「眠たい」って英語で言えますか?

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眠っている猫

世界一の働き者だと言われる日本人のみなさま、ちゃんと睡眠とっていますか?
美容院に行って髪の毛をメンテナンスするように、心と体にもメンテナンスが必要です。

理想的だという8時間睡眠を毎日行った場合、人はなんと人生の3分の1もの時間を睡眠に費やしていると言えます。

実は寝る行為には、脳の中を整理する(メンテナンス)する役割があると言われているのをご存知でしたか?

私たちがきちんと機能するように保ち続けるためには欠かせないもののようです。
つまり私たちが眠たくなるのには、きちんと科学的な理由があるということですね。

眠いって英語で言うの?と日本人に聞くと大半がSleepyだと答えると思います。

今回は、そんなお馴染みのSleepy以外にも、様々な「眠たい」を表現する英語をご紹介したいと思います。

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単語だけ覚えるだけではなく例文とともに、使える状況をイメージして感覚で掴んでください!

Sleepy

まずは、中学生英語で習った「Sleepy」の使い方からみていきましょう。

そもそもSleepyはSleep(動詞)の形容詞バージョンです。
基本的に形容詞とは、名詞に接尾辞をつけることで形が変化するものを指します。Sleepyの場合、Sleep(名詞)+ -yで、状態や性質を表すことができます。

日常会話でよく使われる例文を見てみましょう。

夜更かしして眠いとき

Risa:  I’ve been so sleepy all day.
Jack:  Why? Did you stay up late last night?
Risa:  Yeah, I realized at 1 a.m. that the deadline of my assignment
   for Mr. Smith was today.
Jack:  Oh yeah, he is well known for not taking any excuses
   for assignments submitted after their deadline.
Risa:  Really?  Then I’m all the more happy that I submitted it on time.

Risa: 今日一日中すごく眠いの。
Jack: なんで?昨晩夜更かしでもした?
Risa: そうなの。スミス教授に出す宿題の提出期限が今日だって、
   夜中の1時に気付いちゃってさ。
Jack: 彼は提出日を過ぎたらどんな言い訳も通じないって有名だからね。
Risa: それ本当?それなら尚更、提出期限に間に合わせてよかった。

お腹いっぱいで眠くなったとき

Tom:  The dinner was absolutely delicious. Thank you!
Mary:  I’m glad you liked it.
Tom:  Yes, I enjoyed it a lot but now I feel sleepy.
Mary:  Oh, so do you want to skip dessert? I made homemade ice cream.
Tom:  You know I would never say no to your ice cream!

Tom: 夕食すごく美味しかったよ。ありがとう!
Mary: 気に入ってくれて嬉しいわ。
Tom: 本当に美味しかった(楽しんだ)、でも眠くなっちゃった。
Mary: じゃあデザートやめとく?アイスクリームを手作りしたんだけど。
Tom: 君のアイスクリームには絶対Noって言わないのを知ってるだろう!
   (アイスクリームには目がない)

I’m sleepyI feel sleepy に大きな違いはありません。しかしネイティブスピーカーに聞くと、厳密にはI’m sleepy の方がより確かに眠たいのだと伝えることができるそうです。
あえてパーセンテージにすると、I’m sleepyは100%でI feel tiredは95%というところでしょうか(笑)

Never say no to something とは、「〜には絶対にNoと言わない(〜には目がない)」という意味で使われる決まり文句なので、丸暗記してしまいましょう。

 

Sleepy 以外にもある、「眠たい」を伝える英語表現

Tired

「疲れた」という意味を持つtired、実は「眠たい」という意味でも使うことができるって知っていましたか?

ケンブリッジの辞書によると、in need of rest or sleep(休息または睡眠が必要な状態)だとあります。

つまり、直接的にsleepyという言葉を使っていなくても、context(文脈)から「眠たい」のだな、と察することができます。

一日の終わりで疲れがたまっているとき

Samantha: I wanna go to bed now. I’m tired.
Bob: Okay, I will come to bed in a bit.

Samantha: もう寝るね、今日疲れちゃった。(眠い)
Bob: わかった、僕ももう少ししたらベッドルームに行くよ。

*wannawant to の省略形の口語文です。友達とのテキストでは使えますが、エッセーなど公式な文書には使えないことをお忘れなく!

