外国人はパーティーが大好き。
長期的に海外に滞在するとお誘いがあることもしばしばあります。
そしてそれは海外だけでなく、日本でも国際交流のイベントやクリスマスパーティー、立食パーティーや独身パーティーまで、様々なタイプのパーティーが増えてきたのではないでしょうか。
また、社内パーティーや歓迎会などで自分が主催者側になる可能性もありますよね。
ネイティブとのパーティーは英会話に自信がないから無理だな…と思われる方、基本的なフレーズを知っておくと一歩が踏み出しやすくなります。
英会話学習は机上だけでなく楽しみながら色々経験したいものですよね!
気持ちを外に向けて進みましょう!
今回は、パーティー開催に関する英語をご紹介いたします。
- 海外のパーティー事情
- 海外ファッション事情
- 単語「パーティー(Party)」とは?
- 「パーティーを開く」は英語で?
- 「パーティーに招待」
- 招待する際のフレーズ
- 招待に対する返事
- 最後に パーティー参加後の一言
海外のパーティー事情
日本で少し前に流行りましたこの言葉、
「パーリーピーポー」
イメージとしては、大勢で騒いで楽しむ若者・リア充といった感じですね。
海外でももちろん大騒ぎするようなものもありますが、「パーティー」は若者のものだけでなく極々当たり前に行われているものです。
(ちなみに筆者はリア充を当初知らずこっそり調べました(笑)かけ離れた存在です!)
パーティーの種類も様々です。
誕生日会、
歓迎・送別会、
ハロウィン・クリスマス等の季節イベント、
就職祝いや引っ越し祝いなど、家族・友人間での集まり、
忘年会などの宴会や女子会、 などなど数えたらキリがありません。
日本でも定番なパーティーの他、日本では珍しい(近年取り入れられつつある)パーティーもあります。
世界各国の宗教や文化によっても違いますので調べてみると面白いですよ!
筆者がカナダで実際に目にしたり経験した大きなパーティーはこちらです。
イースター
キリストの復活を祝う日。
きれいに色付けした「イースターエッグ」が有名です。
サンクスギビング
アメリカ・カナダの祝日のひとつ。
イギリスからの移住者が最初の収穫を祝ったことに由来し七面鳥の丸焼きを食べる食事会。
ベビーシャワー
アメリカで主に開催されている妊婦さんが、無事に出産できるようにと願ってお祝いする会。
ハウスウォーミング・パーティー
引っ越しをした人が主催者となり、自分の新居に招待するパーティー。
家の中をみんなのお祝いによって温めてもらおうというニュアンス。
カジュアルだから開催しやすく、参加者も参加しやすいため自然と数も増えます。
特にホームパーティーは、とっても気軽。
家族・友達と飲み物や手料理を持ち寄って、お茶感覚で行います。
筆者の現在住んでいるメキシコでは、ホームパーティーはとっても多いです。
日常生活の一部になっているのか、それ以外やることないの!?と思うほどあちらこちらで見かけます。
家の中で少人数パーティーもありますが、庭に小さなテントを立ててテーブルセッティングをしたり、BBQをする家も多いです。
週末には家々から音楽が聞こえてきます。
時間も夕方から夜中までが普通。
子供がいてもおかまいなしなところは、日本文化とは違いますね。
メキシコ人の友人に聞いたら
「私は親戚と月に2回はランチ会がある。とにかく集まって食べて話すだけ!」
と言っていました。
家族とのつながりが強い国、だからこそ集まって食事を楽しむことが幸せなのですね!
誕生日会は、誕生日の人がパーティー主催者となります。
友達が誕生日の人のために開くこともありますが、
自分自身が
「私の誕生日だからパーティーを開きます。ぜひ来て!」
と皆を招待することも普通。
招待された側はプレゼントを持って参加します。
何も持参せずただ参加するだけでOKという場合も。
日本人の私としては「え、手ぶらでいいの?」とソワソワしてしまいます。
集まって一緒にお祝いすることが大切ということでしょうか。
形式よりも「時間を共に過ごすことが大切」という文化、プレゼント選びにプレッシャーを感じやすい筆者としては大好きです。
海外ファッション事情
皆さんはこんなことは聞いたことはありますか?
