こんにちは。皆さんは、映画や洋楽で「I gotta go.」などの表現を聞いたことはありませんか?そして、このgottaはなんだ?と疑問に思ったことがある人もいるのではないでしょうか。
今日は、このgottaは一体何なのか、言及していきたいと思います。この記事では、「gotta」の使い方と、洋画や洋楽で頻繁に使われる表現について学んでいきましょう。
ネイティブスピーカーがよく使う"gotta"って何の略?
筆者は、この「gotta」の表現を留学先で初めて知りました。留学先のクラスメートがよく使うこの「gotta」。聞いたことがないぞと思って、自分で調べたことを鮮明に覚えています。
この「gotta」は何の略なのでしょうか。答えは、「have got to」の略です。日本で英語を勉強していると、教科書にこのような略は載っていません。日本語でも、普段友達と使う言葉と国語の教科書に載っている言葉は少し違うでしょう。英語もネイティブスピーカーが使う言葉は教科書では教えてくれません。
でも、もう大丈夫です。今日この記事を読んでいる皆さんは、ネイティブの英語表現「gotta」を使いこなして、ネイティブスピーカーの英語に近づいていきましょう。
I’m sorry. I can’t go to the party with you. I gotta go to the hospital.
ごめんなさい。私はあなたとパーティに行けないの。私は病院に行かないといけないから。
This is my favorite flower. I gotta buy the flower.
これは私のお気に入りの花なんだ。この花を買わなくちゃ。
gottaの意味と使い方
「gotta」が「have got to」の省略形だということがわかりました。では、意味と実際の使い方について学んでいきましょう。そもそも、なぜ「gotta」というのでしょうか。
ネイティブスピーカーは、「got to」 と毎回話しているうちに「ゴッド トゥ → ゴタ」と省略してしまえということで、語と語をつなげてしまったのでしょう。そして、この「gotta」は、正確には「have」を省略して「got to」を短くした表現です。
「have got to」の意味は「〜しなければならない」です。似たような表現に「have to(〜しなければならない)」があります。しかし、実は「have got to」と「have to」は微妙に意味が違います。
have got to:〜しなければならなくなった(タイミングがきた)
I gotta send an email to my parents because I just found out that I passed the exam.
今メールをしなくちゃ。なんてたって、今試験に受かったことがわかったんだもの。
have to:〜しなければならない
I have to send an email.
私はメールを送らなければなりません。
「have to」は何かをする必要がある場合に使うことができます。「have got to」は何かをする必要がある場合かつ、そのタイミングになったことを伝えています。
日本人からすればどちらも同じように見えるのですが、ネイティブスピーカーは絶妙に使い分けているので、皆さんも会話の際は注意して聞いてみてください。
「gotta」はとてもカジュアルな表現なので、フォーマルな場では使われません。友達や親しい人限定でしか使われないので、使う場所や状況には気をつけましょう。
また、もう一つ注意が必要なのが、「gotta」をhaveまで省略して使えるのは、主語が「I」「we」「you」「they」の時のみです。それ以外の「she」「he」「it」 の時には「gotta」だけでは通じません。「have gotta」と言います。I gotta の例文を確認しましょう。
I gotta clean my car because I will drive with my girlfriend tomorrow.
明日彼女とドライブがあるから、車をきれいにしなければならないんだ。
He has gotta clean his car because he will drive with his girlfriend tomorrow.
彼は明日彼女とドライブがあるから、車をきれいにしなければならないんだ。
ただし、場合によっては「she」「he」「it」 の時でも「have」を入れないで「gotta」を使っている例文もあるので、使い方は曖昧です。口語でしか使わなかったり、若者の言葉だったりするので、間違いを気にせず使われているのかもしれません。
押さえておきたい!その他の省略表現
「gotta」表現以外にも短縮表現はたくさんあります。ネイティブスピーカーは、カジュアルに友達や親しい人と話す際、日常会話で頻繁に使っています。ここからは、特によく使われている表現を紹介します。ぜひマスターしていきましょう。
Lemme
「Lemme」 は「let me」の省略表現です。意味は、「(私に)〜させてください」です。
発音は「レミ」になります。
Lemme in please.
お願い、(家の)中に入れて。
世界的人気歌手リアーナの曲に「Lemme get that」という歌があります。歌詞中には、「Lemme get that」や「Lemme hit that」といった表現があります。別れたボーイフレンドに対して、「代償を払いなさいよ」とでもいったような表現です。
wanna
「wanna」はwant toの短縮形です。意味は、「~したい」で、発音は「ワナ」です。
I wanna go to Hokkaido someday.
