英語の検定試験に向けて勉強しているけれどイマイチ点数が伸び悩んでいる。
英語で話していてもイマイチ正しく話しているか自信が持てない。
英語力はそこそこあるけれど文法があやふやなままきてしまった。
そんな悩みをお持ちの方に、1回騙されたと思って試して頂きたい英語学習アプリがあります。
それは、インターネット予備校のベリタスアカデミーが提供している『動画英文法2700』です。
『動画英文法2700』とは
『動画英文法2700』アプリは、iOS上で動く有料の英語学習アプリです。このアプリはその名の通り、"動画"の解説がついた"英文法"に関する問題が、2700問つまっています。驚くべきことに2700問すべてに解説動画がついています!
2018年にAppStoreの教育カテゴリで1位を獲得し、その後もランキング上位に常駐する人気アプリです。
その人気の秘密は、
・2700問搭載というボリューム感
・全問解説動画つきというわかりやすさ
・リスニングやスピーキングのトレーニングも可能
・お手頃価格
にあるかと思います。それぞれ個別に見ていきましょう。
https://apps.apple.com/jp/app/dong-hua-ying-wen-fa2700/id660617252
英文法に特化
英語の検定試験などで試されるのは「4技能」、すなわち「読む、書く、聞く、話す」ですね。リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングです。そこには文法(グラマー)は登場しません。また、英会話教室では文法を学ぶことなくレッスンが進むことでしょう。
文法の出番なくない?
文法を勉強する意味ある?
文法やるくらいなら英単語増やした方が良くない?
そう思う方に、あえて言いたいのは「英語学習において文法はすべての基盤」である、ということです。基盤なので、「技能」にはカウントされていませんが、すべての4技能は正しい文法の上で評価されます。
つまり、「文法はルール」であるとも言えるのです。ルールである文法を習得することで初めて「試験」という競技場で「英語」というゲーム(試合)をプレイすることができるのです。
その文法に特化したアプリなので、基礎固めに最適ですし、TOEIC対策、英検対策、TOEFL対策にもつながります。
英文法という基盤をしっかり大きく固めておけば、その上に築かれる4技能はより大きな山となることでしょう。
2700問の演習問題収録
このアプリは大学受験を念頭につくられています。2700問という演習問題の多さは、大学受験という広い試験範囲、すなわちどんな問題にも対応できるような力をつけるために必要な数だそうです。
どんな問題が出されるかわからないという点ではTOEICやTOEFLなどの語学試験も同様ですね。
2700問という数は、このアプリを開発した(講師もつとめている)坂木先生の信念によって実現されました。通常の紙の問題集では収録できるとしても1冊1000問程度、1つの分野(不定詞、分詞等)に対して30問程度、これでは応用力がつかないそうです。
一方、問題集でいえば3冊分程度の問題数を分野別に集中的に解くことを繰り返すと、多くの問題を瞬時に解くレベルの力がつくとのことです。そうした問題集3冊分の力をつけられるように選ばれたのがこの2700問です。
しかも、紙の問題集とはちがって気軽に持ち歩くことができ、一瞬で答え合わせができ、何回でも周回できます。シャッフルモードや総復習モードなど、アプリならではの機能も便利ですね。
「2700問も解ける気がしない…!」と思うかもしれませんが、問題は13の分野(時制、分詞、関係詞、接続詞、助動詞、仮定法、比較、etc…)、それぞれが基礎・標準・応用の3レベルで用意されていますので、強化したい部分を重点的に学習することが可能です。
以下は、坂木先生のTwitterでのご発言です。
https://twitter.com/toshi619/status/1147385175585611777
「同じ問題集を繰り返し学習」するアプローチは間違っています。
なぜなら演習量が絶対的に足りません。類題を解けてはじめて「理解した」と言えるのです。#動画英文法2700 はこの理論に基づいて作られた唯一の教材
全問解説動画つき
紙の問題集では誌面の都合上、解説も限られたものになりますが、このアプリでは、全問に動画解説と電子黒板の板書画像がつきます。しかも、このアプリを提供しているのはインターネット予備校のベリタスアカデミーで、その予備校の動画授業で構成されています。
予備校の授業といえばテレビ出演されている名物先生が思い浮かぶかもしれません。あのノリ、あの明解さで、英文法解説がすーっと頭に入ってきます。
講師をされている先生はおひとり。軽快な関西弁でわかりやすく簡潔な解説(1~3分程度)です。時間数で言うと、予備校の授業1-2年分の動画が見放題、ということになります。
