私たちの日常生活でよく目にするのが食べ物の“賞味期限”です。
製品にはこの他に常温保存か冷凍保存なのかという保存方法、製造年月日、安全性に関する注意点など消費者への情報などの表示が記載されています。
賞味期限とは、その商品がおいしく食べられる目安となる期間のことです。
風味が損なわれない期間とも言えます。
「これは賞味期限が近いな...」
「この商品の賞味期限はいつだろう...」
など、毎日の生活でいつの間にか口に出していることも多いですよね。
そんな賞味期限ですが、日本だけではなくもちろん海外にも存在します。
海外生活をする上で、賞味期限の存在は無視できません。知らずに購入し、お腹を壊してしまう恐れもあるでしょう...。
もちろん、日本にいても海外のお土産などをもらったときに目にすることもあります。賞味期限に関する英語のフレーズや表現は覚えておいて損はありませんよ...!
この記事では、賞味期限に関する単語はもちろん、実際に使いそうな英文もいくつかご紹介します。
また、気になる日本と海外の賞味期限にまつわる違いについてもお伝えしていきます。
ぜひ賞味期限に関する表現を学んで、日常の生活に活かしてみてください。
- 賞味期限は英語で“Best-before”
- 【使える】賞味期限の英文フレーズ
- 【予備知識】賞味期限と消費期限の違いとは
- 【日本と海外の違い】賞味期限は異なる?
- 賞味期限の英語は身近な存在!覚えて役立てよう
賞味期限は英語で“Best-before”
早速ですが、賞味期限は英語で“Best-before”と表現します。直訳すると“最高の前”ですね。
つまり“最高の状態を楽しむにはこの前に”ということになります。とてもわかりやすく、覚えやすいフレーズですね。
書き方は「Best before 10/10/2022」といった形になります。贈り物に何かをショッピングするときなどは、この日付まで十分な期間があるものを選びたいですね。
海外では“Best-before”は“BB”と省略されて書かれていることもあります。日付の前にこの表記をみつけたら、それは賞味期限についての表記ということです。
また、同じく“Best-by”も賞味期限を意味する表現です。“Best-by-date”と表記されていることもあるので、合わせて覚えておいてください。
そのほかには“Expiration-date”と表記されている場合もあります。ですが、こちらは厳密には“消費期限”の意味になります。少しニュアンスが異なるので注意しましょう。
また、“Expiration-date”は食品だけではなく、免許証やパスポートにも使われている表現です。省略して“EXP”と表記してあることもありますよ。
【使える】賞味期限の英文フレーズ
買い物にいくと、毎日のように賞味期限をチェックしているという方は多いと思います。
牛乳や卵、肉に魚まで、どんなものにも賞味期限は欠かすことのできない表記です。
そんな賞味期限に関するフレーズには、どんなものがあるのでしょうか?
いろいろなシーンで使える表現方法をご紹介しましょう。
・It has passed it’s best-before-date.
・It’s no longer good.
(賞味期限が切れちゃってた...)
せっかく購入した商品を冷蔵庫に入れたまま、賞味期限が過ぎてしまったときの会話に使えそうな英語フレーズです。
安いときにまとめ買いした場合や、うっかり忘れてしまった場合など、気づかぬ間に賞味期限が切れてしまことはよくありますよね...。
そんなときは上記のフレーズを使ってみてください。2つ目の“It’s no longer good”は、“もうおいしくないだろうなぁ”という、哀愁を感じさせるフレーズですよ。
・It’s almost expired.
(賞味期限がもうすぐ切れそう...)
日持ちするからと放っておいてしまったときなど、賞味期限が迫ってきた商品に使えるフレーズです。残り2日~3日で賞味期限が切れそうな場合に使いましょう。
スーパーなどで特売になっている商品は、上記のような“It’s almost expired”のものが多いです。安く購入するためにも、賞味期限の見極めは大切ですよ。
・When is the best-before of this?
(この商品の賞味期限は何日までですか?)
賞味期限の表記が見当たらない、もしくは表記がない商品の賞味期限を店員さんに尋ねるときのフレーズです。
スーパーなどで使用できるほか、ハンバーガーショップやケーキ屋さんなどのお店でも使えるフレーズです。購入前には賞味期限を確認しておきたいところですよね。
そんなときは、購入前に上記のフレーズを使って賞味期限を確認するようにしましょう!後述しますが、海外では賞味期限があいまいなことも多いので、注意が必要です。
・Make sure to check the best-before date on it.
(賞味期限を確認しておいて)
これはどんな状況で使えるフレーズでしょうか?スーパーで働く店員さんが棚卸しなどの際に使いそうなほか、買い物のときにお子さんに問いかける場合もありそうです。
・This food has a short best-before-date.
(この商品の賞味期限は短いです。)
特に保管する前提で購入する商品の場合は、賞味期限は長いに越したことはありませんよね。
上記のような商品説明を受けたら、ほかの商品の購入を検討するようにしてください。
・It’s expired already, is it going to give me a stomach ache?
(賞味期限が切れてるんだけど、食べたらお腹壊すかなぁ?)