私はいつか北海道にいきたいです。
Gimme
「Gimme」は「give me」の省略形です。「私にください」という意味になります。
発音は「ギミ」です。
I like the cake you are eating, gimme some!
あなたが食べているケーキ、私も好きなの。ちょっとちょうだい!
有名な曲にABBAの「Gimmy!Gimmy!Gimmy!」という曲があります。大人気映画「マンマ・ミーア!」でも使用された曲なので、聞いたことある人もいるでしょう。
このGimmyは先ほど説明した通り、「私にください」と言う意味で、歌詞にも「Gimmy, gimmy, gimmy a man after midnight」と出てきます。一人で過ごすのは寂しいので、誰かと一緒にいたい気持ちを歌にしているようです。
gonna
「gonna」は「going to」を短縮したバージョンです。 「gonna」 の使い方は「〜する予定」「〜するつもり」などです。「ゴナ」と発音します。
I'm gonna read a book and relax at home after school.
放課後はおうちで本を読みながらリラックスする予定です。
以上、よく使われる表現4つを紹介しました。いずれも口語表現で、カジュアルな会話で使用します。スラングと同じ扱いになります。ビジネス英語ではないので気をつけましょう。
有名な洋画や洋楽での使われ方
ここからは、有名な洋画や洋楽での使われ方を紹介します。実際に使われていることを知ることで、ますます身近に感じられると嬉しいです。
Here’s to Never Growing Up / Avril Lavigne
アヴリル・ラヴィーンの歌詞にも省略した英語が隠れています。それがこちらです。
We’re never gonna change
直訳すると「私たちは決して変わることはない」です。ここで使われているgonnaは「goint to」を省略した形です。「going to」と使うより「gonna」と使う方がかっこいい気がしますね。大人になりたいのになりきれないティーンの気持ちを表現している歌です。
We Are Never Ever Getting Back Together / Taylor Swift
世界中から愛されている歌姫テイラー・スウィフトの曲です。この歌は特に大ヒットしました。ボーイフレンドとはもう二度とよりを戻さないという思いを歌詞にしています。
I'm gonna miss you.
先ほどの曲と同じ「gonna」(going to の略)が使われています。「私はあなたがいなくて寂しく思うだろう。」という表現です。
Live While We’re Young / One Direction
こちらもとても有名な曲です。5人からなるイギリスのボーイズグループOne Diirectionの曲です。
I wanna live while we’re young
「若い間に楽しもうよ」といったニュアンスです。
ベイマックス
有名なディズニー映画「ベイマックス」のセリフの中にも、いくつか省略表現が含まれています。
主人公ヒロが、
I have to go here. If I don’t go to school, I’m gonna lose my mind.
ここで勉強したい。もしこの学校にいけないのであれば、僕の人生は終わりだ。
と言う場面があります。ここでも「gonna」(going to の略)が使われています。また、ヒロのセリフにこんなのもあります。
We gotta catch that guy.
彼を捕まえなくちゃ。
省略表現「gotta」(have got to)が使われています。
映画のセリフや洋楽で使われていることを確認しました。より使う実感が湧いたでしょうか。見てのとおり、省略表現は若者が使うスラング言葉です。
まとめ
いかがでしたか。今回の記事では、「gonna」「wanna」「gotta」などの使い方について解説しました。友達や親しい人と話す際に使える英会話フレーズです。
ぜひ、皆さんも日常会話で挑戦してみましょう。そして、今日紹介した省略表現以外にもたくさんの省略表現が存在します。会話や洋楽などで見つけた際には、ぜひ調べてみてくださいね。
![](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nativecamp_official/20240219/20240219105416.jpg)
◇経歴(英語を使用した経歴)
学生時代に、デンマークのど田舎で交換留学を経験。ヨーロッパ中から集まる学生と寝食を共にし、英語漬けの日々を送った。
タイで現地採用として3年勤務。
タイ語が一向に上手にならず、英語で生活。
現在私立の小学校で英語講師として勤務している。
◇英語に関する資格(資格、点数など)
TOEIC、TOFELiBTなどの受験経験あり。
◇海外渡航経験、渡航先での経験内容(仕事、留学、旅行など)
ケニア、カナダ、フィリピンなど
仕事、留学、旅行合わせて計21か国の渡航経験あり。
◇自己紹介
英語は決して得意な方ではありませんでした。だからこそ、今日まで続けてきたのかもしれません。苦手だったからこそ、みなさんのお悩みに寄り添える記事を書きたいと思っています!「英語は一生」です。共に頑張りましょう。
![](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nativecamp_official/20210422/20210422025631.jpg)
I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.