英語学習を始めていくと立ちはだかる壁の1つとして、「似た意味合いの英単語」が挙がるのではないでしょうか。日本語と同様に「似たような単語」の英単語や「似たような意味を持つ英語」も、実はたくさんあります。
今回ピックアップするのは「道」を表す英単語・英語表現についてです。
「道」といえば思い浮かぶのはどんな英単語でしょうか?おそらく思いつく英単語は人それぞれ違うと思います。なぜなら「道」を表す英単語は複数存在するから。
しかし、複数存在することを知っているけれど正しい意味や使い方を知っているでしょうか。自分が覚えている語彙力の中で「道」を表す英単語ばかり使っていませんか?
意味を知るだけではなく使い分けることができれば英語表現の幅が広がり、自分の英語力もグンとアップすること間違いありません!
今回は「道」を表す英単語について例文を交えて深堀していきますので、ぜひ覚えて今後の英語学習に活かしてみてください。
street / roadの違い
まず代表的な「道」を表す英単語といえば、street と road ではないかと思います。
冒頭で「道」を表す英単語とは?
と聞かれて、この2つの英単語が思い浮かんだ方が多いのではないでしょうか。
もちろん「道」を表す英単語と聞かれて、パッとこの2つが思い浮かんだのであれば大正解。間違いではありません。
しかしこの2つ、果たして全く同じ意味をもつ英単語なのでしょうか。
何となくどちらか片方しか使ってないよ、という方も多いはず。しかしそれでは、英会話として成り立たないわけではないですが、自分が伝えたいニュアンスが相手に伝わってない可能性があります。
「street」と「road」の違いを簡単にいうなれば、「人が通る道」か「車が通るために舗装された道」の違いです。この点を理解して、あなたは英会話で使っていますか?
次の項目からは、個別に掘り下げていきますがしっかりとこの2つの英単語の意味と違いそして使い方の知識を深め、正しい使い方を学んでいきましょう。
streetの意味と使い方
street 街路・通り・…街・(歩道と区別した)車道
基本的には街中にある「通り」を意味し、道沿い両側に建物がある公道である道のことです。
建物や街並みの真ん中を通る道を指すので、カフェやお店などの建物に囲まれた通りである「竹下通り」「明治通り」が日本で言うstreetの例です。
車が通れる道のことも指しますが、人通りのある(人がたくさん歩いている)「通り」を想像してもらえると良いかと思います。例えば、商店街の「通り」も車も通りますが人通りが多い場所ですよね。そういう場所を言いたいときはstreetを使いましょう。
使い方としては、「○○通り」という名詞で使う場合が多いですね。
a main street 本通り・大通り
私の家の近くの大通りは、多くの人が行き来しています。
彼の家の近くには商店街があり、毎日大変な賑わいです。
昨日、XXX通りを歩いているのを見かけました。
roadの意味と使い方
road 道・道路・鉄道・街道前項のstreetに比べて、もっと「道」という表現が強くなったように感じますね。それもそのはず。roadは車などが走るための舗装された道であるからです。
そしてroadがもつ意味として、2つの拠点を結ぶ道という意味合いも含まれていますので日本にある「国道○○号線」や「東海道」など拠点を結ぶ道はroadを使います。
高速道路ではなく、無料のバイパス道路などがこれに当てはまるので標識がある道という覚え方も、あながち間違いではありません。
車線が3〜4本もあるような大通りはroadで、その大通りから大きな交差点に入るのもroad。しかし、大通りから細い道や路地に入るとそこはstreetです。
道の細さで決めるわけではありませんが、覚え方としてはこの覚え方で大丈夫です。これを覚えてroadとstreetを使い分けてみましょう。
使い方としては、形容詞を付けて色々な道路を表すことができます。
a national road 国道 a straight road 一本道
XXバイパス道路を60km/hで走行している。
その道の制限速度は60km/h。
遊園地に行くには、大通りから一本道を越えて国道に合流しなければならない。
その他の似た表現
これまで「street」と「road」を紹介してきましたが、「道」を表す英単語は他にもあります!
もうこれ以上は無理!と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、語彙力と英語力と英会話力アップのためにもう少し頑張って知識を増やしていきますよ!
