andを正しく使えていますか?基本単語andの使い方を総復習しよう!

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今回特集していくのはズバリ、「and」の使い方についてです!今更「and」の使い方なんて、もう知っているし...と思われた方、いらっしゃいますか!?

英語で会話をする際や、文章を書く際に、文と文、節と節を自然に繋ぐために使われる「and」ですが、意外にも複数の使用方法や、文法上のルールや使ってもいい条件などが存在していたんです!日常的に頻繁に使用する英語表現だからこそ、もう一度その正しい使い方を理解して、ネイティブスピーカーたちの話す英語に近づいていきましょう。

まずは、英語表現「and」の基本的な意味と用途を確認した後、5つの異なる使用方法について言及していきます。それぞれについて、具体的な英文を用意していますので、会話や分の中でどのように用いるのかもしっかり確認していきましょう。

「and」の使い方

まずは、英語表現「and」の基本的な意味とその用途を確認しておきましょう。「and」は品詞の分類上は「等位接続詞」と呼ばれるものです。文の中で複数の語や節を接続する役割を持っています。

例えば、「メアリーとジンは親友です。」という意味の「Mary and Jin are best friends.」「Mary 」と「Jin」を「and」で接続、つまり繋いでいますね。

さらに、「私は学校に着き、その後教室に入った。」という意味の「I got to school and I entered the classroom.」ではどうでしょうか?

「I got to the school」という動作の節と「I entered the classroom」という動作の節を接続して「学校に着いた後に、教室に入った」という一連の動作を説明していますね。このように、「and 」は単語と単語をつなげる役目もある上、節と節をつなげる役目も果たします。

ここで紹介したものが、英語表現「and」の超基本的な意味と用途です。ここから先は、等位接続詞としての「and」のより詳しい性質とその用法を確認していきましょう。「and」には以下、5つの性質があります。

1. 「対等の関係」

2, 「時間的連続」

3. 「因果関係」

4, 「目的」

5. 「同時進行」

参考資料:等位接続詞andの使い方! ポイントは連結される要素の構造を理解すること

https://toiguru.jp/and#smoothplay2-1

対等の関係

「and」の1つ目の性質は「対等の関係」であることです。

上記でも述べたとおり、「and」の最も基本的な用途、そして性質は「対等の関係」です。対等ということは、「and」で連結された2つかそれ以上のもの同士は同じレベルや同じ強さで伝わるということ。

例えば、「Would you pass me that paper and pen? (その紙とペンをとってくれる?)」と言いたい時の「紙とペン」は対等な関係です。

I just want to eat something yummy and sweet.

私は何か美味しくて甘いものが食べたい。

Do you have a textbook and something to write?

教科書と何か書くものは持っていますか?

I really like dogs and cats.

私は犬と猫がとても好きです。

Where are Tim and Mary?

ティムとメアリーはどこなの?

時間的連続

続いて紹介する「and」が持つ性質は「時間的連続」と呼ばれるものです。

ある物事が起きた時系列に沿って説明をする際に「and」が使われます。例えば、「朝起きた後にすぐ朝ごはんを食べた。」「海で泳いだ後にラーメンを食べた。」「彼と別れた後にすぐ塾へ行った。」のように「Aをした後にBをした」「Aの後にBをする」のような説明ができます。

I went to see my grandparents and we had dinner together at the restaurant.

祖父母に会いに行った後、レストランでみんなで夕食を食べた。

I woke up late and I made myself a pancake this morning.

今朝は遅く起きた後、自分でパンケーキを作った。

I played volleyball with my friends and swam in the ocean.

友達とバレーボールをした後、海で泳いだ。

因果関係

「and」が持つ3つ目の性質は「因果関係」と呼ばれるものになります。

「因果関係」とは、「Aが原因となってBが起こる」「Aが引き金となりBとなる」のように特定の原因が何かにさようしたり影響することを意味します。

「and」を使って因果関係を表したい場合は、「and」と一緒に「therefore」や「then」といった表現を使用するとより明確に因果関係を表すことができますよ。

例えば、「私はテスト勉強を毎日一生懸命行ったので、テスト本番には最高点が取れた。」

と言いたい場合、「I studied so hard for the exam every day, and therefore, I've got the highest score!」のように表現します。

I've been trying to study English 15 minutes a day for three months and therefore I can speak more fluently now.

