英語学習をしていれば、多くの方が一度は聞いたことがあるであろう、「gonna」という言葉。なんとなくはわかっていても、実際にどのように使って良いかわからない、という方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、「gonna」の使い方を徹底解説していきたいと思います。「wanna」や「gotta」といった関連表現も紹介しているので、ぜひ参考にしてください!
「gonna」意味と使い方
ここでは、
・そもそも「gonna」とは何なのか
・「gonna」の使い方
を詳しく解説していきます。
例文も載せているので、ぜひシチュエーションをイメージしながら、音読してみてください。
gonnaは「going to」の省略形
「gonna」の正体は、「going to」の省略形です。
もう少し正確に説明すると、未来の予定を意味する「be going to 動詞の原形」を使うときに、「be gonna 動詞の原形」と省略できる単語です。
「going to」が「gonna」に省略されるのは、「going to」を早口で言ったときの音が「ガナ・ゴナ」に聞こえるからです。
英語でのカジュアルな会話では、それぞれの単語を繋げてテンポ良く話すことが多く、それによって「gonna」のように言葉が省略されることが多々あります。
なお、「gonna」はかなりカジュアルな言葉遣いです。フォーマルなシーンで全く使われないことはないですが、正しくは「be going to 動詞の原形」であるということをしっかりと理解した上で、使うシーンを考えましょう。
gonnaの使い方
次に「gonna」の使い方を、
・基本ルール
・過去形
・否定文
・疑問文
に分けて見ていきましょう。
gonnaの基本ルール
「gonna」は「be going to 動詞の原形」のときに使うので、「gonna」の後には「動詞の原形」または「be(be動詞の原形)」が続くのが基本です。
■主語 am/is/are gonna 動詞の原形.
■主語 am/is/are gonna be 形容詞/名詞.
(例文)
I’m gonna start going to a piano school.
ピアノスクールに通い始める予定です。
He is gonna go abroad in the near future.
彼は近い将来に留学する予定です。
It’s gonna be rainy today.
今日は雨になるでしょう。
上記を踏まえて、過去形・否定文・疑問文の形を確認していきましょう。
過去形
「gonna」を過去形で使う場合は、主語と「gonna」の間に来るbe動詞の時制を、以下のように過去形にするだけです。
■主語 was/were gonna 動詞の原形.
■主語 was/were gonna be 形容詞/名詞.
be動詞の過去形は「was」か「were」のどちらかで、主語に応じたものを使うだけなのでシンプルです。
「gonna」の部分はあくまでも「going to」なので、過去形になろうと特に形は変わりません。
(例文)
I was gonna go camping today, but I canceled it because of the bad weather.
今日キャンプに行く予定だったのですが、天気が悪いのでキャンセルしました。
I was gonna be in Kyoto tonight, but I had to go to Osaka suddenly.
今夜は京都にいる予定だったのですが、急遽大阪に行かなければならなくなりました。
否定文
「gonna」を否定文で使うときは、主語と「gonna」の間のbe動詞に「not」付けて、否定形に変えるだけでOKです。
■主語 am/is/are not gonna 動詞の原形.
■主語 am/is/are not gonna be 形容詞/名詞.
※過去形でも同じ
「not gonna」の部分の発音は、「ナッガナ・ナッゴナ」のように、リズミカルさを意識すると言いやすいですよ!
(例文)
I’m not gonna go drinking because I’m so busy with work.
仕事が忙しいので飲みに行くつもりはありません。
You’re not gonna come to the party tonight, are you?
今夜のパーティーには来ないんですよね?
I’m sure it’s not gonna be sunny today.
今日は晴れないと確信しています。
疑問文
「gonna」を疑問文で使う際は、be動詞を使った疑問文と同様、be動詞から始めるのが基本です。
You are 〜.
⇨Are you 〜?
She is 〜.
⇨Is she 〜?
通常「be going to 動詞の原形」を疑問文で使うときは、例えば主語が「you」だったとしたら、
Are you going to 動詞の原形?
という形になります。
上記の「going to」の部分が、以下のように「gonna」になるだけです。
Are you gonna 動詞の原形?
また、5W1H(「When:いつ」「Where:どこで」「Who:だれが」「What:何を」「Why:なぜ」「How:どのように」)を使う場合は、
What are you gonna 動詞の原形?
How are you gonna 動詞の原形?
のようにbe動詞の前に付けます。
(例文)
Are you gonna visit your parents during the summer holiday?
夏休みに両親に会いに行きますか?