聞いたことがある英単語も含まれていると思うので、今覚えておいて追々使い分けに慣れてきたら活用してみましょう。
avenue
ほら、聞いたことがある英単語が出てきたでしょう?しかし、これまでの2つの英単語と何が違うのかと困惑しちゃいますよね。
avenue 並木道・(都市の)大街路・大通り
似たような意味じゃないか!と思いますよね、そうなのです。基本的に意味は同じです。
しかし、基本的にはavenueは並木道のように道のどちらかに街路樹が植わっているような道で、streetか垂直方向に走る道という意味が含まれています。
avenueの使われ方として、「○○番通り=○○th avenue」のように通りの名前に付けられることが多いです。
最近オープンしたスイーツのお店は、AX通りの5番街だそうです
昨日言っていた美味しいレストランは何番街にあるの?
boulevard
そして、「boulevard」もavenueと同じ意味を持ちます。
boulevard 広い並木街路・大通りavenueよりも広い並木通りはboulevardを使いましょう。boulevardは、道の両側に建物か木がある公道を指します。さらにこの英単語はavenueと同じく、「○○通り」と通りの名前に付けられていることが多いです。
avenueとの使い分けとして、avenueは一般的な並木道。boulevardは、avenueよりも幅広で道の両側に木や建物が並んでいる並木道でどちらとも通りの名前に使われている。
中央大通りに行くバスはこれでいいの?
path
この英単語も聞いたことあるよ!という方は多くいらっしゃると思います。
これまでも紹介してきた「道」を表す英単語は、ドラマや映画でもしょっちゅう出てきますのでこの「path」も例外ではありません。
path (人に踏まれてできた)小道・細道・(公園内の)歩道・通り道・通路この英和辞典の意味から見ても、これまでの英単語より細い道を指しているというのが分かるのではないでしょうか。
pathはこの意味の通り、streetよりも細い道をイメージしましょう。小さな川沿いの小道や車は通れない程の狭さでも、道が砂利で舗装されているような小道。
京都や各所にある竹が茂っている竹の小道、山や里山に人が歩いてできた細い道など雰囲気のある小道全て、pathで表現できます。
あの竹の道、最高に美しいです。
小さな川に沿って歩ける道は、とてもフォトジェニックです。
昨日、たまたま小道を歩いていたら、隠れ家的なスイーツのお店を見つけたの!
まとめ
今回は「street」と「road」の違い、そしてそれ以外の「道」を表す英単語について掘り下げてきました。
英語には似た意味を持つ英単語がたくさんありますよね。「道」に関して言うと、本当は図を見れば分かりやすいのですが、もし余裕があればGoogleなどで検索してみてください。
アメリカでは縦横に交差する道路の一方をavenue、他方をstreetと呼んだりするそうで、ニューヨークではavenueは南北を走る道路でstreetは東西に走る道路を指すことがあるそう。
国によって違うのかもしれませんが、そういう使われ方をしていることを知るのも面白いかもしれませんね!
英単語1つ1つに微妙な意味の違い・ニュアンスの違いが含まれていますので注意して覚えてみましょう!

◇経歴
高校卒業後にオーストラリアへ単身渡豪。
当初は1年で帰国するはずが、留学生活がとても充実していたため結果的に3年滞在。
その後は、外資系アパレルで英語を使う仕事に就き英語を活用し働く。
現在も英語のラジオやスポーツ実況などは英語で聞きつつ、英語力の維持に努めながら仕事に活かす。
◇海外渡航経験
オーストラリア3年留学。
現地のアパレル・レストランのアルバイト
その他、バリ・香港などの経験
◇自己紹介
高校卒業後にオーストラリアへ単身渡豪し3年滞在。
当初1年で帰国する気満々で渡豪するも現地の生活があまりにも楽しく、結局3年滞在するという自由人。
現地に永住するか悩んだ末、日本での社会人経験を積むべく帰国。
その後は英語を活かし、外資系アパレルなどで仕事をしつつこのコラムを執筆中。
邦楽より洋楽が好きで、留学の3年間で染みついた海外志向は抜けないねと友人に指摘される程わりと思考は海外向け。
美味しいもの・楽しいことが大好きな関西人で、人と喋ることも好きなくせに割と家にいるのが好き。

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.