「英語を学びたい」「英会話力をアップさせたい」そう考えている方は多いですよね。そんなとき、どのような手段をとりますか?英会話教室に通う、英語で映画を見てみる、参考書を買って独学する・・・など、いろいろな方法があります。
今回は、そんな勉強法の中の一つ、本を使って勉強をすることについて解説していきます。本を用いて英語を学習することで、実際に使われているフレーズから実践的な英語を学ぶことができるのです。また、変則的なスケジュールで決まった時間にスクールに通うことが難しい方や費用を工面できない方であっても本であれば、費用を抑えつつ自分のペースで学習することができます。
一概に本を用いて英語を学ぼうといっても、イメージがつきづらいと思います。なのでここからは、英語フレーズを学ぶための本を選ぶときのポイントと、おすすめの本を英会話のレベルに合わせてご紹介していきます。
英語フレーズの本を選ぶときのポイント
まずは、英語フレーズを学ぶための本を選ぶときのポイントから解説します。英語学習のための本を選ぶときのポイントは大きく分けて2つあります。
1つ目は、自分のレベルに合ったものを選ぶこと。2つ目は、音源がついているものを選ぶことです。順番により詳しく見ていきます。
自分のレベルに合ったものを選ぶ
まずは、自分のレベルに合ったものを選ぶようにしましょう。ついつい口コミで人気の本であったり有名なものを選んでしまいそうになるかとは思いますが、その本が本当に自分にとって適切なものなのかを考えてみてください。
難しすぎても易しすぎても、合わないものを選ぶと学習効果は半減されてしまいます。難しすぎるものを選べばわからないことばかりでついていけず、モチベーションの低下や挫折してしまうことにつながります。易しすぎるものを選べばすでに知っていることばかりで英語力は伸びません。
音源のついたものを選ぶ
次に、音源のついたものを選びましょう。英会話学習は、英語を「話せるようになること」と「聞き取れるようになること」が目的です。そのためには、正しい発音を習得することが非常に大切です。音源のついていない本で独学を進めていると、自己流の発音になってしまいネイティブスピーカーに通じない英語になってしまう可能性があります。
今はCDだけでなく、スマホにダウンロードできるmp3やアプリなどで音源を確認できるものもあります。自分の生活に取り入れやすいものを選んで音源を聞きながら、正しい発音で英会話学習を進めていきましょう。
主に大切なのはこの2点、自分のレベルに合ったものを選ぶことと音源のついたものを選ぶことです。それ以外にもう一つ、自分の目的に合ったものを選ぶことも必要です。英語フレーズを学べる本には基礎英会話・日常英会話・ビジネス英会話など様々な用途に合わせたものがあります。ご自身の英語を学ぶ目的に合わせたものを選ぶことで、より学習効果を高めることができます。
英会話フレーズが学べるおすすめの本
ここからは、英語フレーズが学べるおすすめの本を具体的にご紹介していきます。先ほどもお伝えしたように、どなたにでもおすすめできる本はありません。自分のレベルや学習の目的に応じて選ぶことが大切です。
そのため、レベル別にどのような基準で選んでいけば失敗しないのかも合わせてお伝えしていきます。
英会話初心者におすすめの本
英会話初心者の場合は、易しめのレベルのものを選ぶのがおすすめです。初めから難易度の高いものを選んでしまうと、挫折してしまい三日坊主にもなりかねません。そのため、中学レベルの簡単な例文からスタートできるものや、説明に絵や図がついたものを選ぶといいでしょう。
英会話初心者さんにおすすめの本を具体的にご紹介します。
どんどん話すための瞬間英作文トレーニング
この本では、中学で習うレベルの文型で簡単な例文をスピーディーに声に出して作ることを繰り返すトレーニングができます。「英語を何年も学んできたけど、話すのは全然だめ・・・。」という方におすすめです。
日本語の文を見て、瞬間的に英作文するトレーニングをしながら「知っている英語」を「使える英語」にしていくのです。これを積み重ねることにより、会話での瞬発力がアップしていきます。
一億人の英会話
1〜64まである各レッスンで、英会話で必要な64の文型を学ぶことができます。これにより、英語の語順や配列のパターンを理解することができるようになります。この文型に自分でアレンジを加えて応用を効かせることにより、どのようなことでも英語で表現することができるようになるのです。
他にも初心者向けの英語フレーズを学べる本は多数ありますが、ひとまずおすすめしたい2冊のご紹介でした。
英会話中級レベルにおすすめの本
続いて、英会話中級レベルの方におすすめの本をご紹介します。先ほどご紹介したような初心者向けの本は、なかなか実践では使われないような簡単な例文が多く載っています。
それに対して中級レベルの方であれば、より実践的な内容を含む本を選びましょう。本を用いた英会話学習においても、フレーズを暗記することはゴールではありません。その暗記したフレーズを実際に会話の中で使えるようにすることがゴールなのです。
そのため、自分がアウトプットする時に使えそうかどうかという時点で本を選んでみるといいでしょう。具体的な本のタイトルをご紹介します。
