Shouldの実践的な使い方とは?ネイティブスピーカーも使う2つの意味

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中学・高校の英語の授業で、多くの方が「should」の意味を「〜すべきだ」と教わったと思います。

しかし、実際に英会話をしたりネイティブスピーカーの会話を聞いてみると、ややニュアンスが異なると感じる方が多いのではないでしょうか?

そこで本記事では、「should」の実践的な使い方をネイティブスピーカーが使う2つの意味も混じえながら解説していきたいと思います。ぜひ最後まで読んで参考にしてください!

Shouldの意味と使い方を確認しよう!

「should」は「~すべき」と訳すよう習うので、強制力がある強い表現のように感じる方も多いでしょう。

しかし、ネイティブスピーカーが「should」を使うときには「~した方がいいよ」といった軽い提案をするときに使われます。また、誰かに何かをすすめする他に「~なはず」という予測の意味でも用いられます。

それぞれの使い方について詳しく解説していきますので、ぜひ会話の中で取り入れてみてくださいね。

Shouldの基本的な用法…否定文、疑問文など

まずは、「should」の基本的な用法についておさらいしておきましょう。

後に詳しく説明しますが、「should」は「~した方がいいよ」というおすすめ・提案の意味で使われることが多いです。

その上で、

「should not」
「shouldn’t」

と否定文で使う場合は、

A:I’m going to go to the nearby flower shop.
近くの花屋さんに行ってくるね。

B:You shouldn't go because it’s gonna rain today
今日は行かない方がいいよ、今日は雨が降るから。

のように、shouldの否定形で「~するべきではない、~しない方がいい」という意味になります。

また、相手に助言する以外にも

A:We’re going to the amusement park this weekend, you wanna come?
今週末みんなで遊園地に行く予定なんだけど、来る?

B:I shouldn’t. Let me know next time.
やめておくよ。また今度誘って。

のように、相手から誘われたときにやんわり断る場合にも使うことができます。

なお、「Should ~ ?」と疑問形にして疑問文の中で使われる場合は、

Should I bring my identification card for that?
それ用に身分証明書は持って行った方がいいですか?

のように、Should I(主語)にすると「~するべきですか?/ ~した方がいいですか?」という意味になり、相手に確認する際に使います。ここでのshouldの使い方は相手にアドバイスを求めるニュアンスになります。

覚えておくべき意味・使い方1:おすすめするとき

では、shouldの使い方の中でも覚えておくと便利な表現として、まずは相手におすすめするときの表現について見ていきましょう。

「should」の使い方の1つは、

You should try this new flavor. This is so tasty!
この新しいフレーバー試してみてよ。すごく美味しいよ!

のように、「~した方がいいよ」と相手に何かをすすめるときに使います。

似たような表現として、

「had better」
「recommend」

が挙げられます。

「had better」と「should」の違いは、以下の通りです。

should:軽い提案
had better:そうしないと危険が及ぶ場合に相手に忠告するとき

had betterの例文

You had better cross the street right now, or you will get run over by a car.
今道路を渡った方がいいです。さもないと車にひかれてしまうでしょう。

また「recommend」は、

I recommend you to read this book. You can learn a lot from it.
この本をぜひあなたに読んでほしいよ。色々なことが学べるよ。

のように、「should」よりもより強く人にすすめたいときに使います。

You should study harder. You don’t want to retake the test, do you?
もっと勉強に力を入れた方がいいよ。追試なんか受けたくないでしょ?

We should hurry up. The cake is gonna be sold out.
もっと急いだ方がいいよ。ケーキが売り切れちゃうよ。

You should wear boots when there’s snow on the road.
雪が積もっているときは長靴をはいた方がいいよ。

You shouldn’t walk alone at night.
夜道は1人で歩かない方がいいよ。

You should watch that movie. That was the best movie I’ve ever watched.
あの映画は見た方がいいよ。今まで見た中で1番面白かったから。

You should go to bed now. You have to get up early tomorrow, don’t you?
もう寝た方がいいよ。明日、朝早いんでしょ?

