今回は、日本語を学びたい方向けに、オンラインで学べる日本語教材をいくつかピックアップしていきます!
日本語は世界でも難しい言語で、かつ利用者数がかなり少ないマイナー言語。学ぶなら、そんなマイナー言語をわかりやすく、楽しく勉強できるサイトがあれば便利ですよね。以下におすすめを紹介するので、良かったら参考にしてみてください。
オンラインで使える日本語教材
日本語学習に興味がある方、または既に学習を始めている方にとって、オンラインで利用できる教材はとても便利です。
今回は、初級から中級レベルの学習者向けに、無料でアクセスできる5つのオンライン日本語教材を紹介します。効率的に日本語スキルを上げていきましょう!
1. NHK WORLD-JAPAN Easy Japanese
NHK(日本放送協会)が運営している「Easy Japanese」は、初級日本語学習者向けの教材です。このサイトでは、ビデオや音声を使って、日常会話や基本的な文法、表現を学べます。また、日本文化についての情報もたくさんあるため、言語だけでなく文化的な側面からも日本について知れるのがメリットです。
「Easy Japanese」の特徴は、実用的な会話シーンを含むビデオレッスンや文法や表現の詳しい解説、日本文化に関する興味深いトピックス、音声やテキストのダウンロード機能です。
初心者でも順を追って学習を進められますし、音声やテキストをダウンロードできるので、オフラインでも学習を続けられるのがおすすめポイントです。
2. まるごと+ (MARUGOTO Plus)
国際交流基金関西国際センターが運営している「まるごと+」は、『まるごと 日本のことばと文化』という教材に基づいたオンライン学習サイトです。このサイトの特徴は、豊富なビデオコンテンツを通じて、日本語と日本文化を同時に学べることです。
「まるごと+」の魅力は、実際の日本の風景や人々の様子を映したビデオがあることや、日常生活に即した会話や表現の学習ができること、日本の文化や習慣に関する深い洞察があることです。
単に言葉を学ぶだけでなく、日本の生活や文化を身近に感じながら学習できるように設計されています。ビデオを通じて日本の実際のシーン場面を見ることができるので、より実践的な日本語の使い方を学べるでしょう。
3. エリンが挑戦!にほんごできます。
国際交流基金日本語国際センターによる「エリンが挑戦!にほんごできます。」は、留学生のエリンと一緒に楽しく日本語を学べるサイトです。学習者が親しみやすいキャラクターと一緒に学習できます。
「エリンが挑戦!」の特徴は、日本文化を紹介する動画や写真、学習内容を確認するためのクイズがあることで、楽しみながら学べる構成になっています。
特に若い方や初心者におすすめで、エリンというキャラクターを通じて、日本での生活や文化の違いを体験しながら日本語を学べます。また、クイズなどの楽しめる要素も多いので、飽きずに学習を続けられるでしょう。
4. げんきな自習室
(株)ジャパンタイムズ出版の「げんきな自習室」は、広く使われている日本語教科書「げんき」に対応したオンライン学習サイトです。このサイトの特徴は、教科書と連動した総合的な学習ができることです。
「げんきな自習室」で勉強すれば、「話す・聞く・読む・書く」の4技能をバランスよく学習できます。教科書の内容に沿った体系的な学習のため、文法や語彙の練習問題ができ、自己学習に適した構成になっています。
「げんき」という教科書を使っている方が使えば、教科書の内容を補完できます。授業内容をさらに深く理解するための練習問題が用意されていて、自己学習のツールとしても優れているため、教室以外での学習に最適です。
5. NEWS WEB EASY
NHKの「NEWS WEB EASY」は、日本の最新ニュースをやさしい日本語で読めるウェブサイトです。実際のニュースを通じて生きた日本語を学べます。
「NEWS WEB EASY」なら、最新のニュースをやさしい日本語で理解できます。漢字にはひらがなでの読み方がついている他、難しい言葉には辞書の説明が付いているので、いちいち調べる手間が省けます。ニュースの音声版も利用できるので、リスニング強化もできます。
このサイトは、中級レベル以上の学習者向けです。実際のニュースを読むことで、日本の時事問題や社会情勢について学びながら、自然な日本語表現を身につけられるでしょう。
これらの5つのオンライン教材は、それぞれ特徴や対象レベルが異なります。自分の学習スタイルや目的に合わせて、複数の教材を組み合わせて使用するのも良いですね。
例えば、「NHK WORLD-JAPAN Easy Japanese」で基礎を学び、「まるごと+」で日本文化への理解を深め、「エリンが挑戦!」で楽しく復習し、「げんきな自習室」で総合的な練習を行い、最後に「NEWS WEB EASY」で実践的な日本語に触れる、といった具合です。
オンライン教材の利点は、自分のペースで学習を進められることと、いつでもどこでもアクセスできる点です。しかし、効果的に学習を進めるためには、定期的に学習時間を作ることも忘れずに。
また、これらのオンライン教材を利用しながら、可能であれば日本語を話す機会も作るようにしましょう。オンライン言語交換サイトやアプリを利用するなど、学んだ日本語を実践する機会を増やせます。
