【社会人】"go"と"leave"、"come"、"get"の違いわかりますか?

go、leave、違い

皆さんは「go」「leave」「come」「get」の違いを知っているでしょうか?どの英単語も簡単なレベルの英語ですが、説明をしようとすると難しいですよね。

例えば「私は会社に行かなくてはならないだろう」を英語で表現すると、以下のようになります。

・I will have to go to work.
・I will have to leave for work.

実は、使う単語を変えるだけで少しニュアンスが異なります。

今回は「go」「leave」「come」「get」の違いについて、例文とともに徹底的に解説します。それぞれの単語のイメージを頭に浮かべながら、一つずつ学んでいきましょう!

「go」と「leave」の違いと使い分けを解説

「go」と「leave」にはどのような違いがあるのでしょうか?この2つの英単語は、どこに焦点を当てるかに違いがあります。それではもう一度、以下の英文を見ていきましょう。

I will have to go to work.
私は会社に行かなくてはならないだろう。
I will have to leave for work.
私は会社に行かなくてはならないだろう。

“go to work”は「会社に行く」ことに焦点を当てています。一方で、“leave for”は「会社に行くためにその場を離れる」ことに焦点を当てています。つまり、“go”は目的・目的地に向かうの“その先”に意識があるのに対して、“leave”はその場を離れるという“出発点”に意識があるイメージです。

それぞれの英単語の使い方について、さらに詳しく説明していきます!

「go」の基本的な意味や語形変化

“go”は「(その場から)離れて、別の場所に向かう」ようなイメージです。

<goの意味>
行く、向かう
出席する、参加する
合う、マッチする
上手くいく
<goの語形変化>
動詞の活用法:go - went - gone

1. 行く、向かう

goの一般的な使い方です。「学校に行く」「会社へ向かう」など、ある場所からどこかに向かうことを伝えたいときに使います。

She went to Thailand for the summer alone.
彼女は夏に一人でタイに行きました。
I will go to the office tomorrow after the meeting.
明日は打ち合わせの後に会社に行く予定です。

2. 出席する、参加する

何かのイベントやパーティーに出席するときにも使うことができます。

Would you like to go to the party with us?
一緒にパーティーに参加しませんか?
You went to the meeting last week, didn't you?
先週、ミーティングに出席したよね?

3. 合う、マッチする

“go with”は、食事やファッションなどが合っているときに使える便利な表現です。

This red wine goes very well with today's meat.
今日のお肉にはこの赤ワインがとても合っています。
My sister said that white shoes should go with this dress.
このワンピースには白の靴が合うはずと姉が言ってました。

4. 上手くいく

仕事や面接、物事の進捗を聞くときにも“go”を使って表現することができます。「うまくいってる?」「調子はどうかな?」というようなニュアンスの表現です。

Did the final interview go well?
最終面接はうまくいきましたか?
It’s been a while to see you. Is everything going well these days?
しばらく会ってなかったけど、最近うまくいってる?

「leave」の基本的な意味や語形変化

“leave”は「(出発地点から)離れる」に焦点があてられる英単語です。

<leaveの意味>
出発する、去る
休みを取る
残す
<leaveの語形変化>
動詞の活用法:leave - left - left

1. 出発する、去る

leaveの一般的な使い方です。「会社を出発する」「その場から去る」と表現したいときに使います。

He was angry and left without saying anything.
彼は怒っていたので、何も言わずにその場を去りました。
I plan to have an açai bowl before I leave Hawaii.
ハワイを出発する前にアサイーボウルを食べにいく予定です。

2. 休みを取る

夏休みや長期休み、産休などで休みを取るときにも使うことができます。産休は“maternity leave”、育休は“childcare leave”と表現します。

She will be on maternity leave next month and I am busy taking over her duties.
彼女は来月から産休に入るので、業務の引き継ぎで忙しいです。

3. 残す

忘れ物をしたとき、何かを置いていくときに使います。ホテルに荷物を置いていきたいときなどに“Can I leave my luggage here?(荷物をここに置いていってもいいですか?)”と表現することができます。

I will leave my luggage at the station until the afternoon meeting is over.
午後の打ち合わせが終わるまで、私は駅に荷物を置いておく予定です。
Please return home without leaving any trash or unnecessary items behind.
ゴミや不要なものは残さずに帰宅してください。

間違えやすい!「come」と「get」の意味や使い方も解説

ネイティブスピーカーの会話で頻繁に使用される“come”と“get”も一緒に覚えておくと便利です!色々な使い方がありますが、基本的な意味を中心にそれぞれ説明します。

come

“come”の一般的な意味は、皆さんご存知の「来る」です。また、実は「行く」という意味もあります。対象との距離が近づくイメージを持つと想像しやすいかと思います。

例えば、「今度の日曜日、一緒に行きませんか?」とお誘いをするとします。そのときに、よく使用されるのは“Would you like to come with me next Sunday?”のように“come with me”を使った表現です。つまり、相手がいる場所に自分が近づいていくイメージです。

come in :着く、入る
The meeting is at 3:00 PM, so please come in the restaurant by then.
ミーティングは午後3時からなので、それまでにレストランに着くようにしてください。
come up with:~を思いつく、~に追いつく
I came up with an idea for a new cake and wrote it down in my notebook so I wouldn't forget it.
新しいケーキのアイデアを思いつき、忘れないようにノートに書き留めました。
I’m coming.:今行きます
I'm coming! It's hot, so wait for me at a cafe near the station.
今行くよ!暑いから駅の近くのカフェで待っていてね。

get

“get”の一般的な意味は「〜を得る」です。中学生の頃に習う英単語の一つで、日本語の会話でもよく使用されますよね。getは「何か行動を起こすことで、自分のものにする」というイメージです。

例えば、「カフェまでの行き方を知りたい」ときも“get”を使って“I need to know how to get to the cafe.”と表現することができます。自分が行動を起こすことで、駅までの行き方を手に入れるということですね。

get to~:~に着く
I did not know how to get to the airport, so I asked for help at the tourist information center.
空港までの行き方が分からなかったので、観光案内所で相談しました。
get it:理解する
Do you get it? If it is difficult to understand, ask me as many questions as you like.
理解できましたか?もし理解するのが難しいようであれば、好きなだけ質問してください。
get in touch with : ~に連絡する
I'll get in touch with you regularly even when I'm abroad!
海外にいても定期的に連絡するからね!

「go」「leave」「come」「get」の使い分けのコツ

今回ご紹介した「go」「leave」「come」「get」の使い分けをまとめましょう!

・go:主語になる人が、今いる場所から他の目的地に向かうとき
・leave:主語になる人が、今いる場所から離れるとき
・come:主語になる人が、対象となる人や場所のところにやって来るとき
・get:主語になる人が、目的とする場所に着くとき

まとめ

皆さん、今回もお疲れ様でした!今回は、“go”と“leave”、“come”、“get”の使い方の違いをご紹介しました。

日本語訳にするとどれも似ている表現ですが、それぞれの英単語が持つイメージは違います。そのイメージを頭の中に定着させることで、熟語も覚えやすくなるので何度も復習していきましょう!

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