難しい中国語のリスニングもこれで完璧!

中国語のリスニング、マイク、ヘッドフォン

中国語を学習していると、必ず大きな壁となってくるのはリスニングです。

読み書きに関しては、漢字が主流ですから、日本人に少し馴染みもあり頭に入ってきやすいはずです。

しかしリスニングとなると、音の特徴も日本語とは全く異なってきますから、頑張って聞こうとしても、なかなか上手くはいきません。

そこで今回は、中国語を勉強するにあたってリスニング力を上げるには、どういう点に気を付けるべきなのか、また、中国語のリスニングの学習法や練習法をお伝えしていきます。

人と会話するだけで分かるようになるか?

誰でも人と会話したいと思います。

海外に行くと一人だけでぶらぶらしたいと思ってもホテルのカウンターや道案内などで話す機会が必ずあるものです。

外国語を使ってコミュニケーションが取れないと海外生活は不便でしょう。

考え抜いたプランもすべてが苦い思い出に変わってしまうことだってあります。

聞くと話すとでは、聞くことが大事です。

聞けないと外国の地で、または飛行機の中でさえ不便な場合があります。

危険を知らせてくれても分からなかったり、ネイティブからせっかくいい情報を教えてくれても聞き間違えたりすると、とても残念でしょう。

多くの人はリスニングの身につけ方に誤解があるようです。

学ぶより慣れろという考えの人もいます。

とにかく会話をすればリスニング力は上がると思うようです。

もちろん聞くも話すも会話が基本であることは間違いありません。

それでも0から始めて飛び入りで外国人と会話できるようになるまでどれくらいかかるでしょうか?

柔軟性の高い子どもや幼児はとにかく外国語に触れれば吸収できます。

こういう人は言語に慣れたほうが早く成長しますし、現にそんな人はたくさんいます。

でも初級の大人が外国語に触れる場合、その感覚は子どもたちとは違います。

まず母語がしっかり固まっているので、新しい音に慣れるまでかなりの年月がかかるでしょう。

聞こえた音が日本語のカタカナの音に変換されて、どの日本語の音に近いか判断する癖があるのも問題です。

これを母語の干渉といいます。

ですから大人が外国人と会話するだけではリスニング力を身につけるのは至難の業です。

こういう意味かなと分かるようになるまでかなりの時間がかかりますし、その時間が苦痛に感じてしまうと勉強が嫌になってしまうでしょう。

音声の情報を頭で処理する方法と間違った方法

ではどうしたらリスニングがぐんぐん上達するのでしょうか?

