ネイティブが使う英語の口癖10選!!これでもう戸惑わない!

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普段、私たちが日本語で会話をする時に、
多くの人が口癖のようによく使う言い回しがいくつかあると思います。

例えば、 ・要は / 要するに
・というか / ってゆーか
・一応
・ある意味
・とりあえず
・ヤバい
などなど、挙げていったらキリはありません。

皆さんも何かしら口癖を持っているのではないでしょうか?または、この口癖、友達がよく使うなぁというものがあるかもしれませんね。

これらのようなネイティブスピーカーが使う口癖はもちろん英語にも存在します。

多くの英語ネイティブスピーカーは私たちと同じく、普段無意識で使っています。

口癖だと知らないと、アメリカやイギリスなど留学や仕事で渡航した先でアメリカ人やイギリス人など誰かと英語で話している時に、 「どういう意味なんだろう?」
「なんでそこでそれを言うんだろう?」
と疑問に思うでしょうし、それが原因で聞いてる英語が理解できないということも起き得るでしょう。

口癖を質問と勘違いして、応答するのに戸惑ってしまうこともあるかもしれません。

そこで今回は、英語ネイティブスピーカーがよく使う口癖を10個厳選してご紹介したいと思います!

口癖って英語でなんて言う?

まずは、そもそも「口癖」は英語でなんて言うかを学びましょう。

「口癖」を英語で表現するには、以下が挙げられます。

・say 〜 a lot
・habit
・favorite word

say 〜 a lot

「〜を多く言う」と言えば、つまり「〜が口癖」という意味で表現ができます。

例えば、 I say “Mitaina” a lot.
私は「みたいな」が口癖です。

He says “Mendokusai” a lot.
かれは「めんどくさい」が口癖です。 というように使うことができます。

habit

habitは、習慣や癖を意味する単語です。

例えば誰かに「いつもその言葉言うね」と指摘されたら、 I know, that's my habit!
そうなの、癖なんです! のように、「my habit」で「私の(口)癖」と表現できます。

favorite word

favorite wordは特にネガティブなニュアンスはなく、単純に「こういう言い回しをするのが好きだからよく使う」という感覚で使うことができます。

他にも 「favorite line」
「favorite saying」
なども使えます。

自分が気に入って会話の中でよく使うドラマや映画、有名な人の言った言葉の引用、自分で作ったオリジナルの造語などを指す時に使えます。


ここで少し余談!

「口癖」に関連して、「癖」に関する英語の記事を載せておきますね。気になる方はぜひ合わせて読んでみてください。

nativecamp.net


英語ネイティブスピーカーが使う口癖10選

ここでは、多くの英語ネイティブスピーカーが日常的によく使う口癖を10個厳選してご紹介します。

いずれもよく使われるため、どういう意味で使われているのかを知っておくことで、実際に話し相手が使っても戸惑わなくてすみます。

また、自ら使ってみることで、より自然なネイティブスピーカーのような英語の話し方もできます!

このように、口癖やその特徴を覚えることが外国人との英会話のコミュニケーションに役立つのです。

you know

you knowは直訳すれば「あなたは知っている」ですが、会話の中で、文と文の間に出てくる口癖として使われている時は「ほら、えーっと、あのー」といったニュアンスになります。

会話の出だしにも、途中にも使われることがある口癖です。

you knowと似たものにつなぎ言葉の「Well...」があります。

日本語を話す時に「えーっと」「あのー」などをよく使う方が多いと思いますが、このような言葉をfiller(フィラー)と呼ばれています。
(「fill(埋める)」と「-er (〜するもの)」、つまり間を埋めるという意味です。)

もちろんフィラーは使わないで話せたほうが良いですが、実際はかなり多くの人たちがyou knowを会話の中で口癖のように使います。

例文
Sorry, I couldn't reply to your message because I was, you know, I was busy at that time.
すみません、あなたへのメッセージに返信できませんでした、というのも、あのぉ、忙しかったんです。

I mean

日常の中で、you knowに匹敵するくらい多くのネイティブスピーカーが使う口癖がI meanです。

I meanは直訳したら「私は意味する」ですが、会話内で口癖のように使われるのは、「補足説明」や「発言の訂正」をする時です。

また、「you know」のように「えーっと、そうだな」のような「前置き」も意味します。

主語がIということからも分かるように、周りに自分の意見や考えを伝えるときに使える口癖です。

例文
I want to live in the countryside. I mean, I like Tokyo, but I want to spend time more slowly.
田舎に住みたいです。というのも、東京は好きですが、もっとゆっくり時を過ごしたいんです。

You know what I mean?

