バックパッカーをするのにどれくらいの英語力が必要?!

バックパッカーに必要な英語力、海外旅行で使える英語表現、ネイティブキャンプ

LCC(Low Cost Carrier)と呼ばれる格安航空会社やAirbnbのような民泊サービスの台頭により、昔に比べて海外渡航へのハードルが遥かに下がり、身近なものになってきました。

そのため、YouTubeやブログ、SNSで海外を旅しながら発信しているようなコンテンツも数多く目に触れるようになりました。

特に、「バックパッカー」のようなスタイルで世界一周の旅に憧れる方も多いでしょう。バックパック1つ背負い、自由に行きたいところへ行く、なんて考えたらワクワクしますよね。

しかし、海外をそのように旅することを考えた時に、気になるのはやはり「必要な英語力」でしょう。

英語力が心配で、今ひとつバックパッカーの旅をすることを躊躇している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、バックパッカーをする際に必要な英語力について説明したいと思います!

バックパッカーをするのに必要な英語力

バックパッカーをするのに、一体、どの程度の英語力があれば困らない、または、より楽しい旅ができるかをご説明します。

旅する国による

アメリカやイギリス、オーストラリアのような、英語ネイティブの国に行ったことのある方ならわかるかと思いますが、そのような国々の人たちと英語でコミュニケーションを取るには、英語をある程度勉強していて、すでに意思疎通ができるレベルに達していないと難しいです。

一方で、例えばベトナムのような英語ネイティブではない国々では、アメリカ人やイギリス人よりも簡単な英語で話す傾向があるため、やや難易度は下がります。

どちらにせよ、中学校で教わる英語をきちんと理解した上で、旅行に必要な英語フレーズを覚えておき、使えるようにしておけば問題ないでしょう。

宿泊する場所による

今は、ホテル、ホステル、ゲストハウス、民泊など、様々なタイプの宿泊施設があります。

ホテルで1人で泊まるのであればあまり関係ないかもしれませんが、ホステルやゲストハウス、シェアタイプの民泊では、リビングのような共有スペースで、他の国のバックパッカーと会話をしながら、情報交換やたわいもない話などをして仲良くなる機会も増えます。

もしそのような交流をしたいということであれば、ある程度、英語でコミュニケーションを取れる状態のほうが楽しめるでしょう。

ちなみに、「グロービッシュ」と呼ばれる、英語をネイティブ言語としない人たちのための英語があります。

グロービッシュを覚えておくことで、単語数を制限し、難しい文法を省き、短い文章で会話することができます。実際に、私もゲストハウスのようなところに泊まったことが何回もありますが、ヨーロッパの人たちや南米の人たちが、グロービッシュで会話しているのをよく目撃しましたよ!

最低限学ぶべき文法

バックパッカーの旅をするにあたって、最低限知っておくべき文法を紹介します。

◎What is 〜? 〜は何ですか?
例:What is this?
これは何ですか?

Where is 〜? 〜はどこですか?
例:Where is the bus stop?
バス停はどこですか?

◎How much is 〜?
〜はいくらですか?
例:How much is this?
これはいくらですか?

◎Can I 動詞? 〜してもいいですか?
例:Can I use this?
それを使ってもいいですか?

◎Could you 動詞?
〜してもらえませんか?
例:Could you give me a plastic bag?
ビニール袋を1つくれませんか?

応用

◎Could you tell me how to 動詞?
〜の仕方を教えてもらえませんか?
例: Could you tell me how to get to the bus stop?
バス停留所までどうやって行けばいいか教えてもらえませんか?

◎I want to 動詞. / I'd like to 動詞.
〜したいです。
例: I'd like to go to this temple.
この寺に行きたいんです。

もちろん、他にも色々と覚えるべきものはたくさんありますが、たくさん英単語を覚え、これらの文法と組み合わせることで、かなり色々なことが言えるようになります。

最低限、これらの文法が使いこなせれば、様々な場面で対応できるでしょう。

国にもよりますが、単語さえ知っておけば、切り抜けられることは多々あります。なので単語をたくさん覚えておくにこしたことはないでしょう。

ただし、一番理想的なのは、しっかり勉強して英語を話せるようになり、その上で、旅する国、話す相手によって使う英語を調節できるようになることです。それがコミュニケーションを取る前提にあたる 「相手への思いやり」 だからです。

ここで海外へ行くには持っておくべきガイドブックに関する記事を載せておきます!気になる方は合わせて読んでみてください。


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バックパッカー初心者におすすめの国

バックパッカーの旅をしたことがない人にとって、国選びは慎重にしたいものです。そこで、初心者でも旅をしやすい国をいくつかご紹介したいと思います。

タイ

タイは、常にたくさんのバックパッカーが世界中から訪れる国として有名です。

首都バンコクには、バックパッカーの聖地「カオサン」というエリアもあり、安価な料金で宿泊できるゲストハウスも多数あります。

タイの物価は日本に比べてとても低いため、なるべく低めの予算で旅を楽しみたいという方にはおすすめです。

また、観光客慣れしていて、簡単な英語でコミュニケーションを取れるタイ人もたくさんいるため、英語力に不安のある人にとってもハードルは高くないでしょう。

バリ島(インドネシア)

