【時短】センター試験リスニング対策!

センター試験リスニング対策、リスニング学習法、ネイティブキャンプ

受験生のみなさーん!
センター試験のリスニング対策はしていますかー!

たぶん「NO」という方が、大半なのではないでしょうか。

受験は、時間との戦い。

ましてや国立を受ける人ともなると国・数・英に加えて理・社などの5教科以上を勉強しなくてはいけないし、私立を受ける方もセンターだけではなく二次試験も視野にいれて勉強をしなくてはいけない。

考えただけで、パニックを起こしそうですね。

英語の試験だけとってみても、筆記試験には文法、発音・アクセント、長文読解などと対策しなくてはいけないことが山とあります。

「リスニングにまで手が回らない!」という人の気持ち、よくわかります。

しかしリスニングパートを逃してしまうのは、大変もったいないことです。

なぜならリスニングは対策をすれば必ず点がとれるようになるパートで、しかも点数配分も50点、となかなかの比を占めています。

なので今回は、センター試験のリスニングをいかに時間をかけず、効率よく攻略できるか、その方法を紹介します。

センター試験 英語リスニングの出題内容

「リスニング、まだ全然手をつけてない…」という方のために、センター試験英語のリスニング問題の出題傾向について整理したいと思います。

知っている方は読み飛ばしてしまっても構いません。

概要と出題傾向

試験時間:30分

出題傾向
~第1問~
会話のあとに該当するイラストを選ぶ問題

~第2問~
会話のあとに続く応答文を選ぶ問題

~第3問~
(A)会話を聴き、問題用紙の質問に対する適切な答えを選ぶ問題
(B)会話を聴き、図表を完成させる問題

~第4問~
(AとB)長めのナレーションを聴き、質問に対する答えを選ぶ問題

得点 50点満点

ありがたいことに、センター試験の英語リスニングの問題傾向は毎年同じなので、対策をしさえすればこっちのもの。

よく英語のリスニングに関して「センス」や「耳の良さ」と言う人がいますが、試験のリスニングに限っていえば、対策した者が有利になることは間違いないです。

ではさっそく、次からセンター試験リスニング対策の効率的な方法について説明していきます!

おススメ! センター試験、リスニング対策

STEP1 単語

みなさん、英語のリスニングをしていて、単語が一つ聴き取れなかっただけで頭が真っ白になったことはありませんか。

単語の学習は、リスニングの上達には欠かせません。

既にセンターの試験勉強を始めている方だったら、筆記試験対策に単語の暗記から取り組んでいる人もいるでしょう。

そんな方は、今やっている単語習得にもうワンステップ加えるだけで、リスニング対策も兼ねられます。

リスニング対策もかねた単語暗記方法

やることは簡単。

今現在使っている単語集の付属CDを聴いて、単語を覚えればいいだけです。

今の段階で単語集や単語帳を眺めるだけで単語を覚えている人がいれば、
「聴いて覚える」
やり方もプラスしましょう。

そうすれば筆記試験の発音やアクセント対策にもなるので、どちらのパートの対策も同時にできます。

しかも用意するのはスマホや携帯音楽プレーヤーだけなので、通学時間の片手間にできて効率的です。

その際に意識してもらいたいのが、英単語が読まれたら、すぐにその意味が日本語で言える、もしくはそのものの画像が頭の中でパッと思い浮かべられるようになること。

例えばappleだったらリンゴや、リンゴのイラストがパッと頭の中に浮かべば、その単語が頭に沁みついている証拠です。

同じような方法で、単語を覚える時も、ビジュアルと付随して覚えるといいでしょう。

例えば、throwなどの動詞であれば、実際に何か物を投げる動作をして覚える、など工夫のしがいもありますね。(ただし、公共の場でやると不審者がられるのでお控え下さい。)


英単語が覚えられない!と悩んでいる方は、こちらの記事も併せて読んでみてください。

nativecamp.net


STEP2 過去問を解きまくろう

「英語耳を育てる」
「ディクテーションをする」 などなど、リスニング対策には色々な方法があります。

もちろん全部いい方法で効果はあるのですが、いかんせん「時間がかかりすぎる」というのがネック。

受験生は総じて時間に追われているし、英語も含めてあらゆる教科の参考書と勉強方法に取り囲まれていますので、極力、負担は避けたいところ。

なので、リスニング対策くらいはシンプルにいきましょう!

用意するのはずばり、センター試験の過去問(通称、赤本)だけでいいです!