自分のペースで効率よく学習を進めることができるので、早ければ1-2か月で終えることもできるでしょう。短期集中型で点数UPや基礎固めをしたい方の大きな味方ですね。
大学受験前提ということもあってか、文法用語(〇〇詞、SVOC、等)を用いた簡潔な解説なので、中学英文法程度の知識は持っていることが前提となっているのかもしれません。
電子黒板をつかったカラフルな解説だという点も、わかりやすさに一役買っていると思います。講師の先生が問題文を板書するなどの手間がないので、講義がスピーディに進みます。
また、カラフルで見やすい色を使って書き込んでいくので、理解しやすいです。動画講義だけでなく板書データのみを見ることもできるので、復習や確認にも活用できますね。
リスニングやスピーキングも
英文法に特化しているといいながら、それだけで終わらないのがこのアプリです。なんと、2700問全てにネイティブスピーカーの発音音声がついているのです。
解説動画を見た直後に、その解説を思い出しながら、問題文を見つつ、音声を何度か再生し、耳で聞き、声に出す。そうすることで学んだことの定着率がぐん!とあがるそうです。
英文法の問題集を3冊こなしても「聞く」「話す」の力はつきませんが、このアプリで提供されている音声を活用すれば、文法事項の定着とともにリスニング力やスピーキング力がUPするなんて、一石二鳥ならぬ、一石三鳥ですね。
コスパ最高!お手頃価格
『動画英文法2700』の価格は税込み1340円(2021年4月現在)です。無料ではありませんが、追加購入しなければならないコンテンツはなく買い切りです。アプリで1000円を超えると高いと感じる方もいるかもしれません。
けれどもなにしろ2700問です。これは参考書に置き換えれば3冊分。厚くて、重くて、お値段もそれなりになる、3冊分。それが持ち運べるアプリに凝縮しているわけですから、むしろお手頃価格といえると思います。
また、その2700問すべてについている解説動画はおよそ100時間。予備校での学習期間に換算すると1-2年分。アプリを提供しているベリタスアカデミーで1年間受講することを思えば1340円は大変リーズナブルです。
ちょっと注意が必要なのは、動画や音声や板書のデータについてダウンロード保存する形式になっていない点です。
容量が大きいのでそういう仕様だそうです。3G・LTE・Wi-Fi環境がないところでは動画、音声、板書データは読み込めないとのことなので、通勤・通学中にガンガン動画を見るぞ!という勉強方法の場合通信費がそれなりにかかってくる可能性があります。
通信費を抑えたい場合、外出時には問題を解き、帰宅後(WiFi環境があるところ)で「間違った問題の全動画再生」機能を使うなどするとよいでしょう。
ここで少し余談!
下記記事では、英文法を手軽に学べる「Learn English 英文法」の使い方をご紹介します!初級者から上級者まで自分のレベルにあった英文を学習できるので、自分の苦手を克服しましょう♪
『動画英文法2700』の使い方
続いて、『動画英文法2700』の使い方(アプリ学習の進め方)を解説します。基本的な流れとしては、自分に合ったレベルの強化したい分野について演習問題を淡々とこなす、それだけです。こなす中で間違えたものについては、解説動画を見る・音声を聞く・復習する、シンプルですね。とても取り組みやすいと思います。
レベルと分野を選ぶ
アプリを立ち上げると、最初の画面はレベル選択になります。基礎、標準、応用、の3レベルから選択できるようになっています。
基礎からしっかり確認していくのも良いですし、一通りわかっているはずなのにいまいちテストの点数が伸びない!という場合には応用レベルにチャレンジするのも良いでしょう。
問題がランダムに出てくるシャッフル、2周目以降に便利な総復習、とパターンも選べます。とにかく学んだことを定着させよう、という工夫が満載のアプリですね。
次に、学習したい分野を選びます。このアプリでは、ひとつの分野を集中して学習することを進めています。各分野には10問ごとの問題パックが用意されているので、これを解いていきます。
問題文を見て、必要であれば和訳を表示し、4択から解答します。自信をもって解答してもよいですし、多分これかな…で解答することも可能です。
解答後の画面には正しい答えの入った問題文、正誤表示、5つのボタン(動画解説、板書解説、音読練習、発音確認、後で復習)が表示されますので、間違った場合や自信がなかったけれど当たっていた場合などは、動画解説を確認しましょう。
定着①音読
解説画面と、解答後の問題文の画面には、「音読練習」というスピーカー🔊マークのボタンがあります。このアプリに収録されている2700問全てにネイティブスピーカーの発音音声がついているので、それをこのボタンから再生することができます。
講師の坂木先生おすすめの学習方法は、「動画を見た直後に、動画で学んだことを思い出しながら音声を聞き音読する、これを5~10回繰り返す」です。
