【ビジネス英語】会議で英語が聞き取れないときはどうしたらいい?

会議,ビジネス,会社

ビジネスの場で英語を使う人は、英語の会議に出席することもあるでしょう。

しかし、普段のコミュニケーションはうまくいっていても、会議となると難しい……と感じる人も多いはず。

一対一の会話の場合、自分のペースに合わせてもらうことができますが、会議となるとそうはいきません。ネイティブスピーカーレベルの人が複数人で代わる代わる意見を交換することもあるでしょう。

では、英語の会議が聞き取れなくてついていけない時は、一体どうするべきなのでしょうか。今回は、会議中に英語が聞き取れない時の切り抜け方、そして会議についていける英語力をつけるための方法をご説明していきます。

これを参考にすればピンチを上手に切り抜けられ、さらに将来的にはリラックスして英語会議に臨むことができるようになりますよ。

英語の会議で聞き取れない時の対策方法

英語の会議が聞き取れないのであれば、聞き取れるようになるために学習をする必要があります。

しかし、英語はどれだけがんばっても、1日や2日で突然上手になるものではありません。特にある程度英会話ができるレベルの人は、上達度も段々と緩やかになっていきますよね。

ですから、まずは今すぐ英語の会議を乗り切るために、聞き取れない時にどうすれば良いか、その対策方法についてお話していきます。

理解できていないことを伝える

まず大事なことは、「聞き取れていないこと」「理解できていないこと」を、参加者の誰かに伝えるということです。

少し人数の多い会議なら、隣の人でもいいでしょう。また、小さめの会議なら会議の進行役の人に伝えても良いですね。

これは、誰かに伝えておかなければ、あなたが分かっていることを前提として、会議が進められて行くからです。途中で意見を求められるような場面もあるかもしれませんよ。

英語圏の人から見れば、私たち日本人は外国人ですから、英語がわからないと伝えることは、決して恥ずかしくありません。ですが、わかっていることを前提とされてしまうと、会議中だけではなく、その後も会議の議題について話が出たときに、困ることもあるでしょう。

ですから、今どうしても聞き取れないなら、それを伝えておくことは重要なのです。

ちなみに、全体的には理解できているけど、一部わからなかった場合は繰り返してもらうように頼むのもおすすめ。

以下のようなフレーズを使って、もう一度言ってもらったり、ゆっくり言い直してもらったりしましょう。

Could you say that again, please?
もう一度言って頂けますか?

Could you repeat that again, please?
もう一度繰り返して頂けますか?

I’m sorry but I didn’t understand what you just said. Could you speak a little more slowly, please?
すみません。仰ったことが理解できませんでした。もう少しゆっくり話してもらえますか?

会議中に白熱すると、いつもよりも早口になってしまうネイティブスピーカーは多いもの。特にあなた自身に質問をされた時などは、もう少しゆっくり話してもらうようにお願いすることは、全く失礼ではありませんから安心してくださいね。

諦めて議事録を待つ

今聞き取れないものは、どう頑張っても今すぐ聞き取れるようになったりはしません。ですから、どうしても聞き取れないのであれば、今は諦めて議事録を待ちましょう

多くの英語会議では、議事録の作成者がいます。リスニングは難しくても、その議事録に書かれた英語は読めることが多いですよ。重要なことや、会議後にやるべきことは、議事録に記載されます。

聞き取れないことを周りに伝えたなら、あとは諦めて、議事録を待つのも一つの手です。議事録を見ながら疑問に思ったことは、会議の参加者に尋ねましょう。

周りに了承を得てボイスレコーダーで録音する

会話のスピードが速くて聞き取れない場合、あとからもう一度聞き直したり、わからないところをリピートしたりすれば、意外と理解できたりします。

ですから、会議の内容が聞き取れるかどうか不安であれば、予め周りの人に了承を得て、ボイスレコーダーで録音するのもおすすめですよ。スロー再生があるレコーダーだと尚良いですね。

この方法は、後々会議についていけるようになるための学習にも使えるので、周りの了承が得られればやっておくべきです。ボイスレコーダーはスマホにもついているので、それを使っても良いでしょう。

大事な会議なら通訳者を用意する

社内会議など内輪で行われる会議なら、聞き取れないことを周りに伝えれば、ひとまずは乗り切れるでしょう。

しかし、社外の会議に出席するとなった時は、別です。その会議がフォーマルなものであればあるほど、通訳者を用意することをおすすめします。

社内にいる日英バイリンガルが適任ですが、そういう人がいない場合は、外注しても良いのか社内で確認をしましょう。

もしもバイリンガルもいなくて、外注もNGなら、せめて一人で出席するのはやめておきましょう。日本語がわかる人でなくても良いので、問題なく英語の会議が理解できる人と一緒に出席するのをおすすめします。


ここで少し余談!