You know what I mean?はまさに読んで字の如く「私が意味してることわかる?」、つまり「言ってることわかる?」「言いたいことわかるよね?」というような意味です。

海外留学の語学学校などでこのフレーズを頻繁に使う人がいて、積極的だなぁという印象を受けたことがあるかもしれません。

このフレーズは基本的に文末に付け足されることが多く、口癖のように言う人もいますが、あまりにも頻繁に使うと相手が嫌な気持ちになる可能性もあるので注意が必要です。

Each person is unique, so you don't have to compare yourself to others, you know what I mean?
みんなそれぞれ違うから、自分を他人と比べる必要はないですよ、言ってることわかりますか?

I know, right?

I know, right?は、「でしょ?」「だよね?」「そうだよね」といった意味で使われるフレーズで、よく使われます。

相手が言ったことに同意したい時に、リアクションとして使うもので、クエスチョンマークが付いてはいますが、疑問文として何か聞かれているわけではありません。

例文 
A: I don't know why it takes 3 days. It's too long.
なぜそれが3日かかるのかわかりません。長すぎです

B: I know, right? I don't want to wait for that long.
ですよね?そんなに長い間待ちたくないです。

I don't know

I don't knowは直訳すれば「わからない」となりますが、ネイティブスピーカーが口癖のように言う場合、「これから言うことが絶対合ってるという自信はないが」という意味の前置きになります。

そのため、ストレートに言うと角が立つようなことでも、これを言うことによってクッション的な役割を果たすこともあります。

また海外でこれを聞くたびに、知らないことを知らないと正直に言うんだなと思わされる口癖でもあります。

例文
I don't know, but I think you should tell him to do that.
確信はないですが、彼にそれをするように言ったほうが良いと私は思います。

like

口癖の定番と言えば「like」です。
「好き」という意味ではなく「〜のような」という意味で使われます。

ですが、まさしく口癖のように、特に意味のないところで「like」を使う人たちも多いです。

使わなくても良いところでわざわざ使ってみたり、使い過ぎないようにするのが無難です。

例文
When I got home, my younger brother was like, he was using my laptop, and I was like, “Why are you using my laptop?”
家に着いた時、弟がなんか、私のノートパソコンを使ってて、私は「なんで私のノートパソコンを使ってるの?」みたいになりました。

kind of

kind ofはよく 「What kind of 〜 do you like?」 のような「種類」としての意味で使われますが、「ちょっと」「まあまあ」といった意味で、口癖のように使っているネイティブスピーカーはかなり多いです。

使い方は色々ありますが、基本的に動詞のすぐ後に置いて使われます。ちなみに「sort of」も同じような意味で使えます。

例文
I kind of like it.
まあまあ好きです。

Did it go well? - Yeah, kind of.
うまくいきましたか? - まぁ、そうですね。

Oh, man

「man」は「男」という意味ですが、「oh man」は、 ・なんてこった
・しまった
のような、良くない状況に対して嘆いたり相槌として よく使われます。「oh my gosh」に似たような使い方になります。

使う際は絶望しているかのような言い方になります。

例文
Oh, man! My laptop is not working.
なんてこった、私のノートパソコンが機能してません。

Oh, man! I forgot my passport!!
しまった、パスポートを忘れてきました!

definitely

definitelyは、返事をする時に「もちろん」「その通り」などのような意味で使われることが多いです。

ごく当たり前に使われるので、口癖とは呼べないかもしれませんが、人の口癖のように頻出するので覚えておくと良いでしょう。

なお、absolutelyも同じような使い方ができるので覚えておきましょう。

例文
Are you coming to the party tonight? - Definitely.
今夜パーティーには来ますか?- もちろんです。

pretty much

「pretty much」は「ほとんど」という意味で、口癖のように使う人もいます。
返事をするときに、「pretty much」単体だけで使うこともできます。

例文
I've been in Japan pretty much my whole life.
ほぼ今までずっと日本にいます。

Are you done with your homework? - Pretty much.
宿題は終わりましたか?- ほとんど終わりました。


またまた余談!

「口癖」を学んだところで、もっとネイティブスピーカーとの会話に馴染みたい!そんな方のために以下の記事をご紹介します!ぜひ読んでみてくださいね。

nativecamp.net


まとめ

いかがでしたでしょうか?

実際は、私たち日本人と同じように、英語ネイティブスピーカーの方たちも人によって口癖は違います。

そのため、今回紹介したものが全てではありませんが、これだけ知っておくだけでも、ネイティブスピーカーの会話が聞きやすくなるでしょう。

語学留学のブログにも口癖を取り上げた記事があるほど、留学生活や日常会話には知っておきたいものなのです。

また、もし自分の「日本語での口癖」があるのであれば、ぜひそれを英語で何ていうのかを調べてみましょう。

なお、繰り返しになりますが、you knowやlikeのような、間をつなぐためのフィラーの使いすぎは要注意です。

なぜなら、日本語でも「あのー、ほらほら、あれみたい」を連発されると、とても聞きづらいですよね。

自然に使う分には問題ありませんが、一度口癖になってしまうと、なかなか直すのが大変になるので、適度に使うようにしましょう!