Jump Startの使い方。コミットする39日間で英会話力をアップ

Jump start, 英語、英会話

皆さん。突然ですが、英語の学習、特に「話す」「聞く」のため、39日間という時間を確保できますか?

今回の記事では、英語の教材「Jump Start」の使い方やおすすめのポイントなどを解説します。

英語なら”再開させる””蘇らせる”といった意味をもつJump Start、39日間という期間をキーとし、中学レベルからもう一度英語学習をやり直したい方のために役立つと言われています。さっそく、Jump Startさせましょうか?!

「Jump Start」の概要

Jump Startの正式名称は「Jump-Start! 英語は39日でうまくなる!」です。

表紙は上半分が白、下半分が赤というデザインでとてもシンプルです。発売以来11ケ月連続ベストセラー、堂々1位(語学書部門)という実績があります。価格は1,000円(税抜き)、書籍・スマホのアプリ・Kindleから選ぶことができます。

「Jump-Start! 英語は39日でうまくなる!」はRakuten ブックスで購入することができます。Rakuten ブックスから、まずは概要の説明から始めましょう。

発売日は2017年9月頃、著者・編集は高山英士氏です。出版社はLinkage Club。

高山英士氏のプロフィールですが、大学を卒業後に英語翻訳家として通訳と翻訳の仕事を始めたそうです。また、インタースクールでの教育およびサイマル・アカデミーといった英語に関連する学校で通訳者養成クラスまた上級レベルの講座の講師を務めています。さらに、長年に渡って英和辞典の執筆などにも携わっています。

高山氏の代表的な著作には「ALL IN ONE」があります。ALL IN ONEはその1冊で全分野が1度に学べる教材として、20年以上もこのコンセプトが追求されています。

この教材ALL IN ONEもJump StartもLinkage Clubによる出版です。Linkage Clubは1999年設立の英語学習を専門にする出版社です。バイリンガル編集者TonyのツイッターをフォローしたりYou Tubeをフォローすれば、英会話やTOEIC対策の勉強をすることができます。

このようにJump Startは英語のプロと言える著者そして出版社によって生まれた教材なのです。この英語教材がどのような人を対象にしているのか、学習方法や特徴などどのような内容になっているのか気になってきたのではないでしょうか?

Jump Startを使う人のレベルは?

Jump Startの学習者の対象は、初級レベルです。このことから、多くの人が対象になることが分かります。

中学レベルまたは初級レベルの人が英語にチャレンジしたいといったとき、または他の方法でトライしたけれど失敗に終わったという経験の後にJump Startが役立つということです。

具体的に、以下の方におすすめの教材です。

・中学レベルから英語をきちんとやり直したい

・英会話学習を何から始めていいのか分からない

・簡単な英語でも、早口で言われると聞き取れない

・頭の中で英作文をしてからでないと英語が話せない

・英語がどんどん上達する子供を育てたい親御さんや先生

具体的にカバーされている内容は以下となります。

・英会話の基礎

・中2~高1までの文法

このように基礎英語を扱っており、基本中の基本といえる内容は20分間の音声で聴ける英会話の英語例文によって習得するように作られています。英語初級レベルの人がこの1冊でマスターできると言われています。

Jump Start学習方法の手順を説明

Jump Startをどのように使うのか、その学習方法は以下の手順となっています。

上でも述べましたが、Jump Startはネイティブスピーカーによる”音”を利用しているというところがポイントです。

1. 聞き流しをする

2. シャドーイングをする

3. 瞬時英訳をする

4. 和訳および英語例文を学ぶ

5. 英語例文を学ぶ

6. 音の変化を学ぶ

まず、英語の基本的な例文を訳した日本語・英語の音声を聞きます。シャドーイングをしながら、耳だけでなく口を使って覚えていきます。

※シャドーイング=英語の音声を聞きながら、その真似をし発音する方法。通訳訓練法とも言われています。

次に、例文に含まれる英文法を勉強します。この文法は中学校3年間分のものに当たります。

この教材は日本語の補助付きの英語音声を聞き流しながら学習していきます。「1日目 命令文」から始まり、39日間で完了するやり方になっています。

39日といえば、1ヶ月プラスの期間です。この短い期間を楽しみながらも集中して努力すれば、英語を話す力、聞き取る力、そして理解する力を養っていけるということです。短期間ですので試してみる価値があるか、皆さんはどう思いますか?

