「スクラッチ」という言葉を聞くと、「宝くじ」というイメージが出てくるかもしれません。実際に日本を含め、海外でもスクラッチ宝くじは比較的手に入りやすく、気軽にできる宝くじとして人気です。
しかし「スクラッチ」という言葉だけに注目してみると、この「スクラッチ」という言葉はどういう意味をもっているのでしょうか。そして、どういった場面で使われるのでしょうか。
今回は、宝くじで使われている「スクラッチ」の使い方や言葉にも注目してみましょう!
スクラッチ 英語表現
まずは、「スクラッチ」という言葉に注目してみていきましょう。普段からスクラッチという言葉を口にすることはあまりないからこそ、日本人の私たちは「スクラッチ」=宝くじのイメージがあるのかもしれません。
スクラッチ宝くじで聞く「スクラッチ」は、英語から来ています。この言葉を使う時、多くは動詞で使われることが多いのですが、名詞や自動詞などもこの言葉のまま使われています。
「スクラッチ」という言葉の語源は、この英語のscratchから来ています。この言葉は翻訳にある通り「ひっかく」なのですが、日本でイメージがついている「スクラッチ宝くじ」では削るというイメージがあると思います。
しかし、「削る」にはまた別の英語表現があります。
ここでお話ししている「スクラッチ」は、(硬貨や爪で表面を)ひっかくという表現が一番近く、「スクラッチ宝くじ」は「削る」というよりも、硬貨や爪でひっかいて発見(当たりや外れなど)するということです。
削るという意味ではなく、スクラッチという単語がその行動自体に焦点を当てられている言葉なのです。ちなみに、スクラッチカードは海外でも販売されており、宝くじ以外にもお店のPRや販促に使われています。
昨日、新しく買った家具で部屋のドアをひっかいちゃったよ‥
うちの猫に腕をひっかかれちゃった。
ごめん、手が届かないところが痒いんだけど掻いてくれない?
昨夜、寝ていたら猫が起こしに来たんだけど、その時に顔を猫パンチされて、爪を切り忘れていたので顔に引っかき傷ができちゃった。
体の一部が痒く、しかも手が届かない場合などに「掻いて〜」と相手に頼むときも、scratchが使えます。
From scratch
Scratchにfromをつけると、少々表現の意味が変わってきます。
語源としては、【地面にスタートラインを棒や線などでかいて、“ここが開始ライン”として始める】イメージから来ているようです。From scratchで1つの単語です。この意味は、From beginningやZeroの意味合いで使われていることが多い単語です。
今年の娘の誕生日ケーキは1から作ります。
今年のクリスマスディナーで用意する料理は、全部1から手作りする予定さ!
例の提案の承認取れなかったから、1から企画を作り直しだよ。
例文のように、0から・1から作る(やり直す)ことを伝える際に使える便利な表現ですので、ぜひ覚えてみてくださいね。
宝くじ 英語表現
ここまでは「スクラッチ」の英語表現をご紹介してきましたが、冒頭から何度も出ている「宝くじ」の英語表現もご紹介します!
宝くじ自体は日本に限らず色々な国で実施されており、アメリカなどではジャックポットの宝くじなどがあります。ジャックポットの当選金額はとても高額で、当たればその名の通り億万長者になれる額です。
もちろんそれ以外にも、前項でご紹介したスクラッチの宝くじなどもあります。海外留学している時に、友人と運試しをしてみてもいいかもしれません。ただし、使い過ぎにはご注意を。
では「宝くじ」の英語表現を見ていきます!実は、「宝くじ」を表す英語表現は3つあり、それぞれニュアンスが少々違ってくるので、それぞれの英語表現を分けてご紹介します。
どの英語表現を使えば自分の伝えたいニュアンスになるのか、を考えながら読んでみてください。
Lottery
まず1つめは、Lotteryです。Lotteryは、これから紹介する3つの英語表現の中で1番「宝くじ」を表す際に使われている英語表現です。
翻訳でも「宝くじ」と出ているように、最もポピュラーな英語表現です。この単語には、宝くじの参加者をランダムな抽選によって当選者を決めたり、特定の数字やシンボルが選ばれるのを待つといったニュアンスが含まれています。こういったランダム抽選を使って当選者などを決めるというゲーム全般を指す英語表現で、公式な物から小規模な小さなゲームまでも指します。
今年の年末は宝くじを10万円分購入して一攫千金を狙う!
