【高校生必見!】高校英語のおすすめの本を紹介します!

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【YouTubeやSNS、オンライン英会話、アプリなど、英語の学び方も多様化しており、英語好きにはうれしい限りですね。そしてその多様化する多くの学習方法の中でもすたれることがないのが、本を使った勉強法です。

個人が自由に発信できるYouTubeやSNSと違い、限られた権威のある著者によって作成されるため信用できる、ということが本を使って学習する大きな利点でしょう。実際に、このSNS、少子化、出版不況の時代にもかかわらず、英語の参考書の売り上げは下がることがないのです。

参考President Online「少子化&出版不況なのに「学習参考書」が右肩上がりにある4大理由」
https://president.jp/articles/-/33803

というわけで今回の記事では、おすすめの参考書、特に高校英語にフォーカスしたものをジャンル別に紹介していきます。

「大学入試、共通テストに備えたい」
「高校での英語の授業に後れを取りたくない」
「高校英語からやり直したい」

という方にピッタリの記事になっていますので、ぜひ最後まで読んで、そしてブックマークをして見返せるようにしていってください。

高校英語でおすすめの本

それでは、高校英語を学ぶ上で押さえておきたい参考書を、単語・文法・長文の3つのカテゴリーに分けて紹介していきます。

単語を学びたいとき

・ターゲット1900

「ターゲット」シリーズは鉄板ですね。ターゲット1900は、大学入試で頻出の単語を無駄なくピックアップしてそろえた単語帳です。日本語訳も全て載せるのではなく、入試で使われる意味だけを厳選して載せているので、効率よく単語を覚えることができます。

電車の中などのスキマ時間でも学習がしやすいように、コンパクトサイズで、赤シートがあるところも高評価です。

・改訂版 鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁

「鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁」は、東大受験生を専門的に教える「鉄緑会」による単語帳です。東大受験生専門というだけあってレベルが高く、高校生の中でも難関大学を目指す人向けでしょう。

また、別売りの音声CDを使うことによって、リスニングやスピーキングを東大水準の単語と例文で鍛えることができることも評価ポイントです。

・システム英単語5訂版

「シス単」でおなじみのシステム英単語の最大の特徴は、「ミニマルフレーズ方式」です。ミニマルフレーズとはその名の通り「最小限のフレーズ」のことです。単語を紹介する際に例文ではなく、2~3語のフレーズ、単語の組み合わせが添えられています。

丸々1つの文章を読まなくていいので、スピーディーにテンポよく単語帳を読み進めることができるところが利点です。

・速読英熟語

速読英熟語は、文脈を重視した単語帳です。大学入試で頻出の重要単語や熟語、構文を60個の英文に振り分けて解説しています。巻末に、英文で使われている構文や文法の解説がまとめられており、丸覚えではなくしっかりと理解ができるような工夫がされています。試験に向けて何周も読み込む、という使い方をする学習者が多いです。

・大学入試 うんこ英単語2000

「うんこ英単語2000」は、タイトルの通りうんこを例文の題材にした単語帳です。一見ふざけたウケ狙いの商品に見えますが、5年分の大学入試過去問や英検などの動向を細かく分析したうえで作成されているので、試験対策には十分な力を持った参考書となっています。ついつい読んでしまう例文で、勉強がはかどること間違いなしです。

文法を学びたいとき

・大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】

「大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】」は、「いちばんはじめ」「超基礎」と謳っているだけあり、中学英文法から解説している参考書です。英文法は積み上げ式の知識であり、レベル1をスキップしてレベル2に行くことはできません。

そのため、英文法マスターの1番の近道は、自分がいるレベルから1つずつ理解していくことなのです。つまり、「中学英語があやしい…」という人にとっては、この大岩のいちばんはじめの英文法が最適な近道になるというわけです。

・大学受験スーパーゼミ 全解説 頻出英文法・語法問題 1000

「大学受験スーパーゼミ 全解説 頻出英文法・語法問題 1000」は、問題集がベースになった文法書です。文法問題を解いていく過程で文法の知識を培っていきます。レベルはやや高く、早稲田・慶応を目指す受験生を対象に作られています。「ザ・受験英語」といった内容なので、大学受験ガチ勢は手に取ってみるべきでしょう。

・大学入試肘井学のゼロから英文法が面白いほどわかる本

逆に低いレベルからじっくりと基盤を固めていきたいという人にはこの「大学入試肘井学のゼロから英文法が面白いほどわかる本」がおすすめです。

本書は受験英語を扱っているのですが、難関大学を目指すエリート向け、という感じでは全くなく、文法用語の解説や勉強のポイントなどが易しくまとめてあり、英語に苦手意識を持っている人に寄り添う内容となっています。高校英語で挫折経験がある人に手に取ってもらいたい1冊です。

・A4一枚英語勉強法 見るだけで英語ペラペラになる

「A4一枚英語勉強法」は、YouTubeチャンネル「ニック式英会話」で人気のニック・ウィリアムソンさんの著書です。ニックさんの「難しい文法用語を使わない」「短く簡潔に説明する」というポリシーがしっかりと反映されている1冊で、文法に拒否反応を示してしまう人にぜひ試してもらいたいです。

