「昨日は好きなアーティストのイベントに行ってきた」
「明日はここで大きなイベントが行われるらしい」
「イベントの用意で忙しい」など、
「イベント」という言葉は日常生活でよく使われますよね。
そんな馴染みのある単語ですが、英語の「event」の使い方と意味は日本語の「イベント」よりももう少し幅広い意味を持っています。
そこで、今回の記事ではそんな「event」の意味をご紹介していきたいと思います。あわせて、「event」の類似表現や、「event」を使ったイディオム・フレーズについても解説します。
それぞれ、例文とともに詳しく解説していきますので、ぜひその例文を何度も口に出して練習してみてくださいね。
eventの意味と使い方
まず、「event」の基本的な意味としては「(心に残るような・重要な)事件・出来事・事柄」があります。
そしてもちろん、日本語の「イベント」と同じように「行事・催し(物)」という意味もあります。また、「スポーツの一試合・一勝負・種目・競技」という意味で使われることも多いです。
また、こちらは日本語の「イベント」からは想像しにくいかもしれませんが、「最終的な結果・成果・結末・成り行き・もしもの場合」という意味もあります。
さらに、物理学や心理学においての「事象」、
数学や統計学においての「(確率)事象」という意味もあります。
ちなみに、「event」のアクセントですが、「ve」の部分に置かれます。日本語では頭の「イ」にアクセントが置かれますが、英語では異なりますので発音する際は気を付けてくださいね。
新聞記事には今年の出来事が書かれていました。
今月は公園でたくさんのイベントがあります。
今週土曜日は学校行事に出席しなければなりません。
その自動車事故は一連の出来事によって引き起こされました。
そのホテルでは結婚披露宴や会議など様々なイベントが開催されました。
eventの類似表現
ここまで、「event」の意味と使い方をご紹介してきました。
ここからは、「event」の様々な類似表現をご紹介します。それぞれ少しずつニュアンスが異なりますので、一つ一つ丁寧にチェックしていきましょう!
incident
「Incident」は出来事のなかでも特に「偶発的な出来事、不快な出来事、異例の事件」を指します。
「Event」は良い出来事・悪い出来事のどちらにも使われますが、「incident」はネガティブな出来事に対して使われることが多いです。
ただし、amusing incident(楽しい出来事)のように使われることもありますので、「incident」が常にネガティブなものを表すとは限りません。
彼らはこの出来事を決して忘れないでしょう。
彼女はただ、あの恥ずかしい出来事を水に流したかっただけです。
ロンドン中心部では2つの事件が別々に発生しました。
発砲事件で10人以上が死亡しました。
私は同僚から昨日起きた事件のことを聞きました。
accident
「Accident」は「予期できない偶発的な出来事、どちらかというと好ましくない出来事」という意味があり、「事故」と訳されることも多いです。
彼らは交通事故に巻き込まれました。
事故は午後5時に起きました。
その事故は居眠り運転が原因でした。
私たちの出会いは偶然でした。
チームは偶然この問題を発見しました。
occurrence
「Occurrence」は形式ばった単語で、これまでご紹介してきた単語と比べるとそこまで使用頻度は高くありません。
「日常的に起きる」「規則的に起きる」「まれに起きる」など、頻度を表す語とともに使われることが多いです。
クレームは日常茶飯事です。
よくあることなので、あまり気にしないでください。
それはここではいつものことですか?
これは頻繁に起こることではありません。
それは全国で日常茶飯事となっています。
happening
「Happening」は「偶然性が高い出来事」を指します。日本語の「ハプニング」と同じように、普通ではない出来事を指すことが一般的です。
取締役の来社は従業員にとって本当にハプニングだった。
週末のハプニングの詳細は以下の通りです。
突然の訪問はハプニングになりますので、事前に私たちにお知らせください。
eventを使ったフレーズ
最後に、「event」を使った定番のフレーズをご紹介します。日常会話でもビジネスシーンでもよく使われる表現ですので、ぜひ覚えてみてください。
in any event
「In any event」は「とにかく、いずれにしても、何が起きても、ともかく」という意味があります。
いずれにせよ、私は明日の朝、そこに行くつもりです。
いずれにせよ、息子はクリスマスに帰ってきます。
いずれにせよ、彼らが来るとは聞いていませんでした。
in the event of
「In the event of」は「~の場合には」「万一~の場合には」「~が発生した場合には」という意味があります。
雨天の場合、運動会は学校の体育館で行われます。
地震が発生した場合は、エレベーターを使用しないでください。
緊急時にはこのボタンを押してください。
まとめ
いかがでしたか?今回の記事では、「event」という単語の使い方と意味についてご紹介しました。日本語でも「イベント」という言葉が広く使われているからこそ、英語の「event」とのちょっとしたニュアンスの違いなどを混乱しやすいのも事実です。
今回ご紹介した「event」の類似表現、また「event」を使ったイディオム・フレーズについても便利なものばかりですので、ぜひ覚えて使ってみてください。
今回ご紹介した「event」や「event」の類似表現を適切に使えるようになれば、より英語でのコミュニケーションがスムーズに進むはずです。ぜひ、この記事でご紹介した例文を何度も口に出して練習し、覚えて使ってみてくださいね。
今回ご紹介した「event」や「event」の類似表現をそれぞれ適切なシーンで使うことができれば、より自分の英語での表現の幅が広がりますし、ネイティブからも「お!この人はいろんな単語やフレーズを知っているんだな」と思ってもらえるのではないでしょうか。
また、今回学んだ「event」や「event」の類似表現について、「もっと詳しく学習したい」「ネイティブはどのようなときにeventという単語を使っているのか知りたい」という方は、ぜひネイティブキャンプのオンライン英会話レッスンを試してみてください!レッスンでは、ネイティブ講師とマンツーマンで話すことができます。
今回ご紹介した「event」や「event」の類似表現に関する英語表現をさらに練習しても良いですし、最近自分が経験した「event」について講師とディスカッションするのも良いのではないでしょうか。ぜひ、みなさんの英語学習にレッスンをフル活用してくださいね。
◇経歴
新卒入社した会社ではオーストラリア人上司のもと働いた経験があります。
海外クライアントとのメールや電話でのやりとりは日常茶飯事でした。
現在はWebライターのほか、英日翻訳者としても仕事をしています。
◇資格
TOEIC、TOEFL、IELTSなどの受験経験あり
◇海外渡航経験
学生時代にイギリス留学を経験したほか、アジアを中心にさまざまな国に旅行に行ったり、フィールドワークをしたりしました。
フィールドワークでは英語を使ってインタビューをした経験もあります。
2019年よりイギリス在住で、現在は毎日英語を使っています。
◇自己紹介
子どものころはアメリカ人の先生の英会話教室に通い、大学ではイギリス留学を経験、新卒入社した会社ではオーストラリア人上司を持つなど、英語とは色々な接点を持ってきました。英語はもっぱらリーディングが得意で、毎日洋書を読んでいます。よろしくお願いします!
I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.