疲れたと感じる時に眠たくなるのは、きっと睡眠をとって体や脳をメンテナンスするのが必要だと、脳が訴えているのでしょうね。

ちょっとでも寝た方がいいよと言いたいとき

Cathy:  Have you been studying since I went to bed?
     It’s already 4 a.m. you should sleep.
Lisa:  Yeah, I know mom but I have a big test tomorrow and I can’t fail.
Cathy:  You know honey, according to studies, it’s better for you to sleep
      and rest your brain than to stay up late the night before a test.
Lisa:  Okay maybe I need to get some sleep then.
Cathy: You’ll be okay tomorrow. Good night.

Cathy: 私が寝てからずっと勉強してるの?もう朝の4時よ、
     寝た方がいいんじゃない。
Lisa: ママ分かってるよ。でも明日大事なテストあって、絶対落とせないの!
Cathy:  ハニー、研究結果によるとテスト前は徹夜するより
     睡眠をとった方が脳にいいらしいわよ。
Lisa: 分かった、じゃあちょっと寝た方がいいかもね。
Cathy: 明日のテストは大丈夫よ!おやすみ。

私も学生の頃よく徹夜をしてテストに挑んでいました。
でも特に数学など脳を使う教科は、睡眠をとった方がはるかに集中出来ると身を持って経験していたのを覚えています。

テスト前の勉強などはいっそ寝てから翌日のテストに挑んだ方が翌日集中でき、良い結果を出すことができる場合もあるということです。

睡眠時間が足りていないと、脳が脳内を整理する時間がないため、集中力や記憶力が落ちるというのは納得ですよね。

Nap

Napとは「昼寝/午睡/仮眠/うたた寝」という意味です。
Take a nap「昼寝する」と言う意味なので、セットで丸暗記しましょう。

昼寝をとっているとき

Lisa:  If you sleep too much now, you won’t get much sleep tonight.
Amy:  I know mom, I just want to lie down.

Lisa: 今寝すぎたら夜よく眠れなくなるわよ
Amy: ママ分かってるよ、ただ横になりたいだけだよ。

寝すぎて寝れないとき

Amy:  Are you going to bed soon honey?
Lisa:  I took a nap this afternoon, so I’m not really tired at all.
Amy:  I told you that you won’t be able to sleep at night if you nap too much.
Lisa:  Yeah but I really felt refreshed after my nap.

Amy: もうすぐ寝る?
Lisa: 夕方に睡眠取ったから、全然疲れて(眠く)ないんだよね。
Amy: 仮眠しすぎたら夜寝れなくなるわよって言ったでしょ。
Lisa: 分かってるよ、でも仮眠の後本当にすっきりしたのよ。

*ちなみにnapは数えられない名詞だというイメージが付きがちですが、可算名詞なので napの前に{a}が必ず付きます。
例えば「毎日昼寝をする」と言いたい場合でも、I take a nap everyday. というように{a}をお忘れなく!!

Jet lag

時差ぼけという意味で使われるJet lag、海外旅行の際には付き物だと言われており、体内時計を正常に戻すのにかかる時間は人それぞれ違います。

時差ぼけが取れなくて眠い

Aoi:  You really seem out of it today. Are you alright?
Eri:  Yeah, I’m okay. I just have a little jet lag from my trip to Hawaii.
Aoi:  Oh right! welcome back! How was Hawaii?
Eri:  It was so much fun. I went shopping, of course, ate a big steak,
  and went to a popular pancake restaurant.
  Oh, and I also went jet skiing for the first time, too.
Aoi:  That sounds awesome!  

Aoi: 今日ぼーっとしてるけど大丈夫?
Eri:うん大丈夫だよ。ただハワイ旅行でまだ時差ぼけがあってさ。
Aoi: あ〜言ってたね!おかえり。ハワイどうだったの?
Eri:すごく楽しかったよ。お決まりの買い物に行って、大きいステーキ食べて、
    有名なレストランでパンケーキも食べたよ。
    あっ!あとジェットスキーも初体験してきたよ。
Aoi: 最高じゃん!