毎年年末に宝くじを買ってるけれど当たりもしない。
Raffle
次に紹介するのは、Raffleです。
品詞は名詞ですが、動詞にもなる英語表現です。このraffleは、特定の商品・景品が当たるようなくじをする際に使われている英語表現です。参加者は欲しいと思った特定の商品・景品の応募チケット等を購入し、当選を待つといったようなイメージです。
この英語表現は、特に非営利団体などが行う慈善イベントで使われている英語表現なので、この点に注意してください。
昨日行ったフリーマーケットでは、プログラムの継続資金を集めるために何か抽選をやってたよ。
社内でくじ引きをやっていたので、くじ引きに行ったらコーヒーメーカーが当たった!
Sweepstakes
最後はSweepstakesです。
このSweepstakesは、主にアメリカで使用されている宝くじの一種です。
購入した商品や利用したサービスに関連したプロモーションにて行われる抽選をする際に使われている英語表現です。特に、大規模なキャンペーンやコンテストなどの抽選で使われることが多く、参加者が無料で参加することができるようなくじという意味合いも含まれています。
日本で言う、懸賞のような物や有名ブランドが大々的に広告を出して購入者が応募すると・・・!といったようなくじの事を指します。
ある雑誌を買って懸賞に応募したら、ハワイ旅行が当たったんだ!
そのブランドは、このプロモーションのために抽選会を企画しているそうだよ。
まとめ
今回は「スクラッチ」と「宝くじ」に注目して、英語表現をみてきました。普段、宝くじを買う事があまりない方もいると思います。しかし、聞いたことある言葉の英語表現を知ることは、英語上達には欠かせない気づきの1つです。
何気なく使っている・見ている・聞いている言葉を、「これは英語でなんて言うのかな?どう表現するのかな?」と疑問に思って辞書を開いたり、ネットで検索することで脳にインプットされていきます。
聞き馴染みのある言葉こそ覚えやすく、脳にインプットされやすいということを覚えておいてください。そこから次のステップである「調べる」まで行動に移すことができれば尚良し。
そういった積み重ねが今後の英語のスキルアップに繋がっていきます!小さなこともしっかり積み重ねて英語の勉強をしてみてくださいね。
◇経歴
高校卒業後にオーストラリアへ単身渡豪。
当初は1年で帰国するはずが、留学生活がとても充実していたため結果的に3年滞在。
その後は、外資系アパレルで英語を使う仕事に就き英語を活用し働く。
現在も英語のラジオやスポーツ実況などは英語で聞きつつ、英語力の維持に努めながら仕事に活かす。
◇海外渡航経験
オーストラリア3年留学。
現地のアパレル・レストランのアルバイト
その他、バリ・香港などの経験
◇自己紹介
高校卒業後にオーストラリアへ単身渡豪し3年滞在。
当初1年で帰国する気満々で渡豪するも現地の生活があまりにも楽しく、結局3年滞在するという自由人。
現地に永住するか悩んだ末、日本での社会人経験を積むべく帰国。
その後は英語を活かし、外資系アパレルなどで仕事をしつつこのコラムを執筆中。
邦楽より洋楽が好きで、留学の3年間で染みついた海外志向は抜けないねと友人に指摘される程わりと思考は海外向け。
美味しいもの・楽しいことが大好きな関西人で、人と喋ることも好きなくせに割と家にいるのが好き。
I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.