英語を話していると、「〜している」と言いたい場面は多々ありますよね。文法的に言うと「現在進行形」にあたり、「be動詞+〜ing」の形で表します。
しかし、現在進行形と一口に言っても、いくつかの異なる用法があります。それぞれニュ アンスがやや異なるため、使い方を知らないと、間違って理解したり伝わらなかったりする可能性もあります。
そこで今回は、現在進行形について、用法別の意味や使い方を徹底解説していきたいと思います!
現在進行形とは?一般的な使い方
現在進行形は、何かが今進行しているときに使う英文法で、日本語だと「〜している」と訳されることがほとんどです。
「be動詞+〜ing形」の形で表現し、「be動詞」の部分は、
・is
・are
に変わります。
また、「今」ということを強調したいときは、「now」や「right now」を語尾に付けることで表現できます。
私は一番好きな曲を聴いています。
彼は木の下で本を読んでいます。
彼らはサッカーをプレイしています。
彼女は今走っています。
ここで何してるんですか?
彼は何を言っているんですか?
あなたは何について話しているのですか?
現在進行形のその他の使い方
現在進行形の基本的な使い方を学んだところで、ここからは以下に挙げる用法を解説していきます。
・期間限定
・常に
・未来
ここでも例文を混じえて紹介しているので、ぜひ声に出しながら練習してみてくださいね!
1.現在進行形:継続
現在進行形には、「継続」的なニュアンスで使うことができます。
例えば、
・何かのスキルを身につけるために学んでいる
・何かを完成させるために作っている
などです。
必ずしもそのことをしているときだけでなく、ある程度の期間続けていることについても現在進行形が使えることを覚えておきましょう。
留学をしたいので、英語を学んでいます。まだ私にとって英語を話すことは難しいです。
私はギターの弾き方を学んでいます。コードチェンジはスムーズにできるようになりましたが、ギターソロの弾き方のコツをまだ得られていません。
私はウェブサイトを創っています。なぜだかわからないのですが、そのサイト上でたくさんのバグが出ています。1つずつそれらを直していくのはとてもしんどいです
2.現在進行形:期間限定
現在進行形は、「期間限定」的なニュアンスで使うこともできます。普段している習慣的なものについて使う現在形とは対照的な使い方になります。
ここではわかりやすいように、現在形と期間限定的な進行形を、同じ文章で比べてみたいと思います。
現在形
私は東京に住んでいます。長年ここにいるので、他のどこかに住めるとは思いません。
現在進行形
私は昨年の12月に日本に帰ってきました。今は一時的に東京に住んでいて、3月に沖縄に引っ越す予定です。
現在形
私は普段自宅で仕事をします。以前はコワーキングスペースで働いていましたが、利用料が高かったのでやめました。
現在進行形
私が普段働いているコワーキングスペースが、パンデミックの影響でクローズしてしまっているので、私は一時的に自宅で仕事をしています。
3.現在進行形:常に
現在進行形を使って、「常に/いつも〜している」という言い方もできます。
「しょっちゅうしている」というようなニュアンスがあり、繰り返ししていることにうんざりしている様を表すこともあります。なお、形は「be動詞+always+〜ing」のように、「always」を付けて表現します。
私はいつもミスをしてしまいます。どうすればその問題を直せるかわかりません。何かアドバイスをいただけませんか?
彼はいつも文句ばかり言っています。明らかにストレスでやられています。彼は仕事を変えるか、しばらくの間仕事から離れるべきだと私は思います。
私は転職することをしょっちゅう考えています。その会社で長年働き続けられるとは思えません。
4.現在進行形:未来
最後に紹介する現在進行形の使い方は、「未来」について話すときの用法です。
まずは、未来形についておさらいしていきます。
未来形は一般的に、
・be going to 〜
の2つがあります。
will
未来にやることについて、「やるぞ!」という意志が含まれている。
be going to 〜
すでに予定が決まっている未来について話すときに使う。
予定ありきの「be going to 〜」は、現在進行形を使って表すこともできます。つまり、「to 〜」を省略して、「going」の部分を言いたい動詞に変えれば良いのです。
なお、現在進行形で未来を表す場合、「be going to 〜」に比べて、やや近い未来のことに対して使われる傾向があります。
ビルに着きましたか?降りて行きますので、少しお待ちください。
私は明日、ハワイに行きます。最後に行ってから10年ぶりなので、とてもワクワクしています。
私たちは午後11時までバーで飲む予定です。その後、別の場所に移動するか、家に帰るのかはわかりません。
今日はジョギングする予定ですか?夕方に雨が降ると聞いたので、いつもより早く出たほうがいいですよ。
なぜ現在進行形で未来を表せるのか
現在進行形なのに、なぜ未来のことを表すのに使えるのか、疑問な方も多いのではないでしょうか?
実は「〜ing」形には、「動いている状態」のイメージがあります。そこに時間的な感覚が入ると、未来に向かって動いていることが想像できるのです。
なお、「be going to 〜」には基本的に動詞の原型が入りますが、「go」を入れたいときは以下のような形で省略されることが多いので覚えておきましょう。
I'm going to the station.
※「I'm going to go to the station」を省略
I'm going to the convenience store.
※「I'm going to go to the convenience store.」を省略
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事では、一般的な現在進行形の使い方に加え、4つの異なる用法を解説していきました。
はじめは感覚を掴むのが難しいかもしれませんが、現在形との違いを意識しながら、少しずつ使い慣れていきましょう。
本記事で学んだことを話しながら練習したい方は、ぜひオンライン英会話のネイティブキャンプも活用してください。講師と楽しく話しながら、現在進行形をマスターしちゃいましょう!

山形県出身。東南アジアを拠点に生活中。約10年前にイギリスのロンドンにて3ヶ月滞在したのをきっかけに英会話にハマり、オンライン英会話×自主学習の組み合わせで、日本国内でバイリンガルとなる。英語対応コールセンター、英語塾講師、外資系企業勤務、オンライン英会話講師を経て、英会話スクールを約4年経営後、現在はフリーランスノマドワーカーとして英語関連事業、ライティング、Web制作など、幅広く活動中。好きな食べ物は家系ラーメン。

I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.