「Altogether」と「All Together」の違いって何?似ているようで異なる英語表現

Altogether, All together, ネイティブキャンプ

今回の記事では、「altogether」と「all Together」の英単語の違いや使い分けのポイントついて詳しく解説します。

また、その他の似ている英単語も複数まとめました。例文とともに紹介していくので、毎日の英語学習にお役立てください!

Altogetherの意味と使い方

まず、「altogether」の意味と使い方について紹介します。

Altogetherの意味

「Altogether」には、「全く」「全体で」「総じて」といった意味があります。

<Altogetherの意味>
副詞:全く、全然、完全に、すっかり、まるで、全体で、全部で、総計で、締めて、つまるところ、結局は、要するに

「altogether」は副詞です。副詞は、動詞や形容詞、他の副詞などを修飾するために使われます。

「Altogether」は、「全く〜だ」「全体で〜だ」「総じて〜だ」といった「全体的な程度」や「状態」「性質」を強調したい際に使われる英単語です。

I don’t like the movie altogether.
わたしはその映画がまったく好きではありません。
We decided to cancel the event altogether due to an unexpected problem.
予期せぬ問題が発生したため、イベントを完全に中止することに決定しました。
Altogether, the presentation was a success.
全体的に見れば、そのプレゼンテーションは成功だった。
A:How was the movie you watched last night?
B:It was altogether amazing!

A:昨日の夜観た映画はどうだった?
B:まったく素晴らしかったよ!
A:Did you enjoy your holiday?
B:Yes, it was altogether relaxing. I spent most of the time by the beach.

A:休暇は楽しめた?
B:ええ、まったくリラックスできたよ。ほとんどの時間をビーチで過ごしたんだ。

All togetherの意味と使い方

続いて、「All together」の意味と使い方を紹介します。「Altogether」との違いも解説します。

All Togetherの意味

「All together」は、「みんな一緒に」「全員が揃って」といった意味で使われる連語(別々の単語が組み合わさって特定の意味を形成する言葉)です。

<All Togetherの意味>
それぞれ[みんな]が一緒になって[協力して]、全部を合わせて、〔飲食店などで支払いをする時に〕全員の分を一緒に[まとめて]、一斉に、同時に

「All together」は、複数の人が一つの場所にいたり、共通の活動を行ったりする際に使用されます。文脈によっては、「altogether」と似たような意味合いで使われることもありますが、注意が必要です。詳しい使い分けのポイントは、次項をご確認ください。

We need to lift the heavy box, so let's do it all together!
重い箱を持ち上げる必要があるから、みんなで一緒にやろう!
We sang "Happy Birthday" all together to celebrate.
私たちは、お祝いのための「ハッピーバースデー」をみんなで歌った。
A:Did you enjoy the concert yesterday?
B:Absolutely! The band played their encore, and the audience sang along all together.

A:昨日のコンサートは楽しかった?
B:まさに! バンドはアンコールを演奏し、観客は一緒に歌ったんだ。
A:The project deadline is approaching.
B:Don't worry, we'll meet the deadline if we work all together.

A:プロジェクトの締め切りが迫っていますね。
B:心配しないでください。みんなで協力すれば締め切りに間に合います。

AltogetherとAll Togetherの使い分けのポイント

ここでは、「altogether」と「all together」の使い分けのポイントについて解説します。

「Altogether」は、副詞として使われ、全体的な性質や状態を表す際に使います。日本語にすると「完全に」「全体で」「まったく」「合計で」「総じて」などです。

一方、「All Together」は複数の人やグループが一緒にいる状態を示します。和訳は、「みんな一緒に」「みんな一斉に」「みんな同時に」などです。

その他の似ている表現

最後に、その他の似ている表現を8つ紹介します。使い分けることで表現の幅が広がります。ぜひ参考にしてください。

Completely

「Completely」は、「完全に」「まったく」「完璧に」などを意味する副詞です。

物事が終わったり、完了したりすることを表現する際に使われます。また、ある状態が完全なことを強調する際にもよく活用されます。

I completely finished my homework.
わたしは宿題を完全に終えました。

Entirely

「Entirely」は、「完全に」「まったく」などを意味する副詞です。

完全な状態や範囲を示したり、完全に同意していることを強調したりする際に使われます。「Completely」とほぼ同じようなニュアンスで活用できます。

The project was entirely successful.
そのプロジェクトは完全に成功した。
I agree with your proposal entirely.
わたしはあなたの提案にまったく同意しています。

On The Whole

「On the whole」は、「全体的に見ると」「全体として」「総じて」を意味するフレーズです。

このフレーズは、全体の状況や状態に対して総合的な意見を述べる際によく使われます。そのため、文脈によっては、「全体を通して」と和訳されることもあります。

Your performance, on the whole, was quite impressive.
あなたのパフォーマンスは全体的に見てかなり印象的でした。

In Total

「In total」は、「合計で」「全体で」「総計で」を意味する表現です。

複数の要素や数量が合算された際の総数を示す際によく使われます。数量や金額などの文脈で頻繁に登場するフレーズです。

In total, there were ten participants in the seminar.
合計で、セミナーには10人の参加者がいました。
I spent five hours on the project in total.
プロジェクトには合計で5時間使いました。

All Things Considered

「All things considered」は、「全てを考えて」「あれこれ考えてみると」などと和訳されるフレーズです。

全体を考慮したり、総合的に判断したりする際に用いられる表現で、最終的な判断や意見を述べるときによく使われます。

All things considered, the project was successful despite a few minor issues.
すべてを考慮すると、いくつかの小さな問題はあったものの、プロジェクトは成功しました。

With Each Other

「With each other」は、「お互いに」「共に」を意味するフレーズです。2つ以上の人が互いに関与し合っている状況を表現する際に使います。

They share their ideas with each other during the meetings.
彼らは会議中にお互いのアイディアを共有します。

At The Same Time

「At the same time」は、「同時に」「同じ瞬間に」「一緒に」を意味するフレーズです。また、先に述べた事柄に対して「それと同時に」と情報を付け加える際にもよく使われます。

They arrived at the event at the same time.
彼らは同じ時間にイベントに到着しました。
We were both laughing at the same time.
わたしたちは同時に笑いました。

Combined

「Combined」は、「混ぜ合わさった」「一体化した」を意味する形容詞です。

複数の要素や要因が組み合わさって全体を作り上げているような状態を表現する際に便利な単語です。

With their combined skills, they were able to solve the complex problem.
彼らのスキルを組み合わせて、彼らは複雑な問題を解決することができました。

まとめ

この記事では、「altogether」と「all together」の違いや使いわけのポイントについて解説しました。両者は似ていますが、品詞も意味も異なるためしっかりと使い分けることが大切です。

また、その他の似ている表現も複数紹介しました。ぜひ併せて覚えておいてくださいね!

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