みなさん、幼い時に
「だるまさんがころんだ」
を学校の休み時間や放課後、みんなでやっていませんでしたか?
私は主に小学生のころ、近所の友達と集まって近くの公園でよくやっていました。始めると意外にも楽しく、長時間集中してしまうんですよね。
そんな昔ながらの「だるまさんがころんだ」ですが、海外にも似たような遊びがあるのを知っていますか?
また、そんな「だるまさんがころんだ」を知らない国の人たちに英語で説明できますか?
今回、この記事では「だるまさんがころんだ」の英語での説明の仕方、また様々な国での「だるまさんがころんだ」を紹介します!
「だるまさんがころんだ」とは ~英語で説明しよう~
折り紙や鬼ごっこなど、日本には昔から多くの楽しい遊びがあり今でも楽しまれています。
折り紙は世界的に人気ですし、”最強のおもちゃ”や”知育おもちゃ”と言われ幼児への教育に取り入れられることがあります。
パパママと一緒に家庭でやったり、有名進学校・灘では、土曜の特別講座で中学から高校2年まで「オリガミクス入門」とし、折り紙を使い幾何の問題を解くという講座があったりします。
高校受験などの受験のための勉強だけではいけない、人間としての成長をも見込んだ講座です。
また、鬼ごっこで鬼役で友達を追いかけた記憶がある人は多いと思います。小学校などで参加者が全員で走り回り鬼ごっこをする風景は見ていてとても良いものです。
シンプルなルールにもかかわらず想像力を掻き立てたり集中力をアップしたり、子供たちの好奇心を大いに刺激するのがこれらの遊びです。
そんな昔ながらの遊びのひとつとして「だるまさんがころんだ」を知らない日本人は少ないと思いますが、もちろん知らない国の人もいるでしょう。
そんな人たちに英語でルールを説明するときに使える英文を、ここではご紹介します!
How to play “Mr. Daruma fell over.
1. In this game, Mr. Daruma takes command.
(このゲームでは、だるまさんが指揮をとります。)
2. Everyone except Mr. Daruma stands at the starting line. They say “Take the first step!” then they take a step forward.
(だるまさんを除く全員がスタートラインに立って、”始めの第一歩!”と言いながら大きく一歩ジャンプします。)
3. While Mr. Daruma says “Mr. Daruma fell over”, everyone moves closer to Mr. Daruma.
You can move as close to Mr. Daruma as you want.
(だるまさんが”だるまさんがころんだ”と言っている間は、だるまさんに向かって動くことができます。近づきたいだけ動けます。)
4. But when Mr. Daruma turns around after saying the words, everyone has be skill like a statue.
(しかしその言葉を言い終え、あなたの方を向いている時は、銅像のように止まらなければなりません。)
5. If you move, Mr. Daruma catches you and you have to hold hands with Mr. Daruma. Then the game continues.
(もし動けばだるまさんに捕まり、手をつながなければなりません。)
6. While Mr. Daruma is saying the words, and someone shouts “Cut!” and cuts in between Mr. Daruma’s hand and yours, you can be free.
(だるまさんがその言葉を言っている間に、“カット!”と叫び、だるまさんと捕まっている人の手を誰かが切ることが出来れば自由になれます。)
7. And then everyone has to run away from Mr. Daruma.
(そして、それと同時に皆は走ってだるまさんから離れなければなりません。)
8. When Mr. Daruma says “ Stop!”, everyone has to stop immediately.
(だるまさんが”ストップ!”と言うと、皆はすぐ止まらなければなりません。)
9. Mr. Daruma asks the person who helped the other person who was caught “How many steps?”.
(だるまさんは、捕まった人を助けた人に”何歩?”と聞きます。)
10. If he/she says “10 steps”, Mr. Daruma takes 10 steps and touches one person.
(もし彼が10歩と言えば、だるまさんは10歩動き、誰か1人タッチします。)
11. The person who was touched is going to be the next Mr. Daruma.
(タッチされた人が、次のだるまさんになります。)
どうでしょうか?「だるまさんがころんだ」を英語で説明できるようになりましたか?
