日本では、英語の試験と言えば英検とTOEICですよね。社会人になると英検よりもTOEICを受けたいという人が増えるため、今回はTOEICに特化した教材をご紹介したいと思います。
TOEICには「出るとこだけ!」シリーズというものがあり、これはリスニングや文法別で書籍化されていて大変人気があります。
タイトル通り、出題される問題を厳選して、非常に効率的に学習できるようになっているので、その特徴と使い方を見ていきましょう。
- 「TOEIC TEST 英文法 出るとこだけ!」の特徴
- 「TOEIC TEST 英文法 出るとこだけ!」の使い方
- 「TOEIC TEST リスニング 出るとこだけ!」の特徴
- 「TOEIC TEST リスニング 出るとこだけ!」の使い方
- まとめ
「TOEIC TEST 英文法 出るとこだけ!」の特徴
まずご紹介するのは「TOEIC TEST 英文法 出るとこだけ!」という英文法に特化したテキストです。
こちらはきちんと新形式のテストに完全対応しているので安心ですよ!良い教材だと言われていても、古いものだと出題形式が今のものと少し違っていたりするので気を付けてください。
Part 5、6で頻出する問題パターンについて重点的に勉強できるテキストになっているので、前回TOEICを受験したことがあるという方で、Part5や6に苦手意識がある、スコアが低かったという方にはまさにうってつけの書籍になります。
「TOEIC TEST 英文法 出るとこだけ!」はテスト直前から勉強できるように仕上げてあり、なんとテストの5日前から始めてスコアの100点アップを目指すというもの。ですから、学校や会社の指示で急に受けなくてはならなくなったとか、急いでスコアアップを目指したい理由がある場合に購入しても間に合うのです。
「TOEIC TEST 英文法 出るとこだけ!」の使い方
テストが目前に迫っていても使える「TOEIC TEST 英文法 出るとこだけ!」ですが、具体的にはどのように使っていったら良いのでしょうか。
「33の鉄則」をきっちり守りながら解く
「TOEIC TEST 英文法 出るとこだけ!」には、「33の鉄則」というものがあります。
例えば、「自動詞の後ろには副詞を選ぶ」や、「空所の直後に目的語があれば、名詞ではなく動名詞を選ぶ」などです。とても具体的で、答えへの近道になっていますよね。
英文法から読み解くことが苦手であれば、品詞を理解して次は何が来るかをルールで覚える方法が満載です。文法と言われると苦手意識があるけれど、このようなパズルのように解ける鉄則があるならできそうと思える工夫が満載です。
いちいち日本語訳にしたり、英文法を思い返さなくても良い点を踏まえれば、リーディングでかなり早く解けるようになるのは大きなメリットでしょう。決められた時間の中でできるだけ多くの問題を正確に解くには、苦手な分野を別の角度から見ることも重要です。
ですから、「TOEIC TEST 英文法 出るとこだけ!」を購入したら、まずは「33の鉄則」をとにかく守り切るということに意識を置いて使ってみてください。
「鉄則ナレーション」で耳からも覚える!
「TOEIC TEST 英文法 出るとこだけ!」には、特典に「鉄則ナレーション」というものが付いています。
これは著者の小石裕子先生によるナレーションで、ダウンロードすることで使えます。2つのバージョンがあり、1つは「33の鉄則」を読み上げるバージョンです。軽く聞けるので、勉強の合間に疲れたら聞いてみるという方法もおすすめです。
もう1つのバージョンは、小石先生が問いかけた鉄則に対し、早押しクイズのようにして答えるバージョンです。即座に答えられるようになったら、それは定着している証拠。逆に、すぐに答えられなければまだ覚えられていないところなので、もう一度暗記し直してみましょう。
覚えているかどうかを自分でチェックするのは面倒な作業ですが、こうしてリスニングで先生とマンツーマンレッスンをしているようなシチュエーションを作ってもらえるのはありがたいです。暗記できているかの確認として利用し、忘れたころにまた繰り返しましょう。
余裕があれば忘れたころに繰り返す!
こちらのテキストは試験の直前5日で完了させられるものですが、もちろん時間があればじっくりと脳に染み込むまで読み込み、解くことをおすすめします。
時間的余裕がある場合は、一度解いてから、時間を置いて忘れたころにもう一度解きましょう。
何度も繰り返すことで覚えることもありますが、それをすべきは単語や熟語の暗記、文法理解です。問題数が限られているテキストの場合、覚えている間に解いてしまうと答えを文法的に理解して解けたというよりは、答えを覚えてしまっていたから解けたというパターンが出てきてしまいます。
ですから、できれば一度解いたら寝かせ、その間に暗記をし、それから改めて解く方法が有効です。
「TOEIC TEST リスニング 出るとこだけ!」の特徴
TOEICには「出るとこだけ!」シリーズがあると書きましたが、せっかくなので1つだけでなくもう1つご紹介しましょう。
それが「TOEIC TEST リスニング 出るとこだけ!」というテキストです。先ほどは英文法に特化したテキストでしたが、こちらはリスニングに特化しているので英語をなかなか聞き取れないという場合に購入するのがおすすめです。
「TOEIC TEST リスニング 出るとこだけ!」の特徴は、正解を素早くつかむために出題意図を知る方法を解説してくれていることです。
リスニングは流れるように音が去っていくため、メモを取ってもそれを活かせなかったり、いかんせん時間がないため落ち着いて聞けないなどの難点があります。それを解決させるためのポイントが満載ですので、リスニングのコツには何かないかと思っている方におすすめしたいです。
「TOEIC TEST リスニング 出るとこだけ!」の使い方
では、「TOEIC TEST リスニング 出るとこだけ!」はどのように使うのが効率的なのでしょうか。
リスニングはそんな一朝一夕でスコアアップするものではありませんが、しかしコツを知っていれば正解を導き出せる確率は上がります。このテキストの正しい使い方を知り、どんどん成長を実感していきましょう!
