「popular」と「famous」は雰囲気が似ているので、それぞれを間違って使ってしまいがち。
2つの単語は日本語に訳しても混同しがちなので、違いを説明しようと思っても難しいと感じる方が多いのではないでしょうか?
そこで本記事は、「popular」と「famous」の違いを、例文を混じえながら徹底解説していきたいと思います。類義表現もあわせて紹介しているので、ぜひ参考にしてください!
popularとfamous の違いは?
「popular」と「famous」の違いを整理するために、まずは日本語に訳したときの意味から見ていきましょう。
famous:有名な
「人気」と「有名」は一見セットに見えるものの、実際はそれぞれ別物です。
まずは「popular」から考えてみましょう。
例えば、とても人気のある歌手がいたとします。
メジャーなレコード会社から楽曲を出していて、全国のいたるところで広告看板やポスターなどを見かけるのであれば、恐らくそれなりに広く認知されているので有名であるとも言えます。しかし、もし音源はインディーズレーベルから出していて、特定のジャンルの中だけで人気だったらどうでしょう。世間的な認知度はそこまで広がっていない、つまり有名ではないけど人気があるパターンもあります。
逆に「famous」でも同じことが言えます。
例えば、未来の医療にとっての大発見をし、論文を発表して世間的にとても有名になった人がいたとします。その人の性格やキャラクターが人々の共感を呼び、グッズが出るなどの注目度であれば、確かに人気があるとも言えます。しかし、特に人気になる要素はなく、単純に「大発見をした有名な人」となった場合。有名だけど人気があるとは言えない、というパターンもあるでしょう。
・pupularだけどfamousではない
・famousだけどpopularではない
上記のように、2つの要素がセットの場合もあれば、どちらかしかない場合もあることを覚えておきましょう。
popular の意味と使い方
まずは、「popular」の意味と使い方を見ていきましょう。
popularの意味
「popular」は、「人気のある」という意味の形容詞です。
形容詞なので、「be動詞+popular」や、「get / become+popular」、「popular+名詞」のような形で使います。
また、比較級の場合は「more popular」、最上級の場合は「the most popular」です。なお、名詞「popularity(人気)」、動詞「popularize(大衆化する)」、副詞「popularly(一般に)」も一緒に覚えておきましょう。
popularの使い方
ここでは、「popular」の使い方がわかるよう、いくつか例文を紹介します。
そのバンドは若いキッズの間で人気です。
彼女が18歳のときに人気になりました。
彼らは90年代、本当に人気でした。
もっとYouTuberとして人気になりたいのですが、何をすべきなのかがわかりません。
私の父はかつて、日本で最も人気のある歌手の1人でした。
popular の類義語
「popular」のように、「人気のある」を意味する類義語もいくつかあります。ここでは、以下2つの単語に絞って紹介します。
②favored
loved
「loved」は直訳すると、「愛されている」という意味になります。
1人からだけでなく、多くの人に愛されている場合にも使えるのがポイント。「たくさんの人たちに愛されている=人気のある」と解釈できます。
受動態「be動詞+loved」や、「loved+名詞」の形で使うのが一般的です。
あの先生は多くの生徒たちから愛されています。
彼女は世界で最も愛されているアーティストの1人です。
favored
「favored」は、日本語にすると「好意を持たれている」で、「favor(好意を示す)」の過去分詞です。
人気というよりは好かれているという意味のほうが強く、ときには「えこひいきされた」といったようなニュアンスでも使われます。
なお、受動態「be動詞+favored」や、「favored+名詞」の形で使うのが一般的です。
彼は明らかに先生に最も優遇されている生徒です。
ごく少数の恵まれた人たちだけが受け入れられました。
famousの意味と使い方
次に、「famous」の意味と使い方を解説していきます。
famousの意味
「famous」は、「有名な」という意味の形容詞です。
「popular」と同じく形容詞なので、「be動詞+famous」や、「get / become+famous」、「famous+名詞」のような形で使います。
また、比較級の場合は「more famous」、最上級の場合は「the most famous」です。似たような意味で「famed」という単語があり、違いはあまりありませんが、一般的には「famous」のほうが頻繁に使われます。
なお、名詞「fame(名声)」はよく使われているので、ついでに覚えておきましょう。
famousの使い方
ここでは、「famous」の使い方がわかるよう、いくつか例文を紹介します。
私のいとこはその県内で有名です。
私の地元は牛肉で有名です。とても値段が高いですが。
これ以上有名でいたくはありません。家族のプライバシーを守りたいんです。
今までに有名人を見たことはありますか?
日本で一番有名な山は富士山です。
famousの類義語
「famous」のように、「有名な」を意味する類義語もいくつかあります。ここでは、以下3つの単語に絞って紹介します。
②notorious
③recognized
well-known
「well-known」は直訳すると、「よく知られている」という意味です。
またケンブリッジ英英辞書には、以下のように説明されています。
多くの人々に知られている、または認識されている
(英文引用元:ケンブリッジ辞書)
つまり、有名であることとほぼ同義であることから、「famous」と同じようなニュアンスで使うことが可能です。
彼はテレビに出たくないということはよく知られています。
彼女は独特な女優として知られています。
notorious
「notorious」は、よく「悪名高い」という日本語に訳される単語です。
有名は有名でも、悪い意味で名が通ってしまっている場合に使います。ケンブリッジ英英辞書の説明でも、以下のように「famous」という言葉が使われています。
悪い何かで有名な
(英文引用元:ケンブリッジ辞書)
彼は酒癖で悪名高いです。
その川は汚染で悪名高いです。
recognized
「recognized」は、「認知・認識された」という意味の単語です。
ある一定の基準にある存在として、受け入れられている。それがある程度の人数に認知されているのであれば、「有名な」と似たようなニュアンスでも使えます。
彼の本は日本国内では広く認知されています。
彼女の才能はまだ全く認知されていません。
まとめ
最後に、「popular」と「famous」の違いのまとめです!
famous:有名な
人気と有名の両方を兼ね備えた場合もあれば、いずれかしかない場合も多々ある。
「popular」と「famous」の違いは理解できましたか?ぜひ今回学んだ内容を整理し、使い分けられるように意識しながら練習してみましょう。
また、実際に英語を話しながら身に付けていくのも大事なこと。身近に英会話の環境がない方は、ぜひオンライン英会話「ネイティブキャンプ」を活用してください!
◇経歴
・コールセンターでの日英バイリンガルオペレーター(3年)
・外資系企業(製薬業界)でのテクニカルサポート(2年)
・副業でオンライン英会話の講師(2年)
・東京にて通学型の英会話スクール経営(4年)
・英会話スクールをオンラインに切り替えて運営(現在で約4年)
・英会話講師歴は合計で10年
◇資格
・英検1級
・TOEIC990点
◇海外渡航経験
・イギリス(3ヶ月、短期留学)
・タイ(6ヶ月)、マレーシア(3ヶ月)、台湾(3ヶ月)の滞在歴あり(海外ノマド)
・海外旅行:韓国、マルタ、ベトナム、インドネシア、アメリカ
◇自己紹介
バイリンガル英会話コーチのBobです!ほぼ日本国内で英語を習得してバイリンガルになりました。たまたま始めたオンライン英会話講師の仕事が天職だと悟り、自らの英会話スクールを開校。これまでに200人以上の英語学習者に教えてきました。多くの人たちに英語を好きになってもらい、思いっきり英会話を楽しんでもらえるよう日々活動しています!
I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.