やり方は以下の通りです。

①問題を解く

②答え合わせをして、間違えた箇所を直し、確認する。

はい。ここまでは、なんてことないフツーの方法ですね。誰もがやっている勉強法だと思います。

さて、重要なのはここからです。

続いては、私が某テストのリスニングパートの得点を一ヶ月半で満点近くまで一気に上げた方法を紹介いたします。

③日本語のスクリプトを見て、一文一文英語に直して声に出して言っていく。

いわゆる「瞬間英作文」みたいなものです。解答部分にある日本語訳だけを頼りにして、それを英語に直して声に出して言う。

ただこれには、いくつかポイントがあります。

~POINT~

・最初のうちは、一文だけの簡単で短いものからやっていく
(センター過去問の第一問など)

・英語に直す際、書く必要はない。使うのは口だけ。

・瞬間英作文とは違って、早く言わなくても大丈夫。

・完璧に再現しなくてもいい。
(例えばshouldであるところをhave toとしてしまっても特に問題はない。大意さえあっていればOK)

・最初のうちは、副詞は抜かしてもOK。
(ただし文の意味が変わってしまうhardlyなどは入れる)

みなさんも実際にやってみるとわかると思いますが、最初はまったく出来ないと思います。

間違えたところならまだしも、完璧に聞き取れたところですら 「どういう単語を使っていたんだっけ?」
「どういう言い回しをしていたっけ?」 と混乱するはず。

その場合は、もう一度音声を聴いてから再チャレンジしてみて下さい。

一番初めの時よりは、うまく再現できているはず。

なぜなら、ただ漠然と聴いている時よりも、単語や言い回しに注意を向けて聴いているので。

以上の作業を、過去問すべてで行います。

ただ第3問や第4問などはさすがに長いので、最初の5行目まで、または自分が聞き取れなかったところをメインにしてやっていきましょう。


英語のテキストの購入で悩んでいる方は、こちらの記事も併せて読んでみてください。きっと自分に合った教材が見つかりますよ!

nativecamp.net


この勉強法を使うメリット

・単語や言い回しを、注意してきく姿勢ができる。

・音読とディクテーションが兼ねられる。

リスニング能力を向上させるのに、音読は必須と誰もが言っています。

またディクテーションもリスニング能力を上げるのには効果的な方法。

ただ何度も言うように受験生には時間がありません。

そこで上記の方法では、頭の中でディクテーションと音読が両方一緒にできてしまうという効率的なものです。

・同じような文を聴いた時に、すぐさま文意が理解できる。

この方法で一つのセンテンスになじめば、次に同じような文がでてきた時に驚くほど聴きやすくなっていることを実感すると思います。

基本的にセンター試験のリスニングは、毎年、同じ傾向のものがでます。

そのため過去問を多く解いて、そこに出てくるセンテンスの多くに親しんでしまえば、こちらの勝利。

下手に違う参考書の問題を手当たり次第に解くより、はるかに効率的です。

・勘も養える

上記と同じ理由で、センターの過去問に親しむことで、試験にでてくる問題への「勘」が養われます。

「勘も実力のうち」というように、勘というのはある種の「慣れ」みたいなもので、多くの問題に触れていれば、たとえ数個の単語しか聴き取れなくても「あたり」のようなもので正解を導ける場合は多くあります。
(私も、何度もこの勘に助けられました。笑)

そしてもう一つ、センター試験の英語のリスニングに関して、大切なことがあります。

それは腹筋を鍛えることです。大事なことなので、もう一度言います。腹筋を鍛えましょう!

みなさん、今年のセンター試験リスニングは覚えているでしょうか。

あらゆるSNSで拡散されたため、まだ記憶に新しい人もいるのではないでしょうか。

そう、あの「野菜四天王」、またの名を「野菜四銃士」ですね。

擬人化された野菜やフルーツにメルヘンチックな羽やマッチョなボディが生えた、なんともいえないクリーチャー。

問題用紙に描かれたあのイラストを見た瞬間、キンチョーの糸が切れ、問題に集中できなかった人もいるのではないでしょうか。

ネット上でも、「腹筋崩壊」を訴えた人が散見できました。

センター試験のリスニングは、たまにぶっ飛んだものをぶっこんでくる時があります。

そのような時のために、今からリスニング能力とともに腹筋も一緒に鍛えておくことをおススメします。

まとめ

何度も言いますが、受験生に時間はありません。ですので、極力無駄は省きたいものですね。

そんな時に役立つ、効率の良いリスニング対策をここでは紹介しました。

「今からリスニング対策を始めるぞ」という方は、ぜひ参考にして頂きたいと思います。

また 「過去問に飽きた。ちょっと一息つきたい」

「どれくらい実力がついたか試してみたい」 と言う方は、他の試験のリスニングの問題を気分転換がてら解いてみてもいいかもしれません。

センター試験のリスニングは、英検準2~2級程度であるとともに、TOEICのリスニングパートと似たような構成のものも多くあります。

センター試験以外でも二次試験でリスニングがあるという方は、そのゆうものにもチャレンジして、柔軟なリスニング能力を養うのもいいですね。

現在、オンライン英会話ネイティブキャンプでは英検やTOEIC対策のコースも用意しています。

ここでは、リスニング能力向上に適した方法を講師と1対1でできるので、とても記憶に定着しやすいと思います。

受験勉強でちょっと空いた25分、講師と楽しくしゃべりながら、効率的に活用してみてはいかがでしょうか。

それでは受験生のみなさん、まだまだ先は長いですが、頑張って下さい!

幸運をお祈りします!