英語の多読におすすめの本を厳選してご紹介します!

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今回特集していくのは「英語多読におすすめの本」についてです!英語の多読が英語習得に効果的であることが近年話題となっています。本だけでなく電子書籍やタブレットなどで以前より手軽に本を読むことができるようになったこともあり、仕事や学業で忙しい方でも以前よりも英語多読に取り組みやすくなったことも背景にあげられます。

そこで今回は、これから英語多読に挑戦してみたい方のために英語で多読をすることで得られる英語学習におけるメリットとデメリットを解説していきたいと思います。メリットとデメリットの両方を知った上で自分にぴったりの洋書を洗濯して多読を楽しんでもらうためです。

また、多読のための洋書を選ぶ際に意識してほしいポイントもお伝えしていきます。いくつかのポイントを踏まえた上で、英語多読におすすめの洋書をピックアップしてご紹介しますので、ぜひ購入する際の参考にしてみてくださいね。

英語の多読をするメリット

まずは英語の多読をすることによって得られるメリットから確認していきましょう。今回は大きく分けて3つのメリットを紹介します。

メリット1:本に書き込みができる

英語の多読のメリットは、読みながら本に書き込みができるという点です。多読中にわからない単語や表現が出てきたときにその場で辞書を引いて意味を調べるのはよくないとされています。多読をするときにはとにかくわからない単語に出会っても読むと決めた箇所までは止まらずに読み進めることが多読のルールです。そんな時、鉛筆やシャープペンシルでわからない単語に印をつけておけば、読み終わった後にわからなかった単語に戻って意味を確認するときに便利ですね。

さらに、読みながらささっと印をつけておけば知らなかった単語や表現のリストを作る際にも役に立ちます。受け身の姿勢になりがちなリーディングでも、書き込みを行いながら読み進めると能動的なリーディング学習に繋がりますよ。

メリット2: 様々な本の厚みやサイズ感がある

普段学業や仕事でなかなかまとまって本を読む時間が取れない人も多いでしょう。その場合、移動中や休憩時間、帰宅後から寝るまでなど1日の隙間時間に多読を行う必要が出てきます。学校や仕事先に本を持っていくのに大きくて分厚い本では持ち運びが大変です。

しかし洋書には、ペーパーバックと呼ばれる小さくて薄いサイズの本が存在しています。通勤や通学の合間や休憩時間にさっとカバンから取り出して本を読み進められるのはお手軽で、多読という習慣をつけるのにももってこいです。

メリット3: 目が疲れにくい

近年では、電子書籍やiPad、タブレット端末などを使って読書ができるようになりました。もちろん、これらの端末にはたくさんの書籍を持ち歩かなくていいことや書籍よりも値段が安いなどのメリットがあります。しかし、長時間端末を見続けると眼精疲労や視力低下などの恐れがあります。

一方、本で多読をする場合にはブルーライトを浴びることはなく、光の刺激で目が疲れるということも少ないです。集中して英語を読む際の疲れづらさで言えば、本による多読をお勧めします。

参考資料:【英コンサルが厳選】多読におすすめの本11選をレベル別でご紹介! | シャドテンラボ

https://www.shadoten.com/lab/extensive_reading_books/#index_id0

英語の多読をするデメリット

英語多読によるメリットは多数ありますが、デメリットとしてはどのようなものがあげられるのでしょうか?ここからは英語多読をする際に気をつけたい点をご紹介します。

デメリット1: 五位の増えるスピードが遅い

英語による多読では、新しい語彙が増える点がメリットとして伝えられることも多いです。もちろん、物語を通して意味ある文脈の中でたくさんの新しい英単語や表現に出会うことは可能です。しかし、多読では基本的に知らない単語や表現は飛ばして読み進めるルールですので読み終わった後に意味の確認をしっかりと行わない場合はせっかく出会った単語や表現の意味を覚えるのに時間がかかることが多いです。

ただし洋書には、本を変えても重要な単語や表現は何度も出てくるため、時間をかけて何度も何度も同じ単語や表現に出会い、その度に意味を思い出す・確認するという作業を繰り返していけば地道ですが着実に表現を身に付けていくことはできます。

なんとなく読み進める姿勢が定着する可能性も

英語の多読のルールとして、知らない表現は飛ばして文脈から意味を予想しながら読み進めることがあります。文脈を活用して全体や文章の意味を予測するという力は英語を習得する上でとても大切な能力なのですが、このルールを履き替えてしまうと単に文字を追うだけで物語の内容が全く頭に入っていないという状態に陥ります。

「知らない単語や表現は読みとばす」=「集中せずにサラサラ早く読み進める」という意味だと勘違いしないように気をつけましょう。あくまで、知らない単語や表現を飛ばすのは、文脈を使って内容を理解しようとするためであるということを意識して読みましょう。