私は3ヶ月間、毎日英語の勉強を15分間続けているため、今では前よりも流暢に話すことができます。

I liked to watch this TV show with English subtitles and I can understand almost everything now.

私はこのテレビドラマを英語の字幕付きで見るのが好きだったので、今ではほとんど理解できます。

My sister has been playing outside this summer and therefore she has sunkissed skin.

私の妹は夏の間外で遊びまわっているので、彼女の肌は日焼けしている。

参考資料:因果関係 (いんがかんけい)とは? 意味・使い方をわかりやすく解説 -goo国語辞書

https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E5%9B%A0%E6%9E%9C%E9%96%A2%E4%BF%82/

目的

実は「and」「目的」を伝えるために使用されることもあるんです。

「目的」を表す際には「〜するために」「〜のために」のように訳されます。特に頻繁に使用されるのが以下のフレーズ。それぞれのフレーズの_____の部分には動詞が入ります。

Try and ____ : ____してみなよ

Make sure and_____ : 絶対に_____してね

Come and ____ : ____しにきてね

Go and _____ : _____しに行こうね

Let's try and have fun!

やって楽しんでみなよ!

Make sure and tell him that you love him, ok?

彼に、自分の気持ちを絶対に伝えてね?

Just make sure and do your best at the competition.

とにかく競争では自分の最善を尽くすようにね。。

Please come and pick me up at 11.

11時に私を迎えにきてね。

I'll go and check if there are still available seats.

まだ予約できるシートがあるかどうか行って調べておくね。

同時進行

「and」に含まれる性質として最後に紹介するのは「同時進行」です。

「〜しながら」「〜しつつ」という意味となり、「AしながらBをする」のように訳されます。1つのことと同時にもう1つ別のことが進行する様子を「and」を使って表すことができます。

例えば、「ケンはアイスを食べながらまんがを読んでいる。」「私たちはオーディブルを聴きながら犬の散歩をした。」などと言いたい場合に「and」が使えますよ。

Ken ate ice cream and read his favorite comics.

ケンはアイスを食べながら彼の好きな漫画を読んだ。

I walked my dog and listened to Audible.

私は犬の散歩をしながらオーディブルを聞いた。

ただし、「AしながらBする」のような同時進行を表す場合、「分詞構文」という文法を使用する方が自然ではあります。

例えば、上記の「Ken ate ice cream and read his favorite comics.」という文を分詞構文を使って書き直すとこのようになります。「Ken ate ice cream reading his favorite comics.」「〜しながら」にあたる「アイスを食べながら」の部分の動詞にingをつけて進行形にすることで完成します。

参考資料:[ and ]の意味や使い方と類似表現まとめ 【例文付き】 | Kimini英会話

https://kimini.online/blog/archives/17874

まとめ

今回のコラムでは英語学習初心者の方から上級者の方まで頻繁に用いる英語表現「and」のさまざまな性質とその使用方法について詳しく特集してきました。いかがでしたでしょうか?

単語と単語や節と節を連結するために使われる「and」ですが、意外にも異なる5つの性質がありました。「対等な関係」「時間的連続」「因果関係」「目的」「同時進行」それぞれの性質ごとに「and」の訳し方や伝わり方のニュアンスが異なることに注意が必要ですね。

英語では、同じ単語や表現を何度も使うことを避ける言語というのは有名な話。「and」も文中で何度も繰り返し用いることを避けると、より洗練された英会話に向上していきます。

職場で普段英語を使っている方、会議中や面談中には「and」のような単純な英語だからこそ気を配って使用してみましょう。「and」の代わりとなる「then」や「therefore」「In addition」などの表現もストックしつつ、ナチュラルな英会話を目指して積極的に英会話をしていきましょう!

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