【そもそも】の英語ってなんて言うの?日常会話の例文で表現を紹介します

【そもそも】の英語ってなんて言うの?日常会話の例文で表現を紹介します、ネイティブキャンプ

日常の会話で使われる「そもそも」
を英語で表現すると何でしょうか?

外国人も「そもそも」と言う単語を使うのでしょうか?

そもそも、「そもそも」とはどんな意味でしょうか?

みなさんが日常的に使っている言葉ですが、意味を説明するとなると、難しいですよね。

例えば、 「そもそも何で留学したの?」
「そもそも問題の意味が分かりません。」
のように使うことができますよね。

そもそも、「そもそも」がなくても、文章が成り立ちます。

「何で留学したの?」
「問題の意味が分かりません。」

しかし、「そもそも」があるとないとでは、ニュアンスが変わってきます。

言いたいことは通じますが、さらに会話の表現を広げるためにも「そもそも」という言葉は必要な言葉ですよね。

この記事では、英語「そもそも」について解説をします。

日本語の「そもそも」という意味を理解してから、あてはまる英語の表現をみつけて、英会話の幅を広げていきましょう!

「そもそも」は英語で○○

まずは、日本語の「そもそも」の意味を考えていきましょう!その上で、そもそもの英語の説明に進んでいきます。

「そもそも」を辞書で調べると、2つの意味が載っています。

1つ目の意味は、
『(接続詞「そもそも」が文頭におかれるところから、)最初、発端。副詞的にも用いる。』

この意味を含めた例文を、ご紹介します。

「この話にはそもそもから反対だった。」
「目的がそもそも違う。」

最初から反対だった、もともと違うんだという意味の文章になっていることが分かります。

この意味を考えるとき、置き換えられる言葉には「もともと」があるでしょう。”目的がもともと違うよ”というような使い方ですね。

2つ目の意味は、
『改めて説き起こすときに用いる語。いったい。だいたい。さて。』

例文にすると、「そもそも人間というものは~」というように使うことができます。

おおまかに考えると、「話題の原点に戻る」というニュアンスになるかと思います。

最初・発端という捉え方で、さかのぼって物事を考えたり、必要性などを問うものであり、それを”そもそも論”と呼んだりします。

それでは、いよいよ「そもそも」の英語表現をご紹介します!

・in the first place

・anyway

・original または originally

・from the start
 = from the beginning

・to begin with

このように、「そもそも」を表す英語表現はいくつかあります。

anywayは普段、英会話をするときに自然に使っている単語ですが、「そもそも」に当たる表現と知ると使いやすそうですね。

ここにご紹介した表現以外にも、「そもそも」というニュアンスの表現があります。

日本語でも、2つの意味を持っている「そもそも」ですが、英語表現も、ニュアンスによって、表現の語彙がいくつかあるようです。

しかしこのようなフレーズを初めてみると、いったいどの表現を使えばいいのか混乱してしまいますよね。

そこで、1つ1つの表現を詳しくご紹介していきます!

例文とともに「そもそも」を英語でどう使うか、使い方のポイントを説明しますのでご参考にしてください。

また、「そもそも」のように言葉に添えて使うことが出来る「機会があれば」についてのブログも載せておきます。気になる方はぜひ合わせて読んでみてください!


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●in the first place

ひとつ目の「そもそも」英語はin the first placeというフレーズになります。このまま丸ごと覚えてしまいましょう。というのも、フィジカルな場所ではなく、最初の発端・起点などを表すからです。

この表現の直訳は「最初の段階で」で、この表現は幅広く活用できるようです。カジュアルな日常会話でも使われますし、ニュースでも使われる表現です。

In the first placeは、日本語の「そもそも」が持つ2つの意味と同じニュアンスを持っていると思います。

そのなかでも、ネガティブに起きたことを後悔した時や、問題の始点に戻る時に使われる表現です。

では、実際に使えるフレーズをご紹介します!

今すぐ使える簡単フレーズ

☆In the first place, it’s strange.
そもそもそれはおかしい。

☆I hated studying English in the first place.
私はそもそも英語を勉強することが嫌いです。

☆That wasn’t his in the first place.
そもそもこれは彼のものではありません。

☆I didn’t understand what you said in the first place.
そもそも言っていたことが分からない。

☆I didn’t understand the question in the first place.
そもそも問題の意味が分からなかった。

☆Why did you decide to study abroad in the first place?
そもそもなんで留学したの?

以上のように、「in the first place」は幅広く活用できる表現です。日常会話でも使えるようなフレーズがたくさんありますね!

続いては、少し文が長い例文ですが、ぜひ参考にしてください!

今すぐ使える応用フレーズ

☆If you hadn’t done such a thing in the first place, none of this would have happened!
そもそも君があんなことさえしなければ、こんなことにはならなかったのに!