もし海外の方にルールを説明する機会があれば、ぜひ上記のフレーズを使ってみてください。
様々な国での“だるまさんがころんだ”
日本以外のたくさんの国でも名前や掛け声は違いますが、世界各国にも「だるまさんがころんだ」に似たようなゲームが存在します。
外国人と子供の頃の楽しい思い出を話す機会に盛り上がるひとつのトピックとしておすすめです。
海外では、このようなゲームをまとめて”statue game”と言います。
ここでは、様々な国でこの”statue game”がどのように呼ばれているのかご紹介します。
◎「Red light, Green light」
in America
アメリカでは、「だるまさんがころんだ」のような”statue game”のことを、「Red light (レッドライト)Green light(グリーンライト)」と呼びます。
このゲームのポイントですが、「Green light」の掛け声で動き始め、横断歩道を渡るかのようにしばらく掛け声役の人へ向かって動きます。
そして「Red light」の掛け声で掛け声役の人が振り返り、皆は動きを止めなければなりません。
うまく止まれないとスタートラインに戻ってやり直し。掛け声役の人にタッチすると勝ち、その人が次の掛け声役になります。
ルールは「だるまさんがころんだ」と似ていますよね。ただ、最後の勝者を決める方法が日本とは少し異なりますね。
実際にアメリカ人ネイティブキャンプ講師に、このゲームについて尋ねてみると、その講師はプールの中でやっていたとおっしゃっていました。
プールの授業の一環で、泳いだ後などにみんなでプレイして楽しんだとのことでした。
◎「Grandmother’s Footsteps」
in England
イギリスのだるまさんがころんだは、「Grandmother’s Footsteps」です。
ルールは基本的に「だるまさんがころんだ」と同じですが、掛け声はなく、ただ掛け声役の人が、壁を向いているときに動き、皆の方を向いているときに動きを止めるというものだそうです。
◎「Un, deux, trois, soleil」
in France
「Un, deux, trois, soleil」は「1,2,3、太陽」という意味で、掛け声役は振り返りながら「Soleil」と叫び、皆が動きを止めるそうです。
ただ他の国と違うのが、フランスでは掛け声役は自由に動き回ることができ、皆を笑わせたりし、邪魔ができるようです。
※フランス以外のヨーロッパ圏でも似たような遊びがあり、「1,2,3、〇〇」で〇〇部分に入る単語が国によって違うみたいです!
どうでしたか。
日本で昔から皆に愛され遊ばれている「だるまさんがころんだ」は、名前や掛け声が違うもののルールはほぼ同じで世界中に存在しています。
海外の掛け声で遊んでみるのも楽しいかもしれませんね。
ここで少し余談!
会計前の商品を食べたり飲んだりする!?海外のトイレは〇〇!?下記記事で海外の日本とは違う文化をご紹介!衝撃です!
他にも似たような昔の遊びはあるのか?