Is she gonna join the team by the end of the month?
彼女は月末までにチームに加わる予定ですか?
When are you gonna come back to Japan?
いつ日本に帰ってくる予定ですか?
What are you gonna do after the lesson?
レッスンのあとは何をする予定ですか?
How are you gonna learn English?
どのように英語を学ぶ予定ですか?
I’m gonnaが「I’mana・I’ma」に省略されることも!
「I’m gonna」は「I’m going to」を省略したものですが、
■I’mana(アマナ)
■I’ma(アマ)
のようにさらに省略されることもあります。
例えば、「I’m going to study English tonight.(今夜、英語を勉強する予定です)」という文章は、以下のようになります。
I’m going to study English tonight.
I’m gonna study English tonight.
I’mana study English tonight.
I’ma study English tonight
ただし、「I’mana」と「I’ma」はいずれもかなりカジュアルなので、使う相手やシチュエーションを考えましょう。
関連表現
「gonna」と似たような省略形がある代表例が、
・wanna
・gotta
の2つです。
どちらも普通によく使われているので、一緒に覚えておきましょう。
wanna
「wanna」は「want to」の省略形です。
「want to 動詞の原形(〜したい)」という表現をするときに使う形で、「wanna」の後には動詞の原形が続きます。
「gonna」と同様、響きはかなりカジュアルなので、使うシーンには注意が必要です。
「wanna」自体を過去形にすることができないので、過去形の肯定文で使うことはできません。「〜したかった」と言いたいときは、通常の過去形「wanted to 動詞の原形」となります。
(例文)
I wanna buy a new car because my one is pretty old.
私の車はかなり古いので、新しい車を購入したいです。
I wanna be a smart person like you.
私はあなたのような賢い人になりたいです。
I don’t wanna waste my time because life is short.
人生は短いので時間を無駄にしたくない。
What do you wanna be when you grow up?
大きくなったら何になりたいですか?
gotta
「gotta」は「have got to」を省略した形の単語です。
「haveはどこにいった?」と思うかもしれませんが、完全に省かれます。「got to」の部分がくっ付いて「gotta」になります。
「have got to 動詞の原形」で「〜しなければならない」という意味なので、「gotta」を使うときも動詞の原形が続きます。
また、基本的に時制は現在で、肯定文で使うことが多いのもポイントです。
(例文)
I gotta finish this report before the deadline.
期限がくる前にこのレポートを終わらせないといけません。
I gotta buy some groceries on my way back home.
帰りに食料品を買わなければなりません。
I gotta leave my house earlier this morning to catch the first train.
始発電車に乗るために今朝早く家を出なければなりません。
I gotta be at the airport by 6 pm for my flight.
飛行機に乗るために午後6時までには空港にいなければなりません。
まとめ
最後に本記事のまとめです!
■gonna=going to
「be動詞 gonna 動詞の原形(〜する予定です)」
■wanna=want to
「wanna 動詞の原形(〜したい)」
■gotta=have got to
「gotta 動詞の原形(〜しなければならない)」
今回は「gonna」の使い方を中心に解説していきました。カジュアルな日常会話では頻繁に使われており、使えるようになったほうがテンポよく話せるので、何度かしっくりくるまで発話してみてください。
また実際の会話の中で使うことも、身につける上ではとても大事。オンライン英会話「ネイティブキャンプ」はレッスン回数無制限なので、たくさん話しながら練習できますよ!
◇経歴
・コールセンターでの日英バイリンガルオペレーター(3年)
・外資系企業(製薬業界)でのテクニカルサポート(2年)
・副業でオンライン英会話の講師(2年)
・東京にて通学型の英会話スクール経営(4年)
・英会話スクールをオンラインに切り替えて運営(現在で約4年)
・英会話講師歴は合計で10年
◇資格
・英検1級
・TOEIC990点
◇海外渡航経験
・イギリス(3ヶ月、短期留学)
・タイ(6ヶ月)、マレーシア(3ヶ月)、台湾(3ヶ月)の滞在歴あり(海外ノマド)
・海外旅行:韓国、マルタ、ベトナム、インドネシア、アメリカ
◇自己紹介
バイリンガル英会話コーチのBobです!ほぼ日本国内で英語を習得してバイリンガルになりました。たまたま始めたオンライン英会話講師の仕事が天職だと悟り、自らの英会話スクールを開校。これまでに200人以上の英語学習者に教えてきました。多くの人たちに英語を好きになってもらい、思いっきり英会話を楽しんでもらえるよう日々活動しています!
I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.