中学英語から始める大人のやり直し英語

やり直し英語、大人になってからの英語学習、ネイティブキャンプ

近年は、英語学習に限らず、様々な分野に関して「大人の学び直し」が注目されてきています。

日本でも「リカレント教育」という言葉を少しずつ聞くようになり、社会人になった後に数年働き、仕事をやめて再度学校に入り直して何かを学び直したり、就労しながらも同時に何かを継続的に学ぶという人たちが多くなってきました。

では大人になってから英語を学び直そうと思った時に、一体何から始めたら良いでしょうか?

本記事では、英語の学び直しをするにあたり、始めにやるべきものや、それをやるべき理由などをご紹介します!

リカレント教育をする理由

義務教育や基礎教育が終わり、社会人として就労した後に、教育機関に入り直して、再度就労に活かせるような教育を受けて、学び直した後に就労するというサイクルを繰り返すことを言います。

リカレント(recurrent)」とは、回帰、還流、循環などを意味する。

私自身も、就労しながらではありますが、オンライン英会話サービスを利用したり、通訳学校に通っていた時期があります。

また、最近ではオンラインのプログラミングスクールを利用し、1からプログラミングを学びました。

英語学習に関して言えば、 ・通勤電車の中で単語帳を読んだりポッドキャストを聞く人

・カフェでTOEICの勉強をする人

・英会話カフェなどの英語を話せるようなところに通う人

・オンライン英会話を毎日受けている人 など色々なところで、様々なスタイルで英語学習をする社会人が増えてきているように思えます。

また、大人になってから英語学習を始める理由も、 ・会社のグローバル化によって仕事で英語が必要になった

・英語を使う仕事に転職を考えている

・パート先によく外国人のお客さんが来る

・家族の海外転勤が決まったので、生活に困らないように今のうちから英語を身につけておきたい

・子供がインターナショナルスクールに通っているので、学校の先生とコミュニケーションを取るために英語を話せるようになりたい

・海外旅行が好きなので、もっと現地の人と英語で話せるようになりたい

・海外ドラマが好きで、吹き替えや字幕無しで理解出来るようになりたい などなど、様々なようです。

多くの人が「英語を学び直そう」と思った時に本屋さんに行くことが多いと思うのですが、英語学習セクションに並ぶ無数のテキストブックを目の当たりにし、「一体どれを買えばいいのかわからない!」と頭を悩ませた、という経験談をよく聞きます。

その原因の1つとして挙げられるのが、「英語をやり直すにあたって、一体何から始めたら良いかがわからない」ということです。

英検、TOEIC、日常英会話などなど、「英語」の中に様々ある「カテゴリー」中から、始めにやるべきもの、その理由を把握しておくことが重要なのです。

英語の学び直しは何からやればいいのか

英語の学び直しをするにあたって、一体何から始めたら良いかがわからないと頭を悩ませる方が多いようです。

そのような方は、ある程度長い期間、英語に触れずに生活してきたという状況を前提とさせていただきますが、結論から言うと、英語学習をやり直すのにまず最初にやるべきことは「中学校英語」です。

ここで言う中学校英語とは、「日本の中学校3年間で学ぶ基礎的な英語」のことです。

ではなぜ中学校英語からやるべきなのでしょうか?ご説明します。

中学校で習う英語をやり直すべき理由

大人のやり直し英語において、中学校で習う英語をやり直すべき理由は以下です。

1、現在大人の日本人の多くは中学校から英語を学び始めた

今は小学校でも英語を学びますが、現在大人の日本人の多くは基本的に中学校から英語が必修科目でした。

そのため、中学校に上がって初めて英語というものを学び始めたという人も少なくないでしょう。

つまり、中学校で教わる英語は「英語を1から学ぶための基礎づくり」なのです。

長い間英語に触れてこなかった人にとっては、また1から学び直すことがとても重要であることはお分かりだと思いますが、それを一番効率良く出来るのは、まさに基礎が詰まりに詰まっている中学校英語だと言えます。

2、難易度が高くないので挫折しにくい

中学校で教わる英語は、1から英語を学ぶためのものです。
つまり、英語のことを何もわからない中学生でも理解出来るように、中学英語そのものの難易度は決して高く設定されているものではありません。