賞味期限が切れた商品を食べてしまうことってありますよね。そんなときはお腹を壊さないか心配になることもあります。
そんなときは上記のフレーズを使ってみてください。相手の返答で安全が確実に保証されることはないかもですが、それでも気持ちの上での安心感は得られるはずです。
・It’s on sale because it’s almost expired!
(賞味期限が近いから割引されています!)
みんな大好きなスーパーのセール!割引は、世界各国で共通の嬉しい文化です。
その理由は上記のようなものでしょう。
賞味期限が近いという理由で割引されることはよくあります。お得な時間を狙ってスーパーを訪れることは、節約にも欠かせない重要な方法のひとつですよね。
賞味期限は日本にせよ海外にせよ、商品の安全を確保するために欠かせないものです。ぜひここで紹介したフレーズを覚えて、日常生活に役立ててみてください。
【予備知識】賞味期限と消費期限の違いとは
賞味期限と消費期限、これら2つの言葉は似ているようで実は少しだけ意味が異なります。
・品質の劣化が緩やかなもの、缶詰やジャムなどの比較的期限が長いものに表記される
・品質が変わらずにおいしく食べられる期間を示す
・品質の劣化が早いもの、生鮮食品などの比較的期限が短いものに表記される
・品質が変わらず安全に食べられる期間を示す
・食品のほか、英語では同じ表現で免許証やパスポート、薬剤の使用期限も示す
賞味期限は仮に経過してしまっても、その商品はまだ食べられることがあります。反対に消費期限は経過してしまうと、その商品を食べると危険なことがあります。
消費期限は「used by ○○」がネイティブフレーズになります。
少しの違いですが、その違いはときに結果に大きな差をもたらします。英語での表現の違いも、ぜひ覚えておいてくださいね。
消費期限についてはこちらのブログから!
【日本と海外の違い】賞味期限は異なる?
日本でも海外でも、言語は違っても賞味期限の考え方は同じです。スーパーのほとんどの食品には、賞味期限が表記されています。
ですが、その表記の内容は日本と比べると大きな違いがあるようです。ここではアメリカの賞味期限の表記についての話を紹介しましょう。
アメリカでは日本に比べて、賞味期限が長めに設定されていることが多いそうです。例えば、牛乳や豆腐などでも、賞味期限は1ヶ月近くにもなっているのだとか...。
日本でももちろん賞味期限はありますが、ここまで長くはありません。もちろん加工方法なども違うのかもしれませんが、基本的には同じ商品であることは間違いないでしょう。
アメリカでは、国全体の賞味期限に関する規格が統一されておらず、州ごとに異なるという背景もあるようです。
牛乳で言えば、”long life milk”という長持ちするものがコロナ禍でよく売れたという話もあります。
また、商品管理が徹底されていないこともあるらしく、奥にあった商品は賞味期限が切れていたという話もよく聞きます。(もちろん、徹底しているところも多いですよ!)
そのため、商品の賞味期限は表記されている日付のみを参考にするのではなく、匂いなども加味して食べるかどうか、飲むかどうかを判断する必要があります。
また、そもそも賞味期限を気にする人自体が少ないという意見もあります。確かに味や匂いで判断することもできるとは思うので、慣れていれば問題ないのかもですね...。
日本では賞味期限が切れていた商品を販売してしまった場合、購入してしまった場合、状況によっては大きなニュースに発展してしまう可能性もありますよね。
こうしたところにも、日本と海外の文化の違いが現れていると言えるのかもしれません...!
ちなみに賞味期限の日付は、日本では“年・月・日付”の順番が基本ですが、海外では“日付・月・年”または”月・日付・年”の順番で表記されていることがあります。
見方によっては混乱してしまいますので、表記の方法が違うということだけでも、覚えておいてくださいね。
これらに慣れ、環境のことを考えても食料の無駄も避けましょう。
海外の日付に関してはこちらのブログをご参照ください!
賞味期限の英語は身近な存在!覚えて役立てよう
賞味期限に関する英文を紹介してきました。日本にいても海外にいても、賞味期限はとても身近な存在です。健康にも関係するため、覚えておいて損はないでしょう。
また、賞味期限は英語で“Best-before”、消費期限は英語で“Expiration-date”です。厳密にはそれぞれの意味も異なるので、注意して覚えておいてくださいね。
海外の賞味期限に関する表記や意識の違いも紹介してきました。場合によっては賞味期限をそのまま鵜呑みにするのは危険です。味や匂いの変化にも気をつけてください。
これらの表記は、海外のスーパーなどではいつでも目にすることができます。海外旅行や滞在の際に、ぜひ注目してみてください。きっとあなたのお役に立つはずですよ...!

生まれも育ちも愛知県。フィジーで英語留学、オーストラリアでワーホリを経験、滞在中に自身のブログを立ち上げ、情報発信を始めました。趣味はコーヒーで、シドニーのカフェでバリスタとしての勤務経験もあります。文章の得意分野は旅や芸術、コーヒー、夢は世界一周で、今一番いきたい国は芸術と職人の国“ドイツ”です。人生の目標として松崎しげるさんを目指しています...!