理解したばかりの英文をネイティブスピーカーの発音を聞きながら音読することは、学習内容の定着率UPに効果絶大とのことです。
音読ボタンは長押しすると、2倍の速さから1/2のゆっくりモードまで、スピードの変更ができます。設定画面からは、ループ再生の有無や再生スピード、再生回数など設定できます。
定着②再学習(復習)
音読の他にも、学習内容の定着を助けてくれる仕組みが、「あとで復習」のチェックマーク☑ボタンと「再学習」ボタンです。解答後の問題文画面に出てくる、チェックマークの「あとで復習」ボタンを押すと、問題の一覧表示上にチェックマーク(あとで復習マーク)をつけることができます。
問題の一覧表示から「再学習」ボタンを押すと、
・チェックした問題(あとで復習問題)
・すべての問題
など、どのパターンで再チャレンジするかの選択ができます。
チェックした問題のみまとめて再チャレンジできるので、自分専用の問題集のように使えて、効率よく学習を進めることができます。
モチベーション継続
『動画英文法2700』には、お楽しみコンテンツもあります。講師の坂木先生が撮影したアメリカ大陸の雄大な景色から有名なあの場所まで、小話を交えた特別授業動画が「アメリカからの授業」として用意されています。気分転換に、英語学習のモチベーションアップに、活躍しそうな動画です。
学習時間の記録をSNSにシェアできるボタンもあります。
単元が全部終わったら、かかった時間が記録されるので、その記録をシェアボタンからTwitterやFacebookなどに投稿することができます。同じアプリで学習している人たちと刺激しあいながら学習を進められるといいですね。
Siriを使った発音確認機能もあります。
問題文の下部に並ぶアイコンボタンのうち、マイクの形をしたものを押すと、キーボードが表れます。
そこから音声入力を起動し、マイクに向かって問題文を読みます。Siriがそれを聞き取り英語化し、問題文と照らし合わせて合っているかどうか判定します。
スピーキングの練習になりますし、自分の発音が目の前で英単語として表示される様子は、ちょっと楽しいですね。個人的には、この機能は英語力UPというよりは、Siriと遊ぶ感覚で、息抜きや気分転換に良いのではないかな、と思っています。
紙のテキスト
アプリは便利だけれど、やっぱり実態のある紙での学習が好き!という方には、製本されたテキストが用意されています。アプリの「info」ボタン内の「テキストを購入する」から購入できます。
これは『動画英文法2700』で扱っている問題がB5版285ページに製本されたもので、1ページに10問づつまとめられています。動画や板書画像を参考に自分でも構文構造を書き込むなどしながら進めることもできますね!
口コミ&ユーザーの声
実際にアプリを利用しているユーザーの声を読むと、イメージがわくかもしれません。Twitterでは、ハッシュタグ「#動画英文法2700」で学習状況をつぶやいている方が大勢います。
https://twitter.com/search?q=%23%E5%8B%95%E7%94%BB%E8%8B%B1%E6%96%87%E6%B3%952700&src=hashtag_click
“1周目終わった!”
“3周目突入!”
と、進捗報告をするツイートには、前向きなエネルギーを感じますね!
アプリを提供しているベリタスアカデミーが、ユーザーの声をまとめた動画もあります。
https://www.youtube.com/watch?v=gsXHuSWwzyY
こちらの動画では、ユーザーの口コミと共に解説動画も流れるので、どのような解説なのかを確認することもできます。
解説部分は1.4倍速に編集されているとのことなので、ちょっぴり早口。実際の動画はもう少し聞きやすいのでご安心ください。
ここでまた少し余談!
下記記事では、英単語を効率的に学習できるアプリ「mikan」をご紹介しています。英語学習にとって英単語の習得は必要不可欠になりますので、是非こちらをご参考にしてください♪
まとめ
『動画英文法2700』アプリは、・全問題に動画解説つき
・全問題にネイティブ音声つき
・復習しやすい機能搭載
という英語文法学習アプリで、
・文法の基礎固めを効率的にすすめたい方
・大学受験を控えている方
という方々にオススメです。
効果的な使い方は、
・解説動画で理解を深める
・音読で理解を定着させる
・復習機能で理解の完成度を上げる
です。
シンプルで取り組みやすいアプリなので、アプリ学習に不安のある方も是非チャレンジしてみてくださいね!
東京在住、元IT系で今は2児の母業に専念中。パッキング作業が大の苦手なのに数年に1回海外引越する生活が続き、日本に落ち着いた今でもたまに夢の中で荷造りしている。渡った先は欧州、南米、オセアニア…人生通算で一番長く住んだのは英国。中でもロンドンでモノクロフォトグラフィーにはまり暗室にこもっていた頃が一番の思い出。趣味はカメラとミシンと鉱物収集。形から入る派なのでモノが増えがち。ミニマリストな生活が夢。