様々な文脈で使われる「関係者」は英語でなんて表現できる?

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「関係者」という言葉は、日常生活からビジネスシーンまで幅広く使われていますよね。英語で「関係者」と一言に言っても、文脈によって使われる単語や表現が異なります。この記事では、「関係者各位」や「関係者以外立入禁止」など、特定の文脈での適切な英語表現について詳しく見ていきましょう!

「関係者各位」の英語表現

日本語の「関係者各位」は、ビジネス文書や公式な通知などでよく使われる表現です。この表現を英語にする場合、以下のような表現が一般的です。

To Whom It May Concern

この表現は、受取人が特定されていない場合に使われるフォーマルな挨拶文です。例えば、会社全体に向けた通知や、公式な案内状などに記載されていることが多いです。例を見てみましょう。

To Whom It May Concern,

We are pleased to inform you about the upcoming changes in our company policies.

Sincerely,

Matsunaga

「関係者様

弊社の会社理念が近々変更になることをお知らせ申し上げます。

敬具

松永」

Dear All Concerned

この表現も「関係者各位」に近い意味を持ち、ビジネスや公式な文書で使用されます。特に、特定のグループに向けたメッセージやお知らせの場合に使うことが多いです。以下、例文です。

Dear All Concerned,

Please be informed that the annual general meeting will be held on June 15th.

Best regards,

Matsunaga

「関係者各位

年に一度の一般ミーティングは6月15日に行われます。

敬具

松永」

「関係者以外立入禁止」の英語表現

「関係者以外立入禁止」は、特定のエリアや情報に対してアクセスを制限するときに使われますよね。これを英語で表現する場合、以下のようなフレーズが一般的です。

Authorized Personnel Only

この表現は、特定の場所へのアクセスを制限する標識や通知でよく使われます。シンプルかつ明確に、許可された人だけが立ち入れることを示します。「authorize」は「許可する」、「personnel」は「人事」という意味もありますが、この場合は「社員」という意味です。

No Entry for Unauthorized Personnel

こちらの表現は、許可されていない人の立ち入りを禁止することを強調する場合に使われます。「authorize」は「許可する」なので、「unauthorized」は「許可されていない」という意味になります。

Restricted Area - Authorized Staff Only

さらに詳細な表現をする場合には、このように書くこともあります。特定のスタッフのみが許可されていることを明確に示します。「restrict」は「制限する」という意味です。

特定の文脈における関係者の英語表現

「関係者」という言葉は、文脈に応じて他にもさまざまな英語表現に置き換えられます。ここでは、特定の状況における「関係者」の英語表現をご紹介していきます。

イベントや会議の関係者

イベントや会議の関係者を指す場合、以下のような表現を使うことが多いです。

Attendees

イベントや会議に参加する人々を指します。「参加者」という和訳が一般的です。

All attendees must register at the entrance.

「すべての関係者は入口で登録しなければなりません」

「register」は「登録する」という意味の動詞です。

Participants

こちらもイベントや会議に参加する人々を指す一般的な表現です。一般的には「参加者」と訳します。

The participants of the workshop will receive a certificate of completion.

「このワークショップの関係者は完了証明書をもらえるんです」

「certificate」は「証明書」、「completion」は「完了」です。

Stakeholders

「株主」という日本語訳も使われますが、イベントや会議の成果や進行に直接的な利害関係を持つ人々のことも指します。

All stakeholders are invited to attend the meeting.

「関係者全員がその会議に参加するよう招待されるんだ」

プロジェクトの関係者

プロジェクトにおける関係者を指す場合には、以下の表現がよく使われます。

Team Members

プロジェクトチームの一員を指します。

All team members should submit their reports by Friday.

「参加者は全員、金曜日までにレポートを提出しないといけません」

「submit」は「提出する」というビジネスシーンでよく使われる単語です。他に、「file」「hand in」「turn in」も使います。

Project Members

プロジェクトに関わるメンバー全体を指します。

The project members will meet every Monday to discuss progress.

「進行について議論するために、プロジェクトメンバーは毎週月曜日に集まります」

「progress」は「進行」という意味です。

Contributors

「contribute」は「貢献する」という意味です。プロジェクトに対して貢献している人々を指します。

We would like to thank all contributors for their hard work.

「すべての関係者の方に、全力で取り組んでいただいたことを感謝いたします」

法律や契約の関係者

法律や契約に関わる関係者を指す場合には、以下の英語表現を使います。

Parties Involved

契約や法律問題に関わるすべての当事者を指します。

The agreement must be signed by all parties involved.

「この合意には、関係があるすべての方のサインがないといけません」

Interested Parties

特定の法律や契約に関心を持つ関係者を指します。

All interested parties are required to attend the hearing.

「関係者は全員、審問に参加することが求められます」

Legal Representatives

法律上の代表者や弁護士を指します。「representative」は「代表者」や「代理人」という意味です。

Legal representatives of both sides will meet to discuss it.

「双方の代理人は、それについて議論するために会う予定です」

ビジネスシーンで使う関係者の英語表現

ビジネスシーンでは、「関係者」を指す表現が多数存在します。以下にいくつかの例を挙げます。

会社内外の関係者

会社内外の関係者を指す場合には、以下の表現を使いましょう。

Employees

会社で働くすべての従業員を指します。

All employees are required to attend the meeting.

「すべての従業員は、その会議に出席することが求められています」

Staff Members

従業員や職員を指します。

Staff members are encouraged to participate in the upcoming workshop.

「職員は近々あるワークショップに参加するよう促されている」

「participate in」は「参加する」という意味の熟語です。フォーマルな言葉なので、日常会話では「take part in」の方が自然です。

Clients

会社の顧客やクライアントを指します。日本語でも、そのまま「クライアント」とカタカナになっていますね。

Our clients will be informed of any schedule changes.

「私たちのクライアントは、スケジュールの変更について知らされるでしょう」

Vendors

こちらは、会社と取引を行う業者や供給者を指します。

All vendors must comply with our safety regulations.

「すべての業者は安全に関する規則に従わなければなりません」

ビジネスパートナーや協力会社

ビジネスパートナーや協力会社を指す場合は、以下のような表現を使います。

Business Partners

会社と提携しているビジネスパートナーを指します。こちらも、そのまま日本語になっていますよね。

We will hold a meeting with our business partners next week.

「私たち、来週ビジネスパートナーと会議を開くことになってるんだよ」

Collaborators

共同でプロジェクトや仕事を進める協力者を指します。「コラボレーション」というと、歌番組などで複数の歌手が一緒に歌うことなどを想像するかもしれませんが、英語では「協力」という意味です。

Our collaborators have been instrumental in the success of this project.

「私たちの協力者は、このプロジェクトの成功に貢献してくれました」

関係者 英語 まとめ

「関係者」という表現は仕事で多く使われるため、今回はビジネス英語がたくさん出てきたと思います。特に、「To Whom It May Concern」と「Dear All Concerned」は、代表的な表現として覚えておきましょう。

海外で働くことになれば、組織や仕事の状況を表す英語をもっとたくさん使います。意味合いを確認するためにも、英会話などで職場で使われる表現について勉強しておくと良いかもしれませんね。

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