SNSやビジネスシーンで使われる便利な略語をご紹介!

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日本語に多くの略語があるように、同じく英語にも略語が多く存在し、ありとあらゆるシーンで使われています。

・ビジネスシーン(主にメール)
・日常会話
・友人とのチャット
・ソーシャルメディア

初めて見る略語がメールに書かれていると、急いでGoogleで調べて返信したなんて経験もあるのではないでしょうか。略語にはビジネス用語からスラングまで幅広くあり、知らないとコミュニケーションが取れません。

そして、略語は学校や参考書では学習できず、リアルな生の英会話の中で自然に使われているので、自分の所属しているコミュニティで使われているものを少しずつ覚えていくしかありません。

この記事では、ネイティブスピーカーたちの間でよく使われる略語を紹介していきます。

略語を使うメリット

学習する前に略語を使うメリットについて確認しましょう。

「略語じゃなくて、正式な単語をフレーズを使っても別にいいんじゃないか?」
「伝わればいいんだから、覚える必要はないんじゃないか?」

と思うかもしれません。

ソーシャルメディアや友達とのチャットでなら略語は理解できるけど、ビジネスシーンでは抵抗がある方もいるのではないでしょうか。筆者も略語を覚えていなかったとき、そのように考えて略語をあまり使っていませんでした。

しかし、略語を使うメリットは以下にあると思います。

・伝える側の手間が省ける
・伝えられる側が理解しやすくなる
・結果、少ない情報量でコミュニケーションが成立する

例えばビジネスメールを想像すると分かりやすいかと思います。

ビジネスパーソンたちは日々忙しく仕事をしているのですが、メールの文面においても、いかに文字数を少なくしてシンプルにするかは効率化の面では大切です。

そこで、略語を用いないと視覚的にうるさくなってしまい、読み側に親切ではないと思います。

お互いに理解し合っているものは、略語として短くまとめた方がシンプルにコミュニケーションが取れるのです。いわば、「合言葉」のようなものですね。

友達同士で使われるスラングだけではなく、必要なコミュニケーションの一つだと理解すると良いと思います。ただし、コミュニケーションを成立させるためには、略語を双方に理解していることが大前提なので、略語を学ぶ意味は大きいと思います。

デメリットとしては、非ネイティブスピーカーとして覚えなければいけないことが増えます。ネイティブスピーカーにとっては誤解や理解不足を与えてしまうかも知れません。

自分が生活しているコミュニティではどんな略語が使われるのか、しばらく様子を見ていくしかないでしょう。

日常会話で使われる略語

まずは、日常会話で最もよく出てくる略語を3つ紹介します。略語と言うより短縮形と言うべきかもしれませんが、ネイティブスピーカーの会話で本当によく使われるので知っておきましょう。

また、この3つは文字として省略(短縮)されていますが、発音も変化することに注意しましょう。

wanna ( want to )

「ワナ」と発音します。

I wanna go shopping this Sunday
今週の日曜日に買い物に行きたい。

gonna ( going to )

「ガナ」と発音します。

I’m gonna see my friend after the class.
授業が終わったら、友達に会う予定です。

gotta ( have to / have got to )

「ガダ」と発音します。

I gotta do my homework soon!
スグに宿題をやらなくっちゃ!

チャットやソーシャルメディアで使われる略語

次はチャットやソーシャルメディアで使われる単語です。
先程紹介した短縮形とは異なり、頭文字を取った略語が多いです。

U ( you )
あなたを意味する”You”は”u”だけで済まされます。

R ( are )
be動詞の”are”も”r”もだけで済まされます。

Thx ( thanks )
既に省略されている”Thanks”もさらに”Thx”と短くなります。
本当に親しい同僚ならOKですが、ビジネスメールには適しませんので注意しましょう。

BTW ( by the way )
「どころで」と話題を変えるときに使うフレーズは頭文字を取った略語になります。

PLS ( please )
お願いをするとき、”please”を加えて丁寧さを表現しますが、この丁寧さも略語になってしまいます。ただし、これも親しい間柄だけに限定したほうが良いと思います。

JK( just kidding )
友達同士でじゃれ合って冗談を言ったあとに、「冗談だよ!」とフォローを入れるときありますよね。”JK!”と表現します。

IDK (I don’t know)
「分からない」という誰もがしっているこの表現も略語になります。
省略を表すアポストロフィーマークを打つのが手間なのでしょう・・・非常にわかります。”IDK”だけで通じてしまいます。