Yawn

「あくび」という意味で使われるYawn、ヤウンのように発音します。

寝ても寝足りないとき

Katy:  I can’t stop yawning.
Josh:  You didn’t sleep well last night?
Katy:  I actually slept for 10 hours last night so I think I slept enough.
Josh:  (Yawn) I’m so sleepy, too.
   These days, no matter how much I sleep, it’s never enough.
Katy:  Tell me about it!

Katy: あくびが止まらないよ。
Josh: 昨日よく眠れなかったの?
Katy: 実は10時間も寝たの。だから十分に睡眠ったはずなんだけど。
Josh: (ふわぁ〜)俺もすごく眠い。最近いくら寝てもまだ眠いんだよね。
Katy: わかる〜!

Tell me about it.は直訳すると、「私に教えて」となり、そのように訳すことももちろんあります。ただこの上記の文脈のように、お互いが同意できる状況の場合、「言わなくても分かってるよ」の意味を持つ言葉として使うことができます。

あくびってよく人に移りますよね?その人との関係が深ければ深いほど、あくびが移るらしいですよ。脳が識別しているのかと思うと、何だか面白いですよね。

 

あくびは移るって英語でなんていうか分かりますか?

Yawning is contagious.

Contagiousとは「病気などが感染/伝染する」という意味ですが、感情や態度にも使うことができます。

あくびがうつったとき

Eric: (Yawn)….
Zach: (Yawn)…   you are making me yawn.  

Eric: ふわぁ〜(あくび)
Zach: ふわぁ〜 お前のあくびうつっちゃったよ。

「眠たい」に関する英語を勉強していて、そろそろ眠たくなっていませんか?笑

ネイティブキャンプのレッスンを夜に取る人も多いと思います。

レッスン冒頭の挨拶では、講師からの「How are you?」という質問に、ついつい「I'm good.」や「I'm sleepy.」など、一言で答えてしまいがちですが、今回紹介した表現を覚えておくことで、理由を付けて「~だから眠いんだよね。」「~だから疲れているんだよね。」と詳しく答える事が出来ますね!

 

ところで、英語を話せることが目標だという方が多いですが、話せるレベルって何でしょうか?

私は以前カナダ現地の留学エージェントで働いていたのですが、この目標を持った日本人の生徒さんたちをたくさん見てきました。
でもみんなその求める理想が高すぎて、

「英語が全然伸びないんです。どうしたらいいですか?」

と私に聞きにきました。

その質問に対して

「その英語を使って何がしたいかを目標にした方が楽しく勉強できるんじゃない?」

と私はアドバイスしてきました。

私自身、もっと英語が話せるようになりたいと思った理由は、英語を話せることによって、今まで知り得なかった日本語以外を話す人と意見を交換できることの魅力にはまったからでした。

初めての語学留学でアメリカの田舎町を選び、自分の思うように英語で伝えられないストレスと戦いながらも、会話が楽しくなっていった過程を今も鮮明に覚えています。

2018年現在、人口が73億人いる中で、英語を話す人は17.5億人もいるそうです。
日本人はそのうちの1億2600人ぐらいしかいないので、統計結果からみても英語を話すメリットがたくさんあることが見て取れると思います。

例えば、インターネット上で何かを検索する際、今までは日本語に訳された情報しか読めなかったのが、英語で検索すると日本語の何十倍もの情報源の中から、何が本当に正しい情報なのかを自分で確かめられるようになったのも私にとっては大きなメリットの一つでした。

テスト勉強だと思って英語を勉強すると思うと眠くなりますが、世界に目を向けるツールの一つだと考えると、英語を勉強した先に待っている無限大の可能性にワクワクしませんか?

英語って難しくて退屈だと思っているあなた、“英語を勉強する目的”をもう一度考えてみてください。

そうすると楽しみながら英語が学べるはずです!

例え英語圏の国に10年住んでも、ネイティブスピーカーには程遠いという人がたくさんいます。

その理由は、言葉だけでなくその国の文化・思考をたった10年で完全に理解することは不可能だからです。

どんな言語でも毎日コツコツと勉強を続けることが、ネイティブスピーカーに近づくKey(鍵)だと思います。

海外ドラマとか見るのもオススメですよ。
ストーリーに入り込んだら眠さなんて吹っ飛ぶはずです。

Hope you enjoy my lesson today!