今回は、日本の伝統的な行事のひとつである「成人の日」について、英語でどう表現するか、そして海外にも同じような儀式があるのかどうかを紹介したいと思います。
日本では、毎年1月の第2月曜日に成人の日という祝日があります。この日には、前年に18歳になった人たちを新成人としてお祝いし、成人式という式典が行われます。
新成人は、男性はスーツや袴、女性は振袖などの正装で参加し、市長や知事などから祝辞を受けたり、友人や家族と写真を撮ったりします。成人の日は、日本の伝統的な文化のひとつで、新成人にとっては人生の節目となる大切な日です。
では、成人の日や成人式は英語でなんと言うのでしょうか?また、海外にも成人式のような風習はあるのでしょうか?この記事では、成人の日に関する英語表現や、世界の成人式について例文付きで紹介します。
成人の日の英語表現
まず、「成人の日」を英語で言うと、”Coming of Age Day”となります。”Coming of age”という言葉は、「成人になること」や「成人年齢」を意味します。
日本では、18歳になると法的に成人とみなされますが、英語圏の国では18歳や21歳が成人年齢となっている場合が多いです。そのため、日本の成人の日を英語で説明するときは、日本の成人年齢が18歳であることを付け加える必要があります。
例えば、以下のように文章にすることができます。
(日本では1月の第2月曜日に「成人の日」という祝日がある。これは、日本の成人年齢である18歳になった人を祝うものである。)
(成人の日は、法律で成人とみなされる18歳に達した若者を祝う日本の祝日である。毎年1月の第2月曜日に行われる。)
Coming of Age Day
次に、日本の成人の日に行われる式典や風習について見ていきましょう。成人の日には、新成人と呼ばれる18歳になった人たちが、市町村主催の成人式に参加します。
成人式では、市長やゲストスピーカーが新成人に祝辞や励ましの言葉を贈ります。また、新成人は、自分の将来の夢や目標を宣言したり、感謝の気持ちを述べたりします。
成人式には、多くの新成人が伝統的な和服である振袖や袴を着て出席します。特に女性の振袖は、色鮮やかで豪華なものが多く、成人の日の風景を彩ります。
振袖や袴を着るときは、美容院や着付け屋で髪や着付けをしてもらうことが一般的です。成人式の後には、同窓会やパーティーなどで友人や家族と楽しく過ごす人も多いです。
海外に成人式はある?
日本の成人の日や成人式は、日本独自の文化と思われがちですが、実は世界中にも似たような儀式や祝日が存在します。
例えば、韓国では成年式というイベントがあり、20歳になる若者たちが参加します。韓国では、成人年齢が19歳から18歳に引き下げられたため、2023年からは18歳の成年式が始まります。
また、タイでは、4月にSongkranという水かけ祭りがあります。これは、タイの新年であり、仏教の儀式でもあります。この祭りには、15歳になる若者たちが参加し、水をかけ合ってお祝いします。
他にも、ユダヤ教では、13歳になる男の子と12歳になる女の子がBar MitzvahやBat Mitzvahという儀式に参加し、大人の仲間入りをします。
アメリカでは、18歳になると、スイート・エイティーンという言葉で祝われます。これは、選挙権や結婚権などの法的な権利を得ることを意味します。18歳の誕生日には、ケーキやプレゼントをもらったり、友人とパーティーをしたりします。
また、21歳になると、リーガル・エイジという言葉で祝われます。これは、お酒を飲めるようになることを意味します。21歳の誕生日には、バーに行ったり、お酒をプレゼントされたりします。
これらの文化は、日本の成人式とは違いますが、同じように成人になることを祝うものです。
成人の日を英語で説明してみよう!
ここまで、成人の日や成人式に関する英語表現や海外の例を紹介しました。では、実際に英語で成人の日を説明してみましょう。以下は、英語学習者が考えた英語です。どうぞ参考にしてください。
(昨年、成人の日を迎えた。日本の祝日で、子供から大人への移行を記念する日である。)
- After the ceremony, we had a reunion party at a restaurant. We talked about our memories and our plans for the future. We also took a lot of pictures and exchanged gifts. It was a very special and memorable day for me.
