズアーティストだけではなく、いろんなジャンルの世界的に有名な著名人やアーティストや名だたるポップミュージシャンやも参加しており、よりフェスティバルを盛り上げているようです。
2019年の目玉は、エルトンジョンで、その他、クインシージョーンズを筆頭にジャネットジャクソン、スティング、チックコリアなど、大物アーティストが勢ぞろいだったようですね。
ちなみに、2020年は6月25日から7月4日の予定のようです。
(2019年11月3日現在の情報です。日程の変更がある可能性がありますので、詳しくは公式ホームページから)
行く時期が重なるのであれば、行かないという選択肢はないでしょう。
カナダに長期滞在するなら外せない!ナイアガラの滝を見に行こう!
モントリオールオススメのホテル
1、歴史のあるホテル
:Fairmont The Queen Elizabeth
このホテルは、ジョンレノンとオノヨーコが「Bed-in for peace 平和のためのベッドイン」を行ったことで有名なホテルです。
セントラル駅へ地下で直結しており、またショッピングモールとも連結していて便利です。
アンティーク家具を客室に使用しており格式の高さを感じさせるホテルでもあります。空港からも30分以内で行けるので、便利です。
2、最高にインスタ映えするホテル
:Auberge du Vieux Port
部屋の内装もれんが造りとなっており、中世の重厚感漂う高級ホテルなのに、運が良ければ一泊2万円ほどで宿泊することができます。
ノートルダム大聖堂の近くに位置しており、窓枠から街を眺めることができます。またスタッフの対応も抜群に良いようです。
3、綺麗・安い・好立地なホステル
:Auberge HI-Montreal Hostel
安いホテルは少ないので、予算的に厳しい方へオススメなのがこのホステル。
モントリオールの市内中心部にあるホステルで、好立地です。地下鉄ルシアン・ラリエール駅から徒歩わずか2分です。
お部屋には、エアコン、無料Wi-Fi、専用バスルーム、ベッドシーツが備わっています。なんと無料の朝食も毎朝提供しています。
キッチン、ランドリー施設はもちろんのこと、無料のアクティビティも開催されており他の旅行者との交流を楽しめます。
ここで友達を作ってみるのも面白いかもしれないですね!
世界遺産に登録された街、ケベックシティ旧市街
ケベック観光で絶対に外せないのが、ケベックシティ、旧市街です。日本人が行くと200%満足します。
まさに絵に描いたような美しい「中世ヨーロッパ」な街並みで、どこを見渡しても絵になります。
また、このケベックシティは、北米では唯一の城塞都市です。
城壁に囲まれたアッパータウンと、その下のセントローレンス川沿いのロウワータウンに分かれています。
丘の上から見下ろすのもよし、下から見上げるのもよしなんですが、結果としては急な坂なども多いので、一気に観光しようとすると、結構疲れます(笑)
ターゲットを決めて、観光するのも良いかもしれないですね。ケーブルカーを有効活用するのも良いでしょう。
石畳の落ち着いた街並みや、悠然と流れるセント・ローレンス川を見下ろしながらの散策はとても楽しいです。
北米でもっとも古い繁華街と言われている通りが、この旧市街にあります。
ロウワータウンにある、プチ・シャンプラン通りです。
すごく小さな通りですが、可愛いお店が軒を並べており、写真スポットでもあるので、ぜひ訪れて見てくださいね。
ちょうど坂になっているので、景色が綺麗におさまります。また、ぶらぶらショッピングするのも楽しい通りです。
ケベックのオススメのお土産
メイプルシロップなどは紹介しなくても、カナダといえば思い浮かぶものなので、そんなものがあったんだというものを紹介させていただきます。
勝手にランキング
第4位:スタバのご当地マグカップ
重いし、割れるかもしれないと思って、購入しなかったんですが今思えば、他の都市のマグカップに比較しても格段におしゃれだったなという感想を持っているマグカップです。
スタバを見かけたらぜひチェックして見てください。
第3位:クリスマスグッズ
旧市街にある、クリスマス専門のお店。
「La Boutuque de Noel de Quebec」には5000種類ものクリスマスグッズが売られており、バラマキ用のお土産から、高級なものまで様々な用途で購入ができます。
個人的には、見るだけでもすごく満足でした。
第2位:150種類から選べるDavid’s Teaの紅茶
カナダ全土に実はお店がありアメリカでも人気のこのお店は、モントリオール発祥のお店なので、ぜひモントリオール本店での購入をオススメします。
茶葉はグラム売りしており、またギフトボックスもとても可愛いので、大切な人へのお土産にもオススメです。
店内では好みに合わせて、店員さんが茶葉を選んでくれて、とても親切です。
第1位:モカシン
モカシンといえばUGGやミネトンカなどが有名ですよね。
Amimocという知る人ぞ知るこのブランドもデザインが可愛いものが多く、実はケベックに本店があるとのことです。
完全にメイドインカナダのホカホカの暖かい靴を買うことができます。
第1位は完全に自分用になってしまいましたね(笑)
日本人が海外旅行に行くと、人へのお土産ばかり気にして、自分のものを買い損ねがちです。
そこでしか買えないものはネットがある今、少ないですが、ぜひそういうのを見つけて、自分自身への買い物もぜひ楽しんでください。
さて、今回は、ケベックの歴史から、オススメスポットやおみやげ情報までお伝えさせていただきましたが、お店やレストランに入ると笑顔で「ボンジュール」と挨拶するのをお忘れなく!
現在はセブに4年以上住みながら、英語に携わる仕事を主にしています。 英語の他にも多言語学習の経験があり、言語同士の関係を独自に比較したり分析するのが得意です。 性格は大らかに見られがちですが、内面は情熱的だったりします。これまで日本語講師や、その他、言語に携わる仕事してきましたので、少しでも何か言葉の面白さを伝えたられたらと思い、ブログを始めました。好きな物は、チーズとワインとです。どうぞよろしくお願いします。