問題にぶつかるとき必ず原因を考えるでしょう。

テストでも理屈を考えて原因を見分けられる人は、答えが出たのと同じようなものです。

リスニングの仕組みを理解するとリスニング力アップの方法もおのずと分かるようになります。

耳から入ってくる音や情報は頭で処理されます。

例えばりんごという単語を聞くとりんごのイメージが頭に浮かび、りんごだと認識します。

母語の場合、りんごと聞いた瞬間に頭で認識されるでしょう。

瞬間で認識するということがポイントです。

さきほどイメージと言いましたが、このイメージが瞬間認識に必須なのです。

でも学生時代のテスト勉強はそんな方法は必要ありません。

筆記でもそうですが、appleを日本語でどう書くか、りんごを英語でどう書くか、音声で聞いた情報を紙に書き留めるような方法で答えさせます。

こうした方法で理解しようとすると必ず頭で文字を介する癖がつくようになります。

そのため、耳から聞いた外国語を頭の中で文字にしてその意味を文字で探すようになってしまうのです。

頭に文字が浮かばないと意味が理解できなくなります。

音➡文字➡イメージ➡理解、とこういう流れで聞き取りをするので理解するのに数秒時間がかかってくるのです。

これが外国人の言葉だとスピードがあるので新しい言葉についていけず、大筋を理解できないでしょう。

この状態で会話すると反応するのに数秒かかることになってしまいます。

会話ではよほどの人でないと返答を辛抱して待ってくれません。

数秒理解するのに時間がかかるだけで、この人は理解してくれていない、と思われることだってあるのです。

現地の中国人は言葉をこうやって処理している

日本語もそうですが、中国人は音を瞬間に理解していきます。

その鍵はイメージなのです。

音➡イメージ➡理解というシンプルな順番です。

特にイメージ➡理解は早く、ほぼ同時と言えます。

母語を聞くとき、音➡イメージは何度も、何千回も繰り返しているので、イメージしたと感じさせないくらいの速さで理解に達することができるのです。

ですから外国語学習者はリスニングのとき、イメージを頭に浮かべる練習が欠かせません。

例えば、さようなら、は英語でbye byeですが、頭の中で二人が手を振りながら離れていくイメージを持てればそれでいいのです。

簡単な話、頭の中でローマ字のbye byeが浮かんでこなくても、イメージで理解することができるのです。

日本人のリスニング対策と練習法

日本人が中国語を学習する際、中国語の文字がとても役に立ちます。

実際中国語が全く0の初心者でも漢字だけでおおよそのニュアンスがつかめることだってあります。

漢字もよく書けるので、中国の大学に入校して中国語を勉強するときでも、先生から漢字がきれいに書けると褒められるくらいなのです。

意味さえも大体分かってしまう漢字ですが、この便利さが日本人の中国語学習の足を引っ張る場合もあります。

漢字を知らない人は中国語を音からみっちり勉強します。

ですから音に敏感です。

音に対する敏感さがリスニング力を向上させます。

漢字は書けなくても、ある程度の会話ができる外国人はいます。

そうした人は耳から入る音を頭で漢字として浮かべられないので、すべて音で認識するようにしています。

そのためリスニング力が比較的高いのです。

それに比べて漢字に頼りがちな日本人は、読解はよくできても、中国人との会話が苦手な日本人は少なくないのです。

こうしたことから、日本人はリスニングの時に音をイメージにする練習が特に必要です

中国語を朗読するときも同じです。

頭の中で文字が次から次に浮かぶのではなく、単語が頭でイメージになるように練習する工夫をしないといけません。

単語の音読もそうです。

何回も読むことは大事ですが、読みながら単語をイメージに変換する癖をつけていきましょう。

そしてイメージの助けに文字を使うことができます。

中国語で、こんにちは、你好ですが、大抵の教材は日本語併記で載っています。

この日本語をイメージにするための助けとして活用できるでしょう。

独学でリスニング力を鍛える勉強法

ネイティブスピーカーから直接教わるに越したことはありません。

どんな言語でも、学習者は必ず聞き間違いや言い間違いをします。

それを正してくれるのがその言葉を母国語としているネイティブスピーカーなのです。

彼らから修正をもらうことで、なんちゃって中国語の粋を超えて、中国語上級者になっていくのです。

単語をイメージにする時に、すぐにピンポイントのイメージをつかむのは難しい場合があります。

一つの単語にいろんな意味があるときは特にそうです。

最初のうちはイメージが単語の中心の意味を捉えていないこともあるでしょう。

でも心配はいりません。

基本単語はいろんなケースで何回も出てくるものです。

その都度イメージをふくらませることでその単語のイメージが確立してくるのです。

基本単語が何回も出てくるものとは何でしょうか?