Don’t think too much. You should do whatever you want.
あまり考えすぎないように。やりたいことをやったほうがいいよ。

覚えておくべき意味・使い方2:~なはず

「should」は人にすすめる以外にも、

A:Justin has been sick for a couple days, hasn’t he?
ジャスティンはここ2、3日間ずっと体調が悪いね。

B:He is healthy, so he should get better soon.
彼は健康だからすぐ元気になるはずだよ。

のように、「~なはず」といったように予想をする場合にも使われます。
主語は3人称でなくても、I should get better soon.と自分ごとの意味としても表現できます。
Should be + 形容詞の形にしても「〜のはず」という意味を表すことができます。
例えば、It should be fine.(大丈夫なはずだよ)、It shouldn’t be a problem.(問題ないはず)という感じです。

また、

Emily should have come to Japan last month, but she couldn’t.
エミリーは先月日本に来ていたはずだったけれど、来られなかった。

のように、「~するはずだった」といった過去のことでも使えます。

なお、「shouldn’t」を使って否定形にすると

A:I want to watch the next TV program, but the soccer game is still going on. When is it gonna be finished?
次の番組を見たいのだけど、サッカーの試合がまだ放送されてる。いつ終わるの?

B:It shouldn’t take a long time. It’s gonna end soon.
そんなに長くかからないはずだよ。もうすぐ終わるよ。

のように、「~ではないはず」という意味になります。

同じように未来を予想をする表現として、「be going to」と「will」があります。これらとの違いは「should」は80%くらいの確率でその結果になると推測するのに対し、「be going to」と「will」はそれよりも高い確率で起こることに対して使います。

ちなみに「be going to」は、

The building is going to collapse. That is obviously tilting.
あの建物は倒壊しそうだ。明らかに傾いている。

のように見た目などでどのようになるか判断する場合に使い、

「will」は、

The building will collapse. According to the survey, the pillar is rotten.
あの建物は倒壊するだろう。調査によると、柱が腐っているようだ。

のように、根拠がある予測のときに使われます。

This summer is ending. They should start selling summer clothes for cheaper soon.
もうすぐ夏が終わるから、そろそろ夏物の服がセールで売り出されるはずだ。

She should win the coming violin contest because she has played violin 10 hours a day every single day.
彼女は毎日10時間もバイオリンの練習をしていたから、今度のコンクールで優勝するはずだ。

Kent should have been on a trip, but he couldn’t because the flight got canceled.
ケントは旅行に行っていたはずだったけれど、飛行機が運行中止になって行けなくなってしまった。

Keiko shouldn’t be here because she was saying that she would go to the department store.
ケイコはデパートに買い物に行くと言っていたから、公園にはいるはずがない。

(be going to)
The thick clouds are coming closer. It’s going to rain soon.
分厚い雲が近付いてきている。もうすぐ雨が降りそうだ。

(will)
It will rain soon as the weather forecast said.
天気予報通りもうすぐ雨が降るだろう。

Shouldの使い方まとめ

それでは「should」の使い方のまとめです!

「should」の使い方

①「~した方がいいよ」という意味で、相手に何かをすすめるときに使う

同じように「~した方がいい」と誰かに助言するときの表現である「had better」は、危険を避けられるよう勧告する際に使い、「recommend」は強く相手にすすめるときに用います。

②「~なはず」という意味で、曖昧に予測する際に使う

同じように未来について話すときに使う「be going to」と「will」とは、確実に起こる未来に対して用いるという違いがあります。

いかがでしたか?今まで思っていた「should」の感覚とはやや違うことがわかったのではないでしょうか。これからはぜひ意識しながら実際の英会話でも使ってみてくださいね。

また、練習をしながら身につけたいという方は、ぜひネイティブキャンプのレッスンも活用してみてくださいね!


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