「まだ英文法が少し苦手」という方、ぜひ下記記事を参考にしてみて下さい!下記記事では、英文法を学ぶのにおススメの「forest」をご紹介しています!

nativecamp.net


英語の会議が聞き取れるようになるには?

ここまでは、とりあえず英語会議を切り抜けるための方法をご紹介しましたが、将来的にはしっかり理解できるようになれると嬉しいですよね。

そこでここからは、英語会議が聞き取れるようになるための勉強法についてもご説明していきます。これを参考に学習を進めれば、近い将来、自信を持って英語会議に出席できるようになりますよ。

会議音源を何度も聞く

実際の英語会議を録音できる人はそれが、ベストな教材になります。自分の職場で行われた会議では、その職種や業種でよく使われる表現がたくさん出てくるはずだからです。

しかし、もしも録音が無理なら、海外ドラマの会議のシーンやビジネス英語教材の会議のセクションを何度も繰り返して聞きましょう。

ここで大事なことは、自然なスピードで読み上げられたものを聞くということです。教材の場合、話すスピードがゆっくりめな場合もあるので、利用する教材のレベルには気をつけてください。

英語会議への出席を目指す人なら、ナチュラルスピードの英語に慣れるべき。ゆっくりなスピードを何度も聞くと、それに慣れてしまうので、最初から自然なスピードの音源を使ってくださいね。

語彙力・表現力アップに取り組む

英語の会議が理解できない原因が、リスニング力ではなく語彙・表現力だという人もいるでしょう。

そういう人はリスニングをいくら鍛えても、なかなか会議が理解できるようにはなりません。ですから、語彙力や表現力をアップできるような学習に取り組みましょう。

ここでも、会議音源が活躍します。上記で挙げたような会議音源を使って、知らない単語や知らない表現をピックアップし、その意味や使い方を調べていきましょう。

明らかに語彙力が足りていないと感じる場合、TOEIC990点を目指すような語彙力中心の教材を使ってみると、ぐっと力がつきますよ。

社内や業界の動向・時事問題に詳しくなっておく

英語会議が理解できないのは、議題になっている件についての知見が足りていないのかもしれません。

母国語の場合は、多少知識が足りなくても、なんとなく理解できるものですが、他言語の場合だと知識なしで理解することは難しいでしょう。

ですから、常に社内で起きていることや業界の動向について、最新の情報を手にしておくことはとても大切です。

また、それに関わりそうな時事問題にも明るくなっておきましょう。英字新聞を読む習慣をつけると、今世界で何が起こっているかを理解しやすく、会議で役立つこともありますよ。

議題になっている件の背景がわかっていれば、意外と会議で話されている内容もわかるようになります。英語力に不安があるのであれば、それ以外の知識で補強しましょう。


ここでまた少し余談!

今回の記事でも書いていたように、リスニングは英語学習者にとってかなり大きな壁になると思います。下記記事でリスニング力向上に役立つ学習方法をご紹介しているので、ぜひ参考にしてみて下さい♪♪

nativecamp.net


まとめ

普段の英会話なら問題ないのに、会議となると理解できないという人は多いもの。

かく言う私も、イギリスのオフィスで働いていた頃、会議でところどころ理解できず、ほとんど発言はできずにいました。

ですが、わからない時はわからないと言えば、周りの人がサポートしてくれましたよ。考えてみれば、わからずに放っておく方が仕事にならないので、積極的に質問をすればサポートしてもらえるのは当然ですよね。

英語会議が不安な人は、上手に乗り切る方法をマスターしつつ、十分な英語力をつけるために英語学習を進めてくださいね。ネイティブキャンプには、ビジネス英語教材もあるので、そちらも有効活用しましょう!