
と思っていても、実際に現地に着くと想定外のことが起こりがちです。
会話は生ものなので、事前にテキストで勉強していても、相手の答えが聞き取れなかったり、発音が伝わらず理解してもらえなかったりすることもあります。
そんなとき頼りになるのが
翻訳アプリ。
あらかじめ自分に合ったアプリを入れておくだけで、旅行がぐっと快適で安心なものになりますよ。
翻訳アプリを使うメリット
では、旅行中にどんなシーンで翻訳アプリが活躍してくれるのか、一緒にチェックしてみましょう。
交通機関に乗るとき
事前に目的地やルートを調べていても、海外の交通機関では表記が英語や現地語のみで、日本語がないのが一般的です。
そんなときに役立つのが翻訳アプリ。
表示を写真に撮れば日本語に翻訳してくれるので、どの電車やバスに乗ればいいかすぐに確認できます。
さらに、現地の人や運転手さんに日本語で入力した文章を見せれば現地語に変換され、スムーズにやり取りが可能です。
相手が翻訳アプリを持っていなくても、音声認識機能を使えば相手の答えをその場で翻訳できるので安心です。
レストランで注文するとき
せっかく海外旅行に来たのなら、自分の食べたい料理をしっかり選びたいですよね。
ところが、海外のメニューは日本のように写真付きではないことが多く、内容がわかりにくい場合があります。
そんなときは翻訳アプリが便利。
メニューにかざすだけで一面をまとめて翻訳してくれるので、すべての料理を理解したうえで安心して注文できます。
トラブルがあったとき
シャワーのお湯が出ない、トイレが流れない、物をなくす…海外旅行では思わぬトラブルがつきものです。
私も実際に温かいシャワーの使い方がわからず、数日間冷水で浴び続けて風邪をひいたことがあります。
今思えば、翻訳アプリで助けを求めていれば防げたかもしれません。
こうしたトラブルも翻訳アプリがサポートしてくれるので、不安を感じやすい方は“お守り”代わりにダウンロードしておくと安心です。
現地で友達ができたとき
国によっては、人々がとてもフレンドリーに話しかけてくれることもあります。
バスで隣に座った人や、バーの店員さんなど、ちょっとした場面で会話が生まれることもあるでしょう。
でも、英語や現地語がわからないと、愛想笑いだけで会話が終わってしまい、少し寂しいですよね。
そんなときこそ翻訳アプリの出番。
少し手間はかかっても、アプリを通じてやり取りすれば、その場限りでも心に残る素敵な思い出になりますよ。
無料・有料の翻訳アプリの違い
現在は数多くの翻訳アプリがあり、選択肢が豊富だからこそ「どれをダウンロードすればいいの?」と迷ってしまいがちです。
そこでまずは、無料アプリと有料アプリの違いを押さえておきましょう。
無料アプリのメリット・デメリット
メリット: なんといっても無料で使える点です。
とくに翻訳アプリ初心者の方は、有料アプリだと機能が豊富すぎて使いこなせなかったり、有料ならではの利点を実感しづらいこともあります。
そのため、まずは無料アプリから始めるのがおすすめ。
個人の旅行であれば、無料版でも十分対応できるでしょう。
デメリット: 無料アプリだと、時には不自然な翻訳になることもあります。
私も「脱毛サロンに行くのは一般的か?」と翻訳アプリで現地語に変換して質問したところ、「抜け毛は一般的か?」と訳されてしまい、会話がちぐはぐになったことがあります。
それでも結局は笑い話になりましたし、通常は多少不自然な文章でも理解してもらえることが多いので、大きな問題にはならないでしょう。
有料アプリのメリット・デメリット
メリット: 対応言語が多く、翻訳精度も無料アプリより高い点です。
マイナーな国に行く方や、今後その言語をビジネスで使いたい方には、勉強のためにも有料アプリのほうがおすすめです。
デメリット: 最大のデメリットは料金がかかることです。
無料版と比べると導入のハードルが上がるうえ、定期的な課金が必要な場合もあります。
また、初心者にとっては機能が多すぎて使いこなせなかったり、費用に見合ったメリットを感じにくいこともあるでしょう。
そのため、まずは自分に必要な機能があるかを確認してから導入するのが安心です。
自分に合った翻訳アプリの選び方
翻訳アプリは搭載している機能がそれぞれ異なります。
各機能の特徴を理解し、自分の使い方に合ったアプリを選びましょう。
ここからは、翻訳アプリを選ぶ際に確認しておきたいポイントを見ていきます。
自分の持っているスマホに対応しているか
お使いのスマホはiPhoneですか?それともAndroidですか?多くの翻訳アプリは両方に対応していますが、中には片方だけのものもあります。
せっかく良いアプリを見つけても、自分のスマホに対応していなければダウンロードできません。
まずは対応機種を確認しておきましょう。
自分の使いたい言語を網羅しているか
マイナーな国に行くときは、その国の言語に対応しているかをチェックしましょう。
特にその言語に特化したアプリは、翻訳の精度が高いことが多いです。
「いろんな国でざっくり使いたい」のか、「一つの言語をしっかり使いたい」のかで、どのアプリが使いやすいかも変わってきますよ。
海外旅行で役立つおすすめの翻訳アプリ
ここまで、無料アプリと有料アプリのメリット・デメリットや、アプリ選びで確認しておきたいポイントを見てきました。
ここからは、海外旅行で役立つ具体的なおすすめアプリをご紹介します。
Google翻訳
多くの人がまず最初に使うのが「Google翻訳」です。