それは外国人が日常でよく使う場面、つまり外国人同士の会話や、外国人が作った音楽やビデオ、現地のドラマやアニメがあります。

この中には普段使う基本単語が詰まっていて、こうしたものを活用することで外国人がそばで教えているのと似た効果が発揮されます。

外国人の単語の使い方から基本単語のイメージをどんどん膨らませていきましょう。

こうすることで独学でもリスニング力を鍛えることができます。

ではその方法を具体的に見ていきましょう。

意味や内容が分かるための字幕活用法

日常使う単語を聞くためには現地の様々なメディアがいいと学びました。

けれどもジャンルは多種多様です。

ドラマやアニメ、ニュースや教育番組などの学生向けのものまでいろいろあります。

それで、難しい単語よりも頻出度の高い単語があふれた物を見たり聞いたりしましょう。

結局日常会話は基本単語のつなぎ合わせでできています。

日常会話の壁をクリアするには、難しい単語をどれだけ知っているかは特に重要ではありません。

むしろ基本単語をどれほど理解しているかなのです。

特にドラマやアニメには基本単語が詰まっていると言えるでしょう。

極端な時代物でもない限り、基本単語を扱わないことはまずありません。

それでもドラマが好きか、アニメが好きかは人それぞれです。

好きなものが学習意欲を向上させますから、どちらか好きなものを選んでください。

さらにその中でも好きなジャンルの内容を視聴すればモチベーションも維持できます。

視聴する際は必ず字幕をつけましょう。

字は円滑なリスニング力の妨げだと学びましたが、字を生かすのはイメージのためです。

最初は字幕を見ながらイメージをふくらませる工夫をします。

セリフは次から次へと流れます。

イメージも次から次へとつなげていくことで意味が生まれるのです。

気をつけないといけないのは、最初のうちはイメージの変換に時間がかかることです。

どうかな、と思っているところからどんどん次のセリフが流れると、イメージどころではなくなってしまったり、意味を捉え間違えたりすることも出てきます。

自動車教習も最初のうちは構内でゆっくりとした速度で練習します。

同じように最初の視聴の際はスピードを落としてゆっくりとした速度にしてください。

ついていけるスピードでイメージを変換するのがリスニングのコツなのです。

ドラマやアニメを使った方法をまとめると、まず中国語字幕付きを再生します。

その時のスピードはイメージできる範囲のゆっくりとした速度にします。

イメージがついてくると、速度も少しずつ本来の速度に引き上げていきます。

最後は字幕なしでイメージで理解できたらバッチリです。

中国語字幕を使ってもイメージが難しいならどうしたらいいのでしょうか。

字幕を使った方法はある程度の文法知識がないと理解できません。

ですからこの方法は初級の人にはおすすめできません。

基礎文法を身に着けた後に、ドラマやアニメを視聴すると意味の理解がよくできるでしょう。

また日本語でまず聞いたものを中国語放送で視聴するなら、すんなりイメージしやすいことでしょう。

初級の場合はもっと音にフォーカスを当てた方法があります。

そのことを次に取り上げます。

音楽を使った学習方法

日本語は高音と低音の2つの高さで発音します。

「わたしは」と言うと、「わたし」は高音で、「は」は低音となります。

それをしないで全部同じ高さで話すととても不自然ですし、意味も違うことがあります。

中国語も同じで、高さの種類は4種類と日本語より多いですが、高さが違うと意味も違ってくるのです。

不思議なことに、音楽となるとその概念は変わります。

音符の高さで決まってくるので、もともとの言葉にある音の高さは無視されます。

それでも日本人が音楽を聞いて歌詞がある程度理解できるように、中国人も中国の音楽を聞いて歌詞が分かるのです。

この感覚は決してもともとの中国語の音の高さを頼りにしているのではないことが分かります。

つまり、声調という中国語の音の高低を超えた感覚を持つことで、ヒアリング力は高まるということです。

そのためには音楽という、声調を考えないで聞くことで、単語のイメージが湧くように訓練することが必要です。

インターネットでは日本語の歌をカバーした中国語の歌を聞くことができます。

まずは中国語の歌にある日本語の意味を見てください。

これで意味を理解しイメージしやすくなります。

その後、中国語字幕の歌を聞きながら、意味のイメージを考えます。

それを繰り返すことで中国語の歌が流れると自然にイメージが脳裏に浮かべば、ヒアリングの感覚を養うことができるのです。

注意したい点ですが、日本語の歌の歌詞と、中国語の歌の歌詞は異なることが多いです。
いくらカバー曲と言っても歌詞の意味がぜんぜん違うことがあります。

それは言葉の音の数が別の言語では多かったり少なかったりするからです。

ですので、純粋に中国語の曲の日本語訳を探すようにしないといけません。

リスニング力アップのためのアプリやソフト

リスニングは音のイメージが必要だということが分かりました。

また、ゆっくりとした速度で聞くことも必要です。

それで、音楽であれ、ドラマであれ、アニメであれ、再生速度を変えられるアプリやソフトがあると便利です。

スマホではVLCという音楽再生ソフトがあります。

視聴したいファイルをこのソフトで見ると、再生速度を変えることができます。

操作はそんなに複雑ではないので、語学学習にきっと役立つことでしょう。

Windows MediaPlayerでも再生速度は変えられるので活用できます。

また、0からの初心者となれば、音からイメージに入る前に、音の種類そのものを聞き分けられなければなりません。

日本語で言うと、「あいうえお」の発音の仕方を学ばないといけません。

そのためには「修音」というソフトが役立つでしょう。

声調を聞けるだけでなく、個々の中国語の音をクリアに聞くこともできます。

さらに再生したい音を入力する欄が2箇所あるので、似た音を聴き比べることもできます。

まとめ

リスニングは外国人との会話に欠かせません。

リスニング力を上げるために音のイメージを持つようにしてください。

そして聞き取れる範囲の速度から着実に耳を訓練すれば、中国人との楽しい会話も夢ではありません。

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