上記で様々な国での「だるまさんがころんだ」についてご紹介しましたが、似たような遊び、または日本に同じような遊びがあるけれど、少しルールが違うものなどをここではご紹介します。
◎「What’s the time, Mr. Wolf?」
in Australia, Canada, New Zealand
このゲームのルールは、まずだるまさんのように狼(Mr. Wolf)役を決めます。
他の人は、スタートラインに立ち、狼は壁の方を向きます。
そして皆が、
「What’s the time, Mr. Wolf?」
と狼に尋ねながら歩いて狼へ近づき、狼は皆の方を振り返りながら
「It’s two o’clock.」
などのように時間を答えます。
そして、また狼は壁を向き、皆が
「What’s the time Mr. Wolf?」
と尋ねながら狼へ向かって近づきます。これを何度か繰り返し、狼が
「It’s dinner time」
と言うと、鬼ごっこが始まり、皆は狼から逃げなければなりません。
狼が誰かを捕まえる事が出来れば交代です。
これは、多くの国で遊ばれているゲームで、「だるまさんがころんだ」とは、ルールが少し違いますが似ている点もありますよね。
日本のお子さま向けの英会話教室でも、英語を学ぶ一環としてこのゲームが取り入れられたりもしています。
◎「hot potato」
これは、子ども達が輪になって座り、ポテトの代わりにボールを音楽がなっている間に隣の人へ回すゲームです。
熱々のポテトを長時間持つことは出来ませんよね。なので素早く回さなければなりません。そして音楽が止まった時にボールを持っていた人が負けです。
これも世界中で遊ばれており、日本にも似たようなゲームがあった気がしますね。
◎「Duck, Duck, Goose」
これはハンカチ落としと似たような遊びです。
子ども達は輪になって座り、1人の子がその周りをDuck,Duck…と言いながら皆の頭を触り歩いていきます。
そして1人の子を選び、「Goose!」と告げます。
Gooseになった子は急いで立ち上がり、オニ役を追いかけます。
オニ役がGooseになった子が座っていた場所にタッチされる前に座ることが出来たら、オニは交代です。
しかし、座る前に捕まってしまうと、Gooseの勝ちでオニは引き続きオニをしなければなりません。
◎「Pictionary」
このゲームは1人が紙に絵を書いて、その絵の単語を別の子が言い当てるゲームです。
例えば、書いている絵がりんごであれば”An apple”と答えます。
英語で答えを言うため、英語の語彙力を増やすのに役立ちます。大人数でプレイすると、いかに早く英単語を言うことができるのかを競うため、英語学習にも有効ですね。
英語でゲームをするメリット
日本でもよく知られている遊びに英語を取り入れ行うことで、子どもたちへどのようなメリットがあるのでしょうか。
◎英語を繰り返すことで記憶が定着される。
上記のようなゲームを行うことで、英語の単語やフレーズを繰り返し口に出しますので、子どもたちの頭の中に定着されていきます。
皆で遊びながら繰り返し英語を聞き、使うことで自然と英語のスキルを上げていくことができるでしょう。
◎競争心が出る
もちろん子どもたちは、このような遊びに対してとても負けず嫌いです。負けた悔しさや、勝ったときの嬉しさを感じることができるでしょう。
勝つための方法や負けたときの理由などを自分たちで模索するようになるため、自然と英語のスキルがあがることでしょう。
ここでまた少し余談!
海外と日本の違いをご存知ですか?レッスン中に日本との違う変わった文化を聞いてみましょう!
まとめ
今回「だるまさんがころんだ」の英語でのルール説明や、他の国での似たような遊びをご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
子どもたちが小さい頃から、このような遊びを通して英語を学んでおくことで、今後の英語学習の助けになるのではないでしょうか。
ぜひ、英語バージョンでのそれぞれの遊び方を覚え、実践してみてください。
またこのような遊びは、それぞれの国で様々な種類のものが存在すると思います。
ネイティブキャンプの講師と、このような遊びについて話してみるのも楽しいかもしれませんね。
誰よりもオクラが大好きなんです。愛媛出身のオクラっ子です!大学で英語を専門として勉強し、在学中に2度留学でセブを訪れました。セブの雰囲気、フレンドリーな人々が大好きで、大学卒業後セブへ。現在はセブライフを思う存分楽しみつつ英語を学び、そんな毎日から得る情報や知識を参考に、ブログを書いています!海外旅行が大好きで、大学生活お金を貯めては旅をしていました。そんな私の今の夢は、白いドレスを着て未来の旦那さんとモルディブの青い綺麗なビーチで写真をたくさん撮ること。そして様々な国を訪れ、旅をすることです!:)❤︎