このアプリの便利な機能は以下の通りです。
・カメラをかざすだけで瞬時に翻訳
・すでに撮影した写真の翻訳
・音声翻訳機能
・多くの言語に対応
・手書き入力対応
・翻訳前・翻訳後のテキストを音声で読み上げ
・オフラインでも利用可能
・無料
とくに、カメラをかざすだけで即時に翻訳できる機能は便利で、私が両親に紹介したときも驚いていました。
海外のレストランで実際に使った際も、「これは本当に重宝するね」と喜んでいました。
DeepL
正確性の高さで海外の友達におすすめされたのが、翻訳アプリ「DeepL」です。
Google翻訳と重複する機能も多いですが、特に会話のカジュアルな表現や方言への対応に優れているのが特徴です。
Papago
韓国旅行に行くならおすすめなのが、翻訳アプリ「Papago」です。
韓国語の翻訳精度が高く、テキスト・音声・画像翻訳に対応しているので、観光中やレストランでも安心して使えます。
Weblio翻訳
対応言語の数は限られているものの、Weblio翻訳はオンライン百科事典を運営しているだけあって、翻訳の正確性が非常に高いのが大きな特徴です。
単なる文章の直訳ではなく、辞書データに基づいた用語や表現のニュアンスまで丁寧に考慮されているため、専門用語や日常会話でも信頼性の高い訳文を得られます。
また、単語ごとの意味や例文も確認できるため、翻訳結果を学習や文章作成に活かしやすいのも魅力です。
正確な翻訳を重視する人や、文章の細かいニュアンスまで確認したい人に特に向いています。
海外旅行で活用したい翻訳アプリの使い方・使う際の注意点
翻訳アプリは海外旅行でとても役立ちますが、実際にどんなシーンで活躍するのか、また使うときに気をつけておきたいポイントもあります。
たとえば、交通機関の案内板やレストランのメニュー、ホテルでのやり取りや道を尋ねるときなど、言葉が通じにくい場面で活躍します。
一方で、アプリに頼りすぎると翻訳が不自然になったり、ネット環境が必要な場合に使えなかったりすることもあります。
そこで、ここからは翻訳アプリを使う具体的なシーンと、快適に活用するための注意点について詳しく見ていきましょう。
Wi-Fiがない場所や電波がつながりにくい場所でも使える?
現地でスマホを使うとき、意外と困るのがネット環境の不安定さです。
現地のSIMカードを購入して差し替える方法もありますが、「Wi-Fiが使える場所だけで十分」と考えることも少なくありません。
友達と一緒に旅行していたり、旅行会社のツアーに参加していれば、身近な人がいるので大きな問題にはならないこともあります。
しかし、思いがけずはぐれてしまったり、急なトラブルに遭った場合はどうでしょうか。
そんなときにネット環境がないと、翻訳アプリや地図アプリが使えず、困ってしまうこともあります。
だからこそ、オフラインでも使える翻訳アプリや地図アプリをあらかじめ用意しておくと安心です。
少しの準備で、旅行中の不安を大幅に減らすことができます。
カメラ機能・音声翻訳機能がついている?
旅行中は、現地語をじっくり打ち込んで翻訳する時間がなかったり、そもそも入力自体が面倒に感じることもあります。
そんなとき、カメラ機能がある翻訳アプリは非常に便利です。
文字や看板を撮影するだけで瞬時に翻訳してくれるので、交通機関の案内板を確認したり、レストランのメニューを理解する際に大活躍します。
さらに、音声翻訳機能があれば、わざわざ文字を打ち込む必要も、相手に入力してもらう必要もありません。
お互いに話すだけで会話が成立するので、道を尋ねたり、タクシーやバスで行き先を伝えたりするときのわずらわしさが大幅に減ります。
特に観光地の混雑した場所や、急いでいるときには、この機能のありがたみを実感することでしょう。
ちょっとしたやり取りでもスムーズになると、旅行全体の快適さがぐっと増します。
まとめ
海外旅行では、思わぬトラブルに遭遇することも少なくありません。
現地語がスムーズに伝わらないと、目的地まで時間通りにたどり着けず、行きたかった場所を十分に回れなかったり、思いがけず遠くまで来てしまって不安になることもあります。
そんなとき、翻訳アプリのカメラ機能でメニューや案内板を瞬時に確認したり、タクシーやバスの運転手と話す際には音声認識機能を活用するなど、状況に応じてさまざまな機能を使い分けることで、より安心で充実した旅を楽しむことができます。
旅行準備の一つとして、ぜひ翻訳アプリのダウンロードも忘れずに取り入れてみてくださいね。
◇経歴
31歳のときに「be動詞って何だっけ?」というところから勉強を始めました。年齢を重ねてからの学習に、難しさや焦りを感じている方の背中を押せたらと思っています。
◇英語に関する資格
TOEIC830点
◇留学経験
セブ島3か月、マルタ共和国2か月
◇海外渡航経験
マルタ共和国滞在中にイタリア人と仲良くなり、お家に招待いただきました。英語学習を始めたころ、海外とは無縁だった私にとって想像もしていなかった経験です。イタリア国内を案内してもらうだけでなく一人でベネチアやヴェローナなどを巡り、度胸もつきました!
◇自己紹介
元々勉強が好きではなかったので、英語も全くと言ってよいほどのレベルでした。でも「英語を勉強する!」と決めてからは、時には泣きながら時には貴重な経験を得ながら、毎日少しずつ努力をしてきました。
今では、英語学習の大切さを日々実感するとともに、一念発起した過去の自分に感謝しています。
これまでの努力を無駄にしないよう、今後も楽しく英語を勉強していきます。