基本の78パターンで英会話フレーズ800
タイトルの通り、78のパターンをもとに実用的な英会話フレーズを800個学んでいける本です。掲載されている800のフレーズ以外にも、78のパターンを応用することで自分で使えるフレーズを増やしていくことができるようになります。日常生活で使えるフレーズが多く載っているので、身の回りのことを英語で言えるようになりたい方におすすめです。
起きてから寝るまで英語表現1000
朝起きてから寝るまでの今日したこと、言ったことをすべて英語で表現できるようになれます。たとえば、「寝癖を直す」など、言えそうだけど実際には英語でなんて言えばいいのかわからない、そんな表現を学ぶことができます。そういった表現が1000フレーズ載っている本なので、これさえやりこめば日常における動作がすべて英語で言えるようになることでしょう。
以上の2冊が、中級者向けの、実践的な内容が学べるおすすめの本になります。
英会話上級レベルにおすすめの本
次に、英会話上級レベルの方におすすめの本をご紹介していきます。上級者の方はさらに語彙力を高め、多くの言い回しを覚えることができるようなものがおすすめです。そのため、例文やフレーズがより多く載っているものがいいでしょう。
知らない表現が多く載っていたり、ネイティブスピーカーの自然な言い回しが学べたりするものを探すといいと思います。
英会話上級レベルの方におすすめな本を具体的にご紹介します。
中学レベルの英単語でネイティブとペラペラ話せる本
中学校で習うような簡単な英単語だけを使って日常におけるいろいろな出来事について話せるようになる本です。英会話をマスターするには、いかに難しい単語を知っているかではなく、簡単な単語をいかに使いこなすかが大切だということを教えてくれます。
自然なネイティブスピーカーらしい英語を学べるので、日本人にありがちな日本語英語を卒業することができます。
ネイティブなら子どものときに身につける英会話なるほどシリーズ100
ネイティブスピーカーなら子どものころから当たり前のように知っているけれども、日本人には馴染みのないフレーズが多く載っています。日本人が勘違いしそうなフレーズも、ネイティブスピーカー視点のアドバイスが盛り込まれながら解説されているので非常に参考になるかと思います。
英会話1000本ノック【ビジネス編】
こちらはビジネス英会話を学ぶための本になります。
ビジネスの場においては、相手の言葉を即座に理解して反応することが大切になります。この本では、流れてくる英語に対して即座に反応するトレーニングをすることができます。これにより、ビジネス英会話において必要な瞬発力を身につけることができるのです。
以上が上級者向けの日常英会話からビジネス英会話までを学ぶためのおすすめの本です。
自分に合った本を選ぼう!
英語を勉強したい、勉強しないといけないと感じている方の中には、かかる費用の心配や勉強のための時間が割けないことで諦めている方もいると思います。そんな方でも取り入れることができるのが、英会話の本を使った独学です。
これであれば、莫大な費用がかかることもなく自分のペースで学習をすすめることができます。ただ、独学において1番ネックになるのが始めやすい分やめることも容易にできてしまう点です。なので、自分が続けやすいように、最初の段階で自分に合った本を選んで学習を続けやすい状態を作ることが大切なのです。
ここまで、英会話のレベル別におすすめの本をたくさん紹介してきました。本屋さんに行ってみると、これ以外にも英会話を勉強するための本はたくさんあると思います。どれを選ぶのが正解ということはないので、実際に手を取ってみて自分に合いそうなものを選んでください。
そのときはその本に出てくる単語やフレーズを見てみて、現時点の自分にとって難しすぎたり簡単すぎたりしないかを確認すること。それさえしっかりできていて、目的に合ったものを選べればあとは継続するだけです。それだけでネイティブスピーカーらしい英語フレーズを使うことができるようになり、こなれた英語が話せるようになることでしょう。英語力はすぐに身につくものではありませんが、コツコツ続けていれば必ず結果が出ますので、まずは一冊選んでその一冊を極めるということを徹底してみてください。
◇経歴(英語を使用した経歴)
大学時代は英語教育を学んできました。その中で、実際に中学生に対して学校で英語の授業を行ったり塾講師として受験英語の指導を行ったりしてきました。
◇英語に関する資格(資格、点数など)
・英検準1級
・TOEIC865点
・中学校教諭一種免許状(英語)
・高等学校教諭一種免許状(英語)
◇海外渡航経験、渡航先での経験内容(仕事、留学、旅行など)
小学3年生〜中学2年生までアメリカのニューヨーク州で過ごし、現地の学校に通っていました。
◇自己紹介
国立大学教育学部英語科を卒業し、現在エステティシャンをしながらWEBライターとして活動をしている五十嵐りんと申します。美容や英語、教育に関する執筆を主にしております。
I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.