「うんざり」を英語で言えますか?うんざりした時に使える英会話フレーズ

うんざりする 英語、英語学習、ネイティブキャンプ

同じことの繰り返しや山積みの仕事。何故か災難続き。そんなときには「もううんざりだ!」と叫びたくなることもありますよね。

ではそれを、英語でどう言えば良いかはわかりますか?パッとは出てこないという人も多いのではないでしょうか。

英語には「うんざり」にあたる表現がたくさんあります。また、表現によって、ニュアンスや使いどころが微妙に異なるため、それぞれどういう時に使うべきなのかも覚えておく必要があるのです。

この記事では「うんざり」と言いたい時に使える英語表現を、例文フレーズや使いどころの解説とともにご紹介していきます。

今回ご紹介する表現にはスラングは含まれず、日常英会話でよく使える表現ばかり。どれもアメリカ人やイギリス人などネイティブスピーカーもよく使う表現ばかりですから、ぜひ覚えて実際の会話のときに使ってみてくださいね。

Be fed up with

Be fed up withは、何度も我慢してきたことや、継続して続く望まない状況に対して「もう耐えられない」というような意味で使える「うんざりだ」という表現です。

日常的に頻繁に出てくるカジュアル英語表現で、フォーマルな場面にはあまり向いていません。

ちなみにこの表現に含まれる「fed」というのは、食べ物を与えるという意味の「feed」の過去分詞です。fed up withは食べ物は関係ない表現ですが、何かを与えられすぎてうんざりしている感じがfeedという単語から連想されますね。

My sister is always complaining about everything. I’m so fed up with it.

私の姉・妹は、いつも何にでも文句を言っているんだ。もう、それにはうんざりだよ。

I’m fed up with Maria’s behavior. She is always bragging about how rich she is.

マリアの行動にはうんざりだよ。彼女はいつも自分がどれだけ金持ちか自慢してるんだ。

I’m fed up with doing a lot of homework every day. I need a healthier life.

毎日たくさん宿題をするのにはうんざりだ。もっと健康的な生活をしないと。

こちらの例文のようにbe fed up withのあとは名詞、代名詞、もしくは動名詞が入ります。

fed up withは「もううんざり」と言いたいときにぴったりですが、かなりうんざりしていることや、深刻にうんざりしている様子がうかがえるため、もう少し軽めに「うんざり」と言いたいときには、他の表現を使うのが良いでしょう。

Be sick of

次にご紹介するbe sick ofは fed up withと非常によく似た表現です。

ただし、fed up withの方は前置詞がwithであるのに対し、be sick ofはofを使うので、ごちゃごちゃにならないように注意が必要です。

また、fed up withよりはやや軽めの「うんざり感」があります。そのため、カジュアルに「飽き飽きだ」「もううんざり」なんて言いたいときには、be sick ofの方が使いやすいです。

I’m sick of this singer. I feel like I see him all the time on TV.

この歌手にはうんざりだよ。テレビでいつも彼を見ている気がするんだ。

I’m so sick of the buses here. They are never on time.

ここのバスにはうんざりだよ。時間通りに来ることなんてないんだから。

日本語にしてしまうと、ニュアンスの違いがわかりづらいですが、fed up withよりはやや軽く「うんざり~」と言っていると覚えておくと良いでしょう。

Be tired of

Be tired ofは「飽きた」と訳されることもあるように、飽き飽きしている感が強い「うんざり」という表現です。

ちなみに上記のbe sick of と合わせて「be sick and tired of」なんて表現もありますが、こちらにすると、飽き飽きしてうんざりした気持ちがもっと強く伝わります。もう本当にうんざり!と言いたいときは「be sick and tired of」と繋げて使うと良いでしょう。

I’m tired of my job. It’s too boring. I should just quit and look for something more exciting.

仕事には飽き飽きしてるんだ。つまらなさすぎて。辞めてもっと刺激的なことを探した方が良いかも。

Maria seems to be tired of her best friend. She looks bored when her friend is complaining about something.

マリアは親友にうんざりしているみたい。友達が何かに文句を言っているとき、彼女は退屈そうにしているんだ。

「またこれか…」というような飽き飽き感が例文から感じられるでしょうか。そんな飽き飽き感を表現したい場合はbe tired ofがぴったりですよ。

I can’t take it anymore.

ここからはフレーズ単位で「うんざり」にあたる表現をご紹介していきます。

この「I can’t take it anymore.」という英語フレーズは、もうこれ以上それは我慢できない・耐えられないというときに使えるフレーズです。

Nothing is going well. I can’t take it anymore!

何もかもがうまくいっていない。もううんざり!(耐えられない)

もう我慢の限界・これ以上無理のような限界に達しているときにぴったりな表現ですから、胸にたまったストレスとともに吐き出すように言ってみると良いでしょう。

I’ve had enough.

こちらは直訳すると「もう十分それを経験した」のような意味のフレーズですが、転じて、「これ以上はいらない」=「うんざり」という意味になります。

I’ve had enough of my mom’s complaints.

母さんの愚痴にはうんざりだよ

Why are you always so negative? I’ve had enough of it!

なんでいつもそんなにネガティブなの?もういい加減にして!

例文からも感じ取れるように、I’ve had enough.はちょっと怒っている感じで「うんざり」と言う時にぴったりです。うんざりでイライラしているときに使ってみてくださいね。

ただ、あまり怒りを表現しすぎると、相手に嫌な思いをさせたり、気を遣わせたりしてしまうので、使いどころや使う相手には注意が必要ですよ。

まとめ

「うんざり」と言いたい時に使える表現はこれだけあるのですが、どれもカジュアルな会話の中で使える便利な表現ばかりです。今回ご紹介した英語フレーズも、会話の中で使えるものばかりですから、積極的に使ってみましょう!

これらの表現を上手に使えるように練習したいときは、ぜひネイティブキャンプのオンライン英会話講師たちとレッスン上で練習してみてくださいね。講師なら間違いを指摘してくれるので、いち早く英語力アップにつながるはずです。

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