インドネシアの人気リゾート地、バリ島にも多くのバックパッカーが訪れます。

基本的に観光客や、海外から来た長期滞在のノマドワーカーなどが多いためか、カフェやその他ショップ店員の多くが英語で対応できます。英語ネイティブではないので、日本人にもわかりやすい英語で話してくれます。

タイと同様、物価が低いので、低予算でもたくさんのお洒落なカフェに行けますし、店員さんもフレンドリーな方が多いので、英語で会話することに慣れるにはおすすめの場所です。

セブ島(フィリピン)

フィリピンのセブ島は、観光地でもあり、
日本人向けの語学学校がたくさんある留学先としても有名です。青い海がすぐ近くにあり、多くのバックパッカーを魅了します。

地域にもよりますが、フィリピンでは基本的に教育はほぼ全て英語で行われるため、とても多くのフィリピン人が流暢な英語を話せます。

とても多くのフィリピン人が日本人に英語を教えているように、彼らの多くは、とても丁寧に、フレンドリーに英語を話してくれます。

またセブ島では日本人も多く滞在しているので、いざ困った時にも相談できるかもしれませんね。

マレーシア

多民族国家のマレーシアでは、英語を話せる人が非常に多いです。

しかし、彼らも英語ネイティブではないため、比較的わかりやすい英語です。

また、Grabという、アプリ上で予約、目的地の設定、決済までできる配車サービスが使えたり、Airbnbを使ってタワーマンションに格安で泊まれたりなど、バックパック1つでも旅がしやすいです。

さらに、マレーシアはノービザで最大90日間滞在できるため、長期での旅を考えている人にはもってこいの国と言えるでしょう。

バックパッカーをする際の注意点

バックパッカーの旅をする上で、気をつけるべきいくつかの注意点を以下に挙げました。

ぼったくり

国によって様々なぼったくりがあると思いますが、例えば東南アジアで一般的なのが、
タクシーの運転手にあり得ないくらいの金額を請求されることです。

日本人というだけで、お金をたくさん持ってると思っている人たちがいます。

明らかに高すぎる値段を請求された時は、きちんと断るようにしましょう。

スリ

スリが日常茶飯事で起きている国もたくさんあります。

ポケットからスマートフォンや財布などを取られるだけでなく、バックパックを切り取られて、中身が盗まれていた、という話もよく聞くほど、巧妙な手口で取られてしまうので、常に周りにいる人たちや、近づいてくる人たちに警戒しておくべきです。

交通事故

日本のように、歩行者が道を渡ろうとしてる時に、車やバイクが止まってくれない国はたくさんあります。

止まってくれると思い込んで渡ってる時に、車にひかれるという話はよくあります。

また、バイクの後ろに乗って目的地まで連れていってもらうバイクタクシーも、中にはとても荒い運転をする人がいます。

明らかに運転がおかしいと思ったら、事故になる前に、早めに降ろしてもらうようにしましょう。

狂犬病

国によっては、野良犬がそこら中をウロウロしています。

中には狂犬病を持っている犬もいるため、もし噛まれた後に適切な処置を施さないと、死に至る可能性もあります。

野良犬は自分の縄張りに入られると、敵意をむき出しにしてきます。犬好きの方も、なるべく野良犬には近づかないことをおすすめします。

ドラッグ

開放的な気分になりすぎて、ドラッグに手を出し、逮捕されて刑務所行き、という話は珍しくありません。

日本よりもドラッグの存在が近い国々がたくさんあります。

そして、薬物関連の事件で死刑、という国もあります。ドラッグに限らず、違法行為は絶対にやめましょう。

オーバーステイ

1つの国に長く滞在しながらバックパッカーの旅をする場合、ノービザで入国したのであれば、必ず、滞在できる定められた日数を守りましょう。

また、国よって定められている日数も異なります。例えば、タイなら30日、ベトナムなら15日、マレーシアなら90日と、それぞれ異なります。

オーバーステイをしてしまうと、罰金や再入国禁止になったりするので、気をつけましょう。

また、海外へ行くには避けられない航空券。これに関する記事も載せておきます!気になる方はぜひ合わせて読んでみてください。


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まとめ

いかがでしたでしょうか?

もちろん、全く英語力がなくてもバックパッカーの旅ができてしまう人もたくさんいると思います。

ですが、旅の中で、普段出会わない現地の人や、他の国から来た人たちと交流する楽しさは格別です。それを可能にするのが英語なのです。

もしバックパッカーの旅に挑戦してみたいと思っている人は、少しずつ英語を話す練習をしてみてはいかがでしょうか。