「19の鉄則」を使う
TOEICの「出るとこだけ!」シリーズの文法でもあったように、リスニングバージョンにも鉄則があります。
それが「19の鉄則」。リスニングでは難しいとされる短期間でのスコアアップを目指せるものとなっており、知っていると知らないとではさが開きます。
例えば、「疑問詞で始まる疑問文には、Yes/No で答えない」という鉄則では間違いをふるい落とすことができるので、正解率がグッとあがります。
また、「その後の行動を問う質問では、会話の後半に注意する」という鉄則では、流れて来る音をすべて理解する必要はなく、後半に集中して聞けば良いことがわかり、時間を有効に活用できます。リスニングテストを解く時のテクニックというやつですね。
ただ、テクニックを知っただけではもちろん不十分なので、これを意識して漠然とした聞き取りをツボを押さえた聞き取りに変えていくことが必要とされることも指摘しています。リスニング問題をやってみる前に、まずは「19の鉄則」をガッツリ覚えましょう。
試験前の5日で解こう
TOEICのテストを受験することが決まれば、普通は前々から準備をしますよね。
ところが、「TOEIC TEST リスニング 出るとこだけ!」はたったの5日で完了できるように調整されています。これは英文法バージョンと同じですよね。
もちろん試験の1か月前から解いても良いのですが、記憶が新しいうちに試験を受けたいことを考えると、直前の5日で完了させる方法も悪くはありません。むしろ習ったことがまだ頭に残っているので解きやすいと感じます。
リスニング形式別に聞き取り練習をする
英語はできればどんなものであっても聞き取れれば言うことはないのですが、しかし勉強途中であるとそのようにはいきません。
そこでおすすめしたいのが、リスニング形式別に解き方を変えるという方法です。
「TOEIC TEST リスニング 出るとこだけ!」には、「3人の会話」「図表付き問題」「意図問題」などの対策がそれぞれ載っています。ですから、このTOEICならではのリスニングの出題形式に合わせて得点アップのための勉強ができるのです。
たくさんの英語を聞けば良いと思い、英語のシャワーを浴びるよりは、こうして効率的なテクニックを知って、問題形式別に特徴を知っていけばスコアアップが狙えます。
試験後の対策もやっておこう!
「TOEIC TEST リスニング 出るとこだけ!」には、なんと試験の後にも使える特典があります。
ですから、TOEICをまた次回受ける予定があれば、この特典で基礎力をより強化させておきましょう。
無料ダウンロードできる音声が用意されており、テスト問題を応用したトレーニングがあります。高速音声もあるので聞き取り力を底上げすることもできますし、シャドーイングをして音慣れすることもできます。
また、ポーズが入っている音声はじっくり聞けるので、あまり最初から速い音声を聞くのに自信がない場合に利用してみましょう。ポーズの間にリピートしてみると音がよく聞こえるようになります。スピーキングの練習にもなるので、音を真似てネイティブスピーカーになりきりましょう。
まとめ
今回は、TOEICの「出るとこだけ!」シリーズをご紹介しました。
TOEICテストを解くためのポイントがたくさん載っており、TOEIC対策をどうしたらいいかわからない人にぴったりのテキストになっています。
問題演習をしっかりこなせば自信になるので、時間がなくても5日間は集中してやってみましょう。英文法やリスニング、自分が苦手な分野別に売っているので、伸びしろがあるところから克服していくとスコアが上がりやすくなりますよ!

◇経歴
英語科高校卒
外国語学部英米学科卒
学習塾で英語を教えている
◇資格
・IELTS6.5
◇海外渡航経験
高校時代にオックスフォードの語学学校へ留学
大学時代にエディンバラ大学へ1年交換留学
◇自己紹介
ハリー・ポッターがきっかけで英語に目覚め、高校・大学とイギリスに留学したイギリスマニア。学校はアメリカ英語なので自己流でイギリス英語を習得。発音、スペル、すべてにおいてクイーンズ・イングリッシュを使い英語の先生にバツをくらうもめげず。生まれも育ちも日本で、海外に繋がりがなかったため留学が夢となった。アルバイトで全資金を稼ぎ渡英すると、勝手な高い理想を上回るほどの素晴らしさを目の当たりにし更に虜に。

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.