システム英単語の使い方は?特徴とおすすめ学習法を解説します!

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大学受験対策に欠かせない存在といえば、単語帳です。

レベル別・志望校別など色々な本が売られていて、「どの単語帳を選んだらいいの?」「自分に合ったものが分からない」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

そこでおすすめしたいのが『システム単語帳』

1冊で幅広いレベルをカバーしている上、入試で出題されやすい単語を効率よく学習できる単語帳なのです。

この記事では、システム単語帳の使い方・おすすめの理由について紹介していきます。

システム英単語とは?

システム英単語は、大学入試を目指す高校生・浪人生向けの単語帳。難関大学の合格者にも愛用者が多いことで有名になりました。1冊でも一般〜難関レベルの大学入試まで幅広く対応できると評判です。

・システム英単語(税込1,100円)

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標準〜難関レベルの「システム英単語」とは別に、基礎〜標準向けの「システム英単語 Basic」もあります。
語彙力に自信のない人はBasicから始めるのがおすすめです。

・システム英単語 Basic(税込1,100円)

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なお、この記事では一般〜難関レベルのシステム英単語について紹介していきます。

その他、別売りの音声CDや問題集、単語カードも発売中です。
単語帳だけの勉強で物足りなくなったら購入を検討してみましょう。

【システム英単語シリーズの関連商品はこちら】

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システム英単語をおすすめする4つの理由

単語帳の中でも、システム英単語は特に受験対策を意識して作られています。最大の特徴は試験本番で役立つ単語をピンポイントで覚えられること。

ここからは、システム英単語が特に優れているポイントを4つ、見ていきましょう。

レベル別に構成されている

システム英単語は全5章に分かれています。章が進むごとに難易度が上がり、第4章では最難関大学の入試まで対応

幅広いレベルに対応しているので、自分に合ったところから学習できます。

【システム英単語のレベルと単語数】

1章…高校基礎レベル(600語)
2章…共通テストレベル(600語)
3章…難関大レベル(MARCH・関関同立・国公立大)(500語)
4章…最難関大レベル(早慶・難関国公立大)(327語)
5章…多義語(184語)

章ごとに難易度が上がっていくシステムなので、勉強のモチベーションも上がります。1冊で広範囲の志望校を対策できるのも大きなメリットです。

ただし、東大・京大など最難関校の場合、さらにハイレベルの単語帳が必要になることも。必要に応じて学習量を調整してください。

受験によく出る単語を厳選している

システム英単語の大きな特徴は、大学入試によく出る英単語だけを厳選していること。25年分もの大学入試を分析し、試験に出やすい順に単語を紹介しているのです。

また、意味が複数ある単語は、最も出題されやすい意味から解説されています。

試験問題を徹底研究して作られた単語帳なので、信頼性も十分。「試験に出るぞ!」と意識するので、モチベーションも上がりますね。

覚えやすいミニマルフレーズつき

システム英単語では例文の代わりに2語〜5語のフレーズ(ミニマルフレーズ)を採用しています。

例えばaccessという単語にはhave access to the Internet (インターネットを利用できる)というフレーズが。

ミニマルフレーズを使って単語を暗記することには3つのメリットがあります。

【ミニマルフレーズと一緒に単語を覚えるメリット】
・単語だけ覚えるよりも意味を連想しやすい
・単語の使い方も覚えられる
・例文で覚えるよりも短いので簡単

他の英単語帳では、単語と例文がセットで説明されるのが普通です。例文は語法や暗記のヒントにもなりますが、例文が長すぎると逆に覚えにくいことも。

「知らない単語がありすぎて例文が理解できない」と悩んでいる人も多くいます。

システム英単語のようにフレーズで暗記すれば、暗記の労力を最小にしながら効率よく学習できますね。

また、ミニマルフレーズは最も入試で問われやすい用法や活用形を反映しています。受け身で使われやすい動詞は受け身形のフレーズが、前置詞とセットで使われる単語は前置詞まで含めたフレーズが採用されているわけです。

実際の入試を想定しながら語彙力をつけられるので、受験生にとって嬉しいですね。

音声がついてくる

システム英単語を買うと、無料の音声ファイルダウンロードできます。音声の内容は各単語のアメリカ発音とイギリス発音、日本語訳を収録。

試験にリスニングが必要な人はもちろん、イヤホンを使ったスキマ時間の学習にもおすすめです。

システム単語帳がおすすめの人とは?

システム単語帳での勉強がおすすめな人は、次の特徴にあてはまる人です。

・入試によく出るところから勉強したい
・例文を覚えるのは苦手
・効率を重視して勉強したい
・音声付きの単語帳を探している

システム英単語は大学受験で問われやすい表現に特化した単語帳です。受験勉強の準備にはまさにぴったりと言えるでしょう。


ここで少し余談!

