みなさんは、普段のお仕事や学校の授業で英語でディスカッションをする機会がありますか?
「自分の意見を正しく伝えられるか不安…」「強い口調になりすぎていないか心配…」など、英語でのディスカッションに自信がない方もいるかもしれません。
ディスカッションで使う英単語や英語表現は、日常会話で使われるものとは異なることが多いです。また、ディスカッションの場面や状況によって、ある程度パターン化されている流れやフレーズもあります。
そこで今回は、ディスカッションをするときに使える便利な英語フレーズを例文とともにご紹介します。ぜひ、何度も口に出して練習してみてくださいね。
ディスカッションの際に使える英語表現
ディスカッションをするときに使える英語表現について、シチュエーション別にご紹介します。
どのようなディスカッショントピックであっても普遍的に使えるものばかりですので、参考にしてみてください。
初めの挨拶や自己紹介する時
ディスカッションでは、いきなり本題に入るのではなく、はじめに挨拶や軽い自己紹介をします。
相手に良い第一印象を与えるチャンスですので、笑顔で以下のフレーズを言ってみましょう。
みなさん、おはようございます。
本日はお時間をいただき、ありがとうございます。
私はABCエレクトロニクスのタナカ ハナです。マーケティングを担当しています。
本日はお目にかかれて光栄です。
始めましょうか?/始めましょう/みなさんお揃いですので、始めましょう
本日は~を話し合います/~個の議題があります。最初は…
意見を述べるとき
続いて、自分の意見を述べたいときに使える表現をご紹介します。
確信が強いときには、「I’m certain~「(確信して)~だと思います」「I believe(強く)~と思います」などが使えます。
確信が弱い時には「I think~(~と思います)」「I suppose~(多分~と思います)」などを使いましょう。また、「I would say~(~と言いましょう)」という表現も丁寧な言い方です。
この戦略が上手くいくと確信しています。
十分な関連性があると言えるでしょう。
専門家ではありませんが、1番目の選択肢が良さそうです。
私の限られた経験ですが、それは上手くいくと思います。
反対意見を言うとき
相手の意見に対して、反対意見を言いたいこともあるでしょう。
その場合でも、ダイレクトに「反対だ」と言うのではなく、「I see your point, but ~(あなたの意見もわかりますが~)」などとワンクッション置くと相手の機嫌を損ねることなく進められるでしょう。
また、「Personally(個人的に)」「As far as I'm concerned(私としては)」など、「(みんながそうではないと思うけれど)私個人としては」というニュアンスで意見を述べても良いでしょう。
ほかにも、ただ反対するだけでなく、より良いアイデアを提案するという方法もあります。
あなたの意見もわかりますが、計画に現実味がないように思います。
あなたのポイントもわかりますが、私の意見では、場所が良くないと思います。
私としては、あまり良いアイデアではないと思います。
残念ながら、私はあまり賛成できません。
それは良いポイントですが、私の主な提案/推奨/アドバイスとしては、戦略を変更することです。
それは正しいですが、最良の方法は、おそらく2番目の選択肢でしょう。
質問する時
続いて、相手の提案に対して質問をしたいときや、ほかの人の意見を聞きたいときなどに使える表現をご紹介します。
さらに議論を深めたいときや、別の視点からの意見を聞くことで、よりディスカッションが活発になるでしょう。
質問を1つよろしいでしょうか?
さえぎってしまい申し訳ありませんが、それはどういう意味ですか?
別の角度から説明していただけませんか?
もっと具体的に説明していただけますか?
すみません、新しい保険ポリシーについておっしゃったことを、はっきりさせていただけますか?
これについてどう思いますか?
これについて何かアイデアはありますか?
結論をまとめるとき
お互いに意見を出し合い、質問もなくなってきたら、結論をまとめる段階に入ります。
「Let me summarize(まとめさせてください)」や「In conclusion(結論として)」、「To sum up(要約すると)」などのフレーズが使えます。
また、「Does anybody have anything else to say?(ほかに言いたいことがある人はいますか?)」など、言い残したことがないか、参加者に聞いてみるのも良いでしょう。
時間があまり残っていません。ほかに言いたいことがある人はいますか?
これ以上コメントはありますか?
いえ、すべて網羅できていると思います、ありがとうございます。
本日のミーティングをまとめさせてください。
話し合ってきたことを要約しましょう。
ディスカッションを終えるとき
お互いの意見が上手くすり合わせられた場合も、なかなか折り合いがつかなかった場合も、最後に相手への感謝を忘れずに伝えることが大切です。
以下にご紹介するフレーズを使って、良い雰囲気でディスカッションを終えるようにしましょう。
本日は以上です。
本日はご参加いただき、ありがとうございました。
以上で閉会とさせていただきます。ご出席いただいた皆様、ありがとうございました。
→「adjourn」は「(会議などを)休止、休会、閉会する」という意味の英単語です。
ありがとうございます、とても役に立ちました/とても生産的でした。
またお会いできるのを楽しみにしています。
まとめ
いかがでしたか?今回は、英語でディスカッションをするときに便利なフレーズを、例文とともにご紹介しました。
ディスカッションの場においては、どのようなシチュエーションでも、丁寧かつわかりやすく言いたいことを述べるのがポイントです。特に、相手の意見に反対するときなどは、相手を尊重しながら自分のポイントを指摘する、という方法がスマートです。
ぜひ、今回ご紹介したフレーズをたくさん練習して覚えて、実際のディスカッションの場で使ってみてください。日常会話と違うフレーズや用法があるため、はじめは英語でディスカッションをすることに難しさを感じるかもしれませんが、慣れればスムーズにでき、自信につながるはずです。
また、今回学んだ表現やフレーズについて、「もっと詳しく学習したい」「実際にネイティブはどのようにディスカッションをしているのかか知りたい」という方は、ぜひネイティブキャンプのオンライン英会話レッスンを試してみてください!
レッスンでは、講師とマンツーマンで話すことができます。テーマを決めて、講師とディスカッションの練習をしても良いのではないでしょうか。ぜひ、みなさんの英語力アップにレッスンをフル活用してくださいね。
◇経歴
新卒入社した会社ではオーストラリア人上司のもと働いた経験があります。
海外クライアントとのメールや電話でのやりとりは日常茶飯事でした。
現在はWebライターのほか、英日翻訳者としても仕事をしています。
◇資格
TOEIC、TOEFL、IELTSなどの受験経験あり
◇海外渡航経験
学生時代にイギリス留学を経験したほか、アジアを中心にさまざまな国に旅行に行ったり、フィールドワークをしたりしました。
フィールドワークでは英語を使ってインタビューをした経験もあります。
2019年よりイギリス在住で、現在は毎日英語を使っています。
◇自己紹介
子どものころはアメリカ人の先生の英会話教室に通い、大学ではイギリス留学を経験、新卒入社した会社ではオーストラリア人上司を持つなど、英語とは色々な接点を持ってきました。英語はもっぱらリーディングが得意で、毎日洋書を読んでいます。よろしくお願いします!
I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.