Stroppyってどういう意味?使い方や類似表現をご紹介!

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「Stroppy」という英単語を聞いたり見たりしたことがあるでしょうか。あまり馴染みがないという人も少なくないでしょう。

ちょっと可愛らしい雰囲気のあるこちらの単語ですが、実はその意味はあまり可愛いものではありません。しかし、人の性格や気分について言い表すのにとても便利な英語表現ですから、覚えておいて損はないはず!

そこでこの記事では、stroppyの意味や使い方を解説します。stroppyに似た英語表現もご紹介するので、こちらを参考にすれば、英語での表現力がレベルアップするはずですよ。

Stroppyの意味とは

Stroppyとは怒りっぽい人や怒っている人、反抗的な人、感じの悪い人などを表す英単語です。イギリス英語で使われる表現で、スラングにあたります。

そのため、アメリカ英語を勉強したい人や、アメリカ英語を話す人との交流が多い人だと、使いこなす必要はないでしょう。ただし、イギリス人と話していたり、イギリス英語の映画やドラマを見ていたら出てくる可能性はあるので、知識として覚えておくことはおすすめします。

ケンブリッジの英英辞典では、stroppyを以下のように定義づけています。

angry and unpleasant or rude to other people
他人に対して怒りっぽく、不愉快、もしくは失礼な態度をとること
(引用元:Cambridge Dictionary) https://dictionary.cambridge.org/ja/dictionary/english/stroppy

なんだかあまり良いイメージのない言葉ですが、こういう人を見かけることはありますね。また、普段はそうではないのに、何かをきっかけに、stroppyと言いたくなるような態度になる人もいます。

そんな人を見かけたときには、この言葉を思い浮かべてみてくださいね。

Stroppyの語源

Stroppyはカジュアルな英語表現であり、標準的な英語とは言えません。

では、どうやってこの単語が生まれたのかと言うと、語源は「攻撃的」「荒々しい」「手に追えない」を意味する「obstreperous」だと言われています。

Stroppyという言葉が生まれたのは、20世紀半ばのこと。イギリスの船乗りたちが、obstreperousの俗語的な言い回しの変形として使ったのが、このstroppyだと考えられているそうです。

ちなみにobstreperousは、ケンブリッジ英英辞典で下記のように定義づけられています。

difficult to deal with and noisy
扱いづらく、騒がしい
(引用元:Cambridge Dictionary)https://dictionary.cambridge.org/ja/dictionary/english/obstreperous

確かに、2つの単語の印象はよく似ていて、stroppyの語源だということもうなづけます。

Stroppyの使い方を例文で習得!

では、ここからはstroppyをどのように使えば良いのか、例文と訳文を元に解説していきます。

単語の持つニュアンスさえわかれば、難しい言葉ではないので、特にイギリス英語を学びたい人は自分でも使ってみてくださいね。

My mother gets stroppy when she is very busy.
私の母はストレスが溜まると怒りっぽくなる

この例文からは、お母さんがいつも怒りっぽいわけではないけれど、ストレスの影響で怒りっぽくなることがわかりますね。

Getを使って「get stroppy」とすることで、「怒りっぽくなる」「機嫌が悪くなる」といった意味になるのは、stroppyの使い方としてよくあるパターンです。

Maria can be stroppy when people criticize her.
マリアは人に批判されると、カッとなることがある

こちらの例文では、マリアが批判されたときに、怒ってしまうこと、火がついてしまうことを表します。

上記のようにgetを使うと、「怒りっぽくなる」となりますが、「can be」にすることで、「なることがある」というニュアンスを出せます。

I’m so fed up with those stroppy customers.
あの失礼な客たちには、うんざりしてるんだ

こちらの例文のように「stroppy+名詞」とすることで「怒りっぽい〇〇」「不愉快な〇〇」「失礼な〇〇」というような意味にすることができます。こちらもstroppyを使うときによくあるパターンですよ。

Stroppyに似た言葉はある?

Stroppyという表現は、確かに使える表現ではありますが、話す相手がアメリカ人やアメリカ英語を話す人だったりすると、通じないこともあるかもしれません。

ですから、stroppyに似た表現も覚えておくと安心ですね。ここからは、stroppyのかわりに使えそうな類似表現をご紹介します。

Moody

こちらのmoodyという単語は、気分屋さんを表すのに使える単語です。

気分屋の中でも、気分が突然変わって、怒ったり、機嫌が悪くなったりするような人のことを言います。

日本語でムーディーというと、ムード満点のような意味になりますが、英語では全く別の意味なので、英語での意味を覚えておくことをおすすめします。英語でもmoodyには「ミステリアスで少し悲しげ」のような意味もあるのですが、どちらにしても日本語のムーディーとは別物です。

John is such a moody person! He gets sad or upset very easily.
ジョンは本当に気分屋なんだ!すぐに悲しんだり、怒ったりするんだから

Grumpy

Grumpyはstroppyのかわりに使いやすい単語かもしれません。意味は「不機嫌」「イライラした」などです。

よく愚痴を言っているようなイメージのある言葉ですから、不機嫌になってグチグチ言いやすい人に対して使える表現ですよ。

She has a habit of biting her nails when she is getting grumpy.
彼女は不機嫌になると爪を噛む癖がある

Crabby

最後にご紹介するcrabbyは、イギリスでもアメリカでも使われるスラングです。意味はgrumpyとほぼ同じ。機嫌が悪いことを表します。

アメリカ英語を話したい人は、stroppyではなく、こちらを使うようにすると良いでしょう。ちなみにcrabはカニのことですが、なぜcrabbyで不機嫌という意味になるのか、とても不思議ですね。

When she seems to be crabby, don’t talk to her.
彼女が不機嫌そうなときは、話しかけないようにね。

まとめ

文中でもご紹介したとおり、stroppyは怒りっぽいことや失礼な態度であることを表すイギリス英語のスラングです。そのため、使う相手には少々注意が必要ですが、こうした言葉がスラスラ使えるようになると、リアルな英会話を楽しめるようになるでしょう。

Stroppyを使った会話練習がしたい人は、ぜひネイティブキャンプを利用して、オンライン英会話講師たちを相手に練習をしてみましょう。

また、イギリス人やイギリス英語で会話をする友達にがいるなら、その人たちとの会話で使ってみるのも良いですね。

今回一緒にご紹介したmoodyやgrumpy、crabbyなども併せて練習して、使いこなせるようになりましょう!

nativecamp.net

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