日本語を上達させる方法
日本語の習得は長い道のりなので、少しでも効率的な学習をしたいと思いませんか?以下に、着実に上達できる日本語力向上の方法を紹介するので、自分に合う方法を探してみてくださいね。
1. 学習習慣を築く
言語学習において最も重要なのは、継続性です。毎日少しずつでも日本語に触れる時間を作りましょう。例えば、朝15分の単語学習、通勤中のリスニング練習、就寝前の読解練習など、自分のライフスタイルに合わせて学習時間を設定してみてください。この習慣作りが一番大事と言っても過言ではありません。
2. 興味のある学習リソースを活用する
教科書だけでなく、色々な学習リソースを組み合わせることで、バランスの取れた学習ができます。オンライン教材、アプリ、ポッドキャスト、YouTube動画、日本のドラマやアニメなど、興味のある素材を活用しましょう。
3. 実践的な会話練習を行う
言語交換パートナーを見つけたり、日本語会話クラブに参加したりして、実際に日本語を話す機会を増やしてみてください。オンラインの言語交換サイトやアプリを利用すれば、世界中の日本語学習者や日本語母語話者と交流できます。
4. 読解力を強化する
日本語の新聞、雑誌、小説、漫画など、いろんなジャンルの文章を読むことで、語彙力と読解力が上がります。最初は易しい文章から始め、徐々にレベルを上げていきましょう。
5. リスニング力を鍛える
日本語のポッドキャスト、ニュース、ラジオ番組などを積極的に聴きましょう。字幕付きの動画から始め、慣れてきたら字幕なしに挑戦します。
6. 書く練習を重視する
日記をつけたり、SNSで日本語でつぶやいたり、日本語のブログを書いたりすることで、文章力が向上します。また、日本語母語話者に添削してもらえば、より正確な日本語が身につきます。
7. 文化理解を深める
言語は文化と切っても切れない関係です。日本の歴史、伝統、現代文化などについて学ぶことで、言葉の背景にある意味や使い方をより深く理解できるようになるでしょう。
8. 文法と語彙を体系的に学ぶ
基礎的な文法と語彙は、確実に身につけることが重要です。文法書や単語帳を使い、計画的に学習を進めましょう。また、新しく学んだ表現を積極的に使うように心がけてみてください。
9. 日本語能力試験(JLPT)を目標にする
具体的な目標があると、モチベーションが維持しやすくなります。JLPTの各レベルを目指して学習することで、高い意欲を保ったまま積極的に勉強できるはずです。
10. 自分の興味に合わせた学習を行う
趣味や興味を日本語コンテンツと紐づければ、楽しみながら学習を続けられます。例えば、料理が好きな人は日本語のレシピサイトを活用したり、スポーツファンは日本語で試合観戦をしたりするなど、自分の興味に合わせた学習方法を見つけましょう。
JLPTの学習時間の目安
日本語能力試験(JLPT)は、非日本語母語話者の日本語能力を評価する試験です。N5(初級)からN1(上級)まで5段階のレベルがあり、各レベルで必要な学習時間は大きく異なります。
N1レベルに到達するには、一般的に900〜1,200時間の学習が必要とされています。これは英検1級やTOEIC950点相当の英語力を得るのに匹敵する時間です。
N2レベルは、ビジネスで使える日本語力を示すとされ、約1,000字の漢字と6,000語の語彙力が求められます。これは日本の小学6年生の漢字力、小学2年生の語彙力に相当します。N2レベルに到達するには600~800時間の学習時間が必要とされています。
JLPTは文字・語彙、文法読解、聴解の3セクションで構成され、すべて四択式です。会話力を直接測る面接試験はありません。合格基準はレベルによって異なり、N5では総合得点の44%以上、N1では55%以上が必要です。また、各セクションにも最低ラインがあります。
合格率は国内外で差があり、一般的に国内の方が高くなっています。N5で60〜75%、N1で30〜45%程度です。
まとめ
日本語レベルを上げる学習者向けのオンラインレッスンはいくつかありますが、大切なのは、勉強が続けられるかどうかです。楽しいと思う学習法を探し、合うものをとことん追求してみましょう。日本語がペラペラになった自分を想像し、目標を目指して頑張ってくださいね!
◇経歴
英語科高校卒
外国語学部英米学科卒
学習塾で英語を教えている
◇資格
・IELTS6.5
◇海外渡航経験
高校時代にオックスフォードの語学学校へ留学
大学時代にエディンバラ大学へ1年交換留学
◇自己紹介
ハリー・ポッターがきっかけで英語に目覚め、高校・大学とイギリスに留学したイギリスマニア。学校はアメリカ英語なので自己流でイギリス英語を習得。発音、スペル、すべてにおいてクイーンズ・イングリッシュを使い英語の先生にバツをくらうもめげず。生まれも育ちも日本で、海外に繋がりがなかったため留学が夢となった。アルバイトで全資金を稼ぎ渡英すると、勝手な高い理想を上回るほどの素晴らしさを目の当たりにし更に虜に。
I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.