・キク英文法

「キク英文法」は、大学受験、日常英会話、英検、TOEFLなど、様々な英語学習者に対応している万能型の文法書です。212の英文法項目が、7週間でコンプリート出来る設定となっており、短期間で広範囲をマスターしたい人にピッタリでしょう。

長文を学びたいとき

・大学入試 英語長文ハイパートレーニングレベル2

「大学入試 英語長文ハイパートレーニングレベル2」は、長文読解の基礎力を上げるのにピッタリの1冊です。12パターンの長文が用意されており、大学入試に必要な長文読解力をまんべんなく養うことができます。強化と同時に自分の弱点も浮き彫りになるので、すべてのレベルの学習者に一通り学んでもらいたいです。

・関正生のThe Rules 英語長文問題集2入試標準

「関正生のThe Rules 英語長文問題集2入試標準」は、人気英語学習アプリ「スタディサプリ」の講師である、関正生さんが監修している問題集です。12の長文問題と、それらを題材にした解説が掲載されており、実践的なシチュエーションを感じながら長文読解力を養うことができます。

・ポレポレ英文読解プロセス50

「ポレポレ英文読解プロセス50」は、「なぜそうなるのかのプロセス」を解説する参考書です。従来の長文問題集とは異なり、回答に至るまでのプロセスをじっくりと解説しています。用途をしっかりと理解して使えば、大きな効果を発揮する1冊でしょう。

・大学入試 レベル別英語長文問題ソリューション1 スタンダードレベル

「レベル別英語長文問題ソリューション」は、音読することを前提に作られた長文問題集です。読み疲れないように、1つの問題が300語前後となっています。

また、すべての文にSVOCMが振られており、文構造がわからずに立ち往生してしまうことがありません。長文問題を通して、英語の総合力を上げたい方にピッタリの1冊でしょう。

・大学入試問題集 関正生の英文法ポラリス

「関正生の英文法ポラリス」は、先ほども登場したスタディサプリの関正生さんの著書です。長文問題における高校英語の基礎から、大学入試問題にかかわることまでも後半に取り扱っており、高校英語の長文の全体像を把握するのに便利でしょう。高校英語の長文問題、及び文法問題の入門編として使ってほしい1冊です。

高校英語が学べる本の選び方

今回紹介した本以外にも、優れたものは世の中にたくさんあります。最後に、最適な本の選び方を紹介していきます。書店やオンラインで本を買う際は、以下の4点に注意して選ぶようにしてください。

学習目的に合ったものを選ぶ

目的に合ったものを選ぶことは、とても重要です。例えば、自分がどのような理由で英語を身に着けたいのかが明確でなければいけません。

大学受験に役立てたいのなら、各大学やセンター試験への対策に特化したものを、英会話に役立てたいのなら、実践的なフレーズや会話で役立つトレーニングが掲載されているものを、高校英語を復習したいのなら基礎から総括的に扱っているものを、といった具合です。

自分の好みに合ったものを選ぶ

本全体の色合い、解説文の文体、レイアウト、レッスンの進め方、本の大きさなど、同じような内容を扱っている参考書でも、それぞれに個性があります。「白黒で無駄がない方がいい」という人もいるでしょうし、「カラフルでキャラクターとか登場する方が続けやすい」という人もいるでしょう。

また、「文章主体の方がわかりやすい」という人もいれば、「イラストや図解が入っていないと読むのがしんどい」という人もいますね。これらの好みは人それぞれなので、自分の感覚を頼りに選ぶとよいでしょう。

自分のレベルに合ったものを選ぶ

自分のレベルに合ったものを選ぶことは、効率よく学習をするうえでとても重要です。モチベーションが高い学習者の中には、自分の英語力に見合わない難易度の高い参考書を手に取る人がいます。一見スパルタで速く上達できるように感じますが、これは完全に逆効果です。

というのも、英語学習は「知識の積み上げ」が重要になります。レベル1を理解していないと、レベル2は理解しようがないということです。過去形の文章の作り方がわからなければ、現在完了の文章は組み立てられませんよね。自分のレベルをしっかりと把握し、そのレベルから少しだけ高いものから始めるようにしましょう。

なるべく新しいものを選ぶ

本屋の参考書コーナーに行くと、「改訂版」「2024年版」という表記を見かけることがあります。同じ出版社の同じ参考書でも、古いものと新しいものがあるのです。

この場合、十中八九新しいものを買うべきでしょう。出版社は常にTOEIC、TOEFL、センター試験、英検など英語関係の試験の動向を追っており、それらに何らかの変化があれば、自社の商品もそれに合わせて新しくします。

また、新しい世代が使うスラングを付け加えたり、逆にもう誰も使わない言い回しなどを削除したりできるように、アンテナを張っています。それらの変化についていくため、参考書はできる限り新しいものを買うようにしましょう。

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