CuzまたはB/C ( because )
「なぜなら」と理由を伝えることは非常によくありますが、”Cuz...”と略語になります。実は、ネイティブスピーカーの発音も同じように省略されて「コズ」発音されることが多いです。

IC ( I see )
「なるほど」と相手のチャットに返信するときも、たった2文字に省略されてしまいます。
“Oh I see”の場合は”OIC”となります。

B4 ( before )
発音がそのまま2文字になった感じですね。
このようなパターンはよくあります。他には、”4U” = “for you” という略語があります。

HB2U ( Happy birthday to you )
Happy birthdayの頭文字+発音がそのまま2文字になったパターンです。上記の”4U”と同じ考え方で、”2U”もよく登場するので覚えておくと良いでしょう。

TTYL( talk to you later ) / TTYS( talk to you soon )
「また後でね〜!」といったニュアンスがです。
日本語と比べて英語は短く表現できるのだとつくづく感じます。

DIY( do it yourself )
「自分でやってね!」という意味で、日本では自分で何かを組み立てて作る言葉として知られていると思います。

NVM( never mind )
「気にしないで!」と相手を気遣うようなときも、このように略語にすることができます。

YOLO( you only live once )
「人生は一度きり」というスローガンのような略語です。
Instagramのハッシュダグとしてもピッタリだと思います。

NNTR( no need to reply )
「返信不要だよ」とチャットのやり取りを終わらせるときに使います。

OMW( on my way )
「今向かってるよ」と待ち合わせのときなどに使います。

LMK( let me know )
相手対して「連絡してね」という意味の頻出フレーズも3文字になってしまいます。

LOL( laugh out loud / laughing out loud )
日本語で言うところの(笑)です。これは有名ですね。


ここで少し余談!

英語学習をしていると、英語の語彙の多さに困惑する方のいらっしゃるのではないでしょうか?下記記事では、英語の歴史について詳しく解説しているので、この記事を読んで英語の語彙を攻略していきましょう♪♪

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ビジネスシーンで使われる略語

次はビジネスシーン(主にメール)でよく使われる略語です。

どのような略語が用いられるのかは社内のチームにもよりますが、理解をしておかないとコミュニケーションが取れませんので、よく使われるものをピックアップしてみました。

これでメールの文面もスッキリすると思います。

ASAP( as soon as possible )
「できるだけ早く」です。プロジェクトのマネージャーがチームメンバーに対して、急ぎの対応をお願いするときに使われます。会話の中でも「エーサップ!」と使われることがあります。

“urgent!”と同じような状況ですね。

NR( no return )
訪問先に行って、会社に戻らずに自宅に戻ること。いわゆる「直帰します」です。

TBA( to be announced )
「詳細は追ってお知らせします」というまだ決まっていないことだけど、事前に告知している状況です。

TBD ( to be determined )
TBAと似ていますが、「詳細は決定され次第お知らせします」といったニュアンスです。

ETA ( estimated time of arrival )
「予定到着時間」ことです。訪問のアポイントや荷物を受け取るときに使われます。

COB ( close of business )
「業務終了時間」という意味です。
「今日中にXXXしてください」というお願いをするときに使われますが、各国によってCOBも違いますし、時差もあるし解釈は難しいですが、自分の所属しているオフィスの定時までにと解釈すればよいでしょう。

OTOH ( on the other hand )
「一方で」という、2つが対比されるような状況を表現する前置きとして使われます。

IOW ( in other words )
「言い換えると」「つまり」と別の表現で説明する前置きとして使われます。

HTH ( hope this helps )
「お役に立たれば嬉しいです」と何か相手にアドバイスをしたり、情報を提供したあとで、最後に添える表現です。

IMO ( in my opinion )
「私の個人的な意見ですが・・・」と、少しソフトな当たりにするための前置きとして使われます。英語には英語がなくてストレートな表現が多いと言われますが、ビジネスシーンでは当たりの強い表現は避ける傾向にあります。


ここでまた少し余談!

下記記事では、英語の複数形について解説しています!間違えやすい注意点も一緒に紹介しているのでぜひ参考にしてみて下さい♪♪

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まとめ

いかがでしたか。

略語は覚えてしまえば本当にコミュニケーションがラクになります。

注意点としては友達同士においてもビジネスシーンにおいても、「そのコミュニティでは適切な略語表現なのか」ということです。

英語はさまざまな国で話されています。

特にビジネスにおいては、全世界で使われている言語ですので背景となる文化や業界によって使われる表現が違うでしょう。

あらかじめ略語を理解することは大切ですが、そのコミュニティでどんな略語が使われているのか、しばらく様子を見ることをオススメします。