皆さんは、英語で「惜しい」を表現することはできますか?スポーツやゲームなどの結果があと少しだったとき、試験の点数が満点まであと5点だったなんてときに「惜しい」という言葉を使ったりしますよね。
日本語では惜しいと一言で表現できることも、英語だと場面や状況によって使う単語が異なります。
そこで今回は「惜しい」と伝えたいときに使える英語を、具体的な英語例文とともに徹底解説します!日常英会話だけではなくビジネスでも使用できるフレーズもありますので、しっかり学んでいきましょう。
「惜しい!」の英語表現
「惜しい」を表現する英語にはどのようなものがあるのでしょうか。よく使用される単語やフレーズには以下のようなものがあります。
・almost
・nearly
・Close but no cigar
それでは一つずつ意味と使い方を見ていきましょう!
close
Close:惜しい、~に近い
形容詞のcloseは、物理的に近いことを言いたいときに使う英語表現です。
今回は形容詞での使い方をご紹介しますが、名詞や動詞などの使い方があることも頭に入れておきましょう!
B:I watched it on the news too. It was very close.
スポーツ観戦をしていましたが、私の応援していたチームは負けてしまいました。
私もニュースで見ました。とても惜しかったですね。
B:I tried my best, but it was not enough.
A:It was very close.
先週の客室乗務員の最終面接はどうでしたか?
頑張ったけれど、ダメでした。
非常に惜しかったですね。
B:Hmm... watermelon?
A:It's close! My favorite food is melon.
クイズです!私が好きな食べ物は何でしょうか?
うーん・・・、スイカ?
惜しい!好きな食べ物はメロンです。
B:What was the result?
A:I was 10 points short and could not move up a level in the class.
B:That's very close. Let's work hard for the next exam.
今日は英会話スクールで試験があったんだ。
結果はどうでしたか?
10点足りず、クラスのレベルを上げることができませんでした。
それは惜しい。次の試験に向けて頑張ろう。
B:Maybe not that road. That was close.
A:Let's go back the way we came.
この山までの道は、地図上だとこれで合っているはずだけど・・・
その道は違うかも。惜しかった。
来た道を一旦戻りましょう。
almost
Almost:ほとんど、ほぼ
この単語を使われる方は多いのではないでしょうか。
副詞の“almost”は、自分の達成したい目標や夢まであともう少しだったときに使われます。「ほとんど」と訳さずに、文脈によっては「惜しい」と表現してもいいでしょう。
B:Yes! Almost done. All that is left is the final check, and I think it will be finished on Friday.
来週締切の翻訳の資料は進んでいますか?
はい!ほとんど終わっています。あとは最終確認のみで、金曜日には仕上がると思います。
B:Practice is almost going well. But we have time today. So let's practice together!
発音の練習は順調?来週のテストに向けて一緒に練習しようかと思いました。
練習はほとんど順調に進んでいます。でも、今日は時間があります。だから一緒に練習しましょう!
B:What time did you arrive?
A:It's 9:01 p.m., one minute past…
B:That was close. How about going back next week?
評判のレストランに行こうと思いましたが閉店していて、行けませんでした。
何時に着いたの?
午後9時1分です、1分過ぎ…
それは惜しかったね。来週また行くのはどう?
B:You said you were meeting an important client and I was relieved to see you get on the plane safe and sound.
A:Thanks for your concern.
ミーティングが長引いて飛行機に乗り遅れるところでした。
大事なクライアントと会うと言ってたし、無事に飛行機に乗ってくれてホッとしたよ。
心配してくれてありがとう。
B:I think it is almost right. But just to be sure, please wait while I check the recipe.
A:Thank you! It helps.
ケーキを作っているのですが、砂糖の量が分からなくなってしまいました。これで合ってますか?
ほとんど合っていると思います。でも念の為、レシピを確認するので待っててください。
ありがとう!助かります。
nearly
nearly:ほとんど、もう少し
副詞の“nearly”は、“almost”同様に自分の達成したい目標や夢まであともう少しだったときに使われます。試験の言い換え問題などにも出題される可能性があるので、しっかり覚えておきましょう。
B:Did you make it in one piece?
A:Yes! I ran and made it to the bus.
危うく東京行きのバスに乗り遅れるところでした。
無事に間に合いましたか?
はい!走ったのでバスに間に合いました。
B:Yes! That answer is nearly correct.
A:Is this the correct price for the new item?
B:That's nearly right. But do the math again.
この問題の答えって、これで合っているかな?
はい!その答えはほぼ正しいです。
新しい商品の価格はこの金額であっていますか?
ほぼそれで合っています。しかし、もう一度計算してみてください。
B:It is a nearly correct formula. Please consider the formula again. You will probably get closer to the correct answer next time.
先生!この問題の公式はこれで合っていますか?
ほぼ正しい公式です。もう一度公式を考えてみてください。きっと次は正解に近づけるはずです。
Close but no cigar
Close but no cigar:惜しい
知らないと訳すのが難しい表現ですよね。これは一つのイディオムとして覚えておきましょう!「Close but no cigar」はアメリカで作られたイディオムと言われているそうです。20世紀頃にあったイベントでは、景品として「葉巻」が渡されていたようです。
もう少しのところで景品の葉巻をもらえるところだったのに、もらえない・・・惜しくも逃してしまう= no cigar(葉巻がもらえない)このことから「Close but no cigar=惜しい」が生まれたのではないかという説があります。
タバコは英語で“cigarette”。今回のイディオムにある“cigar”は葉巻。ちなみに、“cig”は“cigar”のスラングとなります。この機会に“cigarette”、“cigar”、“cig”を頭に入れておきましょう。
B:Close but no cigar! Good luck again for the next game!
今日のサッカーの試合は1:0で負けてしまいました。
惜しい!次の試合に向けてまた頑張ってね!
まとめ
皆さん、今回もお疲れ様でした!「惜しい!」を英語で表現するイメージはついたでしょうか?
日本語では惜しいと一言で伝えることができることも、英語だと単語によってニュアンスが異なる部分もあるので今回の記事をきっかけに覚えておきましょう。

◇経歴
観光業界や英会話スクールで計5年以上勤務、英語学習についてもSNSで発信中
◇資格
・TOEIC875
◇海外渡航経験
アメリカ圏に短期語学留学経験、海外旅行は5ヵ国以上
◇自己紹介
映画や音楽を通して英語の楽しさを知り、学生時代は英語通訳コースにて勉強をしました!その後、新卒から現在まで英語を使う仕事をしています。今も日本にいながらも英語力UPする方法を探し、日々勉強中です。夢は世界遺産と映画のロケ地を沢山巡ること、そしてブロードウェイで全てのミュージカル作品を鑑賞すること!

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.