「日本の服装はいつもオシャレ。デイタイムもナイトタイムも常に服装に気遣っているから。」
と。
私は何度か外国人の友人にそう言われました。これは褒め言葉です。
確かに海外では日中の服装がとてもラフな格好です。
そして夜の外出はエレガントな装い。
メイクもアクセサリーも豪華。
そのギャップが日本よりも大きいですよね。
ファッションをTOPに合わせつつも自分らしさを出している海外のスタイルは、日本人にとってはとても新鮮かもしれません。
日本では昼夜問わず「綺麗な装いが最低限のマナー」と考えている人が多いのか、常に服装もメイクもばっちり決めていきますよね。
また、仕事の場においても相手に失礼に思われないよう、ある程度の身だしなみを気をつけますが、海外の人はそれでもどこかラフな雰囲気です。
私は海外のドラマや映画が好きでよく見るのですが、男性がオフィスでネクタイをしていないというのは、普通に見かける光景ですよね。
また、パーティーに参加しているシーンを見てみると、女性はいつもよりメイクは濃い目に、 「私はハリウッドスター!」 と言わんばかりに派手な格好をしている人もいました。
筆者は海外慣れしていなくて周りの派手さに圧倒されることがよくありますが、パーティーのテーマによってはラフな格好でOKな場合もあるので、一緒に参加する友達に聞いて見ることをおすすめします。
また、ドレスコードは招待状に書かれていることもありますので、事前にチェックしておくと良いでしょう。
単語「パーティー(Party)」とは?
そもそも「パーティー(Party)」とは何なのでしょうか?
さて、ここからは英会話フレーズを紹介していきます。
日常会話で使える表現ばかりですので、ぜひ覚えていってくださいね!
まず始めに、突然ではありますが「パーティー(Party)」の意味はご存知ですか?
そんなもの言われなくてもわかるよという人もいるかも知れませんが、念のため辞書を確認してみましょう。
辞書にはこう書かれています。
パーティー〖Party〗:
1.社交のための集まり。
2.政党。党派。政治集団。
3.仲間。一行。特に登山・探検などで行動をともにする集団。
(デジタル大辞泉より)
いかがですか?
カタカナ英語でよく使う「パーティー」という意味の他に、「政党」などの意味があったんですね。
また、partyは名詞「社交の集い」以外にも、動詞「パーティーに出る」「浮かれ騒ぐ」という意味で使われることもあります。
「パーティー」に関する言葉を紹介します。
・Party goods
= パーティーグッズ
・Party venue
= パーティー会場 (venueは、開催地・現場の意味です。)
・Party dress
= パーティー向きドレス
・Drinking party
= 飲み会
・A political party
= 政党
・The ruling party
= 与党
・The opposition party
= 野党
「パーティーを開く」は英語で?
「パーティーを開く」は、一般的に英語で
「have a party」
と言います。
「open partyじゃないの?!」
と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
openは、窓・扉などを開く、店などを開けるという、物理的に開けることが主な意味です。
パーティーの場合、日本では「開く」と言っておりますが、英語では「持つ」のイメージとなり「I have a party. = 私はパーティーを持ちます。」が直訳になります。
逆で考えたら面白いかもしれません。
海外の日本語学習者にとっては、
「”have a party”はパーティーを持つという意味なのに、なぜ開くと言うのですか?」
となることでしょう。
異なる言語での表現は、時に直訳が難しいものです。
他にもholdやthrowを使った言い方もあります。
hold = 人が物を持っている、
throw = 投げる、
という意味が主であり、これもhave同様に開くというイメージから離れているように思われますが、どちらも「催す、開く」という意味があります。
・have a party
=「パーティーを開く」という一般的な表現。
・hold a party
= 主催者が企画して開催するニュアンス。
・throw a party
= 何かのお祝いで催すニュアンス。
例文:
・We are going to have a party on Friday night!
= 私たちは金曜夜にパーティーを開くつもりです!
・We had our friend’s birthday party yesterday.
= 昨日、友人の誕生日会がありました(持ちました)。
・We held a birthday party for one of our friends.
= 私たちは友人のために誕生日会を開催しました。
・We threw a birthday party for her.