Jump Startの教材を見てみよう「1日目」

Linkage ClubのウェブサイトにJump Startの動画が掲載されています。

ご参考にしてください。

https://linkage-club.net/books/#Jump-Start

ここで、1日目を例にしてどのような感じの教材になっているのか見ていきます。1日目で学習するのは、命令文です。

学習の順番としては、”Jump Start学習方法の手順を説明”で述べたとおり、最初にまずすべきことは音声の”聞き流し”です。このことは、ページ下にも記載されています。英語が「音」で頭に残るようになってから、日本語を英語に変換する作業を始めましょう。

さて、ページ頭には「日本語を英語に変換してください。制限時間は18秒(全問合計)です。」と述べられています。そしてページには以下のような例文が載っています。

見開きページ左側

1. リラックスして。

2. 楽しんできてね!

3. 静かにして。

4. お願いだから静かにして。

5. 心配しないで。/大丈夫だよ。/ドンマイ。

6. 恥ずかしがらないで。/遠慮しないで。

7. 気にしないで。/何でもない。

8. とにかくやりなよ。

9. あなたが選んで。

皆さんも、この日本語を英語にしてみてください。

見開きページ右側

1. Relax!

2. Have fun!

3. Be quiet.

4. Please be quiet./Be quiet, please.

5. Don’t worry.

6. Don’t be shy.

7. Never mind.

8. Just do it!

9. You choose.

いくつかできましたか?もしかしたら、全部できちゃいましたか?

もしいくつか正解でなかった場合、用意された音声を聞いて頭に残るようになってからこの9問に答えるとしたら、、、結構、進めていけそうなイメージができませんか?

Jump Startの教材を見てみよう「21日目」

Jump Startは39日間で完了させる英語教材です。

1日目を紹介しましたので、ここでずいぶん進んだ21日目「受動態」も見ていきましょう。内容もかなり進化しています。1日に8例文~10例文というペースは一環しています。

ページ頭

「日本語を英語に変換してください。制限時間は31秒です。」

見開きページ左側

皆さんも、また英訳にチャレンジしてみてくださいね。ポイントは”受動態”でしたね!

1. このお寺にはたくさんの観光客が訪れます。

2. この商品は今はもう売っていません。(itemを使う)

3. 英語は日本で話されていますか?

4. Mikeには気になっている子がいた。

5. トイレは(今)清掃中です。(restroomを使う)

6. 65便は欠航になりました。

7. それについては、どうしようもないね。(Nothingで始める)

8. 新しい駅がここに出来ます。(willとbe going toの2通りで)

9. これは日本語で「弁当」と言います。

普段の英会話で使えそうな例文ですが、どの程度正解だったか確認してみましょう。

見開きページ右側

1. This temple is visited by lots of tourists.

2. This item isn’t sold anymore.

3. Is English spoken in Japan?

4. Mike was interested in someone.

5. The restroom is being cleaned.

6. Flight 65 has been canceled.

7. Nothing can be done about it.

8. A new station will be built here./A new station is going to be built here.

9. This is called bento in Japanese.

Jump Start使用者のレビューを紹介

書籍の表紙にも書いてありますが、「受験のための英語勉強しかしなかった人は、絶対にこの本を読んでおくべきだと思う」(英語講師)というレビューがあります。

その他のレビューをRakuten ブックスからいくつかピックアップしてみましょう。

- 2018年3月現在、英語初心者向け教材として、本書は最高コスパ・最高効率を誇るものといっても過言ではないと思います。

これ一冊で中学英語の英文法、英作文、ヒアリングをほぼ網羅しており、しかも価格は税抜1,000円。特にPART 3の「ネイティブ式発音を身につける」は、「目から鱗」ならぬ「耳から鱗」で、これを知っているだけでヒアリングが随分楽になります。(続く)

- レヴュー等を見て、期待が大きかったせいか、、、

と、レビューの評価は分かれているようです。発音解説のページなどでは日本語で丁寧な解説がされていますし、初心者にとって1日に学習を行なうボリュームも少なすぎず多すぎず適度なボリュームです。

Jump Startまとめ

Jump Startではネイティブスピーカーの音声を聞き耳から頭に浸透させ、シャドーイングで音読というアウトプットをした上で瞬時に英訳を行ないます。この作業を39日というスパンで一巡させ、英会話の基礎と中2~高1までの文法をマスターします。

音声がしっかりと頭に残るまで聞くポイントはユーザーがいかにコミットするかによります。ここが自分との戦い、一番厳しいポイントかもしれません。

数ページ進んだら、それらを実際に外国人と会話で使えるようにオンライン英会話などとの並行した使い方をするとしっかりと自分の英語になっていくでしょう。

39日間ってあっという間ですね。1ヶ月ちょっと、英語学習にコミットするきっかけにしてみるのも良いかもしれません。

参考:

Rakutenブックス

https://books.rakuten.co.jp/rb/15103997/?l-id=search-c-item-text-24

ALL IN ONE

https://www.aio-english.net

Linkage Club

https://linkage-club.net

https://linkage-club.net/books/#Jump-Start

nativecamp.net

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