下記記事では、ユメタンの使い方をご紹介しています!学生のみならず社会人にもおすすめなので是非ご覧ください♪

nativecamp.net


システム英単語の使い方は?おすすめの学習法と注意点を解説

ここからは、システム英単語を使った具体的な学習法を紹介します。

使うものは赤シートとペンまたは付箋だけ。通学や待ち時間などのちょっとした時間でも実践できるので、ぜひ参考にしてください。

システム英単語の基本的な勉強方法

システム英単語を開く前に、まずは1日に学習する単語の数を決めましょう。

初めて挑戦する場合は100語程度に設定するのがおすすめです。1日に100語覚えるときの学習サイクルは次のとおり。

1. 新しい100語を確認する
2. 同じ100語を何回か復習する(目安は5回)
3. また新しい100語を覚えていく

各手順について、詳しく説明していきます。

1.赤シートで確認する

学習するときは赤シートを使い、見出し語やミニマルフレーズからすぐに意味が言えるかを確認します。

意味が言えなかった単語、知らなかった単語は付箋を貼ったり、ペンで書き込んだりしてチェックしましょう。

1回あたり10~20秒で100語を確認すれば、1回30分ほどで100語を学習できます。

バスや電車にのっている間や昼休みなどを使って覚えていきましょう。

一度に100語を確認できない場合は、何回かに分けて覚えてもOKです。

2.同じところを何周か確認する

100語確認できたら、また同じ100語を確認していきます。2回目以降は知らない単語を重点的に復習しつつ、解説にも目を通しましょう。

音読を取り入れるのもおすすめです。もう覚えてしまった単語は、軽く目を通すだけで大丈夫。

英単語を見て1秒以内に意味が言えるレベルまで、完成度を高めていきます。

同じ100語を5回復習したら、そのセクションの勉強は一度終了。覚えるのが早い人は3〜4回でもかまいません。次の100語を赤シートで学習しましょう。

3.章に登場した単語を総復習する

100語ずつ学習を続けて1章分の学習が完了したら、章全体の復習をしましょう。方法はこれまでと同じで、日本語を赤シートで隠して意味が言えるか確認するだけ。

1秒以内に意味が言えない単語があったら、最後にもう一度だけ復習します。

ここまでの手順を、第1章〜第5章まで繰り返してください。第5章の総復習が終わったら、もう一度第1章から同じように見直しを始めます。

学習のコツは、スピーディーかつ何度も復習を繰り返すこと。語彙力を身につけるには反復が重要です。

寝る前や休み時間など、勉強に使えそうな時間を見つけて試してください。

単語を勉強するときの4つの注意点

ここからは、効率的に単語を覚えるために知っておきたい注意点を紹介します。

単語学習でやってしまいがちな間違った勉強法も解説するので、英単語を活用する前にぜひ読んでおいてください。

注意その1:1語ずつじっくり見ない

真面目な人は1語ずつ時間をかけて覚えようとしがちですが、じっくり暗記しても数日後には忘れてしまいます。

覚えたことを忘れないコツは定期的に復習すること。たとえ短い時間でも、何度も同じ単語をチェックする方が効率よく覚えられます。

1回で完璧に覚えられなくても良いので、同じ100語を何周も確認して記憶に定着させてください。

注意その2:ぼんやり読むだけだと覚えられない

単語を覚えるとき、なんとなく単語帳を読むだけの勉強になっていませんか?

実は、英単語を見るだけの勉強は記憶に残りにくいのです。

記憶力を上げるには、単語を思い出そうとする意識が重要。記憶の中から情報を掘り起こすことで「この情報は必要だ」と脳に刻まれ、覚えやすくなります。

赤シートを使ってクイズ感覚で勉強したり、友達同士で単語クイズをしたりして記憶を掘り出す勉強をしましょう。単語カードで学習したい人は、システム英単語のカード版がおすすめです。

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注意その3:書いて覚えるのは効率が悪い

何度も手書きして単語を覚えるのは、実は非効率なやり方。

時間がかかるだけでなく、落ち着いてノートを開ける環境でないと勉強できないというデメリットもあります。

赤シート以外でおすすめの方法は、無料音声を使った音読学習です。

文字を手書きするよりも時間がかからず、音声をスマートフォンに入れれば場所を選びません。実際に口に出すことで記憶に定着しやすく、正しい発音を身につけられるメリットも。

スキマ時間をフル活用したい人はぜひやってみてください。

注意その4:すぐに意味が言えるまで覚える

単語を覚えるとき、うろ覚えの状態で終わらせていませんか?

単語を勉強するときは、英単語を見てすぐに意味がわかるまで覚えてください。

記憶があいまいな状態だと、単語を思い出すまでに時間がかかります。

うろ覚えで試験当日を迎えてしまうと、時間も集中力も無駄に消費してしまうのです。

入試は時間と緊張との戦い。

本番までにシステム英単語を何周もして、1秒以内に意味が言えるようになっておきましょう。

システム英単語はいつまでに学習するべき?

システム英単語の内容は、少なくとも高3の春までに覚えきることを目標にしましょう。夏になると受験勉強が本格化し、模擬試験や過去問対策にも時間を割く必要が出てきます。

語彙力は英語の基礎になる部分なので、できるだけ早めに対策を始めるべきです。まずは1周を目標に、システム英単語に取り組んでいきましょう。


ここでまた少し余談!

下記記事では、大学受験の英語学習を効率よく乗り越えるための方法をご紹介しています!正しい勉強法を押さえていきましょう♪

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まとめ

この記事ではシステム英単語の特徴や使い方、単語を覚えるときの注意点について解説しました。

単語はすべての英語学習の基礎になる重要な部分です。システム単語帳で効率的に語彙力をつけ、入試本番で合格を勝ち取りましょう。

この記事を読んでシステム単語帳が気になった方は、ぜひ手にとってみてください。

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