ケンカが始まりそうなフレーズですね。
あまり使いたくない例文ですが、後悔した時に使えるフレーズです。

今の状況を元に戻せるのならそうしたい、という気持ちが含まれています。

☆It’s not usually possible for problems like the one we have this time to occur in the first place.
そもそも、今回のような問題はほとんど発生し得ません。

ビジネスシーンでも使えるフレーズですね。

☆How did they meet and start dating in the first place?
そもそもどのように出会って、付き合い始めたのかな。

以上が、応用フレーズです。

さて、前にご紹介した、他の表現もみていきましょう!

●anyway

次に紹介するそもそもの英語はanywayであり、皆さんにとっても馴染みのある単語です。話の内容を切り替えるときなどに自然に使っているのではないでしょうか?

anywayの直訳は、 「いずれにせよ、ともかく」 など、いくつかの意味があります。

日本語の「そもそも」の2つ目の意味である、「いったい、だいたい、さて」というニュアンスになるかと思います。

anywayin any case(どんな場合でも・とにかく・ともかく)の口語ですので、そもそもの英語のスラングとも言えます。

anywayを使うときの大きなポイントは、話を始点に戻すような時に使うという点です。

そもそもの意味は最初・発端に戻るというニュアンスであることを述べましたが、まさにanyway細かいことはいいから置いておこう、それでそもそもどうなの?というような感じで使います。

また、人と話をしていて答えがすぐにでないとき、難しい問題について考える時に、思考を始めに戻そうというような場面でも使われます。

このanywayを使ったフレーズをご紹介していきます!

今すぐ使える簡単フレーズ

☆What is happiness anyway?
そもそも幸せって何ですか?

☆How did you two meet anyway?
そもそも2人はどうやって出会ったの?

☆Anyway, it wasn’t her fault.
そもそも彼女のせいではないよ。

今すぐ使える応用フレーズ

☆I didn’t go to see Mike. He wouldn’t have wanted to see me anyway.
マイクに会いに行かなかった。そもそも彼は私に会いたいと思っていなかっただろう。

anywayは、わりと違和感なく使えそうではないでしょうか。

●original・originally

originalは形容詞。意味は、 「元は、元来は」 などという意味です。

originallyは副詞。意味は、 「元来、生まれは、まず第一に、最初は」 などといくつかの意味があります。

これらは、意味の通りで、元々を表します。このことから「そもそも」の英語としても使える単語になります。

oroginal/originally事実や目的について述べ、後悔などの感情が含まれるニュアンスがありません。

それでは、フレーズをご紹介します!

実際に使える簡単フレーズ

☆Whose socks were these originally?
そもそもこの靴下は誰のものですか?

☆What was the original plan like?
そもそもはどんな計画だった?

実際に使える応用フレーズ

☆The book was originally conceived as an autobiography, but it became a novel.
その本は、そもそも自伝として構想されたが小説になった。

☆This machine was originally designed for outdoor use.
この機械は、そもそも屋外で使用するように設計されたものです。

●from the start・
from the beginning

「from the start」と「from the beginning」の直訳は「最初から」という意味です。

start/beginingが使われているので使いやすいフレーズではないでしょうか?

2つの表現は同じ意味を持っており、最初から今もずっと継続している状態を表す時に使います。

実際に使える簡単フレーズ

☆○○ was weird from the start.
そもそも○○は間違っているよ。

from the startを「from the get-go」と言い換えることもできます。この表現を使うと、カジュアルな印象になります。

☆I never trusted him from the beginning.
そもそも彼を信頼していなかった。

実際に使える応用フレーズ

☆I told you not to, because I knew this was coming from the very beginning.
そもそも反対しました!こうなることが分かっていたから。

veryをbeginningの前に置くことで、強調されます。rightを置くこともできます。

☆The age of 140 is not realistic, and a theory exists that he was fictitious from the beginning.
現実的に140歳という年齢は考えられず、そもそも架空の人物だという説がある。

●to begin with

To begin withは、 「まず第一に、最初は、初めは」 などの意味を持っています。

説明する時に、順序立てて伝える場合に使える表現です。このため、「そもそも」の英語のなかで論文やエッセイにも使えるフレーズです。

実際に使える簡単フレーズ

☆The answer was all wrong to begin with.
その答えがそもそも間違っていた。

☆To begin with, our school was established in this region.
そもそも私たちの学校は、この地域で誕生しました。

実際に使える応用フレーズ

☆Is there an existing meaning if the person in charge does not take the responsibility to begin with?
そもそも責任者が責任をとらないなら、存在する意味がないのではないか。

☆To begin with, what is meant by the exportation of services?
そもそも、サービスの輸出とは、どのようなものであろうか。

また同様に、何か言葉と一緒に使うことが出来る「是非」に関するブログも載せておくので、合わせて読んでみてください!


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【そもそも】の英語まとめ

 今回は、「そもそも」の英語表現をご紹介しました!

・in the first place
・anyway
・original または originally
・from the start = from the beginning
・to begin with

これらの表現は、伝えたいニュアンスの違いで使い分けることができますので、例文を参考にして、ぜひ実際に使ってみてください!

使えば使うほどフレーズそれぞれの特徴を理解し、その場面で最適なものを選べるようになっていきます。

ただし、英語は同じ言葉を繰り返さないというルールがある言語ですので、使いすぎにもご注意くださいね。