= 私たちは彼女のために誕生日会を催しました。
余談ですが、筆者が「開くはopenではない」と知ったのは、「展覧会を開く」という文がきっかけです。
「展覧会を開く」も同様にhaveまたはholdを使って、
「have(hold) an exhibition」
と言います。
「パーティーに招待」
次に「招く、招かれる」と言う表現についてですが、招待するは英語で
「invite」
です。
招く = invite、
招かれる = be invited
となり、招く側・招かれる側両方に使えます。
・I invited her to my house.
= 私は彼女を私の家に招きました。
・Who should we invite to the party?
= 誰をパーティーに招待すべきでしょう?
・You can invite whomever you like!
= あなたが好きな人誰でも招待していいですよ!
・I was invited in for dinner.
= 私は夕食に招き入れられました。
・He wanted to be invited to the party.
= 彼はパーティーに呼ばれたかった。
招待する際のフレーズ
パーティーを主催する(招待する側の)場合には、お誘いの言葉と共に色々伝えたいことがありますよね。
メール等での招待で使える便利なフレーズを紹介します。
・I would love/like to have you over for dinner.
= 私はあなたをディナーにお招きしたいです。
would love to~は、want to~(~したい)よりも丁寧で気持ちの強さを表現します。
・If you have time, please come and join our party!
= お時間ありましたら、ぜひ私たちのパーティーにご参加ください!
・Please save the date for the party -1st March.
= 3月1日はパーティーがありますので、お時間空けておいてくださいね。
・Please bring a dish to share.
= 何か一品をお持ちください。(持ち寄りパーティー)
・Just bring yourself!
= 手ぶらで来てくださいね!
・Bring your spouse / partner.
= 配偶者またはパートナーとご一緒にどうぞ。
(海外では言わずともパートナー同伴のケースが多いです)
・Hope to see you all there!
= 皆さんにお会いするのを楽しみにしています!
・I hope you can make it.
= あなたが来られることを願っています。
・Time and Date
:日時
・Venue /Place
:開催場所
・Agenda
:予定、すること
・Fee free
:参加費無料
・Dress code
:ドレスコード(服装の指定がある時)
招待に対する返事
招待をされたらYes/Noの返事を早めにしましょう。
・I will be there.
= 参加します。
・Thank you for inviting me to the party.
I am looking forward to seeing you soon!
= ご招待ありがとうございます。
あなたに会えることを楽しみにしています!
・Thank you for inviting me, but I’m afraid I have another meeting tomorrow.
= 招待してくれてありがとうございます。残念ですが明日は別の予定があるのです。
・I would love to come next time.
= 次回はぜひ参加したいです。
最後に パーティー参加後の一言
いかがでしたでしょうか。
今回はパーティーに関する英語をご紹介しました。
最後に言ってしまいますと筆者は実はパーティーが苦手です…。
英語またはその国の言語が完璧でない中での参加、そして大人数との初顔合わせ、なかなかのハードルです。
しかし、
「これは皆さんと仲良くなるチャンス!」
「文化体験の一環!」
「語学学習のため!」
とパーティー参加の良さを信じて勇気を出して参加するようにしています。
もちろん話せずに落ち込むこともありますが、最後はやっぱり
「参加してよかった!」
と思うことが多いのです。
参加した時間は様々な経験が出来ますし、テキストには載っていないネイティブの会話が学べますからね!
最後にパーティー後の挨拶を紹介して終わります。
・Thank you for having me.
= お招きいただきありがとうございました。
・This party was great! /
It was a wonderful party!
= 素晴らしいパーティーでした!
・I hope we can get together again sometime soon.
= また近いうちにお会いしましょうね。
みなさんも勇気が必要な時もあるかと思います。
そんな方は、オンライン英会話のネイティブキャンプを使って、予行練習をしてみるのがオススメ!
様々な国の講師と色々な話をすることで、実際のパーティーでも話題にできそうなディスカッションを楽しむことができます。
ぜひ英語を少しでも多く身に付けて、楽しんで参加してみてくださいね!
学生時代からグラフィックデザインを専門としてきた一方、英語学習がずっと大好きでした。「海外に住んでみたい!」という憧れだけでワーキングホリデーにてカナダに1年間滞在。それが人生の転機となり、デザイン職から国際協力の道へ。今は国際結婚をしてメキシコ在住です。 ブログ執筆は、私にとっても英語知識のインプットになっています。ご覧になってくださる方と一緒に楽しみながら学びたいと思い始めました。 英語とスペイン語のレベルUP、そして海外での個展開催が夢です!