参考資料:なぜ洋書多読なのか?多くの英語学習者を魅了するそのメリットとは | げんろく

https://gen-log.com/extensive-reading-3/#index_id8

多読で本を選ぶときのポイント

英語の多読によるメリットとデメリットを解説してきました。ここからは、多読に使用するための本を選択する際に意識したいポイントを解説していきます。自分にあった本で適切に多読を行うために、参考にしてみてくださいね。

自分の今の英語力と同等か少し下のレベルを選ぶ

英語の多読の主な目的は、大量にたくさんの単語や英文法に触れることです。今の自分の語彙のレベルや知っている英文法のレベルよりもはるかに上の本を選んでしまうと、負荷が大きく内容理解が難しくなってしまいます。おすすめなのは英文中にある単語の8〜9割の意味がわかる本です。

さらに、多読の初心者の方は短めの本から選択することをお勧めします。まずは適切なレベルの短めの本を読み切ることによって、内容理解ができたことの達成感を味わい、多読を行うためのモチベーションを確保することが大切です。

自分が興味のある内容を選択する

いくら今の自分の英語力とあっていて、短い文章の本でも興味のない分野や内容の本を読み進めるのは苦痛です。必ず、読んでいて楽しい!と思えるような内容の本を選択しましょう。興味のある内容だからこそ、書かれている内容を積極的に理解しようとする姿勢に繋がります。

ファンタジー者には注意!

ファンタジーものの作品には、ある程度多読の習慣がついてから挑戦しましょう。というのも、ファンタジー作品には非日常的な世界観が設定されており、使われている単語や表現、文法も難易度が高いものや日常会話では耳にしないものが多いためです。

例え子供用のファンタジー作品でも、普段は使われないような単語や表現が多く登場することもあります。まずはノンフィクションやフィクションなどの自分の好きな分野の本を読み進め、ある程度多読の習慣がついてからファンタジー作品に挑戦してみましょう。

参考資料:【英コンサルが厳選】多読におすすめの本11選をレベル別でご紹介! | シャドテンラボ

https://www.shadoten.com/lab/extensive_reading_books/#index_id11

多読におすすめの本

最後に、これから多読を初めてみたい方に向けて、多読におすすめの洋書を厳選してご紹介していきたいと思います!どれも英語の初心者でも大まかに内容が理解できそうなもの、内容の面白さ、長すぎず比較的手軽に読み終わることができる本です。

Short Stories in English for Beginners

英語の多読初心者のかたに声を大にしてお勧めしたいのが「Short Stories in English for Beginners」シリーズです。このシリーズで使用されている英単語は中学レベルのもので、イラストも描かれており内容の理解を助けてくれます。また、内容も読み応えがあり面白いので性能はいいけどつまらないということはありません!

最初の一冊を読み切る成功体験が、その後も多読を続けるためのモチベーション維持に大切です。英語多読を始めるための一冊として、選択してみては?

Barak Obama

ノンフィクション初心者の方にお勧めなのが、史上初のアメリカ黒人系大統領となったオバマ大統領の半生を綴った一冊です。オバマ大統領の生い立ちや、家族のエピソードなどをわかりやすい簡単な英語で知ることができます。

個人の生き方やエピソードなどをその人の背景や思いを通して感じ取ることができるのがノンフィクションのいいところ。同じシリーズでフレディ・マーキュリーやイーロン・マスクの本も出版されています。

Wonder

「ワンダー君は太陽」というタイトルで映画化もされた、世界中で高評価を得た物語。遺伝子疾患により顔に十度の障害を持って生まれた少年が、10歳になって初めて一般の小学校に通うことになるというお話。

300ページとかなり長めのお話ですが、児童書であるため使われている単語や表現が難しくなく、すらすら読み進められます。何より感動させられるためページを読み進める手が止まりません。「普通」ってなんだろう?と、深く考えさせられます。

まとめ

このコラムではここまで、英語の多読に興味のある方に向けて多読のメリット・デメリットに触れ、その上で実際に本を選択する際に意識したいポイントをご紹介してきました。さらに、知っている単語も少ない英語多読初心者でも楽しめる、おすすめの洋書を3選ピックアップし、その内容と難易度を紹介しました。いかがでしたでしょうか?

英語多読を始める際にまず大事なのが、一冊読み終わった後に、もっと読んでみたい!と思えるかどうか。一冊めに選ぶ本が、自分の英語力にあっているか少しだけ易しいものであること、そして興味のある分野や内容であることをしっかりと意識して本選びを行いましょう!みなさんの英語多読生活がより良いものとなりますように。

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