(成人式の日、私は振袖を着た。とてもきれいでカラフルだった。高校時代の友人たちと成人式に行った。市長や他の来賓のスピーチを聞いた。彼らは私たちを祝福し、夢を追いかけるよう励ましてくれた。式の後、レストランで同窓会を開いた。思い出や将来の計画について語り合った。写真もたくさん撮ったし、プレゼントも交換した。私にとって、とても特別で思い出深い一日となった。)
関連表現
成人の日や成人式に関する英語表現を見てみましょう。
成人式は、Coming of Age Ceremonyと言います。Ceremonyは「式」や「式典」の意味です。
日本の成人式は、日本独自の文化なので、日本の成人式を指す場合は、Japanese Coming of Age Ceremonyと言うこともできます。また、成人式の日本語名であるSeijinshikiという言葉をそのまま使うこともありますが、その場合は「成人をお祝いする式」という説明を付け加える必要があります。
新成人は、new adultと言います。Newは「新しい」を、adultは「大人」を意味するので、直訳すると「新しい大人」となります。日本では、18歳になると成人とされますが、海外では18歳や21歳が成人年齢となる国もあります。
そのため、日本の成人式に参加する年齢を明示する場合は、people who have turned 18 years oldやthose who turned or will turn 18 years oldなどと言います。
振袖は、furisodeと言います。Furisodeは、袖が長くてふわっとした着物のことで、成人式に参加する女性の多くが着ます。Furisodeは、日本の伝統的な衣装であると同時に、未婚の女性の象徴でもあります。
着物は、kimonoと言います。Kimonoは、日本の代表的な民族衣装で、和服の総称です。着物を着るという動作は、put on a kimonoと言います。Put onは「着る」という意味の動詞で、Wearとは違って「着ている」という状態ではなく「着る」という行為を表します。
袴は、hakamaと言います。Hakamaは、着物の下に履くズボン状の衣服で、昔は武士や僧侶などが着用していました。現在では、成人式や卒業式などのフォーマルな場で着る人が増えています。
男性はスーツや袴、女性は振袖やスーツなどを着て成人式に参加しますが、英語では、wear formal attireやdress formallyなどと言います。Attireは「服装」や「衣装」の意味で、formalは「正式な」や「礼儀正しい」の意味です。
同窓会は、class reunionと言います。Classは「クラス」や「学年」の意味で、reunionは「再会」や「再結集」の意味です。日本の成人式は、地元で同窓生が集まる機会でもあるので、成人式の後に同窓会を開くこともよくあります。
同窓会に参加するということは、go to the reunionやattend the reunionなどと言います。Goは「行く」という意味で、attendは「出席する」という意味です。
成人式
ここでは成人式に関連する表現や例文、成人式の歴史や意義、流れや特徴などをまとめました。
・成人式:Coming of Age Ceremony
・新成人:new adult
・振袖:furisode (a type of kimono with long sleeves)
・袴:hakama (a type of trousers worn over kimono)
・羽織:haori (a type of jacket worn over kimono)
・紋付き:montsuki (a type of kimono with family crest)
・紋付袴:montsuki hakama (a type of formal attire for men consisting of kimono with family crest and hakama)
・成人式に参加する:attend the Coming of Age Ceremony
・成人式で祝辞を述べる:give a congratulatory speech at the Coming of Age Ceremony
・成人式で友人と写真を撮る:take photos with friends at the Coming of Age Ceremony
例文:
(来週、成人式に参加するんだ。振袖と袴を着るのがとても楽しみ。)
(市長は成人式で祝辞を述べた。新成人に社会に貢献するように促した。)
(成人式で友達とたくさん写真を撮った。とても楽しかった。)
日本の成人式は、1948年に制定された成人の日に行われる式典です。成人の日は、元々は1月15日でしたが、2000年からはハッピーマンデー制度により、1月の第2月曜日になりました。
成人の日は、前年の成人の日の翌日からその年の成人の日までに18歳になった人を祝う日です。日本では、20歳になると法律上の成人として、飲酒や喫煙、ギャンブルや運転などが許可されますが、同時に社会的な責任や義務も負うことになります。
成人式では、新成人は市町村などの主催で、地元の体育館やホールなどで集まります。そこで、市長や知事などから祝辞や記念品が贈られたり、新成人代表が誓いの言葉を述べたりします。
また、成人式には、伝統芸能や音楽などのパフォーマンスが行われることもあります。成人式の後には、同窓会やパーティーなどで友人や家族と楽しく過ごす人も多いです。
成人式の特徴のひとつは、新成人の華やかな服装です。特に女性は、振袖という色鮮やかな着物を着て、髪飾りやバッグなどの小物でコーディネートします。振袖は、自分で購入するか、親や祖父母から譲り受けたり、レンタルしたりすることができます。
振袖を着るときは、美容院や着付け屋で髪や着付けをしてもらうことが一般的です。男性は、スーツや袴を着て成人式に参加します。袴は、着物の下に履くズボン状の衣服で、昔は武士や僧侶などが着用していました。現在では、成人式や卒業式などのフォーマルな場で着る人が増えています。
袴を着るときは、着物の色や柄に合わせて選ぶことが大切です。
新成人
続いて、新成人に関連する表現や例文、新成人に関する情報などをまとめました。
・成人になる:become an adult
・大人としての責任:adult responsibility
・大人としての義務:adult obligation
・大人としての自由:adult freedom
・大人としての権利:adult right
・大人としての振る舞い:adult behavior
・大人としての夢:adult dream
・大人としての目標:adult goal
・大人としての挑戦:adult challenge
(私は今20歳だ。大人になった。)
(大人として、責任や義務は増えるけど、自由や権利も増える。)
(大人として振る舞いたい。子供っぽくや未熟になりたくない。)
(大人としての夢は世界中を旅することだ。大人としての目標はいい仕事を得ることだ。大人としての挑戦は新しいスキルを学ぶことだ。)
新成人とは、前年の成人の日の翌日からその年の成人の日までに18歳になった人のことを言います。
日本では、20歳になると法律上の成人として、飲酒や喫煙、ギャンブルや運転などが許可されますが、同時に社会的な責任や義務も負うことになります。例えば、選挙権や結婚権、契約能力や刑事責任などがあります。
また、戸籍上の親権や監護権がなくなり、親からの扶養も外れます。そのため、新成人は、自分の人生を自分で切り開いていくことが求められます。
まとめ
この記事では、日本の成人の日や成人式について、英語でどう表現するか、そして海外にも同じような儀式があるのかどうかを紹介しました。成人の日や成人式は、日本の伝統的な文化のひとつで、新成人にとっては人生の節目となる大切な日です。
英語で成人の日を説明するときは、日本の成人年齢が18歳であることや、成人式の内容や服装などを詳しく説明する必要があります。
海外にも成人式に似た儀式や祝日が存在しますが、年齢や内容は国や地域によって異なります。日本の成人の日や成人式は、日本独自の文化として、海外の人々にも興味を持ってもらえると思います。
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海外渡航経験は旅行のみで、留学経験は無し。仕事で英語を使用。
◇自己紹介
理解しやすくためになる記事作りに努めています。現代では日本に居ながら独学で英語学習が出来る素晴らしい環境があります。ネイティブキャンプを上手に利用して英語を楽しみましょう!
I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.