そのため、英語が初級レベルの大人の人にとっても、中学英語から学び始めることによって、無理なく確実に英語の基本文法を理解し、基本英単語を覚えていくことが出来ます。

やはり何においても継続がとても大事ですが、いきなり難易度が自分に合っていないものから始めると挫折に繋がりやすいです。

その点で言っても、無理なく出来る中学英語は挫折しにくいため、継続的な学習を目指す上でも、まず最初にやるべきものとしてふさわしいと言えます。

3、中学校で習う英語を理解していないと他の英語学習で苦労する

長い目でやり直し英語を考えた時に、今後、以下のような目標が考えられます。

・英検を受けてみたい
・TOEICで高得点を取りたい
・英語が話せるようになりたい
・洋書が読めるようになりたい

などなど、人それぞれ英語学習の目標は異なると思いますが、これらのようなことを出来るようになる上で、中学校で習う英語を理解していることは必須となるでしょう。

なぜなら、繰り返しになりますが、中学英語は基礎を培うものだからです。

何にでも言えることなのですが、基礎が出来ないと、その先で色々なことをやろうとしても苦労することが多くなるでしょう。

なぜなら基礎力が無いが故に理解出来ないことが多くなるからです。

言い換えると、中学英語さえ一度理解してしまえば、応用的な英文法なども難なく理解出来るようになるでしょう。

中学英語が理解しているのと理解していないのでは学習スピードや効率といった点で大きな差が出てきます。

継続的な学習を視野に入れ、無駄な苦労をなくし、効率良く学習するためにも、まずは中学英語から学ぶべきだと言えます。

コミュニケーションツールとしての英語

ここまでは、やり直し英語でまずすべきことは中学英語である、ということをご説明しました。

そして、中学英語をやり直した後は、ご自身の目的に合わせて学習を進めれば良いかと思います。

もしあなたの英語学習の目的が資格取得ではない、という方であれば、「英語をコミュニケーションツールとして使えるようになる」ことを目標に、どんどん英語を話す練習をしましょう。

中学英語をしっかり身につければ、知識としては「英語でコミュニケーションを取るには十分」です。

もちろん中学英語だけで完璧なコミュニケーションが可能かというと必ずしもそうとは言えません。

しかし、少なくとも高校入試レベルの問題が解けるくらいのレベルであれば、英会話への準備は整ったと言えるでしょう。

と言うのも、高校入試レベルの長文問題は、ちゃんと文法知識や十分なボキャブラリーがないと読解出来ません。
ですので、もし難なくそれを理解出来るレベルまで到達したら、あとは「英語を話す練習」さえすれば英語でコミュニケーションが取れるようになるでしょう。

ちなみに、 ・英検◯級を取得したい
・TOEIC◯◯◯点を取得したい といったような、英語の資格試験を目標の1つにして学習に励まれる方もとても多いです。

英検やTOEICスコアである程度英語力が判断されますので、就職、転職、英語を使う部署への異動、海外駐在などのチャンスを手に入れるためのチケットになるのは事実です。

そのため、これらのような資格取得(正確に言うとTOEICは資格では無いですが)をまずは目標にされる方が多いです。

しかし、そのような人達も、趣味で続けている人は除いて、多くの人は「英検◯級」や「TOEIC◯◯◯点」を最終目標にしているわけではなく、「使える英語を身に付ける」、「コミュニケーションツールとして英語を話せるようになる」という目標を持っているようです。

大人になってからでも英語は話せるようになるの?

幼少期から英語教育を受けていたわけでもなく、帰国子女でもない、留学経験もない大人がやり直し英語によって英語を話せるようになるでしょうか?

結論から言いますと、英語は大人になってからでも話せるようになります。

なぜならそのような人達が実際に存在し、私も何人もそういう人達に出会いました。

「英語が話せる」というと、 ・英語が流暢、ペラペラ
・発音がネイティブ
・完璧な文法 と思い描きがちですが、イコール「英語が話せる」という式に当てはめるには無理がありますし、ハードルを上げすぎのように思えます。

それよりもむしろ、「英語を使ってコミュニケーションを取ることが出来る=英語を話せる」と考えるほうが自然でしょう。

そう考えると、大人になってから英語学習をやり直し、英語を使ってコミュニケーションを取れるまでに成長した日本人は沢山います。

英語を話せるようになるために

では、大人になってから英語を話せるようになるにはどうすれば良いでしょうか。

結論から言うと、その方法は、「英語をたくさん話す練習をする」ことです。

基礎的な文法や単語を知らないまま、ただむやみやたらに英語をたくさん話しても、あまり英会話は上達しないでしょう。

もちろん幼少期であれば話は違いますが、大人のやり直し英語として考えれば、やはり「知識や理解」があった上で実践練習をしないと効果は期待出来ません。

ただ、前述した通り、中学英語をしっかりやれば英語でコミュニケーションを取る上での必要な知識は理解出来ていることでしょう。

その知識を基に、相手の英語を聞いたり、相手に英語で伝えるという、「英語でコミュニケーションを取る練習」をすれば、どんどん英語を話せるようになっていくでしょう。

また、「Use it or lose it」という言葉があるように、知識の定着には「使う」ことが一番大切です。

せっかく単語を覚えたのに、使わなくて忘れてしまったという経験をしたことがある人は少なくないでしょう。

さらに、英語を誰かと話してて、その会話中に知らなかった表現などが出てきた時に、そのインパクトが強く残るため、新しい表現を覚えやすくなるといったメリットもあります。

つまり、「英会話=インプットとアウトプットを同時に出来る絶好の機会」なのです。

英語は話せば話すほど上達していきます。

それを継続していけば必ず
「私、英語話せます」
と堂々と言える日が来るでしょう。

ちなみにネイティブキャンプでは、無制限で1日何度でもレッスンが受けられます。

好きなだけインプット、アウトプットを同時にしながら、さらに先生からフィードバックが受けれるので、英会話上達は間違いなし。

沢山英語を話す練習をしたい人はぜひ試してみてくださいね!

まとめ

では今回の記事のまとめです!

・大人の英語やり直しは「中学英語」からやるべし

・中学英語をしっかりやれば、英語を話すための知識としては十分

・英語を話せるようになるためには、とにかく英語を沢山話すべし